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中山記念 血統解説❕🔥


こんばちわ!!

先週のフェブラリーSの血統解説からは、最上位評価にした◎タガノビューティーが僅差の4着。。。

悪い判断では無かっただろうとは思いますが、反省や悔しさの残るレースだったなと感じています。
切り替えて、今週は中山記念の血統解説をしていきたいと思います!

それでは今週もよろしくお願いします❕🔥




~~中山記念 注目血統~~


✅持続力×マイラー指向なスピード



✅持続力×マイラー指向なスピード


中山1800mという内回りのコンパクトなコースという事もあり、上級条件になれば、終始緩みにくい持続力を求められるタフな流れになりやすい。その上で、開幕週らしくスピードも求められる事が多い。

マイラーチックなスピードを持続的に発揮できるようなタイプが活躍しやすいレースと言えます。

具体的には中距離向き種牡馬×Storm Catという配合やそれが父として一貫しているロードカナロア産駒などが注目の血統と言えるでしょう。
まだ好走馬が出ていませんが、キズナ産駒なども追々好走してくる可能性のある条件と言えるかもしれません。




~~中山記念 出走馬血統解説~~


*ここでは血統評価をA〜Dで評価していきたいと思います。たまにSが出てきます。笑
基準は下記の通り。


①好走血統に沿っているか。
②そのレースで求められる能力に沿っているか。
③その馬が前走より血統的に条件が良くなるか。
④素質を感じる血統背景であるか。


の以上4点。加えて、そこからその他条件がついて回り、それが良い方に出そうか、悪い方に出そうか、その辺りを±を付けて評価していきたいと思います。




✅ソールオリエンス

血統評価:C-


有馬記念8着から臨みます。

父がディープインパクトの全兄ブラックタイドの後継に当たるキタサンブラック。母父がSadler's Wells系の中でも柔らかさや欧州方面の前向きさを持ち合わせるMotivatorという配合。母はスキアなので、半弟(3/4同血)にヴァンドギャルド、フォティノースらがいる血統馬です。
アウトブリードベースで更にやや重そうな字面が並んでいる配合ですが、欧州方面の前向きさがあるMotivator~Rainbow Questという並びやDanehill、Green Dancerと言った、基礎スピードのあるNorthern Dancer系を内包し重すぎない仕上がりになっている好バランスの血統構成に感じます。

昨年の皐月賞を制しており、中山内回りの実績がありますが、当時は時計の掛かる馬場や、前が潰れる差し決着の展開が向いた側面が大きい為、お世辞にも中山内回りへの適性で勝利したとは言い難い。
本来はあまり得意と言えるようなコースでは無いと感じます。

特に開幕週で内有利の傾向が強くなれば、大味な競馬をする事になりやすい同馬には尚の事苦しくなるように感じる。
地力面はここでは上位の存在ですが、適性面からは評価しづらい1頭

湿った時計の掛かる馬場になる等、何かしらの恩恵が欲しい所です。




✅エルトンバローズ

血統評価:B+


マイルCS4着から臨みます。

父はディープインパクト後継の中でも欧州色の血統を内包するディープブリランテ。母父がパワーに特化したRoberto系のブライアンズタイムという配合。母方を辿ると名牝アンティックヴァリューに行き着くので、同一族にはベガ~アドマイヤベガ・アドマイヤドン・ハープスターなどがいる良血馬です。
基本的に重さがあるイメージが強い父×母父の組み合わせですが、Tom foolのクロスであったり柔らかさを助長するNasrullah系を持っていたりと、そこまでパワー一辺倒な血統では無い事が伺えるバランスの良い血統構成をしている。やや加速が遅そうな雰囲気のある血統のためスムーズにスピードに乗れるかがポイントになりそうなタイプですが、シチュエーション問わず走れるタイプと言えるでしょう。

