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東京ダート1600m、血統攻略‼️



こんにちは!!!

久々にコース特化の攻略記事を出させて頂きます😊
今回は『結局の所何が強いの??』という疑問をよく見受ける東京ダート1600mに焦点を当てたいと思います!

G1フェブラリーSも開催されるコースで、中央唯一のダートのマイル戦。芝スタート+中央最長の直線と、しれっとクセ要素は勢揃い。

一つ一つ整理してしっかり攻略したいと思います‼️


それでは今回もよろしくお願いします!




細々とした話が嫌いな方々は東京ダート1600mはBold Rulerが強いと覚えてもらえればいいです。笑







⬇︎前作のコース攻略記事はこちら⬇︎










東京ダート1600m、コース解説

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2コーナーのポケット地点、芝コース部分からスタートします。上から見た平面図ではダートコースへの侵入まで一直線のように見えますが、実際はやや内側に折れ曲がっています。またコーナーの形状に沿った芝の形ですので外枠の方が芝を走る距離が長い。この辺りが外枠有利と言われる所以なのは有名なお話です。

スタート後は緩やかな下ります。ここでもスタートでごちゃつきにくく、芝コースでスピードに乗れる外枠の方が卒なく立ち回れる傾向にあります。下りに入るので前傾ラップになりやすいですが、3コーナー手前で一度軽い登りがあるのでここでペースが落ち着きやすく、各馬長い直線に向けて脚を溜める区間にも当たります。

直線は入り口から緩やかな登り坂が200m近く続きます。ダート的なスピードに加えて長く脚を持続できるタイプ、またラップ次第では脚を溜めて末脚を活かせるタイプも好走が可能といるコース形態と言っていいでしょう。




結論としては、冒頭に挙げた『結局のところ何が強いの?』というイメージ通り、"コース形態だけに目を向けると好走しうる血統範囲は実に広い"と言えます。どちらかというとそのレースのラップによって好走血統が分かれるイメージを持っていただいた方が良いと思います。










ラップで仕分ける好走血統



東京ダート1600m平均前後半3Fラップ(過去3年)

35.58-37.46 (1.88前傾)


*重賞・2歳、3歳一勝クラス・新馬戦を除いたラップ平均
*良〜不良、全レース



この平均ラップを頭に入れた上で次の馬齢別、良馬場と稍重以上のシチュエーション別のラップを見て頂きたいです。

ちなみに、この前後半3Fラップですが、、、、
中山ダート1200m→約2.97前傾
阪神ダート1400m→約2.71前傾

なので、それに比べれば早い上がりを求められていることがわかります。直線が長いので当然と言えば当然ではありますが、、、



〜〜2歳未勝利戦〜〜

2歳未勝利、良馬場時

35.91-37.98 (2.07前傾)



2歳未勝利、稍重〜不良馬場時

35.49-37.45 (1.96前傾)


2歳未勝利、全体平均

35.70-37.72 (2.02前傾)




〈ポイント〉
①前半3Fのラップは大差ないが、上がりのラップが平均よりもやや掛かっている。
②当然だが湿った馬場の方が前後半の差が縮んでいる為、前が有利な根拠になる。

→前半3Fの平均と大差ないラップは2歳にしてみたら早い流れに当たる。また、上がりはかかる為2歳時には末脚に特化したタイプよりは前半の早いペースを追走できるタイプ、また後半までそのスピードを持続できるタイプが○

➡️追走力の根拠のあるBold Ruler持ちがベスト!
*A.P.Indy系・Storm Cat系・アグネスタキオンなどが◎
Bold Ruler持ちを中心とした米国型の血統はその豊富で強固な筋肉から仕上がりが早い事も2歳戦にはプラスになりやすい。

➡️持続力を助長する意味でハイペース耐性のあるタイプ、特に母方に土台として持っているタイプがベスト。
*主張が強すぎない(スピードを邪魔しない)、NijinskyやLyphard、Robertoなどが○





🔴まとめ
父A.P.Indy系、Storm Cat系を始めとした米国型血統。またBold Rulerが血統表に多い方が有利に働きやすい。
母系にNijinsky、Lyphard、Robertoなどの欧州要素(耐久要素)があると○










