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小倉芝1200m、血統攻略‼️



こんにちは!!

今週から小倉競馬場が開催されますね!!

今回は比較的番組数が多い『芝・1200m』の攻略記事を作ってみました!

一度下書き状態の物が消えて心が折れかけましたが、、、なんとか持ち直して作成しました(笑)

お時間ある時にご覧頂けたら嬉しいです😊
それではよろしくお願いします‼️





今回は以下のようなポイントを取り上げたいと思います!

①小倉芝1200mは強制前傾ラップコース!
②有利脚質は開催が進むごとに差し有利
③ただ差し有利でも先行で残り切れるのは、、、
④2.3歳未勝利は無条件で先行勢○


この要点さえ見て頂ければ十分です(笑)


ここより下は堅苦しい解説になります笑







①同コースは強制前傾ラップ


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上の画像は小倉芝コースの断面図になります。
ローカルコースのため平坦なイメージを持たれてる方も多いかもしれませんが、2コーナーを頂点として±3mの坂があります。

これが1200mだとスタート直後から下りに当たる。先行争いが激しい向こう正面で下り坂でほぼ強制的にスピードに乗せられるがために前傾ラップになりやすいコースに該当します。特に古馬のレースになれば前半3F32秒台も平気で出る辺り、いかにスピードに『乗ってしまう』かは大事な要素になる。


これにより何が起こるかというと、、、


✔︎前傾ラップを経験した馬の優位性
✔︎前傾ラップに強い血統の優位性
✔︎ダート血統、ダート→芝が○


この3点が挙げられる。イメージとしてはトライアングルのように隣り合った関係性にあると捉えて頂ければ分かりやすいかと思います。

ダート血統は早い前傾ラップに適性がある。→ダート血統が好走しやすい。→ダート短距離で好走できる馬が好走しやすい。というような繋がり合いになる。早いペースになった際についていけるかどうかの要素となる追走力がある、Bold RulerやIn Reality、またNorthern Dancer系の中でも早い部類になるDanzigやStorm Cat、Vice Regentなどは特に評価したい。



🔵ダート血統である、Bold Ruler、In Reality、Danzig、Storm Cat、Vice Regentなどは特に評価。
🔵ダート→芝替わりのローテや、前走に強烈な前傾ラップを経験している馬は負けていても評価。








②有利脚質は開催が進むごとに差し有利




他の競馬場の芝コースもこの傾向が該当しやすいが、、、

このコースはペースが前傾ラップに偏りやすい為、特に顕著に馬場状態によって有利脚質に差が出る。

下記は昨年の同時期開催の週ごとの着別の4コーナーの通過順の平均数値

開幕週:(3.1[1.8]-3.8-5.7)

2週目:(4 -4.4-3.7)

3週目:(3.3-4.9-6.6)

4週目:(5.7-6.4-4.7)

5週目:(4.2-3.7-4.6)

6週目:(3.1-7 -7.3)


数字だけ見ると5週目に先行有利な形に戻ってるように見えるがこれはBコース替わりの週の為か。

また、一週目の[ ]の数字はこの週に展開と適性ががどハマりしたエイシンデネブという馬が15番手から勝利した。これがあまりにハマりすぎていた為に例外的な扱いで良さそうな為。


これの数字の推移を見ると徐々にではあるが、後ろの馬の台頭が目立ち、悪くとも好位差しをするようなタイプでないと前からは厳しいことがうかがえる。ただ、大前提として下り坂が4コーナー付近までなだらかに続く以上は前から順番にスピードに乗れるという特性があるのでコース形態だけ見ると前が圧倒的に有利。

なぜ差しが決まるかというと開催が進むと当然、内から徐々に悪くなる訳だが、、、先行馬は他馬より先にその悪い馬場ゾーンに入る為前が止まりやすくなるといった魂胆。小倉1200mでは差しが決まる際はほぼ外差しになるのも馬場が悪い内とギャップが出来る為である。