前走のマイルCSは勝ち馬ナミュールを筆頭に、差し勢が上位を占めるレースになった。先行勢は総崩れでしたが、上位に来た中では最も前目の位置で競馬しており、評価を落とす内容ではなかったと判断しています。
その上で、本来はもう少し前目から競馬したかったのが同馬の理想でもあった為、速い上がりを求められる展開が苦しかった所もあっただろうと感じます。斤量増も響いたかなと思います。そういった中で0.2差の4着は十分力を示したと言えます。

今回は初の中山コースですが、安定した先行力を持っており自在に脚を使えるタイプだけに問題は無いか。開幕週のイメージとも合いますし、急坂や時計の掛かる芝になったとしても対応できると見る。
チャンス十分の1頭です。





✅ヒシイグアス

血統評価:A-


香港C3着から臨みます。

父がトニービンを内包するハーツクライに母父はStorm Cat系のBernsteinという血統。ハーツクライのスピード源であるBupersを母方のBusandaで刺激した好相性の配合です。母のラリズは🇦🇷の牝系ですが、どちらかというとダート的な速さを持ちつつ、南米牝系らしい豊富な体力を出すタイプ。兄弟のミッキーシーガル、スミレらのダート短距離実績からもそういった面が見て取れるかと思います。
ハーツクライ×Storm Bird系という配合ではウインバリアシオンやワンダープチュック、ステラロッサなどがおり、Storm Birdからくる馬場融通の広さが特徴になる馬が多いのも一つの傾向です。

昨年、3年前と隔年でこのレース2勝を挙げている。勝ち時計や展開なども大きく違う中で2勝を挙げており、この血統らしい万能性も見せている。適性自体は言わずもがなと言えるでしょう。

その上で、今年で8歳を迎えますがレースを絞って使っている分、衰えを少し感じるとは言え、まだ年齢よりは若い雰囲気を近走からは受ける。
それだけに横比較が重要になってくるだろうなと感じます。個人的には今回最も精査が難しい一頭かなと見ています。

同馬の近況をどう判断するか、当日まで精査していきたいと思います。




✅ソーヴァリアント

血統評価:B-


マイルCS12着から臨みます。

父はステイゴールドの後継オルフェーヴル。母父がRoberto系の中でも大箱向きの軽さと柔らかさを持つシンボリクリスエスという配合。母は桜花賞3着の実績があるソーマジックという血統馬で、半姉にはG1でも好走したマジックキャッスルや3/4同血に当たるソーグリッタリングらがいます。母方を辿るとジェンティルドンナやロジャーバローズなども輩出しているBeau Darlingに当たる良血牝系出身で、比較的大箱コースやスピードに乗りやすいシチュエーションに強い一族の出身と言えるでしょう。
その上でLt.Stevens×Thongなど、持続力を助長するタフな要素もしっかりと持ち合わせています。父や母父など、一見すると重さも感じる配合ですが、スピード要素や軽さも多く持ち合わせている並びになっており、基本的には高速馬場やスピードを発揮しやすいシチュエーションで能力を発揮するバランスの良い血統構成と言えるでしょう。

昨年の中山記念は9着と大敗していますが、その後の走りを見るに脚元の都合や気性面が絡んでの敗戦。あくまで同馬単体の難しさがでた所でもあるので、評価としては落とさなくても良いと思います。

その上で、大箱コースなどのスピードに乗りやすいシチュエーションに強く、気性的にも大味気味な競馬の方が力を発揮しやすい点から、中山の内回りの開幕週と言うとややイメージとずれる印象。
以前のように好位から運ぶ立ち回りができるかがポイントになって来そうか。ただ、武さんがこう言った難しさのある馬に乗ってくる際は、後方から溜める競馬を試みるイメージが強い点からも、そこが噛み合ってくるかがポイントでしょう。