〜〜3歳未勝利戦〜〜

3歳未勝利、良馬場時

35.73-38.13 (2.40前傾)


3歳未勝利、稍重以上時

35.51-37.51 (2.00前傾)




3歳未勝利、全体平均

35.62-37.82 (2.20前傾)




〈ポイント〉
①前半3Fのラップは平均とさほど変わらずだが、上がりが平均よりも掛かっている。
②当然2歳未勝利戦より前半のラップは早いが、わずかながら上がりが掛かっている。ただ、表記はないが中間2ハロンが2歳戦より0.43程早い。

→より高いレベルの追走力とスピードの持続力が求められるが、後半失速する事を考えれば耐久性に富んだタイプが差してこれる可能性が高まっている事も予測ができる。




➡️引き続き追走力のあるBold Ruler系は強みを見せる。ただ、ペースが早くなり(それもより早い追走ができるようになった為に、、、)後半に失速する際はダート型サンデー系×欧州要素配合などの差し込みにも目を向けたい。

*ただ、基本的(特に良馬場時)には早すぎるペースで流れると追走力のない非🇺🇸型が苦しくなる。






🔴まとめ
引き続きBold Ruler持ちのA.P.Indy系やStorm Cat系などは評価できる。また高いレベルのスピード要素を持っていれば押し切りを期待できる。ただ、ダート型サンデー系×欧州要素の差し込みはラップ次第では期待値が高くなる











〜〜古馬混合一勝〜OPクラス〜〜

古馬混合一勝クラス以上、良馬場時

35.66-36.90 (1.24前傾)


古馬混合一勝クラス以上、稍重以上時

35.15-36.80 (1.65前傾)




古馬混合一勝クラス以上、全体平均

35.41-36.85 (1.44前傾)





〈ポイント〉
①前半3Fは35秒前半と当然平均よりも早く、引き続き高い追走力が求められる。
②後半の失速度合いが軽減され、スピードの持続力よりも質の高い上がりが要求されている。
③稍重以上時の方が前の意識が強まるのか後半の失速度合いが強まる。

→ここまで求められていた高いレベルの追走力に加え上がりが使えるかどうかも重要になってくる。特に良馬場時の方が上がりを求められている事が読み取れる。





➡️追走力のあるBold Rulerは当然必要になるが、良馬場時にはより質の高い上がりを求められる。そういった点からダート型サンデー系が優位に立ちやすい。
ただ、馬場が渋った時はより前半のスピードが大事になるので🇺🇸系の中でも早いダートに対応できるタイプが○






🔴まとめ
良馬場時にはA.P.Indy系、Storm Cat系ももちろんだがゴールドアリュール、ネオユニヴァースらダート型のサンデー系にも目を向けたい。特にこれらの父の母方にBold Rulerなどの追走要素を内包している馬は特に評価










馬場で仕分ける好走血統

稍重以上時、全体平均

35.38-37.25 (1.87前傾)



上記は稍重、重、不良馬場の時の前後半の3Fラップ。全体平均と比べ、前後半共に0.2秒程早くなっているのが特徴。当然、稍重と不良では比べ物にならないほど求められるスピード感は変わってくるのだが、広く見ればラップのバランスは良馬場時ともそう大差ない事はポイントとして覚えておいても良いでしょう。





ただ、特徴があるのは2.3歳の未勝利戦。
前項のラップにも戻って頂きたいですが、未勝利戦に関しては渋った馬場の方が後半の失速度合いが少なくなりやすい傾向にあります。この点からも、馬場が渋った時は前が有利である事や、前半からスピードを発揮できる馬が優位に立ちやすい根拠になります。




参考として、下記は"2歳未勝利の稍重以上時、1〜5着の4角平均位置取り"

(2.7-6.8-8.8-13.2-12.7)

と、このように綺麗に前から順に決着しやすい事が分かるかと思います。
*3歳戦はサンプルが多く、心が折れました(笑)💧すみません、、🙏

➡️2、3歳戦では前半に速いラップで先行できるか(追走できるか)。そういった意味でも仕上がりの早さに加えて、早期からの追走力を助長するBold Ruler系は優位に立ちます。また、スピードに根拠がある🇺🇸ミスプロ系のGone West系やForty Niner系なども、バランス次第では○。母方にIn Realityなどを持っているのもプラスになるか。








