凱旋門賞・血統解説&予想‼️🔥
こんばちわ!
今回は凱旋門賞の血統解説になります✋️
解説に関しては特別に全編無料でお出しさせて頂きます!!
私事ですが、9/28は私の誕生日です‼️
なので、日頃の感謝も込めて無料公開とさせて頂きます😊
*最終予想は有料とさせて頂きます。
出走馬全頭を網羅してるのは多分ここだけじゃ無いかな?🤔笑
ちなみに昨年は◎→○、一昨年は○→◎で2年連続で本命対抗決着中👍
今年も続けられるように、、、頑張ります‼️😤
それではよろしくお願いします😊
〜〜ロンシャン2400m・コース解説〜〜
*画像はnetkeibaより抜粋
スタートして1000mほど続くバックストレッチ。約+10mの上り坂が続き、前半から脚を削がれる。コーナーに入ると下り坂に入り徐々に加速していくことになるが、ここでは長い直線に向け脚を溜めたい為に、各馬折り合いを付けられるかがポイントになる。
フォルスストレートを経て、500m超の直線に入る。
直線では内に仮柵を外した部分があり、インをロス無く追走した馬がそのままイン差しができるようになっている。
基本的にはラスト2F目に最速ラップが来てラスト1F目が準最速になりやすい。ラスト2F目でつけた勢いをラストまで持たせられるか。また、ラストへ向けてそういった脚を使えるように立ち回れるかどうかがポイントになる。
〜〜凱旋門賞・好走血統〜〜
✅欧州的なタフさのある血統
✅柔らかい血統
✅欧州的なタフさのある血統
当然、ヨーロッパ特有の重い芝に対応できるように、また、コース解説の所で触れた『ラストまで持たせられるか』かどうかのポイントです。
具体的にはSpecialが最適。SpecialはSadler's wellsやFairy kingの母母、Nureyevの母に当たる名牝で、欧州では一般的な血統の一つです。
ロンシャンに戻ったここ3年で見ても、Special持ちは7頭が馬券に絡んでおり、特にSpecialクロスを持つエネイブル、ソットサス辺りは2年連続で馬券内に来るなど、適性の高さを見せた辺り重要なポイントの一つになる。
次に取り上げたいのは🇩🇪血統。🇩🇪血統全てではありませんが、スタミナの根源でもあるHyperion色が強くタフさを補強してくれる傾向にあります。例えば昨年の2着ばインスウープはSadler's wells系の🇩🇪牝系種牡馬Adlerflug産駒。一昨年の勝ち馬ヴァルトガイストは母父が🇩🇪血統のMonsunで牝系も🇩🇪生まれの一族。
遡ると2011年の勝ち馬デインドリームは🇩🇪生産馬。また、2010年の勝ち馬で種牡馬としてもシーオブクラスやクロスオブスターズと言った好走馬を輩出し活躍したSea the Stersも🇩🇪牝系出身のアーバンシーの子。即ち同じアーバンシーの子であるGalileoも同じく🇩🇪血統を内包する種牡馬。如何に重要度の高い血統であるかが分かります。
また次点ではRibotやSharpen upなどの要素も取り上げたい。
Ribotは急坂にも耐えられるようなパワーを持つ血統で、日本では主にブライアンズタイムの母父であるGraustarkやDanehillの母父His Majestyの父で有名ですが、そのDanehill持ちも昨年の3着馬ペルシアンキングや2011年勝ち馬のデインドリームなどよく来ている印象です。
Sharpen upも同様にパワーを助長する血統。ここら辺は強く意識する必要はありませんが、やはり欧州のタフな芝に対応する意味でもパワーはあって無駄にはならないので、有ればプラスには捉えておきたい。特に昨年の例年よりタフな芝になったシチュエーションの中、マイラー種牡馬(と見ていた)のkingman産駒のペルシアンキングが3着に入ったのはこのSharpen upのクロスを持っていたのも一つの影響ではないかと思います。