適性的には及第点と評価します。




✅レッドモンレーヴ

血統評価:A


マイルCS9着から臨みます。

父がキンカメ後継のロードカナロア。母父がディープインパクトという配合。祖母がエアグルーヴという血統馬で、一族にはアドマイヤグルーヴ~ドゥラメンテやルーラーシップ等がいる超良血馬。
半兄弟のランフォザローゼスやレッドルレーヴとは同父系の為、3/4同血という関係性になりますが、こちらは父がロードカナロアになった事でStorm Catのスピードが足されたイメージの血統構成と言えるでしょう。
また、ノーザンテースト~トニービン色の牝系出身という事もあり、基本的には晩成っぽさもあるタイプと見ます。

前走のマイルCSは9着と敗れていますが、0.5差と小差ですし、新馬以来の関西圏のレースで輸送減りも目立ったと見受ける。万全では無かった中でと考えれば上々の内容と結果だったかなと思います。

同じ中山1800mでの勝ち星はありますが未勝利時代の物で、以降の上級条件では東京での好走が目立つ為、コンパクトな中山内回りへの対応が一つポイントになりそう。
後方からの競馬が目立つだけに開幕週のイメージとはややずれますが、注目血統に合致してくる配合である点など、血統から見たこのレースの適性自体は高そうな印象。

延長ローテを活かして、道中で楽に追走できればチャンス十分と感じます。





✅イルーシヴパンサー

血統評価:A-


マイルCS6着から臨みます。

父がトニービンを内包するサンデー系のハーツクライに、母父がキングカメハメハという配合。母イルーシヴキャットはキンカメ×Storm Catという配合(ロードカナロアと同様)で、いかにもスピードがありつつ馬場融通が広そうな万能タイプの並びになっている。
それだけに馬場や展開問わず相手なりに走れそうな辺りが魅力のタイプで、Northern Dnacerが豊富な点や、ハーツクライと相性の良いNijinskyを内包し、ハーツクライのスピード源が刺激された基礎スピードがしっかりしているタイプの血統構成です。

昨年もこのレースに出走し8着。勝負所で詰まってしまい、成す術なく敗戦。手応えは良かっただけに勿体ないなと感じたのを良く覚えております。
東京での実績が目立ちますが、ややピッチ気味な走りでもある分、小回りの中山も十分対応できると見ているのが個人的な感覚です。血統的にも適性自体は悪くないだろうと感じています。

ただ、不運や勿体の無い判断ミスに見舞われている内にピークが過ぎてしまった印象を受ける。以前ほどトップスピードの打点が無いように近走は感じているので、その辺りの塩梅が今回の評価ポイント。
そう見ているからこそ、今回の1800mへの延長、今後の2000mへの進出はプラスになるとも見ている。このレースが同馬の分岐点になるかなと思います。





✅ジオグリフ

血統評価:B-


チャンピオンズC15着から臨みます。

父はStorm Cat系の両刀種牡馬ドレフォン。母父がキングカメハメハという配合。母は牝馬重賞で活躍したアロマティコで同牝系にはインティライミやアルバート、スマートギア、アンデスクイーンなど中長距離を中心に活躍した馬を輩出している牝系出身の血統馬です。
ドレフォン産駒の牡馬という事でダートにも向きそうなタイプですが、父・母方共にNorthern Dancerを豊富に抱え、基礎スピードがある故に芝もしっかりと走れている印象です。ダートも本質的にはこなせそうですし、極端な高速馬場や瞬発力勝負以外は広く対応できそうな血統構成です。

昨年はダートへも挑戦した物の、サウジCの4着くらいの実績で結果的にはあまり良い成績を残せたとは言えないでしょう。そのサウジCもあまりレベルの高いレースでは無かった事を考えると、ダート自体あまり合っていなかったかもしれません。(血統的にはやれるはずなのですが、、、)
それ以上に、元々早熟傾向にあるドレフォン産駒を更に早期から走れるようにしたタイプという事で、3歳秋辺りから既にピークが過ぎている可能性も否めず。近走の走り振りからもそういった側面があると見ています。