まとめ

〜〜2歳未勝利〜〜


Bold Rulerを持っている🇺🇸血統(A.P.Indy系、Storm Cat系)を狙え!!
また、馬場が渋った際はそこに🇺🇸ミスプロ系やFappiano系、In Realityなどの強いスピード要素が加わる事がプラスになる





〜〜3歳未勝利〜〜



引き続き、Bold Ruler持ちは優位。ただ、2歳未勝利に加え早いタフなペースになる頻度が高まるため、耐久性のある要素(Nijinsky、Roberto、辺りが優位)を母方などに薄く抱えている事がプラスになる。
ただ、強烈な🇺🇸血統がスピードで押し切るケースがある事も覚えておきたい。

馬場が渋った際は2歳未勝利同様。



〜〜古馬混合、一勝クラス〜OPクラス〜〜



未勝利戦に加え、質の高い上がりが求められる傾向に、(クラスが上がるにつれ)あるため追走要素を持ちつつダート型サンデーの血統を持っている事がプラスになる。また、🇺🇸血統でも上がりを使った実績があるタイプを評価したい。









東京ダート1600m、注目種牡馬

ヘニーヒューズ

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この舞台では言わずもがなと言った存在で、人気しやすいタイプでもあるため単複の回収率はそこまで良くないが、、、勝率13.8%-連対率24.3%と優秀な数字。馬場が渋った際15.9%-28.6%に上がる事からも芝でも走る子をだすスピードが存分にこの舞台で生きている事がわかる。

どちらかというと大幅距離延長ローテや使い詰めローテなどのシチュエーションで切る事で旨味が出るタイプですが、特に危険要素がない限りは巻き返しもできるタイプなので基本的には抑えたい。

また、2歳戦では2016年以降4-4-4-14と半数近くが馬券に絡む活躍。仕上がりの早さにも定評があり、同舞台なら新馬戦から買えるのも特徴。2歳戦では軸に据えるのもおススメ。






カジノドライヴ

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『雨のカジノドライヴ』とは良く言われたもので、その性能はこのコースでも発揮されている。

全体では11.8%-16.4%と平凡な勝率-連対率だが、不良馬場に限ると25.2%-28.1%に上昇する。またこの数字からもわかるように、"勝ち切れる"というのがセールスポイント。現に不良なら単勝回収率は170%超え。水が浮いているような馬場の際は積極的に単系で買いたい。







トーセンファントム

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あまり目立たない種牡馬で、サンプル数はまだ少ないが、、、現状で26.7%-40%の勝率-連対率で単勝回収率は500%を超えと相性の良さを見せている。

特徴としては父のネオユニヴァースから来るパワーのある末脚。未勝利などのシチュエーションでは末脚を発揮しにくいと前述しているが、それでもペースが緩むなどをして上がりの質が活きやすい展開では強さを見せる。

トーセンファントム自身では追走要素が薄いので母系に追走要素のある🇺🇸血統を抱えている事が望ましい。

しばらくは単複ベタ買いしても面白い存在と見ている。







クリエイターⅡ

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こちらはまだ同舞台の出走経験はないが、、、

9月の中山ダート1800mで2-1-0-2と好成績で終えたようにTapit系の中でもタフな中距離ダート型だということを証明した。ただ、本質はA.P.Indyのスピードをしっかり持っているタイプだと睨んでいる。ただ、距離短縮のシチュエーションや湿った馬場でスピードを求められると心許ない印象。距離延長のシチュエーションや新馬戦など、良馬場でまずは様子を見たい所。

適性としては高いと思うし、母方にダート的なスピード要素があればなお良しと分析します。






今回は以上になります!!

最後までご覧頂きありがとうございました!!

まとめとして血統というフィルターでは予想難易度の高い(馬場やラップなど色んな面を取り入れて最適の血統を選択しないといけない為。まぁ、全コースそうなんですが、、、特にこのコースでは、という事だと思って下さい😅) コースだと思っています。他のフィルターと合わせた上で、血統選択の参考にして頂ければと思います✋️

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