有馬記念、全頭考察

こんにちは!
今週はグランプリ・有馬記念が開催されますね!
過去最高クラスの豪華なメンバー構成だけに
馬券を買う側は頭を悩まされると思いますが、
血統的なアプローチから少しでも馬券の参考にしてもらえれば幸いです!

是非、最後までお付き合いください!😁😁

血統傾向

2014年に路盤が改修されてから、ややディープ産駒やキンカメ産駒などのリーディング上位馬、あとはDanzig持ち、キンカメも持っているNureyev持ちを高評価にしたいと思います。
また、中山の急坂自体に相性のいいネオユニヴァース系も評価は落とせませんし、そのネオユニヴァースが持っているsharpen upも入ってれば見逃せないと思います。
あとはステイゴールド産駒、これは良いとされていますけれども来ている馬が中距離の当時最強クラスだったオルフェやゴールドシップのイメージが強いかと思いますので、そこまで強調はしたくないと思っております。

スカーレットカラー

父ヴィクトワールピサはネオユニヴァースの後継なので一定の評価はしたい所ですが、やはり能力が、、、というような所でしょうか。
ちなみに距離については距離未経験の馬でも馬券内に来れると思ってるので、末脚を活かす同馬にとってはむしろゆったり構えられて良いのではと思っています。
ヴィクトワールピサ自身が中山大得意でしたし、適性自体は大いにあると踏んでいます。

スワーヴリチャード

前走のJCはトラックバイアスに恵まれた所もありますが、それでも充実期に入って来た感のある完勝でした。右回りに変わるのは若干のマイナスではありますが、完成期に入り追走に苦労しなくなった今であればこなすでしょう。
母父のUnbridled's songについてはあまり評価できる血統でないことは確かです。ただ、トニービン持ちの馬は晩年の完成期に入るとトニービンの特徴が前面に出てくるので前走で証明したように馬場がタフになっても好走可能でしょう。

エタリオウ

父ステイゴールドとStome Cat系のDanzigを内包しているCactus Ridgeが母父ですが、このコースで活躍できそうなバランスはかなり良く写ります。
ただ、完成しきっていない辺り早い追走はできないと思ってたのですが、前走はあえて前目につけて無理にでも追走させたように感じる所も見受けられたので、この経験が今回に活きてくる可能性は大いにあると思います。
ゆったり構えて末脚を伸ばしてくる競馬がハマれば、、と言った所でしょうか。

スティッフェリオ

父ステイゴールドの中では一番評価できるかと思います。母母父がCape crossでDanzig系なので、タフさとスピード、さらに起伏に耐えられるパワーを兼ね備えていると評価していいと思います。
枠もいいところに入ったので先行して先に仕掛けて後続に脚を使わせる展開に持ち込み易いと感じますしそういう競馬が合うと思います。
戦歴からも明らかに小回りの方が合うので穴に一考といったところでしょうか。

フィエールマン

父ディープは新路盤になってからは割り引く必要が無くなったので、素直に能力の評価でいいかと思います。母父Green TuneはNijinsky系ですが、Nijinsky持ちが来るのは旧路盤のイメージが強いのであまり評価はしたくなかったのですが、ディープ×米国型の成功パターンの馬と違い母父が柔らかみのある欧州型であるゆえにディープ産駒最大の懸念である筋肉の硬化はまだ先になると思います。戦歴が浅いのもそうですが、本来であればピークはまだ先のようにも思えます。そういう意味でいうと前走大敗はしていますが、他のディープ産駒の傾向に比べると巻き返す余地はあるかなと感じています。
ただ、大敗から気持ちの方が切れている可能性は否めないです。そこは当日の気配など余裕があれば吟味して頂ければと思います。
戦歴的には小回りでも確実に脚は伸ばして来ていますが届かない事が多いのはディープ産駒らしいところ。頭は考えにくい一頭です。

