ヴィクトリアマイル、血統解説!
こんばちわ!
先週のNHKマイルCでは唯一のA+評価だったシュネルマイスターが1着!
印からも◎→△→▲で決着‼️🔥
今週も参考にして頂けるよう頑張ります!
それではよろしくお願いします‼️
〜〜東京芝1600m、コース解説〜〜
*画像はnetkeibaより抜粋
向正面の2コーナー入り口付近からスタートします。緩やかな下り坂の途中からスタートする事に加え長いバックストレッチでスピードに乗れますが、半ばほどで登り坂がある分、無理に行くと脚が持たなくなってしまいます。その分は隊列は早々と決まりやすいと言っていいでしょう。本来ペースが落ちやすい3コーナー付近で下り坂に入りますのでここではペースが落ちにくく、クラスが上がる程に前傾ラップになりやすく縦長になりやすい所以かと思います。ここから4コーナーに向けて長い直線に備えるために先行勢から順に脚を溜めるため直線入り口では一団になることが多いです。直線は500m超と長く、緩やかで長い坂がある為いかに長く末脚を使えるかといった適性が問われます。
1600mという距離ではありますが、前半のハイラップに楽についていけるかという事も大事な要素になりますので、1600m以下の適性や追走力が問われるコースになっています。
〜〜ヴィクトリアマイル、好走血統〜〜
✅In Reality、Nijinsky持ち
✅Nashua持ち
✅In Reality、Nijinsky持ち
強烈なスピードを持ち子に伝えるIn Realityに、タフで長く脚を使うことを助長するNijinskyと、この2つの相反するような要素を持つ好走血統を挙げてどうかしてるとのツッコミも受けそうですが、、、、(笑)
総じて、早い流れになった中でも上がりを使ってこれるという点ではこの2つの共通点になるかと思います。In Realityは前半から流れることに対して特に高い適性を見せます。また、そのスピードを最後まで持続することに富んでいます。また今のIn Reality持ちの活躍馬はほとんどサンデーの血と合わさることで上がりでもそのスピードを使えるという点で今の高速決着に対しての適性を求められる日本競馬にとてもマッチしている印象です。
Nijinsky持ちに関しては元々早く流れるようなタフな展開や馬場に強い血統ですが、天皇賞春の見解にもちらっと挙げたように、しっかりした長い上がりを使える欧州系の血統という点であっている印象。
また、NHKマイルCでも取り上げて、1.3着馬が持っていたDanzigも近年の高速馬場に合っているある意味トレンド的な血統ですので持っていれば注視したい血統です。
例えば2014年〜2016年の3年間で3.1.1着だったストレイトガールは父がフジキセキでIn Realityに母方にはDanzigを持っています。この馬に関してはラップバランスが三年とも違うにも関わらず好走を続けましたので適性があってたと言わざるを得ません。またこの馬が好走した2015.2014年に関しては相手にNijinsky持ちが来ていた事も切れない関係である事を物語っていると思います。(2015年:ケイアイエレガント、ミナレット 2014年メイショウマンボ)
2016年に関してはG1馬が相手でレベルの高いレースだったと言って良いかもしれませんがそれでもG1馬2頭を適性の差で負かしたと言っても良いかもしれません。
また、昨年に圧勝し『これは適性なんて関係ないだろ!』と思わせてしまったアーモンドアイもさりげなく、In RealityとNijinskyを持っています。これを言った瞬間気付く方もいるかもしれませんが、アーモンドアイの父であるロードカナロアはどちらも持っているため、このレースの注目の種牡馬になってくるでしょう。
✅Nashua持ち
これは先週の土日の僕の予想を見て頂いてる方ならピンと来るかもしれません。要は先週までの馬場傾向に沿っての好走血統とさせて頂いています。
要はミスプロ(特にKingmambo)系とRoberto系。どちらも母父にNashuaを抱える為に同居しやすい血統としても有名です。今の東京の芝はまさにそんな要素を求められるタフな高速馬場。
馬場の硬度が上がり、シンプルにスピードを求められる馬場になった際には上に挙げたNashua持ちにはやや都合が悪くなるかもしれませんが、今週も週中に降雨がある予報で、馬場自体は先週に近い状態に落ち着きそうと予想します。今週からBコースに替わるため、先週比でスピードが求められやすいシチュエーションである事は間違い無いですが、現状では先週に近い状態を想定しておきたいと思います。
