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2020桜花賞、血統考察

こんにちは😃

今週からはいよいよクラシックが開催されます!!
コロナの情勢などで不透明な部分は多々ありますが、それでも出来る事から進めて週末に楽しめるように準備して行きたいと思います!!

大阪杯では考察記事で上位に評価した馬が上位を占めました!!👍
この調子で、見て頂ける方の参考になる考察をして行けたらと思います😁


それでは最後まで、よろしくお願いします!!




**阪神1600m(外回り)、コース解説 **


*netkeibaより抜粋

スタートから3コーナーまでは約450m。長いバックストレッチを使っての先行争いになりますので、隊列が決まりつつペースが落ち着いてからコーナーを向かえるケースが多いです。3〜4コーナーは広くゆったりしたカーブを描いてるため、外の馬も振られずにロスを少なく追走する事が出来ます。また、緩やかな下り坂のため、惰性を付けて加速がしやすい所ではありますが長い直線&急坂に向けて溜めたい所でもありますので、折り合い面も非常に重視されます。

直線は約475mと長いので、基本的には上がりがしっかりしてる馬が台頭しやすいです。



〜桜花賞、好走血統 〜


先日大阪杯を勝ったラッキーライラックや、同馬を負かした三冠牝馬アーモンドアイ。その前の三冠牝馬ジェンティルドンナなど後に名牝と言われるような名馬の登竜門という事もあり、能力そのものが違う事もあるため血統だけの判断は難しい面もあるかと思います。

ただ、強いて挙げるならという事で下記のポイントを挙げたいと思います。

✔️サンデー×多重Northern Dancer
✔️スピード型Nasrullah(特にBold Ruler)持ち



✔️サンデー×多重Northern Dancer


多くの馬がこちらに該当すると思われるかもしれませんが、、、ポイントはNorthern Dancerが濃いという事です。サンデー×Northern Dancerは元々相性が良い配合ですが、そう言った基本の血統、いわゆる主流血統が活躍しやすい舞台という事です。

例の一つとして、、、

✅2019年2着 シゲルピンクダイヤ
ダイワメジャー(サンデー)×Sadler's wells・Danzig
→サンデー×Northern Dancer 4本


✅2017年1着 レーヌミノル
ダイワメジャー×タイキシャトル(Northern Dancer内包)
→サンデー×Northern Dancer 2本


✅2013年3着 プレンセスジャック(14番人気)
ダイワメジャー×Danzig
→サンデー×Northern Dancer 2本


ダイワメジャー×Danzig&(or)Sadler's wellsはいわゆるニックスと呼ばれる好相性の配合ですが、ダイワメジャーが内包しているノーザンテーストの父がNorthern Dancerに当たりますので、母方と合わさり強調されるといった印象です。こういった複数のNorthern Dancerがあったり、血統表の前の方に出てきてより濃い成分となる配合に注目したいです。



✔️スピード型Nasrullah(特にBold Ruler)持ち


大阪杯の時にもあげたこの血統は早期からの追走力(道中で前を楽に追いかける力や道中のペースアップにも楽に付いていける力を総称しています。)を助長してくれます。阪神JFの際にもポイントとして挙げた血統の一つです。スローになりやすいコースではありますが、やはりG1なのでトライアルよりペースが速くなることが多く、そうなった時にも対応できるか。
また、直線手前で加速する際、置かれない事も重要になりますのでそういった要素を補ってくれる血統の一つとして、今回もポイントに挙げたいと思います。


ちなみに、、、、
過去10年の3着内馬30頭中、

✅スピード型Nasrullah持ち・・・・29頭

✅スピード型Nasrullahのクロス・・14頭


3番人気以内で馬券圏外に飛んだ11頭中4頭が
スピード型Nasrullahを持っていない。ここに最初のポイントのサンデー×多重Northern Dancerのどちらにも該当していないのは11頭中7頭が該当。


挙げたポイントは人気馬の取捨に使って頂いた方が、馬券的中に繋げられるかと思います。



〜〜出走馬全頭考察〜〜




人気馬考察(想定人気1〜5番人気)