リスグラシュー

父ハーツクライはスワーヴリチャードと同じですが、こちらは母方がSadler's wellsやMill Reefがいるかなり重い欧州系。この馬も完成期を迎えてる事でハーツクライからはトニービンの特徴が入りますから、タフな展開はどんと来いというような血統でしょう。
母父はAmerican Post〜Beringと続きますが、このBeringは去年の勝ち馬ブラストワンピースの父ハービンジャーが内包していた血なので持ってて損は無いかと思います。
去年までは末脚を活かすサンデー系らしい競馬が主でしたが宝塚記念を見てもらえればわかる通り前目につけて押し切る競馬ができるようになったあたり、先程あげたタフな展開の方が向くでしょう。
逆に今ではスローで流れて瞬発力勝負になるとキレ負けすると思うので、先程スティッフェリオであげた前目から後続に脚を使わせる競馬になれば理想かと思います。
この馬の癖のようなものなのであまり気にならないですが、右回りだと良く首が外向くことが多いので、この内目の枠に入り、外から被されたら少しわからない面はあると思います。
ただ、再三挙げるタフな展開になればアーモンドアイより強いと思ってるのでアーモンドアイに勝てる可能性のある一頭として挙げておきたいです。

ワールドプレミア

父ディープで前走勝った勢いがある点は評価したいです。前走は展開や騎手の旨さが光ったレースではありますがスローで流れた時の瞬発力については警戒しなければなりません。
母マンデラはドイツの馬ですがドイツの牝系は瞬発力を強化すると踏んでいますので、ワールドエースがそうだったように瞬発力が強化されたディープ産駒というのが現段階の見解です。
なので、前走より距離が縮みかつ古馬混合のG1ともなれば恐らくペースは速くなりますから、その追走で力を使ってしまうだろう今回では瞬発力を発揮できないのではと踏んでいます。
人気めなところでは危険な馬と踏んでます。

レイデオロ

去年の2着馬ではありますが、前走はいくら馬場が向かなかったとはいえ気持ちが切れているような所が出てしまったのでかなり評価しにくいです。
ただ、去年来てるように血統的には相性がいいです。
父キンカメも後継種牡馬含め多くが人気並みかそれ以上の走りを見せて来ますし、母父Roberto系もタフな展開になれば好相性です。
あとは能力を発揮できる精神状態にあるか、、、
ここに尽きると思います。個人的には巻き返しは難しいと思います。

アーモンドアイ

今回の主役的存在です。
父ロードカナロアが距離大丈夫なの?と疑問を持つ方もいるかもしれませんがJCをレコードで勝っていますし、ロードカナロアは母父のStome Catの影響か、トップスピードの速さとそのスピードの持続を強化するように分析しています。もちろん、母方の影響もしっかり受け継ぐように、母方が長い距離を走れるならその距離でスピードの持続をするというようなイメージです。また、前走の天皇賞の考察でも挙げたように、この馬はサンデーの瞬発力もしっかり引き出されてるので前走よりゆったり構えられるシチュエーションの方が足が溜まり活躍できると思います。
ただ、タフな展開になった所で前走は残り4Fでペースアップしたレースでしたし、JCもそういう早仕掛けのレースだったので、対応はできるかと思います。
トリッキーなコースなので東京コースなどよりは負けるシーンは思い浮かびますがそれでも能力は最上位です。
Nureyevのクロスが発生し(5×3)強調されてるのもプラスでしょう。Nureyevのクロスを持っていた馬だとトゥザグローリーやトゥザワールドの兄弟が該当(4×3)するので持ってるに越したことはありません。イメージほどコース適性も悪くないと思うので本命級の評価とします。

サートゥルナーリア

アーモンドアイの隣入った事で、前走のようなプレッシャーのかけ方をするのでは?とアーモンドアイ派としては少し心配になりますが😂笑
それはさておき、父ロードカナロアについては前述した通りです。また、母父がスペシャルウィークでサンデー系瞬発力があるのも納得できます。加えてNijinsky内包。母母父がSadler's wellsと少し重めの構成であるため、距離が伸びることは何ら問題ありません。この馬は単純に中山には強いだろうと見込まれ3〜4番人気辺りになるだろうと踏んでますが、僕はもっと別の理由でこの馬をアーモンドアイの対抗候補として挙げたいと思います。
それは天皇賞の時の考察にも挙げたこの馬の精神状態についてです。簡単に言うとレース間隔を詰めることでレースに対して反応が良すぎる、気合いが入りすぎると言った事が起こると踏んでいます。Kingmambo系は一般に休み明けや新馬などにやや弱い傾向があります。それは反応が悪かったり、集中力がなかったりする傾向があるためです。同馬に関してはその精神状態がちょうどいいと思います。
今回は短期放牧もして、間隔を少し開けることにより前走より大幅にまともな精神状態で走れる見込みが立つかと思います。
神戸新聞杯のように、仮にスローになっても溜めて脚を爆発させることもできますし、皐月のように早仕掛けになっても単純なトップスピードの性能ならアーモンドアイに勝る可能性もあると踏みます。

