周りは反対する人ばかり。それでも必死で勉強して県内トップの静岡高校に合格した話
僕にとっては生まれて初めて、自分の人生を自分で決める経験だった。
僕は小学3年の頃から野球をやっており、高校では甲子園に行きたいと思っていた。
そんな中、僕が行きたい高校は一択だった。
静岡県立静岡高等学校。
県内で甲子園出場回数最多、学力も東大に何人も輩出している超進学校だ。
静岡県民だったら、誰もが一度は憧れる高校にどうしても行きたかった。
中学3年の時、僕は当時の担任の先生に「しずこう」(静岡県立静岡高等学校の略)に行きたいと打ち明けた。
その時の先生の反応は今でも覚えている。
「しずこうはね、この中学から2〜3年に一人出るか出ないかの学校だよ?今のあなたの学力じゃ進学校に行けるかどうかもわからないし、行けたとしてもドベだよ。」
と言って、自分の学力相応だと思っている高校のパンフレットだけを渡された。
友達にしずこうに行きたいと言っても、
「お前バカかよ!行けるわけねえだろ。」
と言われた。
けど僕には絶対に行けるという確信があった。
それは、
高校受験の時に大学の受験倍率を知っていたからだ。
大学の倍率は、私立大の人気学部で6倍から10倍。
それに対してしずこうは1.3倍とか多い年でも1.7倍だった。
これはみんな知らないだけで絶対に合格できる。
そう思った僕は、誰にも負けないくらいの勉強量をこなした。
受験期になると、毎日毎日受験勉強計画とその日の勉強時間を書いた紙を提出する。
クラスのトップの学力のやつでも月大体80〜90時間だったところ、僕は200時間を超えていた。
誤魔化して多く書いてるだろと言われることもあったが、むしろ努力しているのをバレたくなかったので控えめに書いていた。
結局、受験間際まで模試でA判定をもらったことは一度もなかった。
A判定どころかいつもDばかりだった。
しかし、受験当日は奇跡が起きた笑
数学の問題で、最初全然わからなくて頭が真っ白になったが一度深呼吸して3分間仮眠したら急に頭が冴えた。
結果、県内No.1と言われる高校になんとかギリギリで合格することができた。
その時親にガラケーで電話したことは今でも忘れない。
本当に自然に涙が出ていた。
この経験が僕の中ではとても大きく残っている。
どんなことでも誰よりも努力して最後まで諦めなければ奇跡は必ず起きる。
今はあれから月日が経って社会人になっているが、これからもめちゃくちゃ大きいことに挑戦し続けていきたい。
周りに笑われない人生なんて刺激がなくてつまらない!!
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