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高松宮記念、全頭考察


こんにちは!!

今週はG1高松宮記念の全頭考察をさせて頂きます!!

春のG1シーズンを前にプロフ画像なども一新して一層気を引き締めて臨みたいと思いますので、よろしくお願いします!😊

それでは、最後までおつきあいのほど、よろしくお願いします!!



中京芝1200m、コース解説



https://note.com/0513miwa/n/n03711ae9f086

コース解説については先々週に出したファルコンSに近い物がありますので、そちらも見て頂けたら幸いです!

1400mと違う点としては、


✔️3コーナーまでの距離が短くなる。
✔️1400m以上に3コーナーで外に振られやすくなっている。


の2点でしょうか。まず、3コーナーまでの距離が短くなる点はすぐにお判り頂けるかと思います。これにより、なだらかな下り坂に入るタイミングも早くなります。つまりスタートしてすぐにスピードに乗りやすいコースと言えます。また、中京の3コーナーは鈍角気味のコーナーですので、ここでスピードに乗りすぎると外に振られてしまい距離ロスとなります。かといって減速させる訳にもいかないのでどうしてもうまく立ち回れる枠順と騎手の技量が必要になるコースと言えます。




好走血統




好走血統としては下記の1点を挙げたいと思います。


✔️芝でも通用するスピードのあるダート血統。


これだけだとざっくりしすぎていると思いますので、少し解説をします。去年の勝ち馬、ミスターメロディが1番わかりやすいかと思います。ミスターメロディの父はStorm Cat系のScat Daddyでした。Storm Cat系ですので当然ダート適性の高い馬になります。同馬も現役時代はフロリダダービーやシャンペンSといったダートG1を勝っていました。ただ、牝系は芝G1馬も出したJoin the Waves牝系でした。芝の適性も潜在的にあったと考えられます。この事から、ミスターメロディは芝でも通用するスピードのあるダート血統だったと考えることが可能になります。

もちろんパターンとしてはこれだけではありませんので、血統のバランスなどからそういった適性を導き出していきたいと思います。

また、今週末は金曜から土曜にかけて雨の予報になっていますので、重い馬場になった際についても言及していければと思います。



上位人気馬考察(想定1〜5番人気)




タワーオブロンドン

昨年のスプリンターズS覇者です。血統的には父がGone West系です。Gone Westはマイル以下で強烈なスピード要素のある系統です。兄弟に1400m付近で活躍したロードアルティマや仏のマイル重賞で好走したLion Cavernがいるのがわかりやすい点かと思います。若駒時代にマイル前後もこなせていたのはこの辺りかと思います。牝系にはDoff the Derbyがいますが、これは皐月賞をレコード勝ちしたディーマジェスティと同じ牝系。他にも英ダービー馬ジェネラスを出しています。1200mの高速決着に対応したスピードが牝系から供給されているイメージです。

洋芝や重めの馬場になった時にパフォーマンスを落としているので一抹の不安はありますが、それでも安定的に走れているのでさほど減点しなくて良いかと思います。早い馬場であれば上位に食い込める存在かと思います。



グランアレグリア

父ディープに母父はダート種牡馬のTapitという組み合わせと相性自体は良い配合になります。この馬自身阪神Cで1:19.4という好時計でスピードの違いを見せていますが、母のタピッツフライは海外の1600〜1800m付近の芝レースで活躍していました。ベッラレイアなども居る牝系なので、ベストはマイル付近のような気がしてます。この期待値ほどスプリント戦の適性は高くないとみています。また、重い馬場になった時も加点要素は無いかと思います。

一点、間隔を開けたローテーションは好感が持てるので自身のパフォーマンスを出せる状態であることは問題ないかと思います。



ダノンスマッシュ

前走のオーシャンSを快勝してきてダノンらしい所を見せてきたのは気になる所ですが、、、
父ロードカナロアはStorm Catを内包していますので、前走のような高速決着の適性○といった所です。実績的に稍重の馬場は好走歴がありますが、ハードスパンからのダート的なスピードやRobertoのハイペース耐久の要素を取り入れて本質としては高速馬場の前傾ラップ向き、と言った所でしょうか。

一昔前まで苦手としていた急坂も難なく対応した辺りは背腰に力が入って本格化の匂いはしていますが、高速馬場向きであることと、ダノンであること(笑)は注意したい点です。


モズアスコット

今年のフェブラリーSの覇者です。
父フランケルはSadler's wells系ですが、Danzigの持つスピードと相まって、前傾ラップに強いイメージがあります。道中のハイラップを直線でもそのまま持続して他馬が止まるところでも止まらないで居るというイメージでしょうか。前走のフェブラリーSなんかは顕著な例ではないでしょうか?