〜〜VM、出走馬血統解説〜〜
*ここでは血統評価をA〜Dで評価していきたいと思います。たまにSが出てきます。笑
基準は下記の通り。
①好走血統に沿っているか。
②そのレースで求められる能力に沿っているか。
③その馬が前走より血統的に条件が良くなるか。
④素質を感じる血統背景であるか。
の以上4点。加えて、そこからその他条件がついて回り、それが良い方に出そうか、悪い方に出そうか、その辺りを±を付けて評価していきたいと思います。
✅人気馬解説(想定1〜5番人気)
グランアレグリア 血統評価:A-
大阪杯4着から臨みます。
父ディープインパクトに母父A.P.Indy系のTapit。好走血統にも挙げているSeattle Slewの後継系統ですし、同じ父、母父系では一昨年の勝ち馬アルアインも輩出している好配合。一般的にニックスと言われる母方にStorm Catを持っている場合もそうですがSecretariatを内包している為ディープインパクトが母方に内包するSir GaylordとのSomethingroyalの牝系クロスが発生する為、ダート的なスピードが備わり高速馬場適性の高い子が出る傾向にあります。
そういった要素から、1200m戦でも通用するレベルのスピードを持っていますし、純粋なスピード能力であればここでも最上位の素質を持っていると思います。そういったスピード色の強い血統である事からも、前走は初の2000mで加えてタフな芝というシチュエーションは不向きだったと捉える事が可能。それならば今回の1600m替わりはプラスになると言えます。1400mっぽい適性を求められるレース質になりやすいだけに、中距離からのローテよりは昨年の安田記念やマイルCSのようにスプリント戦から来る方が追走がスムーズに出来ると思っているだけに追走面が一点気になりますが、スピード色の強い血統という点から対応可能と見ています。
ただ、懸念があるのはその前走大阪杯の内容。水分を含んだタフな馬場でノメってしまう面もしばしばの中、3着コントレイルとまともに競り合ってしまい、おまけに競り落とされてしまう内容。個人的には精神的にも肉体的にもかなりダメージのある内容になってしまったと踏んでいます。元々、反動が出やすいタイプだけにその点はかなり心配。そういった精神面の充実→勢いが好走に反映されやすいディープ産駒だけに、連勝街道が途切れてしまった事も懸念の一つ。
能力とシンプルなコース・レース適性であれば断然という印象ではありますが、懸念の部分から断然人気ならば疑って掛かっても悪手では無いと思っています。
レシステンシア 血統評価:B-
高松宮記念2着から臨みます。
父はサンデー系の中でも前傾的なスピードとタフさを併せ持つダイワメジャー。また、ダイワメジャー×Danzigという同産駒のニックス配合馬で、更にSadler's wellsも入るとなるとメジャーエンブレムなどがいる好配合。他にもDanehill内包だとブルドックボスやラヴィングアンサーなど、Danehillの🇦🇺Danzigらしい前向きさのあるスピードが出て短距離向きに出やすい配合と言えます。
前走は初の1200m戦でしたが、馬場が渋った事で1400m質が問われた事もあり若干功を奏して好走して来ました。元々主戦場だったマイルへ戻るのは条件好転と捉えても良いかと思いますが、個人的にはDanehillの前向きさが出てきたタイミングであろうと捉えているので、現状のベストは1400m以下になっていると考えています。それだけに1400mっぽいレースになりやすいのは良いのですが、今回メンバーを見渡すと同型が多く合わせて耐久性を求められる可能性が高いとなると適性としては一枚落ちる印象です。
当然、状態が万全であれば多少タフな展開になっても能力でカバーできると思いますが、Danehillの一本調子感が出て来てると見ているので、スムーズに先行できる枠の並びが欲しい所です。
デゼル 血統評価:B-
阪神牝馬S1着から臨みます。
父ディープに母は🇫🇷オークス馬のアヴニールセルタンという良血馬です。ディープ×🇫🇷牝系という配合ではフィエールマンやミッキークイーンなどがいるように、溜めて切れる脚を使うタイプが出やすく同馬も例に漏れず。また、母方のSpecialやMill Reefと言った要素も前述の🇫🇷切れを助長していると言えます。
前走も高速馬場でのレースながら中盤が緩み、上がり3F32.5の脚で差し切りました。今回も中盤が緩むなどで、脚を溜める区間が作れるかどうかが一つ好走のポイントになるかと思いますが、例年の傾向や今年のメンバーを見渡すとなかなかそうはならなさそう。馬場が多少渋れば中盤が緩みやすいだけに、同馬にピッタリになると思います。