まとめるとSpecial>🇩🇪ドイツ血統>Ribot・Sharpen upといった順。ラスト1Fでバテ合いが起こる訳ではありませんが、スピードを保つためにも必要になる要素と感じています。
✅柔らかい血統
ここで言う柔らかいというのは、血統上の筋肉の質のようなもので、若干抽象的な感じがあり、こういった言い回しはして来なかったのですが、ここはあえて取り上げたいと思います。
具体的には、ミスプロ(中でも欧州型ミスプロ)、Mill ReefやRiver man(Never Bend後継)、Something royal(主にSir GaylordとHabitatやSir Ivorなどその後継)などが該当します。
私が言う"柔らかい"というのはおそらく世間のイメージと違うのもあまり語ってこなかった理由の一つなのですが、私の中では"前を飲み込む力“というイメージが強いです。
どういう事かと言うと、柔らかい馬と言うのは勝負所でストライドをスムーズに伸ばして加速する事ができます。つまり柔らかく無い馬に比べて相対的に脚が伸びてくる事なります。このストライドの伸びが良く言う上がりや切れ味などに繋がってくる訳です。
*この辺りの言語化がイマイチ苦手なんで言って来なかったのもあります😅ご容赦を、、、
例として、ディープ産駒をイメージして頂きたいのですが、ディープ産駒は筋肉の柔らかさや鮮度が重要になる種牡馬ですが、早期の段階やフレッシュな状態ではしっかり上がりを使い勝ち切れる(前を飲み込み切れる)傾向にありますが、晩期や使い込んだ後では、硬くなってしまいその前を飲み込む力が失われます。結果、好上がりは使うものの、差し切るには至らないというケースを多く見たと思います。牝馬に比べて筋肉が硬い馬場にその傾向が強いのもそういった理由が絡んでるのでは無いかと思っています。
一昨年、エネイブルが断然人気を背負いましたが、もしエネイブルを負かすならば『エネイブルの後ろから脚を使える馬だ』と考察しましたが、それはエネイブルが前を飲み込む力を長け過ぎている為、エネイブルの前の馬は一瞬でエネイブルに掃除されてしまうと考えていた為です。現にその後ろから更に前を飲み込みに行ったヴァルトガイストに軍配が上がった訳です。
このように、欧州の馬は基本的にこの前を飲み込む力に長けた柔らかい血統の馬が多い。故に、言い換えれば前を飲み込む力比べになる。そして、それがラスト2F目に絶頂になると言うのがこのレースの傾向。ここの急加速に置いてかれずに加速出来るかどうかの指針として、上記のような要素を持っているかは意識したい。
例えば、昨年の勝ち馬ソットサスはSpecialクロスを持ち前述のタフさを持つ馬ですが、ミスプロを5×5×5×5と4本持ち、柔らかさも助長された血統構成となっている。
同レースの連覇を果たしたエネイブルもSadler's wellsの2×3という強烈なクロスを持ちつつ、Mill ReefやHabitat、ミスプロなどの柔らかめの要素が揃っていた。
2015年の勝ち馬Golden Hornは母父がミスプロ系。また、Habitat≒Sir Ivorを持ち柔らかさのある血統となっていた。
13.14年と連覇したトレヴは母方がRiver manの2×4と濃いめのクロス持ちとこちらも柔らかさが前に出た血統だった。
イメージが湧きにくいかもしれませんが、柔らかい血統=前を飲み込む力=切れを発揮出来る、そしてその切れ味を求められるレースになりやすい、と覚えて貰えればと思います。
〜〜出走馬血統解説〜〜
*ここでは血統評価をA〜Dで評価していきたいと思います。たまにSが出てきます。笑
基準は下記の通り。
①好走血統に沿っているか。
②そのレースで求められる能力に沿っているか。
③その馬が前走より血統的に条件が良くなるか。
④素質を感じる血統背景であるか。
の以上4点。加えて、そこからその他条件がついて回り、それが良い方に出そうか、悪い方に出そうか、その辺りを±を付けて評価していきたいと思います。
✅クロノジェネシス
血統評価:B
