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ジャパンカップ 血統解説‼️🔥



こんばちわ!!

先週のマイルCSは解説時点での◎ダノンザキッドが6番人気3着!!

✔︎グランアレグリアが有終の美を飾る結果となり、○シュネルマイスターも2着と解説時点での印上位で決着と好結果になったのではないでしょうか😊

今週は3冠馬コントレイルがラストラン!グランアレグリアに続き引退レースを勝利できるのか、注目したい所でございます。

また、今年は海外馬の参戦も決定!個人的に楽しみな馬もおりそちらもしっかりと分析して行きたいと思います✋️

前を向いて心を燃やして仕上げましたので、参考になりましたらいいねやスキなどを頂けたら幸いです😊🔥

それでは、今週もよろしくお願いします‼️🔥






〜〜東京芝2400mコース解説〜〜

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*画像はnetkeibaより抜粋


ダービーやオークスなども行われる日本のクラシック的なコースになります。スタートして1コーナーまでは350m程の距離があるため、ゆとりのある先行争いになります。

なるべく内を回ってロスを最小限に抑えたい心理が働くため縦長になりやすいのも一つの特徴です。特に近年は馬場の高速化に伴って本来緩むべき(特に3歳戦では)中盤800m区間である2コーナー〜3コーナー中間辺りでもペーズが落ちず流れる為、縦長の隊列は直線手前までキープされやすくなっています。  

後半800mでラップが加速することが多いですが、4コーナー手前から加速していくのは中団〜後方の馬が直線で追い出しやすい位置を取りに行くために馬群がこの区間で詰まってくる為です。それに伴い前も溜めずにある程度出していくことが助長していると言えます。


直線は500m超あるため自ずと長い上がりを使えるかどうかに加えて瞬発力が問われる勝負になります。







〜〜ジャパンカップ・好走血統〜〜



✅主流血統
✅トニービン持ち




✅主流血統



コース解説でも語っているように、ダービーやオークスが行われるクラシックなコース。

大箱のコースでレース全体を通して基礎的なスピードを求められる為にサンデー系やキングマンボ系と言った全体競馬に最もマッチしている系統がやはり力を発揮します。

ただ、注意しておきたい点として、最近の東京の芝はやや時計が掛かり内が荒れ始めるのも早い辺りやや柔らかく作られてる印象を持ちます。仮に時計が早くともタフさを求められる芝を作っているように感じていますので、(JRAが意図的に作っているかどうかは分かりません、、(笑)) 逆にRoberto系でもサンデーなどの基礎スピードが高い血統を内包しているタイプは馬場や長く脚を使う展開にフィットしている印象を受けます。







✅トニービン持ち



長く脚を使える欧州血統として取り上げる事が多いトニービン。東京コースは直線が長く、トップスピードに加えて長く脚を使える能力を求められる事が多いので、トニービン持ちは優位に出やすいです。

特に、ジャパンカップは古馬混合戦で、3歳馬も完成度が高まって来た時期ですので、晩成気味の傾向があるトニービンの優位性が春先の世代限定戦であるダービーやオークス以上に出てくると言えます。

特に、このレースで2回以上好走しているリピーターや穴を開けた馬達は、トニービン持ちが多い事を強調しておきたいと思います。



🔵2019年

1着:スワーヴリチャード  3番人気
(父ハーツクライ→トニービン内包)
⇒2018年3着


🔵2017年

1着:シュヴァルグラン  5番人気
(父ハーツクライ)
⇒2016年3着


🔵2013年

3着:トーセンジョーダン   11番人気
(父ジャングルポケット→トニービン系)
⇒2011年2着


🔵2011年

3着:ジャガーメイル   14番人気
(父ジャングルポケット)