✅レシステンシア

阪神JFを勝った2歳女王です。前述した、ダイワメジャーの成功配合ですし、Bold Rulerも持っています。前走のチューリップ賞では3着に敗れていますが、JFのテン3Fが33.7と速いのに対し、35.1とスローに落として逃げた為苦手の瞬発力勝負で負けたという印象です。やはりある程度のペースで先行して粘りこむ方が血統的にも合っています。スタートやテンのスピードに関しては問題なく、普通に出ればハナが濃厚かと思います。

武豊騎手に乗り替わっていますが、脚質的にも手が合いそうな雰囲気があるので、ペースメイク込みで期待したいと思います。



✅サンクテュエール

シンザン記念の勝ち馬です。ぶっつけで臨むあたりはアーモンドアイと同じローテーションになります。母のヒルダズパッションは🇺🇸のダートG1馬です。兄弟に🇺🇸の芝・ダート両G1を勝っているヨシダに、中央の芝1800mで4勝を挙げたジークカイザーがいる良血馬です。スタートに少し課題がありますが、道中で巻き返せる自在性と追走力が十分ありますので問題ないですし、血統的にはペースが早くなってもそれほど苦労しないかと思いますが、レシステンシアがJFで作ったペースだと、ややスプリント質も求められるのでどうかなと思います。




✅マルターズディオサ

チューリップ賞の勝ち馬です。キズナ産駒は同レースに初出走ですが、キズナ単体でも上記の好走血統に当たるので問題ないかと思います。血統構成的には直線でスピードを出すことに向いているマイラー的な構成ですが、母父父にいるGone Westが早い血統ですので、JFでも大崩れはしなかったと推察します。

一度早いラップを経験しているのは強みになりますしもし仮にペースが落ちるなら展開は向くかなと言った印象です。



✅デアリングタクト

エルフィンSを好タイム&好上がりで勝ち上がりました。母母のデアリングハートは桜花賞3着やNHKマイルC2着を始め、重賞戦線で活躍した名牝です。それだけに素質の高さは随一と見込んでいます。前述したスピード型Nasrullahを持たないのは2011年に勝ったマルセリーナのみでしたが、同じくエルフィンSからのローテーションであるとことなどイメージが被ります。脚を溜めた分だけ直線で伸びる血統構成ですので、スローで流れる事が理想かと思います。

個人的には距離が伸びたオークスで狙いたいと思っています。



✅リアアメリア

阪神JFで一番人気ながら6着に敗れています。母のリアアントニアは🇺🇸の2歳ダートG1勝ち馬です。元々この配合は仕上がりが早い傾向にあり、JFでも期待されていましたが前述したスピード型Nasrullahを持たない事からハイラップについていけなかった点が大きいと思います。*他にも敗因は分析できますがここでは省略します。

能力自体は良いものを持っているので、一度ハイペースを経験して慣れが見込める点はプラスかと思います。




中穴馬考察 (想定6〜11番人気)



✅クラヴァシュドール

父のハーツクライは晩成気味の血統ですが、それを母父のGiants CausewayやStorm Birdのクロスなどの仕上がりの早い米国的要素が揃い、カバーしている印象です。Bold Rulerを複数持っていますし、ハイペースだったJFで3着があるように追走も問題ありません。末脚もしっかり出せる血統なので、この舞台では大崩れしなさそうな血統と言えます。



✅ミヤマザクラ

クイーンCの覇者です。父はディープですがレースぶりを見るにクロフネの牝系の特徴をよく受け継いでる印象です。切れる脚よりも、先行して渋とく脚を伸ばす方が合ってると見ます。それだけに、同型が多くいる今回はどうかと感じます。

枠の並びが大事になる一頭かなと思います。



✅マジックキャッスル

母のソーマジックは桜花賞3着の実績があります。兄弟にはOP馬のソーグリッタリングを始め、勝ち上がり馬が多くいます。ディープ×Fairy Kingの配合はハープスターやジュールポーレル、コントラチェックなどマイルの適性が高い牝馬の名が連なるので好相性と言えますが、母父のRoberto系が早熟性という点では邪魔をしている印象なので、現段階でどの程度完成しているか精査したい一頭です。



✅ウーマンズハート

父ハーツクライ×Shamardalの配合で、前述したクラヴァシュドールと同じようなイメージを受けます。ただ、こちらは兄弟にダート短距離馬のデザートストーム。叔父にはスプリントG1でも活躍したティーハーフやラッキーナインがいるゴドルフィンらしい血統と言えます。