宝塚記念1着から臨みます。
父は🇫🇷凱旋門賞馬のバゴ。母は高速馬場に強いラスティックベル牝系(同牝系からはフサイチエアデールやノームコア、ビーチサンバなど)で、昨年の宝塚記念や有馬記念の走りからもタフ馬場に強いイメージが強いですが、牝系のお陰で高速馬場にも対応できる基礎スピードを持ち合わせてる血統構成になっています。
バゴ産駒の最高傑作とだけあり、やはり現日本馬では凱旋門賞最有力と言った所でしょうか。ズブズブの馬場になった昨年の宝塚記念の圧勝ぶり、そしてそのレースで2着にきたキセキは2019年の凱旋門賞で日本馬最先着だったという事を考えても、凱旋門賞とリンクすると言っても過言では無いレースで、最加速位置で捲り上げそのまま止まらず圧勝しただけにやはり期待は高まる。個人的にも勝つ可能性はあると思ってるだけに悲願の瞬間は期待したい所。
血統的にもミスプロのクロスを持ち合わせ、好走血統に沿っている所はありますが、やはり日本競馬に適したスピード要素の邪魔さが拭えないのが強い。母父はダート寄りのNorthern Dancer系クロフネですし、牝系は高速馬場に強いラスティックベル。この辺りが、いざ本場のヨーロッパ馬場には悪い方に出ないかが心配。また、切れ味(柔らかさ)の部分でも足りて無い印象。その理由として、近走で切れ味を求められたレースといえば昨年の天皇賞・秋が思い浮かびます。あのレースで、日本馬視点で言えば『この血統なのにあれだけの上がりを使えるんだ』になりますが、フランス馬視点で言えば『フィエールマンには切れ負けするんだな』と感じます。その辺りの甘さが個人的にはマイナスに出ると思います。
また、同馬は右周りではイン差しが出来ないと感じています。あまり気にならないかもしれませんが、その辺りは北村友JやルメールJが上手く乗っていたと思います。ただ、コース解説で触れたように直線で内に空きが出来るため、インをロス無く立ち回り、直線でそこに飛び込める馬の方が有利に立ち回れます。外追走→直線外ではどうしてもロスに繋がる可能性が拭えない。かと言って直線まではインで溜めようにも、抜け出しが遅れた際に向こうの馬以上の切れ味を発揮出来るかというとそこも怪しい。
勝って欲しい一頭ですし、勝つ可能性ももちろん秘めていますが、やはりハードルの高さを感じます。人気するならば抑えまでという感じでしょうか。
✅ディープボンド
血統評価:C-
フォワ賞1着から臨みます。
ディープ後継で🇫🇷凱旋門賞4着と好走したキズナの産駒で、母方にHaloを持つ同産駒の好相性配合。クリスタルブラックやアブレイズ、ヤシャマルなどがいる配合で、父らしいパワーも助長しつつ比較的休み明けからも走れるキズナの父ディープインパクトらしい所がでてくる配合と捉えています。
前走は同コースで行われる前哨戦で逃げて、マイペースで入りラストは上がり33秒代を発揮する好内容。日本では上がり最速を発揮するシチュエーションが無かったですが、Sir Ivor×Secretariatの柔らかさが出やすい、Somethingroyal3本持ちらしく溜めれば上がりを使って来れることは一つ証明出来たのでは無いでしょうか。また、父は万能さのあるキズナだけに、欧州の馬場もそこまで苦にしなかったのも大きかったと思います。
ただ、その前走は展開に恵まれた面もやはり強い。今回も同様の展開に持ち込み、後続の脚を削ぐような展開に持ちこめれば、向こうの馬達はそういった流れに慣れて無い分チャンスも出てくると思います。日本競馬も良く経験しているC.デムーロが乗るのも、そういった意味でプラスになりそうです。懸念としてはそういった流れに持ち込んだ際に脚が止まらないか、また、目標にされる時にやはり切れ負けしてしまうのでは無いかという点。
前走と同様の上がりが使えるのであれば問題ないかもしれませんが、前走より相対的に溜めが作れない流れなら上がりを発揮できない可能性も高い。また、タフさという意味でも、これまで🇫🇷凱旋門賞で好走してきた馬達と比べるとどうしても薄く感じてしまう。