〜〜出走馬血統解説〜〜



*ここでは血統評価をA〜Dで評価していきたいと思います。たまにSが出てきます。笑
基準は下記の通り。 


①好走血統に沿っているか。
②そのレースで求められる能力に沿っているか。
③その馬が前走より血統的に条件が良くなるか。
④素質を感じる血統背景であるか。



の以上4点。加えて、そこからその他条件がついて回り、それが良い方に出そうか、悪い方に出そうか、その辺りを±を付けて評価していきたいと思います。





✅コントレイル

血統評価:A

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天皇賞(秋)2着から臨みます。
 
父ディープインパクトに母方Unbridled's song×
In Reality×Storm Catと母系にダート血統を詰めた如何にもな"ダービー血統"。追走力に溢れ、基礎的なスピードと直線で高いトップスピードを求められるレースに高い適性を見せる血統です。
 
今回はラストラン。前走の天皇賞秋は三歳馬のエフフォーリアに敗れましたが、個人的には敗因は枠順とその並びから来る位置取りの差で決して力負けでは無い印象。また、前走時の解説でも『パワー要素が少ない血統だけに、初の58キロというのは少し気になる要素』と触れましたが、その影響もあったかとは思います。ただそういった中でも改めて現役最強クラスの地力を見せたと思います。
 
シンプルにこういったスピードを活かしやすいコースは、パワーを要する馬場になったり早仕掛けの展開になって長く脚を使う事にならなければ基本的には合うので、引き続き高評価。グランアレグリアに続いて有終の美を飾れるか。
 








✅シャフリヤール

血統評価:B+

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神戸新聞杯4着から臨みます。
 
父はディープインパクト。母は🇺🇸のダート短距離G1を制しているドバイマジェスティで全兄に皐月賞・大阪杯を制しているアルアインがいる血統馬です。母父はA.P.Indy系で、ニックス配合でもあるStorm Catとの配合と同様のSomethingroyalの牝系クロスを持つ好配合。加えてミスプロを内包するなどでNashua的な追走力を補給しつつ、Ribotから来る急坂に対応できるパワーを持つ配合です。総じて早い追走が求められる急坂コースが得意な印象です。
 
兄のアルアインは500㎏を超すパワー溢れる馬体だったことからも母方の影響が強く出ていた印象ですが、シャフリヤールはどちらかというと父のディープっぽい柔らかさがある印象で、アルアインよりは瞬発力の素養があると感じます。故に兄より、高速持続戦になりつつトップスピードも求められる東京2400mへの適性は高い印象です。
 
前走は不良馬場になってしまい、同馬のスピードが全く生かされず。メンバーを考えても少しだらしない結果だったようにも感じますが、それだけ高速馬場への適性が高いともいえるかと思います。今回のJCも良馬場でスピードを求められる馬場になれば巻き返し可能な印象です。
 






✅オーソリティ

血統評価:C-

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アルゼンチン共和国杯1着から臨みます。
 
父はステイゴールドの後継種牡馬であるオルフェーヴル。母はエピファネイアの全姉妹であるロザリンドという血統馬。
父オルフェーヴル×母父シンボリクリスエスという配合ではエングレーバーやエスポワール、リトミカメンテなど長い上がりを使うシチュエーションやタフな芝に強い傾向にあり、総じてスタミナに富んだタイプの血統構成と言えます。
 
前述の通り、血統的にはスタミナ方面に向いた馬で、たかが-100mとはいえ適性が大きく変わるこのコース替わりはマイナスになる印象です。また、依然に天皇賞・春の血統解説にて同馬を取り上げた際に、ダイヤモンドSのパフォーマンスについてかなり疑問を持っていましたが、前走を見てもそのイメージは変わらず。反動が出る懸念も含めてここは条件好転とは言い難い。
 
また、母方が≒エピファネイアという事でAureole感があるためどうしても揉まれ弱い一面はある。前走のように上手くスペースを作りながら立ち回れれば問題無いとは思いますが、それでもこのコースで有利になる内枠はリスキーに感じます。かといって揉まれない外々の追走では不利になってしまう。天皇賞・春の時同様、八方塞がり感があると思います。
 