3歳の春頃は体質の弱さも抱えていただけに輸送が一つ懸念になっていましたが、ここ最近は馬体も増えて明らかな体質良化から問題は無いと見ます。多少使い詰め感はあるものの、一定程度間隔を空けてますしローテも問題ないと判断します。
やはり好走のポイントは脚を溜める事ができるラップになるかどうかでしょう。個人的には稍重前後の早過ぎず、遅過ぎずの中速馬場で一考したい所です。
マジックキャッスル 血統評価:A
阪神牝馬S2着から臨みます。
父はディープインパクト。母は桜花賞3着などがあるソーマジックで、兄弟にはソーグリッタリングや先日の弥生賞で4着に来たソーヴァリアントなどがいます。一族の傾向としては、東京や阪神など広いコースでパフォーマンスを上げています。牝系を辿ると、ダービー馬ロジャーバローズや三冠牝馬ジェンティルドンナを輩出したリトルブック&ドナブリーニ姉妹を出したBeau Darlingの牝系。この辺りが広いコースで活躍できる要因かと思います。
前走は前述のデゼルとほぼ差のない2着。同馬の方がデゼルより後方から運び、上がり32.3と最速。デゼルの所で前述している見解に当てはまると、同馬も溜めて良さをだすタイプではありますが(Fairy king内包などの点から)同馬はBold Rulerのクロスを持っているなどの辺りからデゼル比で言うと追走力がある分対応できるタイプと見ています。前走は久々の1600m戦だった分、相対的に位置が下がってしまったと思いますし、一度経験した分今回は慣れが見込めると思います。
母父がRoberto系のシンボリクリスエスでNashua持ちという点からも今の東京の馬場状態ともマッチしていますし、東京コース替わりも全く問題無し。前走は輸送もあってから-12キロの状態での好走なので、反動面はやや気になる物の、むしろ輸送が無い分条件好転でしょう。あとは力量面の精査。相手なりに走って来れるタイプだけに勝ち切るには展開の利が必要になると思いますが、安定して走って来そうなだけに外しにくい一頭か。
サウンドキアラ 血統評価:A
高松宮記念6着から臨みます。また、昨年の2着馬でもあります。
父ディープインパクトに母父はアグネスデジタル。ダートにも向くミスプロ系で、更に奥にはSeattle SlewとSecretariatを持ちBold Rulerのクロス持ちと追走力も豊富。Secretariatを持っていますので、常々言っているSomethingroyalクロス持ちで前向きなスピードと枯れにくいしなやかさを持つ配合。加えてスプリントG1を2勝しているビリーヴがいる、Sovereign Ladyの牝系出身で、短距離にも対応できるスピードを補給しているタイプです。好走血統でも挙げたDanzigにIn Realityを内包している所からこのレース特有の早い流れにも対応できそうです。
母方のダート血統が効いているからこそ、パワーを要する渋った芝での実績もあるのかなと分析をしていますし、馬場が重くなった際もそつなく対応出来そうな辺りは、馬場に関係なく重めの印を考えても良さそうな印象。
個人的にベストはスピードを求められる1400m〜マイルと見ています。1400m質を問われたスプリント戦の前走で6着とそれなりに対応して来ただけに、マイルの1400m質レースに替わるのはプラスになると捉えています。リピーターが走るレースでもある所から期待できる一頭と考えています。
✅中人気馬解説(想定6〜10番人気)
テルツェット 血統評価:C+
ダービー卿CT1着から臨みます。
父はディープインパクト。そこに祖母はリアルスティールとラヴズオンリーユーを輩出しているラヴズオンリーミー。また、Kingmamboや🇫🇷ダービー馬のディープ産駒、スタディオブマンを輩出した世界的良血牝系出身でもあります。Nureyev色の牝系だけにやや欧州っぽい重さのある牝系ですが、それらがDanzigやStorm Catと言ったスピード色の強いNorthern Dancer系で軽減されている印象です。
同馬に関しては馬格の面から母父のDanehill Dancerよりも母方のStorm Cat内包のSecretariatからくるSomethingroyalクロスや牝系由来の欧州っぽい柔らかさが出ている印象です。故に、早い追走に対応できるかどうかと小柄な子だけに前走比で+2キロ、初の55キロの斤量に対応できるかがポイントになるかと思います。