展開に恵まれるか、そういった展開に持ち込めるかが好走の鍵でしょうか。
✅スノーフォール
血統評価:B-
ヴェルメイユ賞2着から臨みます。
父はディープインパクト。母父はSadler's wellsの後継に当たるGalileo、母の奥にはミスプロ×RobertoのNashuaクロスを持ったスピードの持続力に富んだ血統構成。また、ミスプロのクロスも持っており柔らかさ、前向きさを併せ持つタイプです。近親には🇫🇷凱旋門賞を制したファウンドがいる良血馬です。
ノーザンファーム生産のディープ産駒で、話題にもなっている一頭。デビューからはイマイチ勝ち切れないレースが多く続きましたが、約半年の休み明けからG1を含む4連勝の破竹の勢いでここまで登り詰めてきました。ディープ産駒悲願の凱旋門賞制覇も期待される一頭です。
前走はその連勝が途切れてしまいましたが、好位から抜け出したTeonaを捉え切れずという内容で、自身の力は発揮している印象。ただ、この連勝の勢いが途切れたのが、差してくるディープ産駒にとっては痛手。特にここ最近は使い詰めしている分、筋肉が硬化している=前を飲み込む力が薄れていると個人的には捉えたいです。
本来、欧州色の強い血統というのは思い分、使って良化が見込めるので、陣営も前哨戦を挟んだり、定期的に使いながら大舞台を目指すのが一般的ですが、これがディープインパクト産駒には逆効果なのではないかというのが持論。
連勝の始まりになった約半年の休み明けでいきなり勝った事も含め、やはり父色が強い見方が出来てしまう。ここは高評価しにくい所。ただ、応援はします。(笑)
✅アダイヤー
血統評価:A
キングジョージ6世&クイーンエリザベスS1着から臨みます。
父は日本でも種牡馬として活躍しているGalileo後継のFrankel。母父はDubawiでミスプロのクロス持ち。更には母方でMill Reefのクロスを持つ、柔らかさが前に出た血統構成です。
前走は5頭立てと小頭数でしたが、それでも直線手前で早めに先頭に立ち、ドバイシーマクラシックなどを制しているミシュリフを抑える強い内容。2走前の🇬🇧ダービーも内から一瞬の脚で抜け出し、そのままリードを広げ押し切る内容でした。
持久戦になりやすい🇬🇧競馬で好成績を挙げていますが、🇬🇧ダービーや前走などで見せた、前を捉える脚はミスプロクロスやMill Reefクラスから来る柔らかさのイメージがやはり強い。今回初の🇫🇷競馬ですが、好走してくるイメージには近い血統構成と言える印象。3歳で斤量も恵まれていますし、このロンシャンへの舞台変わりはプラスに捉えて良いと感じます。
あと、ちょっとメタですが、ビュイックがハリケーンレーンではなくこちらを選んで居るのも気になる点。また、わざわざ追加登録料を払ってまで出てくる辺り、陣営の自信が伺えます。
✅タルナワ
血統評価:C+
🇮🇪チャンピオンS2着から臨みます。
父はStorm Cat系のShamardal。日本でもライトオンキューやトリプルエースなどが同産駒として活躍しており、Storm Cat系の中では重めの芝に適性がある種牡馬として知られているかと思います。母父はDanzig系のCape Crossで奥にはNijinsky系とNorthern Dancer色の強い血統構成になっています。母方に持っているDr.FongがRoberto×ミスプロのNashuaクロスを持っていることや、母父がAhonooraを内包している事から、徐々に加速して行きながら、持続力を発揮するようなレースが合う印象です。
ミスプロのクロスやSir Gaylord≒Secretariatなど、柔らかさを出す要素もあり、4走前のオペラ賞や5走前のヴェルメイユ賞など、スパッと切れるタイプでは無いもののしっかりと前を捉える好内容のレースで勝っていた辺りは評価したい所。
