見出し画像

皐月賞、出走予定馬全頭考察

こんにちは!!

桜花賞では見事にデアリングタクトが大外から差し切りを決め新女王の座を射止めました。この考察記事を出した段階では雨☔️が読めてなかったのですが、それでも見解通りに行ったなという点は多くあり、反響も頂けたのは嬉しい限りです😊😊


今週も週中から週末にも雨☂️の予報がちょこちょことあり、馬場が重くなることが予測されます。タフな馬場の適性に対しても考察で言及していけたらと思います。


それでは最後までお付き合いの程、よろしくお願い致します!!また、参考になりましたらイイネやリツイート、スキもして頂けたら嬉しいです😊👍





**中山芝2000m、コース解説 **


*netkeibaより抜粋

内回りを使用します。スタートしてから第1コーナーまで約400mあるためゆとりのある先行争いが鍵になります。その為スピードに乗った状態で1コーナーを迎える為、前傾ラップや均一的なラップになることが多く見られます。また、2コーナーにかけて上り坂があり単騎で先行したい馬にとっては詰められたくない為ここでラップを落としたくないという騎手心理も働くのでしょう。バックストレッチは残り1000mまで緩やかな下り坂の為、ここまでは基本的にペースが落ちにくいです。後半1000mは直線の急坂までほぼ平坦。下り坂で乗ったスピードが徐々に失われてくるので3コーナー前後からラップが落ち始め馬群が詰まり始めるのでここからはよりスタミナを問われる持続力勝負。直線では急坂に耐えられるパワーも問われることになります。




〜〜皐月賞好走血統〜〜



皐月賞の好血統は大きく分けて2パターンに分けて紹介したいと思います。

①高速決着(1:58.0前後の決着)
②時計の掛かった決着(2:00.0〜前後の決着)


②のパターンが多かったのですが、近年では馬場が高速化してきた事に伴い①のパターンも多く出てきたのでここは分けて考えたいと思います。





①高速決着


例としては去年や2017年、2016年などが当たります。好走例のパターンとしては下記を挙げたいと思います。


✅マイル、もしくは1800m重賞での好上がり(3位以内)実績。
✅主流血統(サンデー系やキンカメ系)×Bold Ruler


上記の2点が主なポイントに当たります。例を下に取り上げたいと思います。





マイル、1800m重賞の好上がり実績。



レース全体のラップが締まるため、マイル寄りのスピードが求められる形になります。マイル特有の長く脚を使う展開になる事も追い風になります。代表的な例としては穴評価ながら勝ちに至った、2017年1着、アルアインと2016年1着ディーマジェスティでしょう。


🔵アルアイン
→新馬戦・京都1600m1着(上がり最速)
千両賞・阪神1600m1着(上がり二位)

🔵ディーマジェスティ
→新馬戦・札幌1500m2着(上がり最速)
共同通信杯・東京1800m1着(上がり最速)


特にディーマジェスティに関しては後のダービー1.2着馬相手にマイルで発揮するスピード適性で上位を取った形。他にもペルシアンナイトやダンビュライト、遡ればロゴタイプやコディーノなどもこちらに該当。去年の中ではサートゥルナーリアとヴェロックスは該当していませんが、前者は同舞台のG1勝ちに後者は1800重賞で4着ながら標準時計よりも相当に早い走破時計を持っていました。




主流血統×Bold Ruler



主にはBold Rulerを内包している、Storm CatやSadler's wells、フレンチデピュティなどを母方に持っている事で早期からの追走力(機動力)を助長し小回りコース適性をアップしてくれるものです。


🔵サートゥルナーリア(2019年1着)
→父・ロードカナロア×母母父・Sadler's wells

🔵ダノンキングリー(同年3着)
→父・ディープ×母父Storm Cat

🔵アルアイン(2017年1着)
→父・ディープ×母父A.P.Indy系(大系統Bold Ruler)


などが、例になります。他にはディーマジェスティ、マカヒキ、リアルスティールなども該当する組み合わせです。




②時計の掛かる決着

 


こちらは主に2018年、2014年、2012年などが該当する事になります。


✅ノーザンテースト持ち
✅小回り2000m実績


この2点を挙げたいと思います。



ノーザンテースト持ち



オルフェーヴルやルーラーシップが内包している、スタミナや勝負根性を助長してくれる血統要素になります。早期の段階ではスピードに欠けてしまう印象がありますがタフさという面では抜群ですので、時計の掛かる馬場でかつ前傾ラップになりやすいこのコースではピッタリの要素になると言えます。


🔵2018年1着エポカドーロ
→父オルフェーヴル(母母父、父母母父に内包)
🔵2着サンリヴァル
→父ルーラーシップ(母母父に内包)
🔵3着ジェネラーレウーノ
→父スクリーンヒーロー(母母父に内包)

🔵2014年3着ウインフルブルーム
→母母父にノーザンテースト

🔵2012年1着ゴールドシップ
→父ステイゴールド(母母父に内包)


サンプル数は少し少ないですが2018年に関してはワンツースリーでした。ちなみにこの2018年に関しては上位三頭以外にノーザンテーストを持っていた馬は13着になったマイネルファンロンのみでした。