ただ、4連勝と勢いがありますし、上がりを使い続けているディープ産駒ですので、全てを克服して好走して来る可能性も。常々ディープが昇級に強い理由は語って来ているように、(*下記参照)むしろ牝系由来の豊富な体力からパフォーマンスを上げて来てもおかしくありません。
〈昇級ディープについて〉
ディープインパクト産駒が昇級戦・格上げ戦で好走できるのはディープインパクト特有の身体能力の高さ故にと思っているからです。同産駒のイメージとしては瞬発力に長けているイメージが強いかと思いますが、(実際に間違いでは無いと思います)個人的には体力豊富な🇬🇧牝系のHighclereと欧州血統の中でもトップスピードに長けたLyphardなどから来るバランスの良さが前にでて高い身体能力を子に継ぐ傾向にあると思います。そういった点から距離や馬場への融通性があるのだと思います。
そして、これが格下の勝負だと顕著なスローペースになる事が多く、脚を余すケースがあると思います。ただ、それでも勝ち上がる事ができれば、昇級戦でペースがより上がり持ち味の身体能力を活かしてスローペースの時とそう変わらないだけの末脚を発揮できる為に昇級戦・格上げ戦に強いのだと思います。
血統的にはどちらとも取れてしまう所なので、難しい所だと思います。過剰人気になってなければ抑えておきたい一頭。
リアアメリア 血統評価:B
阪神牝馬S9着から臨みます。
父ディープに母方にはFappiano、Gone Westと早いダートで力を発揮する🇺🇸ミスプロ系のクロス。母のリアアントニアは🇺🇸の2歳G1であるBCジュヴェナイルフィリーズを勝った🇺🇸らしい仕上がりの早いタイプで、総じて軽い芝でスピードを発揮してこその血統と言えます。
母方と合わせてSomethingroyalの3本持ちという背景からも、前向きなスピードを持っている為そのスピードを活かせる馬場・展開である事や、柔らかさを維持できるローテである事が同馬の好走の鍵になるかと思います。
そういった意味で、ここ最近はやや使い詰めのローテで、前走はほぼ力を出していないとはいえ使ってしまったことに関してはマイナスの印象を抱きます。
左回りに替わる事に関しては同馬はプラスになりますが、ローテと先行馬が多いメンバー構成でどこまで。
ダノンファンタジー 血統評価:C+
高松宮記念12着から臨みます。
父ディープインパクトに母父はNot For Sale。母父がCaro系という点では高速馬場に対して強い印象。近い配合では、ディープの後継のキズナ産駒との組み合わせではありますがキメラヴェリテなどが代表例でしょうか。加えてディープ×南米牝系という配合ではカレンブーケドールやマカヒキ、サトノダイヤモンドなど、同様に高速馬場適性が高い傾向にあります。また、この母方に南米牝系というディープ産駒の特徴として、ピークを過ぎるまでは自分が苦手としてるシチュエーションや苦しいローテでも自身の力を発揮できる傾向にあります。南米牝系特有のスピードの持続力をコース問わずに一定以上発揮できてしまうイメージです。
Not For Sale自身はHyperionを2本持っている辺りなどからある程度のスタミナとハイペース耐久があると見て良い。実績からは上がりを活かせる展開の方が良さそうではあるが、高速馬場でやる事になるなら前目につけて押し切るような競馬の方が向くと見ます。
前走は馬場、距離共々同馬には向いてなかった印象で、そこから考えれば条件としてはかなり好転。ただ、懸念は前走の悪過ぎた経験から立ち直れているかという点。前述の通り、充実している状態であれば多少悪い条件でも走れてしまうのがこの配合の特徴。前走の経験で精神的なダメージが無ければ良いが、、、そこら辺はパドックなどで見極められたらと思います。あとは前目が理想なだけに展開一つ。
マルターズディオサ 血統評価:B+
高松宮記念8着から臨みます。
父のキズナはディープインパクトの後継種牡馬。ディープ後継の中でも万能性と安定感に優れている点が強みと言えます。それこそ、先日のタフな芝だった阪神大賞典の勝ち馬で天皇賞春のディープボンドや同じ日に阪神芝1200mで勝ち星を挙げたマリーナなど、加えてダートでの活躍も豊富で産駒の活躍の場は多岐に渡ります。また、キズナ産駒の特徴として、ディープインパクト産駒同様にフレッシュさが重要になる傾向にあり、間隔を開けた事がプラスになりやすい。既に実績もありますし、今回の2ヶ月弱の間隔はプラスになるだろうと感じます。
