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血統別に見るパドック講座!!



こんにちは!!


先月出しました、『血統別に見るパドック講座!!』の第2弾になります!

今回も前回に引き続き馬体の話は置いておいて、見極めやすい性格や仕草の傾向について血統別にお話させて頂けたらと思います😊

新しいパドックの見方の一つをご提案できたらなとか思ってます✋️


それでは今回もよろしくお願い致します‼️



*性格4タイプの分け方などについては下記の前作をご覧下さい、
⬇︎前作の『血統別に見るパドック講座』⬇︎



今回のラインナップはこちら!!

①激走するエイシンフラッシュ産駒は、、、
②エピファネイア産駒は内向型でも○
③ミッキーアイル産駒は断然外向型が○
④Forty Niner系は散漫型でもok!
⑤タートルボウル産駒は内向型多数
おまけ
⑥〜昨今のパドック解説について物申す〜





①激走するエイシンF産駒は、、、


なかなか産駒から大物が出ないダービー馬のエイシンフラッシュですが、中々癖が強く傾向もはっきりしている所があり、穴党血統派としては心強い味方になっております。

その傾向としては、、、


✅重い芝で○
✅距離短縮、小回り替わりで○
✅外枠が○


この3点が挙げられます。正直有名になり過ぎている所ではあるのですが、、、その激走の傾向をもっと精度良く引き当てる為にパドックでの仕草などの見極めが効果的になります。

エイシンフラッシュ産駒の特徴として、やはり前向きで激しい闘争心というのが挙げられます。上に挙げた3点は全てその前向きな闘争心を引き出すトリガーになっているものになります。

重い芝が良いのは、そういう芝の方が走りやすいから、また走りに集中できるから。距離短縮が良いのはペースが緩むと掛かってしまいやすい為、ペースが締まった方が折り合いがつきやすいから。外枠が良いのは揉まれると嫌気がさす子が多い為。こういった点を挙げるとエイシンフラッシュのダービーは一体なんだったんだと突っ込まれるかもしれませんが🤣ここでは触れないでおきます笑

逆を言えばこういった激走の引き金を引くには、掛かってしまうくらいの前向きな闘争心が無いといけませんし、パドックからそう言った面を見せてない子は穴パターンに合致しても激走してこない事が多いです。

普段から安定して走れている同産駒については例外的ですが、好凡走が極端なタイプは穴パターンに合致した際パドックで前向きで外向的な面であったりテンションの高さを見せるくらいが丁度いいでしょう。


応用として、他の好凡走が激しいタイプ(Danzig系、サウスヴィグラス産駒など)もエイシンフラッシュ産駒ほどでは無いですが条件が変わった際に前向きな面を見せていると巻き返す割合が高くなります。該当する馬を見つけた際は是非パドックでチェックです!!



🔵穴パターンに合致するエイシンフラッシュは前向きな外向型を! やや早足だったりテンションが高くても問題なし!
🔴穴パターンに合致してても落ち着き過ぎてたり、パドックの外側を見たりソワソワしてるような子は注意








②エピファネイア産駒は内向型でも○



前回のパドック講座で『Roberto系は外向型でこそ』と取り上げましたが、その例外的な種牡馬としてエピファネイア産駒を取り上げたいと思います。

エピファネイア産駒の特徴の有名どころとしては、、

✅外枠○
✅距離延長○



この2点がパドックに繋がってきます。
そもそもエピファネイアの血統構成の特徴としてスタミナが豊富なRoberto系のシンボリクリスエスの後継にあたり、同じくスタミナが豊富なSadler's wells
を内包しているかなり重い血統である事。ただ、サンデーを薄く持つ事で上がりはしっかりと使える子が多く、距離延長などで追走スピードが緩くなった際により末脚を使えるというのが同産駒の好走パターン。

なので、前回記事で触れたRoberto系の特徴である
『ハイペース耐久』としての意味合いは薄れ、距離短縮ではむしろ追走に苦しむパターンが多い。このことからなにも外向型である必要は無いという事。

揉まれると嫌気がさす子が多い点からも内向型の特徴が強い事は明白だし、そもそもエピファネイア自身が気性の荒い事で有名なシーザリオ牝系出身の馬であるため外向型の前向きな面を見せる子は恐らくレースにならないくらいにテンションが高くなってしまう事が予測できてしまう為、そういった点からもやや落ち着いてる内向型の面を見せるくらいがちょうどいい。



🔵エピファネイア産駒はやや落ち着いてる子、また集中している仕草を見せる子は買い。
🔴本来Roberto系の特徴が強いのなら多少テンションが少し高いくらいは全く問題ないが、エピファネイア産駒は例外








③ミッキーアイル産駒は断然外向型が○



今年の夏から産駒がデビューしている新種牡馬ですが既にパドックを見る限りは好走している子に傾向が出始めていると感じます。


ミッキーアイル産駒は過去に出した『新種牡馬考察』や『小倉芝1200m血統攻略』などでも度々触れていますが、やはり特徴としては卓越した前半からのスピードとそのスピードを裏付けるトモの強さでしょうか。この辺りは血統構成は違えどダイワメジャー産駒とも若干イメージが被ります。