小回り2000m実績



やはり時計が掛かる時はスタミナを要するので2000mを経験してない事はかなりのハンディキャップになってしまうと言えます。2000mまでは耐えられるスタミナを最低限身につけている事が好走のポイントと言えます。


🔵2018年1着エポカドーロ
→2走前あすなろ賞1着(小倉2000m)


🔵2着サンリヴァル                                                            →3走前芙蓉S1着(同舞台OP)


🔵3着ジェネラーレウーノ                                             →前走京成杯1着(同舞台G3)



他にもトゥザワールド、ウインフルブルーム、遡ればヴィクトワールピサやエイシンフラッシュ。キャプテントゥーレや、ヴィクトリー、サンツェッペリンなどもこちらの項目に該当します。




〜共通の注目血統〜


☑️Ribot持ち

特に母方に入っている場合は注目。急坂に耐えうるパワーやスタミナを助長してくれる血統要素なので、馬場不問で持っていて損は無いと思います。ディーマジェスティやアルアイン、ダンビュライトにエポカドーロなど穴を開けるパターンの一つにもなっています。






〜〜全頭考察〜〜




上位人気馬考察(想定1〜5番人気)




コントレイル

無敗の3連勝でG1ホープフルSを勝利しています。そのホープフルSは2:01.4とやや時計を要しながら勝ちきっていますが、2走前の東スポ杯では1:44.5のレコードで勝っているため馬場の融通が利く事は証明済です。祖母のFolkloreは🇺🇸の2歳G1BCジュベナイルフィリーズを勝っているように早期から力を出せそうなのも追い風です。

2:02.台などさらに時計の掛かる馬場になった際は疑問視もしますが、絶対値が高い印象なので卒なくこなせると見て良いと思います。



サトノフラッグ

弥生賞1着馬で、今年から付いたディープインパクト 記念で勝利したディープ産駒という事も話題になりました。ディープ×Not For Saleの配合はダノンファンタジーなどがいます。母バラダセールは🇦🇷の3歳ダートG1を勝ち曽祖母のLa Baracaも🇦🇷G1を勝っていますが、この牝系は総じて軽い馬場に強い特徴があります。それだけに前走の弥生賞はタフな馬場にもかかわらず高いパフォーマンスを見せてきたのは能力が高い証拠と言えます。無論、軽い馬場になってもう一段上のパフォーマンスを見せてくる可能性は十分にあります。



サリオス

半姉にサラキアがいる良血馬で、朝日杯FSを勝っています。同馬がマイルの実績のみで、マイルで好時計を持っていますし、サラキアも軽めの馬場で瞬発力を活かす方がパフォーマンスを上げるタイプである事から、軽い馬場でないと少し厳しいかなという印象を受けます。母方にNijinskyやDanzigがいる辺りは本来だとタフな馬場は良いはずですが、いきなり重い馬場の2000mでそれもG1では少し厳しいかなという印象。

軽い馬場になった際に推したい一頭。




ヴェルトライゼンデ

ホープフルS、スプリングS共に2着を経て臨みます。皐月賞2着のワールドエースの弟にあたりますが、父がドリームジャーニーに変わって少しスピード不足感と晩成感が血統から見えます。それだけにスプリングSは低調なメンバーと見ていましたが勝ちきれなかったというのもあると思います。ただ、ノーザンテーストを持っていますし馬場が渋った方がパフォーマンスは上げてこれるかなと思っています。



クリスタルブラック

京成杯を勝って臨みます。父キズナ自体は中山コースも問題なくこなすと見ています。ダートもこなす父ですし兄弟にはダートでの勝ち星がある事や、母の奥にRobertoがいる辺りなど、時計が掛かってパワーが必要になる方が向く印象です。あとは2戦2勝のキャリアがどうか。

能力差が読みにくい一頭だと感じます。




中穴人気馬考察(想定6〜10番人気) 




マイラプソディ

母は🇺🇸ダート短距離G1馬です。母方はVice RegentやBold Ruler、Alydarなどダートの名血が揃います。兄弟にいるディライトプロミスがダートを2勝していますがどちらも湿った高速馬場でのもの。それだけに軽い馬場でスピードを活かす方が向いてると感じる。前走は重めの馬場に脚をそがれた印象。軽い馬場であればまだ巻き返せる可能性は高いという印象。




ダーリントンホール

重い馬場になった共同通信杯を勝って臨みます。父はSadler's wells系の重い血統。母父のPivotalも鈍足気味の血統だし、母方からは🇦🇺のメルボルンCを勝ったクロスカウンターが出ているので総じてタフな馬場に適性があると見て良いでしょう。逆に高速馬場になった際はスピード不足感が否めません。

重い馬場になった時に評価したい一頭。




コルテジア

きさらぎ賞を勝って臨みます。前走は圧倒的人気になったアルジャンナに意識が行く所を不意をついた点など展開が向いた面が否めないので多頭数になった今回は課題が多いかと思います。また、母母のポンデローザは中央で6勝を挙げてますが札幌と京都、東京での勝ちのみ。また四代母のKissから繋がる所には京都新聞杯を勝ったテンザンセイザやローカルや京都などの平坦コースでの勝ちが目立つサイレントクルーズやキャットアンドッグなどがいる。京都コースに適性のある牝系と言えるので中山替わりはマイナスになると見ます。