また、母父にはスピード型のミスプロ系に当たるGone Westを持ち前傾的なスピード対応も◎。加えて母方でBest In Showの牝系クロスを持っています。この牝系はライオンボスやザール、アーモンドアイなどスピードに富んだ馬を出す特徴にあります。その牝系がクロスして特徴を全面に出していると感じます。
元々キズナ産駒自体は距離は長い方が成績が良くなっていく傾向もある分、+400mの延長ローテはプラスになると思いますし、むしろ前走の短距離経験が良い方に出るのではないかと思います。
シゲルピンクダイヤ 血統評価:C-
福島牝馬S7着から臨みます。
父ダイワメジャーにSadler's wells、Danzigと言ったレシステンシアやメジャーエンブレムなどに該当するニックス配合にあたります。ただ、この馬に関しては母方にいるDarshaanやSinndarが内包しているMill Reefの影響か上に挙げた馬よりかは少し重くなってその分欧州的な伸び脚が強化された印象。他の同配合産駒同様に前半が早くなった方が持ち味が活きる印象ではありますが、個人的にはもう少し距離を長くしたカテゴリーでその持ち味が活きそうな気もしています。
と、上記は昨年のVM時に挙げた血統解説で、ここから考えは変わらずです。実際その通りに初の2000mだった中日新聞杯で9番人気2着に好走してくれた訳ですし。
伸び脚を活かすという意味で、前走の小回りコースから広いコースに変わるのはプラスですが、東京マイルの早い流れを追走するには少し苦労しそうな印象で、距離短縮に関してはマイナスの印象。前が止まるような流れになるなど展開の助けが欲しい。
✅穴人気馬解説(想定11番人気〜)
スマイルカナ 血統評価:C-
ダービー卿CT14着から臨みます。
父はディープインパクト。母のエーシンクールディはダートで地方、交流重賞含めて15勝しているように、Forty NinerやStorm Cat、Caroなどダートのスピード要素の強い母型にあたります。叔父にエイシンヒカリやエイシンティンクルなどがいる辺りもやはり高速馬場適性が高いと見ていいと思います。ただ、それでも桜花賞の様に重い時計の掛かる馬場でも活躍できたのは近親のエイシンヒカリが🇫🇷G1イスパーン賞を勝った様に母の奥のKey to the Mintが持つ欧州的な耐久性が由来と見ます。
前走は最内枠から逃げれずスピードを活かせなかったのも痛かったですが、ゴールに近づくにつれ徐々に失速していく前には厳しい流れでした。自分の形でいければそう簡単には崩れないだけに、スムーズに行けそうな枠の並びになれば一考しても良いか。
ディアンドル 血統評価:C
新潟開催だった福島牝馬S1着から臨みます。
父はキンカメ系のルーラーシップ。母父がNijinsky内包のスペシャルウィークという点からも耐久性と長く上がりを使える事に特化した血統構成。元々短距離を使って連勝して来たあたり、前向きさが強かったり、母の奥のCaroが効いてた印象ですが、やはりこの父×母父はもう少し距離が長い方が良い印象でした。ただ、ここ最近はコンプレッションフーズ(馬具の一種:馬をリラックスさせる効果のあるメンコで通常のメンコより馬の顔を覆う面積が一般的に広い)による矯正のおかげもあり、距離を伸ばし本質に近い走りだったと感じます。
それだけに、一度伸ばした距離がどう出るか。個人的には馬場が渋るなどで中距離質を求められるレースで見たい。
ランブリングアレー 血統評価:C+
中山牝馬S1着から臨みます。
父はディープインパクト。母父は耐久性に優れたRoberto系のシンボリクリスエス。そこに祖母は京都巧者のトーセンラーやアイルハヴアナザーの父であるFlower Alleyを輩出したプリンセスオリビア。Sadler's wellsとHyperionの影響が強い牝系出身です。
そういった意味で、前走や二走前のようなタフな芝で長く脚を使うシチュエーションがベストの印象です。上がりの面も含めて、早い追走を求められる東京マイルに対しては適性としては一枚落ちると感じます。
ただ、好走血統でも挙げているように先週同様のNashua馬場ならば母父Roberto系が活きてくるかと思います。時計が掛かる馬場になるか、もしくは当日に顕著に馬場傾向が出ているならば一考したい所です。
プールヴィル 血統評価:C
阪神牝馬S4着から臨みます。
父はRed God系のLe Havre。Le Havreはデゼルの母である🇫🇷オークス馬のアヴニールセルタンの父でもあるように、🇫🇷を中心に結果を残している種牡馬。それだけに日本ではタフさや耐久性・持続力を活かされるレースで末脚を伸ばす事でパフォーマンスを上げてくる傾向にあります。