また、この馬自身フェブラリーSの見解時にも挙げましたが、前走よりも道中のラップが早くなった際にパフォーマンスを上げれる性質があるので、芝戻りとはいえレースの性質とマッチするかなと思います。

ただ、母父のStorm Cat系ヘネシーからも早い芝の方が向くとは思いますので、重い芝になったらパフォーマンスを落とすのではないかと考えます。


ダイアトニック

父ロードカナロアはダノンスマッシュと同様です。
母父にサンデーサイレンスが居る配合はアーモンドアイを連想させますが、こちらは母方の奥にBold Rulerを内包してるアレミロードやStorm Birdがいてスピード要素が多い分別馬になっています。また、Storm Birdのクロスが入って高速馬場適性が強調されてるように思います。スワンS1着時は稍重でのレースでしたが勝ちタイム的にも良馬場とそう差異のタイムだったので、スワンSのレースぶりで重い馬場に○というのは時期尚早かと思います。1200でも対応はできると思いますが、ベストはやはり1400m。1200mでは差せる展開の助けが必要になるかなと思います。


中穴馬考察(6〜11番人気) 



セイウンコウセイ

三年前の高松宮記念覇者で、昨年の2着馬でもあります。コース適性自体は高いものがありますし、勝ち時計が1秒以上違う年で好走できたのは信頼度が増します。血統的には父アドマイヤムーンで重い馬場得意な血統なのは有名かと思いますし、この馬にも該当するかと思います。

この馬に関しては馬場よりも自分の得意な展開に持ち込めるかがカギになるかと思います。前走もトップハンデでかつ差し決着のなか0.2差に粘ったのなら地力が落ちているという事はないと感じます。



アウィルアウェイ

父のジャスタウェイはこのレース初出走となります。
牝系はリアルインパクトなどを出し兄にインディチャンプがいるトキオリアリティーです。この牝系は奥にいる主張の強いIn Realityのお陰でスピード色がかなり強いことで知られています。ダートのスピード勝負にも対応できる血統ですので、このコースへの適性は高い牝系を持っていると感じます。ただ、父のジャスタウェイは現役時代1800〜2000mを主戦場としていただけにスピード比べになった際は少し劣る印象がありますし、ジャスタウェイ自体は少し晩成気味でしたので、現時点でどれだけ仕上がってるかも気になる点です。

少しスピードで劣ると前述しましたが、現状では多少渋った方が勝負になると見ています。



モズスーパーフレア

父SpeightstownはGone Westの系統でタワーオブロンドンと同じになります。ただ、こちらはStome Catを内包してる分、芝・ダート共にスピード勝負になる方が対応できる血統になります。わかりやすい所だとマテラスカイも同じSpeightstownの産駒ですが、ダートでも湿ったダートでなければ走らないと言ったような所です。この馬も母方の奥にIn Realityが居るのでよりスピードを強化されてる印象です。

高速馬場でゴリゴリのスピード比べになった際は推したい血統です。



アイラブテーラー

父トーセンラーはディープの後継種牡馬です。
同馬は現役時代京都巧者であったことでも知られていたので、勢いは侮れませんがここ数走の好走はそう言った要因もあるかと思います。この時の京都の馬場はトーセンラーの母であるプリンセスオリビア持ちが好走した開催でもありました。エリ女でのラッキーライラック(母父Flower Alleyの母)やアンドロメダSを勝ったマイネルサーパス(父アイルハヴアナザーの父がFlower Alley)が該当します。それだけ京都への適性が高いのだと思いますので、中京コースに変わるのは決してプラスとは言えません。

ただ、タフな馬場での開催だった京都でも好走できていたためタフな馬場自体は幾分かこなせると思います。


ノームコア

父ハービンジャーはDanzig系で、距離短縮でパフォーマンスを上げる例が多いスピード型です。しかし母のクロノロジストからは秋華賞を勝ったクロノジェネシスやダート中距離で勝ち星のあるクロノスタシスなど中距離で好走してる馬を出しています。東京マイルのスプリント質を問われるようなラップになったヴィクトリアMでも勝利経験があるので対応は可能かと思いますが、血統の字面ではどうしてもスピードにかける印象があります。

ただし、母父のクロフネはVice Regent系で高速馬場になった際の好走血統ですし、スピード欠けしている印象から馬場がタフになった方が走るようにも見えるので、見所はある血統と言えます。