🔵基本は先行有利のコース形態。ただ差しが決まるタイミングには注意!
🔵Aコース→Bコース替わりは素直に先行勢中心。









③差し有利で残る先行勢



前項で開催が進むと外差しが決まるという事については触れたが、、、

かといって全部が全部差しで決まる訳ではなく、やはり元々は先行有利のコース形態の為、先行勢も残る事はもちろんある。そこで、苦しい馬場バイアスが発生する中でも抗える血統要素として『Hペース耐久』を取り上げたい。

具体的に取り上げるならRoberto、Sadler's wells、 Never Bend、ネヴァービート、Key to the Mintなど字面で見ても重さのあるタイプの血統を抱えてる馬たちの好走が目立つ。去年の同時期の開催で、特に差しが決まりやすくなった4.6週目に着目して取り上げると、、、


✅4週目

8/17 12R
・エスト
(1番人気3着、2番手集団6番手)
母母父ダンスインザダーク (Key to the Mint内包)


8/18 7R
・パーティナシティ
(4番人気3着、逃げ)
母父Sadler's wells系


8/18 11R
・ディアンドル
(3番人気2着、4番手)
母母父エリシオ(その父、Sadler's wells全弟)


✅6週目


8/31 4R
・パーティナシティ


8/31 5R
・ハクアイブラック
(9番人気2着、逃げ)
4代母父ネヴァービート


9/1 2R
・アビエルト
(7番人気3着、逃げ)
母父Roberto系


9/1 8R
・ブリッツアウェイ
(4番人気2着、2番手)
母父Giant's Causeway(Roberto内包)
4代母父Key to the Mint


9/1 11R
・マイネルグリット
(3番人気1着、3番手)
父Roberto系
3代母父Never Bend系



と、このように差し有利の馬場状態でも好走できる先行馬には多少の重さがある事がわかる。大前提として前傾ラップに対して適性のあるダート要素などは前面に出てないといけないが、母系で抱えるなどで土台のような存在になるのが好ましい。




🔵差し馬場でも、ダート血統×Hペース耐久要素の配合を持つ先行馬は買い!
🔵Hペース耐久→Roberto、Sadler's wells、ネヴァービート、Never Bend、Key to the Mintなどがメイン。








④2.3歳未勝利戦は無条件で先行勢○


散々開催が進むと外差しが優位になると語ったが、、、2.3歳未勝利戦では外差し馬場になってもほぼ先行有利の状態が続く。理由としては、、、


✔︎ダート血統は仕上がりの早いタイプが多い
✔︎仕上がりきってない他の血統が前傾ラップの追走に苦しむから



もちろん大前提として『前有利のコース形態』と『強制前傾ラップコース』という点を踏まえた上でだが、、、

2.3歳の未勝利に出てくる馬たちはまだ完成しきっていない事が多い。そこで少しでも完成度の高さを求めるという意味でダート血統のスピードと仕上がりの速さが優位に出る。逆に早い時期から前に行けるスピードを発揮できないような重めの血統はその前半の早いペースに対しての追走に苦しんでしまい前半で勝負をつけられてしまうケースが多い。

そういった点から外差しが利く馬場でも脚が溜まらずに差せない事から、必然的に前が有利になる。

ただ、注意したいのは差し馬でも前走で超がつくようなハイペースを経験してる際は大敗していても注意したい所。後方の馬でも要は脚が溜められれば差して来れる訳であり、、、前走経験したペースが早すぎてそこから比べて追走が楽になるというケースが起これば、この条件でも注意したい所。ただ、早いペースを追走できる要素はあった上での話なので外差しが決まり始めた時は手を抜かず前走までの経験ラップを見ておきたい。



🔵2.3歳未勝利戦は先行勢優先。中でも前述した仕上がりの早いダート血統を持っていたりダート短距離経験がありつつ先行実績のある馬を選びたい。
🔵差し脚質から探るなら追走要素がある上で、前走までの経験ラップに注視








おまけ:小倉芝1200m注目種牡馬


ロードカナロア

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言わずと知れたこのコース巧者に当たる種牡馬。母方のStorm CatやIn Realityと言ったダートの早い血統を抱える事で短距離の前傾ラップに強い配合を出しやすくなっている。ロードカナロア自身はよく言われる牝系引き出し型の為、母系もしっかりと見ておきたいところではあるが、母系にStorm CatやBold Ruler.
In Realityなどが入ってくるとそのダート的なスピードが刺激されて前面に出て来やすいのでこのコースに適した配合になりやすい辺りも同産駒がこのコースで高い適性を見せる所以。