✅ユーバーレーベン

血統評価:B+

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秋華賞13着から臨みます。
 
父ゴールドシップ×母父ロージズインメイ+ブライアンズタイムという如何にもラフィアンらしい配合の字面通り、重さが目立つ血統構成と言えるでしょう。曽祖母のマイネプリテンダーからは障害G1を勝っているマイネルネオスやダート重賞勝ちのマイネルアワグラスなどパワーに富んだタイプを輩出してきた牝系出身で、そのあたりが急坂コースもこなせるパワーに繋がっているのだと思います。ただ、母方のMill Reefも併せて強調されている印象で、シゲルピンクダイヤやリスグラシュー、デゼル、または世界的名牝エネイブルなどが代表例で、母方にMill Reefを持つ馬(特に牝馬)は柔らかさを元に溜めて切れる脚を有しているケースが多く、同馬もその類かと感じます
 
ここまでの走りからは、ゴールドシップが持つPrincely Giftクロスの下り坂血統持ちらしく、惰性を使ってじんわり加速していきながら直線スピードを発揮するというのが同馬の形。そういった意味でスピードに乗りやすい大箱コースは極端な瞬発力勝負にならなければ向いていると言えます。
 
前走はオークス以来の一戦で、数字以上に余裕のある仕上がり。また、ゴールドシップ産駒は叩いて良さが出る傾向にあり、その点でも前走の休み明けは力を出し切れないシチュエーションだったと言えます。今回は叩いて臨む一戦。また、より広いコースになる点でも条件好転。前述しているような、Mill Reef的な切れ味を活かせる展開。加えて、ややパワーを要するような馬場になった際は高評価可能と言えます。

前走時にJCで買いたいと述べた一頭なので、ここはまず重い印を検討したい。
 
 








✅アリストテレス

血統評価:A

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京都大賞典2着から臨みます。
 
父はRoberto系のエピファネイア。牝系はヴィクトリーやリンカーンなどを輩出しているタフさのあるバレークイーンの牝系。特にspecialを内包しているSadler's wellsの影響が強い牝系ですので、長くを脚を使う事を問われるレース質はピッタリな血統。サンデー3×4やSir ivor≒Habitatのニアリークロス由来の前向きさや柔らかさを持っていて、エピファネイア産駒の中では軽さのあるタイプという事が言えます。
 
そういった点から、エフフォーリアともやや近いタイプの血統構成と言えます。前走のような上がりが掛かる持久戦や菊花賞等の長距離で好走して来たためステイヤーのイメージがある方も居るかと思いますが、個人的には他馬より相対的に得意だっただけで、本質は主流条件で速い上がりを使える能力やタフさを活かす方が血統的には優れている印象です。
 
今回は久々の東京コース。前回のプリンシパルSでは瞬発力勝負になり、切れ負けした事。外枠だったこと。また、完成度の面でも甘かった等、敗因は挙げられる。再度、同馬の長い上がりを活かせる展開になれば見直しは可能かと思います。ややタフさが求められる馬場になれば尚の事良いか。








✅ブルーム

血統評価:C

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🇺🇸BCターフ2着から臨みます。

父はSadler's wells系のAustralia。Australiaの母ウィジャボードはジャパンカップ3着の実績がある日本でも馴染みの馬。母父は欧州系の中でもスピードのあるトライマイベスト系のAcclamation、奥にはNijinskyと、豊富なタフ寄りのNorthern Dancerで構成された血統。Ahonooraのクロスも持っており、スピードの持続が強調された親和性のある血統になっています。

前述の通り、持続力のある血統。その辺りが切れ味を求められる🇫🇷凱旋門賞では凡走し、タイトな小回りコースで持続力を求められる🇺🇸BCターフでは巻き返した要因かと思います。今回は大箱コースで一定程度トップスピードや切れ味を求められるコース。特に欧州馬ならば切れや柔らかさの要素は欲しい印象ですが、そういった要素が少なくここは合わない印象を受けます。

長く脚を使う展開で持続力を活かせる展開になっていけば浮上か。







✅ジャパン

血統評価:C

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🇺🇸BCターフ4着から臨みます。

父はSadler's wells系で🇩🇪牝系出身の名種牡馬Galileo。母方には持続力のイメージか強いDanehillとKlaironを持ち、タフさを活かせる積極的な競馬が合う血統構成。全兄弟に🇫🇷パリ大賞や🇭🇰香港ヴァーズを勝ったモーグル。同牝系にSagamixやSagacity、Sagawaraなどの欧州G1勝ち馬がいる名牝系出身の良血馬。