当日の気配等は注意したい所ですが、精神面も含めて近況からは評価できない。基本的には評価しない方向です。






✅マテンロウスカイ

血統評価:C


東京新聞杯5着から臨みます。

父はRoberto系の中でも欧州要素を多く内包するモーリス。母父がサンデー系の中でも揉まれ弱さを内包するスペシャルウィークという配合。母はマイル前後で3勝を挙げたレッドラヴィータと言う血統馬で、近親には芝重賞を3勝しているレッドデイヴィス等がいる牝系出身です。
父母共に重めの血統が並ぶ配合ですが、サンデーの3×4を持った俊敏さやDomino血脈を持った米国ルーツの牝系出身である事など、スピード要素も併せ持っているバランスの良い並びになっている。
その上で、父方らしいタフさや馬力要素が活きた配合をしている為、基本的には父のイメージ通りのタイプと言って良いでしょう。やや完成に時間を要しそうな所もあると言えるか。

前走の東京新聞杯は中団前目から競馬し5着に敗戦。確かに上位に来た馬達が恵まれた要素が大きかったレースではありましたが、同馬もそれなりに良い形では走れており、その上での敗戦となると評価としては及第点以下と言わざるを得ない。
現状では、重賞クラスでは1歩足りないと言わざるを得ないだろうと感じます。

個人的にはもう少し成長を待ちたい所です。




✅エエヤン

血統評価:B


阪神C14着から臨みます。

父はディープインパクト後継の中でも欧州方面のタフさを内包するシルバーステート。母父がミスプロ系の中でもパワー要素が目立つWoodmanの後継ティンバーカントリーという配合。母がシルクヴィーナスなので、半兄には京成杯勝ち馬のプレイアンドリアルがいる血統馬で、牝系を辿るとアドマイヤムーンやヒシアマゾン、エフフォーリアなどを輩出した基礎スピードの高いKatiesの牝系出身という良血馬です。
やや重めの血統をしている父方ですが、それを母方のミスプロやDanzigなどの前向きなスピードや牝系由来のスピードによって軽減しているような血統構成です。また、パワーや突進力と言った所も兼ね備えており、急坂などへの対応も良いタイプと言えます。

同馬の最大打点は昨年のNZTでしょう。中盤が特に締まった中山マイルらしい流れになり先行馬には苦しくなりそうな展開を、早めに動き出した中で押し切った強いレースでした。
以降は舞台的に合っていないレースや、展開面が噛み合わあかったレースなどもあり力を出せていない印象が強い。コーナー4つの内回りではありますが、中山替わりはプラスに捉えて良いだろうと感じます。

その上で、地力面で劣る印象が強い点も挙げておきたい。中山適性でどこまで上に来れるか注目したい所です。





✅マイネルクリソーラ

血統評価:C-


中山金杯3着から臨みます。

父はRoberto系の中でもパワーや耐久性と共に素軽さを持ち合わせるスクリーンヒーロー、母父がRoberto系らしいパワーを持つムタファーウエクと言う配合。母は芝の中距離を中心に4勝を挙げたマイネトゥインクルと言う血統馬です。
父と母父系でSilver Hawkの3×3と強めのクロスを有しており、更にノーザンテーストを巻き込んだ形になっている、相似クロスのような並びの配合をしている。また3/4がHail to Reasonで1/4が非Hail to Reasonという好形配合にもなっており、タフな字面ながらに俊敏さも感じる血統構成と言えます。

基本的には小回り目のコースで、持続力を活かして立ち回るシチュエーションを得意としており、中山の内回り自体は適性としては悪くないだろうと感じます。
ただ、基本的にはスピード要素が薄い為、高速馬場や速い上がりを求められるシチュエーションには脆いと言える。