同産駒のこのコースの良馬場にフォーカスを合わせると勝率はなんと15%。連対率が23%という数字を見るといかに『勝ち切り』やすいタイプかがわかる。ただ単勝回収率は64%なので単勝オンリーで狙うのは難易度が高い印象。単軸、連軸狙いをオススメしたい。




ダイワメジャー

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こちらも連対率22%、複勝率33%を誇るコース巧者種牡馬。同産駒自体にはダート要素はほぼ皆無ではあるが、この産駒の特徴の一つとしてトモの強さが挙げられる。トモが強い子はスタートが上手くテンもしっかり早い傾向にあり、これが同産駒の前半のスピードの根元になる。

もちろん全ての産駒がそうでないので、パドックなどを見る機会があれば査収をしてもらいたい所だが、前半から飛ばしていくようなレースに対しての適性はダート血統にも負けていない。重い馬場にも強く、重馬場以上の連対率は驚異の35%。開催終盤や渋った馬場でも前半から変わりなくスピードを使える点は評価できる。また、同産駒の配合相手として相性の良いDanzigやStorm Catと言った系統たちがこのコースに相性が良い点もこの馬のコース適性を助長する。






ミッキーアイル

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今年に産駒がデビューしている新種牡馬。正直人気になりそうな予感はするが、、、ただ、適性は高いと思っているので取り上げておきたい。

やはり同馬の特徴としてはテンの速さが挙げられる。既にデビューしている子達もこの特徴はしっかり受け継がれている子が多い印象を抱く。当然テンが早い→先行できるスピードを持っている事につながるので必然的にこのコースへの適性が見られる。

ミッキーアイル自身はダート名血Alyderや母父のロックオブジブラルタルが内包しているBold Rulerなどダートの要素は多い。またアエロリットやラッキーライラックなどの活躍馬がいるステラマドリッド牝系で、この牝系の特徴として高速馬場に対して適性を見せる傾向にある。高速馬場に適性を見せるという事はスピードに強いという事なので、特に開催序盤の良馬場やBコース替わりの際のスピード勝負では積極的に狙っても良い存在になると見る。








スクリーンヒーロー

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見る人によっては意外なチョイスになりそうだが、、、

確かに同産駒の芝1200mの成績を見ると、勝率-連対率が6.1%-13.8%と平凡な数字だが小倉の芝1200mに限ると13.3%-24.4%と倍前後の数字になる。

理由としてはRoberto系特有のパワー方向のダート適性とHペース耐性にある。スクリーンヒーロー自身にダートのイメージは無いかもしれませんが、この系統は冬場の乾いたパワーのいるダートでパフォーマンスを上げるようにパワーの適性が高い。またこの系統は前述したようなHペース耐久の適性が高い為、開催が進んだ力の要る馬場×Hペースというシチュエーションにより強い。この辺りが他の1200mコースとは違った傾向になりやすい点なのでこの産駒が狙える根拠になる。

開催序盤でもスクリーンヒーローの父グラスワンダーが内包しているDanzigや母父のサンデー、更に母の奥のNasrullah系のRed Godなどしっかり早い要素や追走要素もあるため特に開催週にこだわらず狙って良いと見る。

特に他の芝1200mコースで負けて1200mの適性が疑われてこのコースに変わって穴を開けたパターンはよく見られるので(シルヴェーヌやオトナノジジョウなどを調べてみて下さい😊)その手の人気落ちもまだ狙えると見る。







まとめ!!



ザーッと語ってきましたが、下記の点を抑えてくれればなんとなく特徴が掴めると思います


✔︎先行有利コースである事
✔︎開催が進むと外差しが決まりやすい
✔︎Bコース替わりは素直に先行狙い
✔︎2.3歳未勝利戦は馬場問わず先行優先。
✔︎ダート血統、芝→ダートのローテが強い
✔︎ロードカナロア、ダイワメジャー、ミッキーアイル産駒は買える種牡馬
✔︎スクリーンヒーロー産駒の巻き返しに注意




本日は以上になります!!!

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