キセキ

去年のこのレースでは、秋4走目だったことや、悪い内を通ってた事、無理に先行したこと、など敗因がいくつか挙げられるシチュエーションだったと思います。血統的には父ルーラーシップ自身が出遅れながら好走してるように良いと思います。さらに、牝系もオールフォーロンドンで薄いですがDanzigを持っているので、ここも評価できる点です。
枠が外目でスタートが上手くないだけに自分の展開に持ち込めるかが鍵ですが、個人的にはそれが難しいと踏みますので評価を落としたい一頭です。

クロコスミア

父ステイゴールドは既に二頭上がっていますので特に強調はしません。母方ですが、母父がボストンハーバーでBold Ruler持ち、母母父NashwanがRed God持ちといわゆる米国志向のNasrullah持ちといえます。
2歳G1の時も散々挙げましたが、追走力をつける作用があるので、前目を追走してSadler's wellsやステイゴールドのスタミナを活かす展開になるのが理想でしょう。
函館の1800mでレコードを記録したように、小回りコースでもスピードに乗れる器用さはありますし、また、そういうタフな高速馬場の適性があると踏んでます。注意しておきたい一頭と見ています。

アルアイン

先程ちらっと上げたディープ×米国型の血統です。ディープ産駒の活躍馬の典型的な血統とも言えるので、ここ二戦の大敗から巻き返せるかは疑問が浮かびます。
もとからディープの柔らかみがあまりなくパワータイプの馬であり瞬発力と言うよりは速い脚を持続するタイプだったので、中山に変わることはプラスではあると思いますが、それならかなりのハイペースで回った方がこの馬には都合が良いかと思いますので、、
今回はそう言った展開になりにくそうなのと、
うちで揉まれた時の方が良い競馬ができるので外枠はマイナスです。

ヴェロックス

ハーツクライの後継ジャスタウェイ産駒です。
ジャスタウェイの現役時の好走距離から、距離が縮むことはプラスと捉えて良いかと思います。
ただ、やはりハーツクライらしく追走スピードが上がるであろうことやキャリア初の距離短縮なので、追走に戸惑わないかが心配ではあります。
母方にDanzigを持っているのでスピードについていければ馬券圏内に来るくらいの力はあると思いますが、本来は来年以降にピークが来るべき血統と踏んでるので、枠も含めて今回は見送ると思います。

アエロリット

内目が欲しかったであろう脚質なだけにこの枠でどうかというところはありますが。
血統的にはクロフネの外枠はスムーズに回れそうなので本来はプラスです。この馬の場合スタートが上手いのでこの枠でもすんなり先手でおかしく無いと思います。母父ネオユニヴァースは前述した通りプラスの評価としたいですし、母母父にNureyevを持っている事もプラスですので、血統的にはむしろ良いのではないかと思います。気になるとすれば父クロフネで米国要素が強い事でしょうか、、、
ただ、この馬の場合どうしても左回りでこそという所があるので、、、右回りの今回は難しいかもしれません。ただ、なぜか中山では連対をしているのでその点一応抑えるのはありかなと思います。距離に関しては立ち回りとペース次第で持つかと思います。
中山競馬場が同じコース形態で左回りなら重い印にしたいな、、笑笑 というくらい右回り替わりがでかいと思います。

シュヴァルグラン

去年、一昨年と3着に好走してるように相性は良いと思います。この馬も母方の母母父にNureyevを持っています。去年も外枠でしたし、立ち回りに注文が付くタイプではないので、枠で割り引く必要はないと思います。
距離が伸びる事も歓迎ですし穴を開けてもおかしくない一頭だと思います。
ただ、晩年に入り仕上がりに時間を要するように思えるので、海外帰り二戦目で果たして仕上がり切るかが不安要素かと思います。
見る方は調教などでそこらへんの査収をしてはどうでしょうか。

以上です!
簡単な考察記事になってしまいましたが、
最後までご覧頂きありがとうございます😊😊







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