ただ、気になるのはその2走とも、早めに蒸し始めていた事から加速に時間がやや掛かるタイプである事、また、前述しているRoberto×ミスプロのNashuaクロスの持続力が出ている印象。
それならば、この切れ味を求められやすいシチュエーションでは差し損ね、伸び負けがある可能性も十分あると感じます。ただ、休み明けで叩き3戦目というシチュエーションは評価可能。重くなった馬場や通常より持久力を求められる展開になれば評価を上げたい。
✅ハリケーンレーン
血統評価:B+
🇬🇧セントレジャーS1着から臨みます。
父は日本でも種牡馬として活躍しているGalileoの後継であるFrankel。母父は🇩🇪血統であるMonsun系のShirocco、奥には持久力に富んだドクターデヴィアスを内包と総じて重さのある持久力に富んだ血統構成。
前走は直線下り坂で勢いを付けられるドンカスターでのレースで、下り坂血統のKlairon(ドクターデヴィアス)を内包しているため向いた印象。番手に付けていた2着馬が終始逃げ馬を突き、持久戦になった所も好走の要因か。2走前も番手から進めて早めに捉える事で自身の展開に持ち込んでいけたのがプラスになった印象。ただ、どちらも差を付けている辺り、やはり地力は高いと感じます。
ベストとしてはここ2走のように重めの芝になった方が良いと感じます。アダイヤーに負けている🇬🇧ダービーでは稍重表記もかなり乾いてるように見受けますし、馬場が渋って評価を高めたい一頭です。
✅ラヴ
血統評価:C-
🇮🇪のG2ブランドフォードS2着から臨みます。
父はSadler's wells後継のGalileo。母父はNureyev系のPivotalでヌレサドのSpecialクロスを持つ。同牝系からは日本で活躍しているヴァンドギャルドがいる🇮🇪牝系出身馬です。母母父がDanehillで、Northern Dancer色の強い血統構成になっています。
Hyperion色の強い牝系出身であり、そのスタミナがNorthern Dancer色の強さによって引き出されている印象。🇫🇷競馬は初ですが、やや切れ味の面で劣りそうな印象を受けます。
4走前のプリンスオブウェールズSでは逃げて並ばれるシーンがありつつもラストまで押し切る強い内容でしたが、やはりこういったスタミナを活かす形が得意。今回も展開を作る可能性がありつつ、自身でそういった持久力を求められる展開に持ち込んで行けるかが好走のポイントになるかと思います。ただ、スタミナ色が強いと言いつつタフな湿った芝はマイナスな印象です。
✅ブルーム
血統評価:D
フォワ賞2着から臨みます。
父はGalileoの後継で、Danzig系のCape CrossとHyperionクロスを内包するAustralia。母方にもNorthern Dancerのクロスを持っており同系の主張が強めの血統構成。また、Ahonooraのクロスを持ち、スピードの持続に富んでいます。
武豊ジョッキーが乗る事でも注目を浴びている一頭。3走前の🇫🇷サンクルー大賞では昨年の🇫🇷凱旋門賞で2着だったインスウープや4着馬ゴールドトリップを下しましたが、自らハナに立ち早めに加速し始めてスタミナを活かす展開に持ち込む内容のレース。そう言った点からやはり持久力を活かす展開に持ち込めるかが好走のポイントになりそうです。
同馬も展開を作りに行く可能性はあるかと思います。そうなった際の武豊Jのペースメイクは注目になるかと思いますし、後続の脚を封じる立ち回りが出来れば。切れ味勝負は分が悪い。
✅ティオーナ
血統評価:B+
🇫🇷ヴェルメイユ賞1着から臨みます。
父は🇩🇪牝系アーバンシーの産駒であるCape Cross後継のSea the Stars。母父にはSadler's wells系のAuthorized。Sir Ivorやミスプロ、Mill Reef持ちの牝馬である事など随所に柔らかさのある要素とタフさを持ち合わせる血統構成です。