Galileo×Danehillの配合は種牡馬としても活躍しているFrankelやSearch of A song、JC5着の経験があるアイダホなどがいる配合。

やはり欧州競馬に対応してきた牝系&父×母父配合なので、日本の切れ味やトップスピード、軽さを求められるレースには合わない印象。前走は勝負所で馬群に包まれたり前が壁になった分踏み遅れた印象ですが、それでも着順は大きく変わらなかったと感じる内容。地力的にもやや難しい印象を受けます。








✅キセキ

血統評価:B

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京都大賞典3着から臨みます。
 
父ルーラーシップに母父ディープインパクト譲りの大跳びなストライドからくるスピードの持続力と強靭なスタミナが同馬の持ち味。Danzig色のオールフォーロンドン牝系出身で、一本調子感も含めた不器用な感じがあるだけに大味な競馬が合うのも血統的な同馬の特徴です。
 
3年前のJCの2着馬で、当時とは馬もかなり変わっていますが、簡単に失速しないタイプだけにやはりスピードの持続力と耐久性を活かし積極的な競馬が合うかと思います。昨年のJCの大逃げは印象的でしたが、あそこまでではなくとも形としては有りだと思います。
 
今回、好走血統の所でも取り上げた、『リピーターや穴はトニービン持ち』という条件にも当てはまっていますし、状態と展開次第ではまだ油断できない一頭かと思います。








✅グランドグローリー

血統評価:B

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🇫🇷オペラ賞2着から臨みます。

父はDanehill系のOlympic Glory。母父はMill Reef系のDaolami。3代母のLight of Hopeがディープインパクトの母父でもあるAlzaoと全妹という良血馬。
そのAlzao×Light of Hopeの3×3を持ち、Sir Ivorの柔らかさが生きた血統で、そこにMill Reefクロスやミスプロクロスを持つ牝馬とあり欧州で切れ味を活かせそうな柔らかさが詰まった血統構成

前述したように、欧州的な切れ味を豊富に持った血統で、凱旋門賞の血統解説で語ったような『欧州的な柔らかさ≒前を飲み込む能力』に特化した印象。同馬もそう言った血統らしく差し・追い込み脚質で、切れ味を生かす競馬を得意としている。そういった意味で前走のように負けるならさらに後ろからの馬、というのはある意味仕方なかったと感じます。

欧州馬らしく、急加速はやや苦手としていますが、スピードに乗ってからの前を飲み込む能力はここでも侮れない印象です。

日本馬との地力の差や距離がやや微妙な所ですが、同馬が持つ切れ味を活かせる展開、また速すぎない馬場など条件が整えば血統的にはかなり面白い一頭と感じます。








✅サンレイポケット

血統評価:B-

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天皇賞・秋4着から臨みます。
 
父はトニービン後継のジャングルポケット。一族からはアドマイヤデウスやアドマイヤフジを輩出している中距離牝系の一つでもあるElevateの牝系出身。父系らしく、中低速のスローペース→後半持続力勝負というシチュエーションに強い父に、母父はKey to the Mint由来の耐久性に富んだワイルドラッシュと如何にも耐久性を活かし前受けして良さの出る血統の字面。同馬に関しては安定した上がりの末脚が持ち味でもあり、その点は母母父のサンデーが効いてるのかなという印象。追走面がやや欠けていますが、正攻法の競馬が合う血統構成です。
 
前走は騎手を含めた立ち回りの上手さも見せつつ、そういった正攻法の競馬で3強に続く4着と健闘。今回もある程度ロスの少ない枠に入れればチャンスのありそうな一頭。
 
個人的に同馬が一番高いパフォーマンスを発揮できるのはタフ過ぎない馬場で中低速→後半5〜4Fの持続力勝負。トーセンジョーダンやジャガーメイル等、穴を開けているジャングルポケット産駒だけに安易な軽視は怖い一頭。









✅マカヒキ

血統評価:C-

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京都大賞典1着から臨みます。

父ディープインパクトに母父はフレンチデピュティでVice Regent系。タイプは違えどレイパパレやメイショウテンゲンなどと同じように、タフな芝でもしっかり脚を使ってこれるタイプのディープ産駒です。

