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福島ダート1700m、徹底解剖!!

こんにちは!

今回は『血統講座』と題しまして、コースに絞った見解を記事にして行きたいと思います!!私事ではございますが、休みが増えてしまい空いた時間を無駄にしない為にもこういった記事を作っていけたらなと思います!!😊

今回は重賞が行われる事はないですが、番組数が多く攻略できればプラス収支に向けて大きな前進となり得る福島ダート1700mを取り上げたいと思います!!同コースについて、血統を含めたいろんな側面からアプローチしていきたいと思います!!

それでは最後まで、お付き合いの程よろしくお願い致します!!


福島ダート1700m好走傾向



今回は先に好走傾向を挙げておきます。後からコースの特性をお伝えして、好走傾向の解説として当てはめて行けたらと思います。読むのは面倒くさい!!という方はポイントだけ押さえて頂けたらと思います。笑



①馬場が早くなろうが米国型血統(特にStorm Cat、次点でBold Ruler.Vice Regent)
②先行馬(特に逃げ馬)
③距離延長組(特に1400mからがベスト)
④前走川崎(南関)出走馬



と、上記の4点を挙げたいと思います。




〜〜福島ダート1700mコース解説〜〜 


*JRA公式サイトより抜粋

福島コースは平坦コースの部類ではありますが約2mと1mの起伏がある点は押さえておきたいです。なんとなくローカルコースだからと、まっさらな平坦だと思ってる方もおおいのではないのでしょうか?実はこの坂も好走傾向を探る上で重要になります。

1700mでは直線入り口付近からのスタートになります。つまりスタートと同時に緩やかな上りになります。コーナーを回る際は下りに差し掛かり、向正面に入ると下った分を登ることになりますが3コーナー付近まで惰性的に続きます。

直線入り口では1mの下り坂があり先行馬は4コーナーで後ろを突き離すことが勝負の分かれ目となりますが、この加速をよりスムーズに助長する形になります。直線は約290mとローカルらしい短さです。全体のコース形態としては南関の川崎競馬場と似ていてややラグビーボールに近いタイトなコーナーの形態をしています。


このコースを下の二つの観点から解剖していきたいと思います!!



✅**ラップバランス **


まずはサンプルとして先週行われた同コースでのレース8鞍のラップタイムを挙げたいと思います。


4/11 1R 未勝利クラス

4/11 3R 未勝利クラス

4/12 1R 未勝利クラス

4/12 3R 未勝利クラス

4/11 6R 古馬一勝クラス

4/12 7R 古馬一勝クラス(牝馬限定)

4/11 11R 福島中央テレビ杯

4/12 11R 吾妻小富士S


クラス順に並べていますが、もちろんレースによってラップパターンやバランスは多少異なります。ただ、押さえたいポイントとしては、、、、


✅前傾ラップ頻出コースであること、
✅残り4ハロン目にラップの凹みがある、


元々ダートレースは前傾ラップになりやすいのですがダートの中距離コースの中では特に前傾ラップなりやすいコースになると言えます。先行馬が活躍しやすいコースというイメージも定着してるせいがあると思いますが、要因としては1コーナーの下り坂になると思います。純粋にラップが早くなるのもそうですしこの区間では先行馬から順に加速していくので後手を踏んだ馬は前に追い上げることがより難しくなります。また、縦長になりやすいのも一つのポイントです。

残り4ハロン目のラップに関しては向正面で後ろの馬が差を詰めてきます。ここで馬群が詰まる事になりますので、その分前の馬もここで少し加速して仕掛けに備える事が多くなります。この区間で加速をしてくるということは緩やかな上りの区間で加速をしているということ。ここで差し脚質の馬は思った以上に足を消耗しているのが最後の直線で差し届かない要因の一つとなり得ます。




坂が及ぼす影響


ラップの部分でも触れましたがラップの傾向と密接に関係しているのがこの坂です。

改めて坂を確認していきますが、スタートしてホームストレッチでの先行争いは他のコースでもあらかた早くなります。ただ、ホームストレッチは300m程ありますのである程度スピードに乗った状態で1コーナーを向かえることになります。スピードに乗った状態、というのがひとつポイントで先行した馬はそのスピードに乗った状態でコーナーの下り坂に入るので必然とペースは速くなります。向正面の緩やかな坂もペースは落ちますがスピードに乗った状態で入るのでさほど苦しさは無いと思います。ちょうどスピードが落ち着いてきた辺りで再度後ろを引き離すアクションがあるために4〜3Fでラップが凹むとも言えます。

では控えてる馬はどうかというと、この下り坂ではスピードに乗らず抑えてる事が大半かと思います。そして通常のスピード通りに坂を上り、坂の途中でやや仕掛け始めるといった調子になります。再三になりますが、これでは差し馬は必要以上に足を使うことになります。