前走はスノーフォールを任す大金星。内で脚を溜め、直線では進路を変えるシーンがありましたが、それでも鋭い反応を見せました。血統の中にある柔らかさの要素がしっかりした伸びに繋がってる印象のレースぶりでした。
デビューがやや遅く、かつAWを使っていた辺り、少し脚元に不安があったように感じます。そこから半年の休みを挟んで使いつつ、ようやく軌道に乗り始めて来た所に感じます。今の勢いならば格上を倒すシーンがあっても驚けない印象です。
切れ味勝負では劣らないと思いますし、どちらかと言うと綺麗な馬場の方が伸びて来やすそうですが、湿った馬場になってもそこまで削がれないだろうと感じます。
✅ラービアー
血統評価:C+
🇫🇷のG2ポモヌ賞2着から臨みます。
父は🇩🇪牝系アーバンシーの産駒であるCape Cross後継のSea the Stars。母父はKingmamboでミスプロの3×4を持ち前向きさと柔らかさがある。母の奥にはRibotやHyperion由来のスタミナやパワーがあり、柔らかさ≒切れ味とスタミナ・パワーのバランスが良い血統構成です。
昨年の5着馬ですが、そこまで離されずしっかり上がりを使っての5着。差し届かないケースが多々ありますが、柔らかさを活かした切れ味で安定して脚を伸ばしてこれる所は評価しても良いと思います。
これまでの実績から馬場も基本問わないタイプ。近走の好走歴がLクラスやG2・G3クラスの分、G1で足りるかどうかが一つ焦点になるでしょうが、人気が無い立場ならば着を拾う事を考えても面白い存在かもしれません。
✅トルカータータッソ
血統評価:B
🇩🇪バーデン大賞1着から臨みます。
父はSadler's wells系のAdlerflug。🇩🇪牝系出身のSadler's wells系種牡馬で、昨年の🇫🇷凱旋門賞2着馬インスウープの父にも当たります。また、Alya×Allegrettaの🇩🇪牝系クロスを持ちHyperionやBlanfordなどの🇩🇪血統らしいタフさを持ちます。一方でMill Reef(Never Bend)のクロスを持つなど、切れる要素を持ち合わせています。タフさの強い🇩🇪血統の中では比較的切れるタイプの血統という印象です。
前述の通り、切れ要素はあるもののタフさが強いという印象で、ここまでの実績からも湿ったタフさを求められる馬場で好走してきました。今回初の🇫🇷競馬になりますが、湿ったタフな芝になり切れ味を使うシチュエーションになればチャンスはありそうな印象です。逆にあまり追走力が無いだけに、速いペースになった際の消耗戦には弱そうな印象。
湿った馬場になった際は一考したい一頭です。
✅アレンカー
血統評価:B
インターナショナルS2着から臨みます。
父はSadler's wells系のAdlerflug。🇩🇪牝系出身のSadler's wells系種牡馬で昨年の🇫🇷凱旋門賞2着馬インスウープの父にも当たります。Sadler's wells×Fairy kingのクロスのタフさと、Mill Reefクロスや母の奥のHabitatなど、柔らかさ≒切れ味を持つ血統構成。母父Areionは🇩🇪血統であり、🇩🇪血統色の強さも併せ持っています。
春先には同レースにも出走している🇬🇧ダービー馬のアダイヤーを下すなど能力を見せていましたが、ここ数走は勝ち切れずのレースが続いています。ただ、馬場がタフになるなど、持久力勝負になった中でしっかり脚を伸ばしてくる辺り内容としては悪くない。
特に2走前の同舞台のレースである🇫🇷パリ大賞に関しては差し届かなかったものの、ラスト1Fの伸びは優秀。耐久性が問われるラスト1Fの区間で伸びて来れるのは🇩🇪血統らしいなと言う所。今回もラスト1Fで馬券内に突っ込んで来る可能性はあると考えて良さそう。
馬場は湿ってくれた方が良いか。
✅シリウェイ
血統評価:C-
🇫🇷ダービー2着から臨みます。