ただ、やはりピークを過ぎたディープインパクト産駒というイメージは拭えず。晩期に入ったディープインパクト産駒はやはり筋肉が固まってきて、ケーアイノーテックやカデナなどのように惰性で上がりを出す、故に差し切るまではいかずというようなレースぶりになってしまう傾向にあります。

という所でしたが、前走は久々の勝利。惰性で上がりを使っていた同馬が上がりが掛かった事により、相対的に差し切れたというような印象でした。それも間隔を空けてディープ産駒が得意とするフレッシュな状態で走った故とも思えますので、間隔を詰めた今回は評価を上げにくい。パワーを要する馬場で一考としたい。








✅シャドウディーヴァ

血統評価:B+

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府中牝馬S1着から臨みます。

父はトニービンを内包するハーツクライ。母父はDanzig系のDansillで、やや不器用さと一本調子感のある配合。サリオスやワーケア、ワンアンドオンリーなどと同じ、ハーツ×Danzigらしく早めから動けるタイプの血統構成です。

一時はそのDanzig系持ちらしい前向きさがややネックになってた所もあり、追走力に欠けていたり、気分屋加減な所がありましたが、近走の安定した上がりの使い方や馬体などを見ると成長してきた所も見受ける辺り、晩成傾向にあるハーツクライ産駒の二度目の充実期に入って来た可能性もあるかと思います。

今回は久々の2400mですが、今ならば延長ローテはプラスになる可能性が高い。スムーズに上がりを活かせる展開ならばチャンスがあっても良い一頭。









✅ワグネリアン      

血統評価:C+

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富士S6着から臨みます。

父ディープインパクトに母父キングカメハメ、奥にはIn RealityとSecretariatとダート的なスピードが豊富。いわゆる主流血統に近い血統構成と言えます

散々語ってきたので今更、、感はありますが、ダービーも勝っていますし、一昨年の同レースでも3着に来ているようにコース適性は問題無いですが、やはりダービーを勝ったディープ牡馬の古馬成績が懸念。惰性で上がりを使ってくるものの、馬券圏内までは、、、というようなレースが続いている状態では評価しにくい。

前走は初のマイルで、良い方向に出るかと思いましたが、やはり追走過多になってしまっていた印象。適距離に戻るのは一つ条件好転ですが、ピークを過ぎた地力でどこまでか。








✅モズベッロ

血統評価:D

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天皇賞・秋13着から臨みます。

父はディープインパクト後継のディープブリランテ。ディープブリランテはディープ後継の中でもバブルガムフェローやザッツザプレンティなどを輩出したバブルカンパニーの牝系出身である事やNasrullahの中でもタフさを助長するNever Bendを内包している点からスタミナに向いたタイプの種牡馬。また同馬もそうですが、ディープブリランテ自身がかなり勝ち気な気性で産駒もそういった前向きさ・勝ち気な感じが受け継がれている子が多い。そういった背景から距離短縮した方がパフォーマンスが上がる傾向があります。

今回は延長ローテなので、その点は評価しにくい。加えて、地力を問われる馬場・展開で評価したいので、主流条件でスピードや速い上がりを求められるレースは合わない印象です。








✅ユーキャンスマイル

血統評価:C

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天皇賞・秋9着から臨みます。

父は万能型のキングカメハメハ。母はやや晩成気味のムードインディゴで、母父ダンスインザダークのKey to the Mint由来の耐久性がでたタイプ。一族には牝馬クラシックでも活躍したチャペルコンサートがいる血統馬です。キングカメハメハ産駒らしく、起伏の少ない持続的かつ均一的なラップでの好走歴が多く、そういったレースになるかどうかがパフォーマンスアップの鍵になりそうです。また、母父ダンスインザダークが内包しているNijinskyからもタフさを補給して、より長く持続的な脚を使えるのが同馬の特徴です。また、同産駒らしく他馬がパフォーマンスを落とすシチュエーションでも、万能さからさほど苦にせず走ってこれるタイプです。