特に同馬は母方にNasrullahとHyperionを豊富に持っている為、より追走力と耐久性に富んでいるタイプ。前走のように早い流れを追いかけて、、、という形が理想。
また、前走は久々で+22キロにも関わらずしっかり走って来た辺り成長を感じます。Hyperionの豊富さからもやや奥手感がある血統なので、ここで充実期に入って来た可能性もあるかと思います。ここ最近の成長度合いでは同馬が1番と言った所でしょうか。
クリスティ 血統評価:C-
六甲S1着から臨みます。
父はディープインパクトの後継であるキズナに母父はVice Regent系のクロフネ。その奥にはIn Realityを内包しているフジキセキと、ダート的なパワーとスピードを補給したタイプといえます。過去に交流重賞の関東オークスでも3着に好走しているように、パワーを求められるシチュエーションが得意だと感じます。また、ディープ×Vice Regentの配合だとレイパパレやメイショウテンゲンなど、タフな芝でやれるパワータイプが出て来ているように、その後継のキズナ×Vice Regentの配合でも同馬以外にショウナンハレルヤやテリオスベルなどパワーに富んだタイプが出て来ています。
そう言った点からもタフな芝になってこそ、と評価せざるを得ません。早い追走を求められる東京マイルは適性としては一枚落ちる印象です。
イベリス 血統評価:B
阪神牝馬S6着から臨みます。
父はキンカメ系のロードカナロア。また、母父はBold Ruler系のボストンハーバーで、特に加速地点が下り坂のコースに合う系統です。また、散々述べたSomethingroyalの牝系クロス持ちという点からも前向きなスピードと柔らかさがあり高速馬場に強いタイプ。
また、Bold Rulerの豊富さからも前向きなスピードや追走力を助長している印象です。故に基本的には距離延長ローテがマイナスに出るタイプで前走はそういった点からラストの甘さが出た印象です。ただ、ハナに立ち均一的なラップで入れればそれなりに粘れるタイプですし、結果的に上がりを求められる馬場とラップで入ってしまったのも敗因の一つ。距離慣れを活かしてもう少し積極的に行ければ面白い存在になるのでは無いかと思います。
好走血統でも挙げたロードカナロア産駒ですし、Nashua持ちのミスプロ系出身。加えて、馬場融通の広い万能さのある血統構成からややタフな高速馬場というシチュエーションならば、、、と思っています。
レッドベルディエス 血統評価:C-
飛鳥S1着から臨みます。
父ディープインパクトに、母方はFappiano×Storm Catとややコントレイル感もある血統構成。兄弟のレッドベルオーブやレッドベルローズ、また、曽祖母Phone Chatterが🇺🇸2歳G1勝ちの実績などから比較的仕上がりが早いタイプと言えます。
とはいえ、ここ数走で上がりを安定して使えるようになって来た辺り、今が充実期と捉える事は可能で常々上がりを使い続けているディープ産駒は評価したいと述べていますが、ここでは流石に実績不足感を覚えてしまいます。
アフランシール 血統評価:D
福島牝馬S8着から臨みます。
父ハーツクライに母方はUnbridled's songを輩出した名牝系で、同牝系からは同じ新潟外回りの重賞で活躍したダコールや平坦〜下り主体のコースで活躍したビアンフェ、エントシャイデン、ブランボヌールを兄妹に持つ血統馬。
前走で本命を打っているのですが理由としては、OP入りしてから元々使っていた1400〜1600mでは追走に苦労するシーンがあっただけに父ハーツクライらしく距離が伸びて追走が楽になりパフォーマンスを上げてくる可能性は十分との見立て、走ってくるなら前走で、と思っていましたので、再度の距離短縮に加えて早い追走を求められるここは適性外とせざるを得ません。
夏の新潟重賞でお待ちしています。
〜〜現状の印〜〜
◎マジックキャッスル
○サウンドキアラ
☆イベリス
☆マルターズディオサ
枠順が出ていない木曜日の現段階では買いたいのはここまで。パフォーマンスを上げて来そうな子たちという意図で指名してあります。
枠の他にも木曜日に降った少量の雨をどう捉えるかなどを、査収したい所は多々あるため、現状ではここまでとさせて頂きます🙏💦
最終見解はまた、予想にて‼️🔥
本日は以上になります!!
最後までご覧頂きありがとうございました‼️🔥
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