そういった意味でも、力を要する馬場になって一考したい所。開幕週の速い馬場というイメージの中では評価しにくい一頭です。





✅ドーブネ

血統評価:B


京都金杯14着から臨みます。

父がディープインパクト、母父はStorm Cat系の中でも欧州方面の前向きさを内包したFootsteps in the sandという配合。母が欧州重賞で好走した実績のあるプレミアステップスという血統馬です。
Alzaoの3×4を持ちSir GaylordのしなやかさやHalo、Turn-toの素軽さが活きた並びになっている。長く軽い上がりを使えるタイプで、Storm Catの馬場融通の広さも見える非常にバランスの取れたタイプのディープインパクト産駒です。

前走の京都記念は外枠からのレースになり、位置を取り切れなかったのが主な敗因。特に内前有利の結果になったことからも、より苦しいレースになってしまったと言える。ここは度外視で良いと思います。

基本的には先行して押し切る形に持ち込むのが同馬のスタイルですが、極端に揉まれなければ逃げにこだわる必要が無いのは同馬の強みと言える。また、馬場も極端に重くならなければ広く対応できるのはこの血統らしく評価出来るポイントと言えます。

極端に渋らず、スムーズに先行できる内目の枠が引ければチャンスはあるだろうと感じます。




✅ラーグルフ

血統評価:C∔


AJCC8着から臨みます。

父はRoberto系のモーリス。母父はFairy King系のファルブラヴで、持続力と馬力がでるSadler`s Wells×Fairy Kingのクロスを持つ配合。加えてRobertoのクロスを持つ重さのある並びをしています。
母方はBold Rulerのクロスが効いている追走力の豊富な小回り向きのタイプ。皐月賞馬ノーリーズンや欧州の名種牡馬グリーンデザートやトワイニング、ワンアンドオンリー、テーオーロイヤルなどを排出した底力のある名牝Courtly Dee系出身です。総じて、持続力や追走力を活かせるシチュエーションに強い血統構成と言えるでしょう。

昨年の中山記念は2着と好走。内容的にも不利な外枠を回しながら差し込んでくる好内容と言えるレース内容だった。血統背景も併せて、中山内回りコースは適性的にもピッタリな条件と言えるでしょう。

血統に反して軽い足取りをしているのが特徴でもあり、その分重い馬場があまり得意でない傾向にもある。ここ2走の敗戦はそういった理由もあったか。
良馬場でレースが出来れば、条件は良いだけに巻き返す可能性は十分か。




✅ボーンディスウェイ

血統評価:C∔


中山金杯4着から臨みます。

父がトニービンを内包するサンデー系のハーツクライ、母父がドイツ血統のプラティニという配合。母は🇩🇪生産の重賞馬ウィンドハックという血統馬。
ハーツクライ産駒のアウトブリードベースという意味でジャスタウェイなどとも共通点がある配合。
母方でRed GodのクロスやDamascus、Ribot、更にNorthern Dancerの中でもタフさを助長するLyphardやNijinskyと言った中速~重速帯の血統を多く抱えた追走力に乏しいタイプのハーツクライ産駒です。父らしい晩成タイプの一頭と言って良いでしょう。

前走の中山金杯は4着と好走。ただ、内前有利のレース内容になった事もあり、恵まれた形でもあるので評価としては控えめ。とは言え昇級初戦でしっかりと自分の能力を発揮できた点は評価しておきたい。
昇級初戦で対応した所とやや被るが以前よりも楽に先行できるようになった点は強調したい。ハーツクライ産駒らしく晩成気味のタイプだと見ていただけに、この進歩はプラスに捉えたいと思います。

前走に比べ更にペースアップする事が予測されるため、どこまで対応できるかがポイントになりそうですし、恐らく今回は追走過多になるだろうとも感じますが、今後の中距離戦線でやれるだけの能力が身に付いている可能性は挙げておきたいと思います。