それだけに完成はもう少し晩年になると感じる血統です。



✅ヤマカツマーメイド

新馬戦以降は全て掲示板確保と、安定した成績を残していますが、サンデーサイレンスを持たない事はこのコースでは不利なる点が気になります。個人的にはベストは1200〜1400mかなとも思いますので、この舞台では軽視をしたい存在です。




✅スマイルカナ

ディープ×米国型の血統という観点では成功配合の一つですので一定の評価をして良いと思います。母のエーシンクールディは中央ダート3勝に地方重賞も6勝と、ダートが主戦場でしたので前傾ラップにも対応できる点は強みかと思います。また、この馬も前に行きたい展開を握る一頭ですので、枠順などは慎重に精査したい所です。




大穴馬考察(想定12〜人気)



✅エーポス

半兄のカイザーミノルがマイル付近で活躍するように距離適性としては高いと思います。ジャスタウェイのイメージとしては距離適性が少し短いハーツクライと言った印象。Wild Againも効いて前傾ラップに強い印象。Northern DancerやNasrullahも複数持っているため血統構成的には問題ありません。

ただ、阪神1400に高い適性を見せすぎた点は少し気になります。



✅インターミッション

アネモネSを勝って出走します。叔父にダノンシャークがいる良血馬。兄弟のフィオレドーロからもマイルより長い距離で脚を溜めながら運ぶ方が活躍できそうな血統。中山の1600mのみの出走経験で(2-0-1-0)ですが、母のレイカーラがターコイズSなど中山マイルを2勝しているなど、母の適性が出たかなという印象。

阪神のマイルが合うかどうかは少し疑問が残る。




✅ヒルノマリブ

父のゴールドアリュールはダート適性の高いサンデー系。兄弟には芝・ダート共に勝ち星のある馬が多数いるので、ダート適性の高い父でも芝で走れていると言った印象。ただ、本質としてはダートに寄っている感が強いので、この舞台では強い前傾ラップになったりパワーを要する馬場にならないと厳しいかなと言った印象。



✅ケープゴット

父ダイワメジャーにミスプロ×Storm Catという配合はカレンブラックヒルに近い血統構成。ただ、姪のアゴベイが短距離馬であるようにこの馬も1200mのスピードが強調されているように見える。マイルは長いと判断せざるを得ない。



✅フィオリキアリ

父キズナに母父はIn Reality系。In Realityはダート&短距離での適性が強く、また主張が強い血統で知られます。血統構成的にはダート替わりや少し力のいるダートが狙い目といった所。阪神マイルでは適性が落ちると言った印象です。



✅チェーンオブラブ

父ハーツクライに母父父にいるMachiavellianという配合はシュヴルグランやロジクライと同じ配合(母父にて)また、奥にDanzigがいる辺りはロジクライに近いと言った印象。ただ、Pulpitが芝では少しスピード不足の印象なので、もう少し距離が伸びたりタフな馬場になった時が狙い目かもしれません。



✅ナイントゥファイブ

父スクリーンヒーロー、母父Blu Air Force共にRoberto系で4×5のクロス。母のベットーレは🇮🇹の短距離G3を勝つなど総じて、前半が早くなる短距離の方が最後までスピードを維持して相対的に上位に来れると言った印象。壊滅的にペースが早くなった時など特殊的な条件がないと上位は厳しいと感じます。




現状の印


◉レシステンシア
○クラヴァシュドール
△マルターズディオサ
△リアアメリア
△マジックキャッスル
△スマイルカナ
☆デアリングタクト


本命はレシステンシア。スタートも早く二の脚も早い、問題なくハナには立てると評価。問題はペースだがスローに落とすとキレ負けする事は前走で立証された以上、JFと近いラップで逃げるであろうという展開に絞りたい。前半3F34.0前後で行ければ同馬の展開になり勝ち切れると予想。対抗のクラヴァシュドールもハイペースには対応できる血統、下手に勝ちに行くと大目玉を食う可能性はあるが、普通に乗れば十分に上位に来れると見る。

☆をつけたデアリングタクトは一昨年のアーモンドアイと同じように、後方で揉まれずに構えれば馬群を一気に飲み込む末脚を発揮する可能性はある。エルフィンSを1:33秒台で勝利したのはこの馬とウォッカのみ。素質はメンバー1と見て、期待したい。



以上になります。
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