そして4コーナーを向かえるところでは基本馬群は詰まってきますが、それでも前の馬から順番に下り坂に入り後ろを突き放すように流れるので直線に入っても先にスピードに乗った前の馬を捉えきれないという現象が起きます。直線は緩やかな上りではありますが、一度下り坂でスピードを付けているので止まりにくいと言った印象です。

福島競馬場のダート1700mが他場と比べてより先行馬圧倒的有利なのはこの辺りが関係していると思います。




という事はそのレースで先行できる馬を買うということが的中への近道という事です!そこで、出てくるのが最初に取り上げた好走傾向な訳です。②に関してはそのままなので省きます。




〜〜好走傾向まとめ〜〜

①馬場が早くなろうが米国型血統(特にStorm Cat)




大箱で捉えれば、前傾ラップに強い米国型の血統はこのコースでは優秀。他競馬場だと中距離ではキンカメ系やダートに対応できるサンデー系や乾いてパワーを要すればRoberto系などが上位にくるが、福島1700では米国型が良い。特にダートでスピードを出す事に特化したStorm Catは優秀。良馬場も不良馬場もバランスよくこなしてくれる。芝適性にスイッチしたタイプもいるが持っていれば買い目に入れる事を検討したい血統。




③距離延長組(特に前走1400m)




先行が有利になるという事で前走で速い流れを経験しているのはプラスに働く。前項で示したような血統も1400で活躍するタイプは多いのでそこからの延長は買いのローテ。また、過去に経験していた(近5走以内くらいが望ましい)という馬も注意したい。穴にもなりやすいので、是非とも抑えたい。ただ、注意したいのはあまりにもスピードに寄りすぎてる場合に乾いたパワーを要する馬場などでは少し無理があるかもしれない。

また、1600mからのローテも注意したい。1600mはダートでは東京のみだが、東京1600mコースは上がり勝負になる節があり距離延長のローテには当たるがラップバランスが大きく異なるので区別しておきたい。ただし、前半から飛ばしてバテた馬などを狙うのは面白いかもしれない。




④前走川崎出走馬




これも穴になりやすいパターンの一つ。川崎は坂が無くまっさらな平坦コースだが、タイトなコース形態はよく似ているし、地方特有の前傾ラップを経験しているという意味では侮れない。向正面スタートでは1400m・1500m・1600mの3パターンがあるがいずれも距離延長ローテになるし、特に1500mは先行争いが激化しやすいコースなので注視したい。川崎だけで無くコース形態が似ている地方競馬場はあるのでそちらからも気をつけたいところ。

ちょうど先日4/11の6Rで7番人気で勝ったブルベアカーキは川崎からの転戦でした。





〜〜注目血統〜〜




✅エスケンデレヤ

好走血統に当たるStorm Cat系。現3歳馬がファーストクロップになる。故にまだ適性や調教のメソッドが確立され切っていない所がある。

去年の夏頃にデビューした子達は芝での起用が多かった。理由としては父のGiant's Causewayが母父にシュヴァルグランやヴィヴロスを出した牝系の大元Glorious Songを母に持つRahyを抱え日本の芝に高い適性を示した事にある。現に父としてマイルCSを勝ったエイシンアポロンを出しエーシンジーラインやスズカコーズウェイと言った重賞ウイナーも出している。そう言った背景がありデビュー当初は芝の起用が多い中徐々にスピード不足感が出てくる。

しかし、年明け前後からダート起用が増え勝ち星を伸ばし始めている。今年に入ってからダートの1700〜1900mの良馬場時では複勝率3割、複勝回収率100%に乗る注目の数字に。やはり母方のAlydarやBold Rulerの影響が強い様子。

まだ、人気もしにくいだろうし、ダート替わりや特に乾いたダートでは積極的に狙いたい。


✅キズナ

エスケンデレヤ同様に今年がファーストクロップ。ディープの後継筆頭として期待されたが、その期待にそぐわない活躍をしている。ディープ系ではあるがダート替わりが良いのは周知の通り。相性の良いStorm Catを持っているだけ、同コースでの活躍が期待される。まだ、同コースでは実績に乏しいが純粋に走っていない所もあるので、出走してきた際は前向きに捉えたい。




✅カレンブラックヒル

上の二頭同様、現3歳馬がファーストクロップ。この馬もStorm Catを持ち、母父にはFappiano系を持っているためよりダート適性が強まっている。芝G1馬ではあるが、産駒はダートで活躍している子が多い。また、父ダイワメジャーや自身が得意だった先行押し切り向きの血統構成もこのコースとフィットし好感が持てる。





最後に


今回は一つのコースに集中して考察をする初めての試みでしたが如何でしたでしょうか?もし参考になればスキ、サポートやツイッターの方でイイネやリツイートなど頂けたら嬉しいです😊😊

今週も福島開催がありますので是非活用して的中のお手伝いができたら幸いです!!

また、分からない点など質問はコメントやDMでいつでもお答えします!!次回作のリクエストなども受け付けております!!

長くなってしまいましたが、最後までご覧頂きありがとうございました!😊


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