【12月21日】日経新聞まとめ
1面 今年度補正予算が成立、35兆9895億
→12月18日に説明した国家予算についておさらいです。
メインの予算=一般会計、
緊急時などに臨時に組む予算=補正予算
という言い方をしました。
この前は一般会計の話をしましたが、今回は補正予算です。
今話題の子育て世帯10万円給付なんかは、21年度の補正予算を組むことでまかなおうとしています。
その額が題名にある金額ということです。
焦点はこれが多いのか?少ないのか?ということ。
一般会計と合わせた21年度の予算は142.5兆円です。
20年度はコロナが本格的に始まったこともあって、一般会計+補正予算で175兆円の予算が組まれたけど、今回はそれに次ぐ規模。
もちろん全部税収でまかなえるわけがないので、政府は国債を発行してこのお金を調達するよ。
ということは、円の価値は今後どうなるでしょう?
今日は問題形式で終わりたいと思います笑
予算ってなんだっけ?という人は、前の記事を貼っておくので振り返ってみてください。
https://note.com/daikiehara/n/nb56502e77e63
2面 米200兆円法案、窮地に
→今日のアメリカのマーケットは確認しましたか?
ニューヨークダウ・S&P500・ナスダックは毎日確認してくださいね。
今日は大暴落してます。
その原因がこの記事です。
米の大統領バイデンさんの目玉政策である、200兆円規模の子育て支援や気候変動対策が年内に成立しないと決まったよ。
一見すると、「200兆円の経済対策が決まらず、経済が回復しないかも!」という風にとらえられそうですが、本当の焦点はそこじゃないです。
2022年に控えてる中間選挙をバイデンさんが乗り越えられないんじゃない?
というのが1番大きな不安材料。
中間選挙とは、4年に1回行われる大統領選挙の中間(2年後)に行われる選挙です。
今はアメリカの2大政党である、民主党と共和党がめちゃくちゃ僅差で争ってる状況。
こういう、どっちつかずな不安定な状態をマーケットは1番嫌う傾向があるよ。
だから今日は方向性がわからないので、とりあえず売っておこうという流れができました。
日本はアメリカの方針に大きく影響するので、日本の経済にとってももちろん大切というのは覚えておこう。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN202XM0Q1A221C2000000/
13面 中国、景気減速で利下げ
→昨日の日経平均は、これが原因で大きく株価を下げました。
最近アメリカの景気が良くなりすぎて、金利を上げていく方向に舵を切ってるということは、耳タコできるくらい説明してきました。
それと反対のことを中国はしてると思ってください。
景気が悪くなりすぎてるので、金利を下げて経済を回復させようとしてます。
今日の記事では、政策金利という金利の親玉みたいな金利を下げて、経済を回復させると発表しました。
金利を下げること自体は、株価にとってプラス材料になります。
企業はお金を借りやすくなって、経済活動を行いやすくなるから。
でも今回は、「これからは中国の時代だ!」と世界的に言われてた中で、「金利を下げないといけないくらい、中国経済まずいのかよ!」ってことで、かなりのネガティブインパクトで株が売られました。
年末にかけては株が乱高下しやすいので、去年や一昨年がどんな動きをしたのかを勉強してチャンスを逃さないようにしましょう。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78613780Q1A221C2FF2000/
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