父はGalileoの後継であるGaliway。母方にはNureyevを持ちSpecialのクロス持ち、さらにBlushing Awayの3×4牝系クロスを持ち欧州的な前向きさがある血統構成。Nasrullahの本数が多く、追走力も補完されているタイプ。馬力や持久力、日本で言う小回りなどにも通ずる器用さを問われた方が良いタイプの血統構成です。
前走の🇫🇷ダービーは2着と好走しましたが、近い位置から運んだ勝ち馬のセントマークバシリカには一瞬で突き放された辺り、やはり切れ味の面で劣ってしまう印象。(能力の差もあるかもしれませんが)ただ、迫られた3着馬を振り切ってる辺り、やはり持久力に富んでる印象です。
ここは足りない可能性が高いですが、早め先頭に立つなどして持久力を活かせる展開にハマればチャンスはあるか。
✅ベイビーライダー
血統評価:C-
🇫🇷ニエル賞2着から臨みます。
父はGalileo後継のGreneagles。日本でも新潟2歳Sを勝ったショックアクションなどを輩出している種牡馬です。Secretariat≒Sir Gaylord×2を持ち前向きさとしなやかさが出ている、かつ、Blushing GroomのクロスやMill ReefなどのNasrullahが豊富にあり、欧州的な前向きさや追走力のある血統構成です。
🇫🇷ダービー14着、🇫🇷パリ大賞5着と🇫🇷クラシックでは惨敗続き、特に目立つ所の無いの内容では厳しい印象。
血統面では比較的好走血統に合致している所ですが、ここは評価しにくい。
✅バブルギフト
血統評価:C
🇫🇷ニエル賞1着から臨みます。
父はGalileoの後継で、🇫🇷凱旋門賞を連覇した名牝エネイブルの父でもあるNathaniel。Sadler's wells系の中でもRobertoやTom Rolfeと言った所のパワー要素が強い種牡馬です。母父はSecretariat≒Sir Gaylordのニアリーを持つDanzig系のGrand Lodge。そこに母の奥にSecretariatが更に入りしなやかさと前向きさのでた血統構成です。加えてヌレサドのSpecialクロスや急坂にも強いパワーを持つDoff the Derby牝系出身のジェネラスを内包。柔らかさの素養もありますが、どちらかと言うと持久力やパワーに向いた血統と言えるでしょう。
前走のニエル賞は先に抜け出しを測ったベイビーライダーを捉えに行く競馬。少頭数でスローになった事で、差し切りは容易ではなかった印象ですが、なんとか1着を確保した点は○。
持ち前のパワーや持久力を活かせる馬場・展開で切れを使う展開になって一考か。
✅モジョスター
血統評価:C-
🇬🇧セントレジャーS2着から臨みます。
父は🇩🇪牝系アーバンシーの産駒であるCape Cross後継のSea the Stars。母父はGone Westの後継であるZaminderでミスプロクロス持ち。母の奥には耐久性に富んだRiver manやHyperionのクロスを持ち、どちらかというとそちらのタフな要素が前に出ている印象です。
前走の🇬🇧セントレジャーSを距離延長で好走して来た辺り、前述のタフさが強めに出た血統という感じが見受けられます。今回は距離短縮ローテ。Gone West系を持つだけに距離短縮も対応して来ておかしく無いのだが、ここはどうしてもトップスピードで劣る印象を持つ。
〜〜まとめ〜〜
上記は評価の一覧になります。
現状のパリの週末の天気予報を見ていますと、金曜〜日曜にかけて降雨の予報があり、おそらく重前後の馬場が見込まれる。(現地発表ではSOUPLE〜TRES SOUPLE辺りの想定)その辺りも評価に反映させておりますので、参考にして頂ければと思います。
最終予想は別途noteを有料で出す予定ですので、ご興味ある方はご覧頂けますと幸いです😊
最後までご覧頂きありがとうございました‼️
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