前走時にも語りましたが、近走を見ているとすでにピークが過ぎてしまったのかスピード不足な面が目立ちます。重馬場になった長距離戦の阪神大賞典で好走したのもそういった理由があるように感じます。

基礎スピードや速い上がりを求められる同レースにてパフォーマンスを上げてくるのは難しいかと感じてしまいます。








✅ロードマイウェイ

血統評価:C

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アルゼンチン共和国杯13着から臨みます。

父はトニービンを内包しているハーツクライ後継のジャスタウェイ、母父にはトニービン系のジャングルポケットでトニービンの3×4を持つ血統構成。牝系はコディーノやチェッキーノ、ムイトオブリガード、などの重賞ウィナーを輩出しているシンコウラブリイの牝系出身という良血馬。

最近は晩年に入り、トニービンが活きて来た方面に変わって来た印象で、溜めを入れて長く脚を使うのが同馬のベストに感じます。そういった意味で今は距離延長がプラスになりそうな所ですが、前走が案外だったのがまだ同馬の甘さか。G1で足りるイメージは沸かない。







✅ウインドジャマー

血統評価:D

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神奈月S1着から臨みます。

父はディープインパクトの後継で、トーセンラーの全兄弟に当たるスピルバーグ。Sadler's wellsなどを内包し欧州方面のタフさや持続力が追加されたタイプの種牡馬。母父にはミスプロ系のアフリートでミスプロクロス持ち。母方の奥はWoodmanやPrivate Accountなどを輩出したプレイメイトの牝系出身。総じて欧州方面のタフさに加えてダート方面の軽めのスピードが助長された血統構成。

今回ダートの条件戦後で+800mの延長では流石に評価できない。ただ、おいおい芝へスイッチ(戻り)するのはありだと思っていた馬なので、その点プラスに出て頑張ってもらえれば。







✅ムイトオブリガード

血統評価:D

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天皇賞・秋10着から臨みます。

父はキンカメ後継の中でもタフさのあるルーラーシップ。祖母はマイルCSなどを勝ったシンコウラブリイで、一族にはキングストレイルやチェッキーノ、コディーノ、タイキエルドラドなどの重賞ウィナーがいる血統馬です。Nijinskyの4×7を持ち、奥にはHyperionやFair Trialなどタフさを引き出す血統要素を多く抱える。やや揉まれ弱さがある分、馬群が渋滞しない大箱コースの方が、相性が良い印象です。基本的には長く脚を使えるタイプですが、溜めが欲しい側面も持ち合わせる血統構成です。
 
前走時にも触れましたが、やや闘争心・前向きさに欠ける印象。ここは順番的に出番が回ってこなさそうですし、血統的にも変わり身が見込める所では無いか。タフな芝で上昇あれば。







〜〜まとめ〜〜


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評価のまとめは以上の通り。
下記は枠も込みの現状の印です。




◎14.ユーバーレーベン
○2.コントレイル
▲11.シャドウディーヴァ
☆6.グランドグローリー
△4.シャフリヤール
△9.アリストテレス
△5.キセキ


現状の◎はユーバーレーベンに打ちます。

解説や秋華賞の解説でも挙げていますが、ここは出て来たら重い印を検討しようとしていました。血統評価は次点レベルですが、条件好転を大きく評価したいと思います。あとは外が使える馬場状態になっていればと思います。

○コントレイルもこの枠なら中々凡走はイメージしにくい。好位に付けて競馬が出来る立ち回りの上手さもある騎手&馬なので、ここも次点で高評価。本音は勝ってもらってディープ産駒のいろんな歴史を覆して欲しい所なんですが、、、😅

▲シャドウディーヴァも軽視しにくい一頭として取り上げておきたい一頭。地力で足りるかどうかは問題ですが、血統的には面白いと感じます。

☆グランドグローリーは海外勢の中では最も面白みのある血統。血統派はみんな買うんじゃ無いかな?🤔笑



ここから馬場を見て印を前後させるかと思いますので、最終予想をお楽しみにして頂ければと思います🔥🔥


最後までご覧頂きありがとうございました‼️🔥
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