ダイワメジャー産駒は前作で前向き過ぎるとオーバーペースになりがちで内向型の方が良いと語りましたが、ミッキーアイル産駒は現状の傾向としてはそういった内向型の仕草を見せるタイプはスタートがイマイチな印象を抱きます。

まず、同産駒の内向型の傾向を見せる子は馬体自体仕上がってない事が多いです。トモのバランスが悪い故か前駆気味の歩き方になり首が平行に近い傾向にある為、自然と周りを見ながら歩くような形になります。対して外向型のように首を高めにして堂々と歩くようなタイプはトモを中心に後脚主導で歩けている為見栄えも良いですし、そういった歩き方の子は早期から速い追走が可能です。

つまりは精神面的な所よりも馬体面でのレートが多くを占めていますが、それでも歩き方一つで判断できるならば今後のいい指標になるかと思います。



🔵やや首が高めで大きく使えてる子や早足めで歩いてる子、また物見が少ない外向型のタイプはこの産駒では積極的に買いたい。
🔴首の低い歩行や、後脚が遅れてくるような歩行の子は相対的に内向型の見え方をするがそういうタイプの子はトモに緩さが残っていることが多い為、スタートがイマイチな可能性が高いので注意。








④Forty Niner系は散漫型でもok!



Forty Niner系はミスプロの後継系統にあたり、特徴としてはミスプロの中でも早さのある系統です。代表種牡馬は、サウスヴィグラスやアドマイヤムーン、スウェプトオーヴァーボードなどが挙げられます。この系統からは中々超一流馬クラスの馬達は出てこないですが、それでもダート短距離などのその産駒得意の特定の条件では相当な強さを発揮します。

この系統の特徴としては『速さ』を取り上げましたが"集中力が切れるのも速い"特徴があります。

もっとも有名な例として、アドマイヤムーン産駒のファインニードルが🇭🇰のG1香港スプリントに挑戦した際、ゲート内で発馬を長時間待たされるアクシデントがありました。その際に鞍上の川田Jが『待たされて気持ちを失ってしまった』とコメントしているのも印象的でした


⬇︎当時の参考記事⬇︎



やはりこれも集中力の持続が短い上の弱点としてあげられるものかと思います。

同系統のサウスヴィグラス産駒だと、"揉まれ弱い"という弱点はご存知の方が多いと思います。これも揉まれてしまうとレースをやめてしまうという集中力の持続の短さが側面としてあります。そういった側面からゲートインして待たされる心配がほぼない最後入れの枠や低リスクな偶数枠も同産駒は有利に働きます。

これらの事から、パドックから集中してる仕草を前面に出していたりやる気に満ち溢れているタイプは返し馬やゲートインまでに集中が切れてしまうタイプが多いです。故にパドックではすこしボーッとしていたり物見が多かったり、レースに対して前向きじゃない仕草を見せる方が⭕️。それでもレースに行って揉まれずに得意の前半から飛ばしていくようなレースをすればそこでスイッチが入るタイプも多いのであまり心配しなくて大丈夫です。

また、この傾向は同系統以外にもStorm Cat系やDanzig系の速さに特化したタイプにも(ヘニーヒューズ、ヨハネスブルグ、Invincible Spiritなど)同系統ほどではありませんが応用が効きます。



🔵パドックでは物見が多いやぼーっとしているようなタイプが無難。レースに行ってからスイッチ入るくらいが丁度良い。
🔴パドックからガシガシ気合が入ってるタイプはレース前に集中力が切れそうなトリガーがないが精査!(奇数枠、内枠、テン負けしないかなど)余裕があれば、返し馬やゲート裏で集中が切れないかも見ておくと👍









⑤タートルボウル産駒は内向型多数



タートルボウルはNorthern Dancer系の種牡馬で🇫🇷の1400mG1を勝利しているややスピード向きの馬ですが、中々特徴が掴み切れていない方も多いと思います。2017年6月に急死しているため徐々に産駒が減る所ではありますがそれでも傾向がはっきりしているので取り上げたいと思います。


表題にもあるように同産駒の特徴としては内向型のやや弱気めな馬が多い事が挙げられます。現にパドックでも引き手に甘える仕草やパドックの外側を見ていたり、足元を見る仕草が多いです。

これらのタイプの特徴として"揉まれ弱い"事が挙げられます。同産駒の芝・ダート問わない全体の勝率-連対率は7.1%-14.2%ですがこれが7枠以降になると、9.4%-14.6%と勝率メインで上昇し全体の単勝回収率でも109%と買い続ければプラスになる案件です。逆に2枠より内だと、5.6%-13.5%と下がり単勝回収率も63%にまで下がります。連対率にさほどの差はありませんが勝ち切れるがどうかの面で差が出やすいのは明白かと思います。

実際に馬券でも内枠凡走→外枠や、多頭数→少頭数などのシチュエーションでは積極的に狙える種牡馬だと思います。内向型のやや気弱そうなパドックの様子はあまり見栄えもしないですし、マイナスに映ってしまう事が多いですがそれがこのタートルボウル産駒のデフォルトのような物ですので気にせずに上にあげたような条件ではしっかり狙っていきたい所です!!






🔵気弱な面を見せても問題なし!外枠替わりや少頭数レースでは評価を落とす必要なし。
🔴内枠で揉まれそうだったり、並びから揉まれてしまいそうなケースではマイナス。






今回は以上になります!

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