【1月8日】日経新聞まとめ
おはようございます!
そろそろ正月気分が抜けてきた頃だと思いますが、
気がつけば寒さも一段と厳しくなってるので、体調管理には気をつけて、
今日も元気に頑張っていきましょう😆
それでは早速解説していきます!
2面 米就業者数、12月19.9万人増
→さあ、今月もやってきました!
アメリカの雇用統計!
「第一金曜日は雇用統計」これは呪文として覚えておく言葉でしたね。
この前FOMCの議事要旨が発表され、これからさらに金融引き締めを強めていくぞという流れの中で、今回の雇用統計はかなり注目されていました。
それでは内容を解説していきます!
まずは結果から!
・就業者数:19.9万人増(予想42万人増)
・失業率:3.9%(予想4.1%)
・時給:4.8%上昇(予想4.2%上昇)
まずは就業者数。
アメリカで就業してる人がどのくらい増えたか減ったかということを表すもので、この数値が高いと、経済が活発に動いてると判断できるよ。
そして大事なのは、予想とどれだけ乖離してるかなんだけど、今回は、予想を大幅に下回ったよ。
けど今回注目すべきは、前月のみの数値じゃなくて、2021年通年の数値。
去年1年間の増加幅は、統計開始以来最多の645万人。
これは、めちゃくちゃアメリカの経済が回復してて、強いことを表しているよ。
続いて失業率。
失業率は、今現在失業してる人がどのくらいいるか?という指標で、数値が低いほど、多くの人が就業できてるという事で、経済にとってはプラス材料です。
今回は予想の4.1%に対して、3.9%だったので、予想よりよかったと判断できるよ。
最後に時給。
これは、わかりやすいと思うけど、前年同月と比べてどのくらい時給が増減したかを表すもので、今回は4.8%も上昇してるよ。今回の統計ではこれが案外びっくりポイント。
時給上昇=企業が儲かってるということです。
さらに、時給上昇→消費が増える→企業が商品の値段を上げるという動きがおきます。
じつはこの時給の上昇は、こんな感じで将来のインフレ(ものの値段が上がること)圧力なんですね。
さて、1月6日に解説したFOMCの議事要旨の話に戻ります。
アメリカではインフレが問題になっていて、次に金利をいつ上げるのか?そして、保有資産の縮小をいつするのか?ということが焦点でした。
今回の雇用統計の結果は、アメリカのインフレを裏付ける結果となったので、FRB(アメリカの中央銀行)が、金利の引き上げや保有資産の縮小などの『金融引き締め』を早めるだろうという予測が立てられます。
金融引き締めは株価にとってプラス材料でしたか?マイナス材料でしたか?
マイナス材料です。
つまり、今のアメリカにとって、今回の【良すぎる雇用統計】は、株価にとってマイナス材料なんです。
実際、今朝のニューヨークダウや、S&P500は下げて終わっています。
こういう金融ビッグイベントは、事前に今までの内容を整理して、待ち構えられるようにしておきましょう!
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