ラインベック

先日大阪杯で6着に入ったジナンボーの弟に当たります。若駒S3着以来になります。アパパネが前哨戦を取りこぼしていた辺りはひと叩きした後の方が良さそうな印象。牝系は総じてダートにも対応できる早い一族ですので、馬の完成度としては悪くないと思いますがジナンボーがそうなったようにこの馬もパワー系のディープに出ていると思います。その点は馬場が軽くても重くてもそつなくこなせそうですが、仕上がり面を精査したい一頭です。




ガロアクリーク

スプリングSを勝って臨みます。父キンシャサノキセキは短距離G1を勝ったスプリンター。それだけに前走は距離短縮で一変した印象。ヒューイットソンJが前走後のインタビューで2000mはギリギリと言っていたように、前走の上がりのラップやピッチの回転などを見ても距離の短い所か、もしくは一瞬の脚を活かすような展開が向くと見ている。

早い馬場になれば1800mの実績や短い所の適性が求められるので向くとすればそっちかなという印象を持ちます。




大穴馬考察(11番人気〜)





レクセランス

すみれSを勝ち、三連勝で臨みます。連勝ディープなので勢いは注意したい所。母のエクセランスⅡは🇫🇷の短距離G3を勝ち🇫🇷オークス3着の実績があります。母方はDanzigとGone Westで早さが強調された血統構成ですが、それでも前走は長く脚を使う展開で僅差ながら勝ち切れたのは好内容だったと踏んでいます。個人的にはダービーでの切れ味勝負で見てみたい印象。中山の急坂や前傾ラップには少々適性が劣る印象。

能力自体は人気以上にあると踏んでいます。




ビターエンダー

共同通信杯2着から臨みます。父オルフェーヴルがノーザンテーストを持っている事やここ2走の走りからも重い馬場が合うでしょう。2走前の京成杯では少頭数になりやや後傾ラップになってしまったのが敗因と見ています。前走も後傾ラップではありますがハナに立ってしまいドスローになってしまうなど皐月賞の適性としては度外視して良いレースになってしまいました。兄弟のサトノフォースは中山での好走歴がありますし、母のビタースウィートが中央ダート3勝に南関のダートマイル重賞を勝っている辺りは前傾ラップの方がこなしそう。

予測されるタフな馬場になって前傾ラップでスタミナ勝負になれば浮上があるかなと思っています。



キメラヴェリテ

若葉S2着から臨みます。その前走は初の芝でしたが、展開利も含めてよく立ち回れてたなという印象です。2歳時のレベルとしては高い門別の北海道2歳優駿を勝っているので完成度は問題無いです。元は軽い馬場に合いそうな血統構成ですし、前傾ラップになるのも合いそうです。展開の鍵を握りそうな一頭でもあるので枠順などを見て精査したい所です。



ブラックホール

札幌2歳Sを勝った馬です。その時の走りや父ゴールドシップからもタフな馬場になった方が良いのは間違いないです。ただ、母母のブルーリッジリバーが桜花賞や当時1200mだったフェアリーSの2着、叔母にモアナブルーやミッドナイトリバーなど短距離で活躍した馬がいる辺りはスピードに少し振れている印象。それだけに中山の急坂にイマイチ向いてないと感じる。

重い馬場になることが好走の前提事項と言える。




サトノフウジン

兄弟にNHKマイルC2着のギベオンやサトノルーラーがいる良血馬です。同馬も含め左回りに良績が寄っている点が気になります。仮にそうでなくても溜めて直線でスピードを出す方が向いてる血統構成ですから中山替わりがプラスになる要素は少ないと見てます。



ウインカーネリアン

父はタフな馬場だった2018年に3着になったジェネラーレウーノと同じスクリーンヒーロー。母の奥にはMill ReefやSharpen upなど重い血統が揃い、タフな馬場にもより合うと言った印象。母父のマイネルラヴが短距離馬なのでそこからスピードを補給して前傾ラップになっても対応できそうという印象ではありますがさすがに力量が、、、と言った印象。

総じて中山向きの血統ではあるので、次走以降に期待したいです。



*今回は抽選対象馬は省略させて頂きます、ご承知を、、💧




現状の印


今回は馬場が重くなることが予測されますので、そちらに振って考えたいと思います。


◎サトノフラッグ
○ビターエンダー
▲コントレイル
△ダーリントンホール
△ヴェルトライゼンデ
△クリスタルブラック
△サリオス
△キメラヴェリテ


能力の奥深さを感じたサトノフラッグを推したい。▲のコントレイルも馬場への融通が効く事を考えて高評価、逆転候補としては人気はなさそうだがビターエンダーを入れておきたい。



今回は以上になります!!
長くなりましたが、最後までご覧頂きありがとうございました!!!😊

あなたのサポートが僕の励みになります!😊😊その励みを力に変えて、役に立つ記事を作成していければと思います👍🔥