ステルヴィオ

父ロードカナロアに母父がファルブラヴです。
この配合はダート1400で活躍しているミッキーワイルドを始め1400m前後で好走歴のある馬が多いです。ファルブラヴの父Fairy KingはSadler's wellsと兄弟ですので、ハイラップへの耐久も強化されている印象です。祖母のアズサユミからは障害重賞勝ち馬も出てるように豊富なスタミナも受け継がれているはずですので、前傾ラップになった際の耐久とある程度であれば重い馬場もこなせると思います。

あとは1200mになり、おそらく前走よりも速いペースになったところでしっかりと追走できるか、個人的にはできると思っていますので、枠の並びなども含めて先行できる位置が欲しいです。



大穴馬考察(12番人気〜)



ナックビーナス

父ダイワメジャーはノーザンテーストの底力の効力があるからか、タフな馬場や超ハイラップになってもスピードを持続できる特性があります。また、Danzigとの組み合わせはメジャーエンブレムやレシステンシアがいるニックス配合になります。セイウンコウセイ同様、こちらも展開の鍵を握りうる一頭ですので、馬場不問で自分の競馬ができるかどうかが争点ではないでしょうか。



シヴァージ

父はStorm Cat系のFirst samurai。同馬は日本の芝に高い適性を見せるGiant's Causewayの後継。Giant's CausewayはStorm Cat系ですが、Glorious song(シュヴァルグランやヴィヴロスなどのハルーワソングの牝系の大元)を母に持つRahyがいるので、芝適性が高い種牡馬になります。また、Storm Catのパワーもある程度持ち合わせているので多少であれば重い馬場にも適応できます。母方にCaroやMill Reefがいる事も含め、ベストは高速馬場でのスピード比べだと思いますが、多少重くなっても対応できる血統と見ていますので、あとはop勝ちレベルの馬ですから周りとの力量比べと言った所でしょうか。



グルーヴィット

父はロードカナロア、母方はエアグルーヴの牝系を持つ良血馬です。トニービンやノーザンテーストを内包していますので、タフな展開には持ってこいと言った印象。スプリント戦は初になりますが、牝系とのバランスから最後他の馬が止まるようなタフな展開が向くのではないかと思います。中京自体は実績的に○ですし、ダートでの勝ち星があるのもこのコースでは追い風の要素です。

ただ、エアグルーヴの牝系は晩成の馬が多いので本格化はまだ先のように思えます。



クリノガウディー

父はスクリーンヒーローと自身がJCを勝った中距離向きの種牡馬。ノーザンテーストがクロスしている所を見るとスタートからゴールまで速い脚を使い続ける事でマイルや1400mに対応している印象。母父のディアブロはダート向きの種牡馬ですが、その父Devil's Bagはタイキシャトルの父であり前述したGlorious songの兄弟に当たることから芝のスピードに対応できると考えています。

ただ、重い馬場になるなどスピード不足な点を補う助けは必要になりそうです



ダイメイプリンセス

父はキングヘイローでコース形態が以前の時ではありますが高松宮記念を勝った馬です。母父はダンスインザダークで、速い脚を使い続けるという点で短距離に適応できる血統と分析します。超ハイペースになった北九州記念を勝ったのは良い例かと思います。母の奥のStorm  Birdがさらにスピードを助長してるかと思います。

馬場的には重い馬場も苦にならないタイプかと思いますが、とにかく前半に早くなる展開になるかどうかが上位に来る鍵となるかと思います。



ティーハーフ

今年10歳を迎える往年のスプリンターですが、父はMachiavellianの後継のストーミングホームです。ミスプロがクロスしているあたりは少し時計のかかる馬場での持続力勝負に強いと言った印象の種牡馬です。
母父は柔らかさや瞬発力をだすSir lvorを内包しているDanzig系のGreen Desertです。末脚を出せるのはこの辺りの要素かと思いますが、加齢とともに筋肉に硬さが出てきたようにも思えるので去年ほどの旨味は無いと感じてしまいます。



ラブカンプー

父はショウナンカンプでサクラバクシンオーの後継に辺ります。血統以前に近走の成績を見ても、見所や内容が無いので一時の好走時の精神面はもう無いのかな?と思ってしまいます。血統的には同じくスプリンター戦線で活躍しているキングハートを兄に持ち、母父はスプリンターズSを勝ったマイネルラヴ、そしてバクシンオーの後継ですから、スプリント一族で構成された血統になります。スピードが前面に出ている血統ですので、速い馬場の方が適性は向くと思います。




現状の印


◎セイウンコウセイ
○タワーオブロンドン
▲モズアスコット
☆ステルヴィオ


もちろん枠の並びなどもかなり重要な要素にはなりますが現状気になる馬としてはこちらの4頭を挙げたいと思います!!


本日は以上になります!
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