✅タイムトゥヘヴン

血統評価:C-


京都金杯7着から臨みます。

父はキンカメ系の中でもスピードに長けたロードカナロア。母父がトニービンを内包するアドマイヤベガという配合。母が桜花賞を制しているキストゥヘヴンなので、近親には中距離重賞で実績を残すヒュミドールがいる血統馬です。
母方に豊富にHyperionを内包しており、トニービンとノーザンテーストという重いタフな要素以上に底力を感じる配合になっている。父方のスピードでバランスを取っているとは思いますが、母方のタフで思いなイメージが強く出たタイプに感じます。

基本的には後方から運ぶのが同馬の形。どちらかと言うと母方らしい走りをしているなという印象です。

好走血統にも比較的合致しており適性自体も悪くは無いと思うが、近況からも、開幕週というシチュエーションからも同馬の追い込みが決まるイメージは現状湧いていない。
ここは評価出来ず




✅ホウオウリアリティ

血統評価:D


AJCC11着から臨みます。

父はRoberto系の中でも欧州要素を多く内包するモーリス。母父がサンデー系の中でも強烈なスピードを持つIn Realityを内包するフジキセキという配合。母がキョウエイトゥルースなので、半兄にはダートG1馬のサウンドトゥルーや交流重賞を制しているアナザートゥルースなどがいる血統馬です。
ダート実績の強い牝系出身ですが、サンデーの3×4を持つなどやや軽さや俊敏さも効いた並びになっている。Lyphardなどの欧州方面の前向きさもある事で、総じて時計の掛かるシチュエーションで長く脚を使うような展開に強い血統構成と言えます。

3走前の魚沼Sでは不良馬場を好位から押し切る内容で勝利。血統的にも合致した条件での勝利だったと言えます。
基本的に好走時は先行して押し切る形を取っていますが、先行できない事も多いなど競馬ぶりが安定しないのがネック。ここら辺は調教などで近況の調子を読み取れる方が、同馬の走り時を見極められそうだなとは感じます。

その上で、前走のAJCCでは不良馬場の中で全く自分のパフォーマンスが出来なかった事からもOPレベルでは力で劣る印象です。
ここは評価出来ず




✅テーオーシリウス

血統評価:D∔


チャレンジC12着から臨みます。

父はハーツクライの後継で豊富な体力を持つジャスタウェイ、母父がRoberto系の中でも大箱向きの柔らかさや軽さを持つシンボリクリスエスという配合。母方を辿るとスカーレットインクに当たる為、一族にはダイワメジャーやダイワスカーレット、ヴァーミリアンなどがいる良血牝系出身です。
サンデーの3×4を持ち俊敏な動きが出来そうなタイプで、父ジャスタウェイと相性の良いNijinskyも内包する事で、父方のスピード源が刺激されている並びになっている。字面以上に基礎スピードのある配合で、高速馬場の持続戦などに強い血統構成と言えます。

ハナを切り積極的にペースを刻んでいくのが同馬の形。強引にでもハナを取りに行くだけに、今回もペースメイクをするだろうなと思います。

開幕週と言う事もあり、前有利の条件を活かせれば前進する可能性はあるだろうとは思いますが、基本的には評価しにくいと見ています。







~~まとめ~~




✅現状の評価


◎レッドモンレーヴ
〇エルトンバローズ
▲ヒシイグアス
△エエヤン
△イルーシヴパンサー
△ドーブネ


現状の本命は◎レッドモンレーヴとします。

基本的に後方から運ぶタイプだけに、開幕週の馬場とどこまでフィットするかがポイントにはなると思いますが、血統背景から見た適性は抜群に良いと判断します。
距離延長ローテになるだけに、追走面でゆとりが出るなどでプラスになれば十分チャンスがあると思います。

人気の中ではソールオリエンスは馬場が大きく渋らない限りは軽視。ソーヴァリアントは当日の気配を重視したい。
また馬場が渋って行けばマイネルクリソーラは入れる可能性があるとしておきたいと思います。



本日は以上になります!

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