有馬記念・血統解説‼️🔥
こんばちわ!
今週はとうとう一年の総決算有馬記念‼️‼️
競馬をやっているとつい一年が早く感じますね、、、
色々と思う所もありますが、なんとか今年一年も血統解説を継続してこれました😊
いつもご覧頂ける皆様に感謝申し上げます!
改めてありがとうございます🙏💦
さて!
なんとかラストまで、血統予想で恩返しが出来ればと思います!
今週もよろしくお願いします‼️🔥
⬇︎昨年の有馬記念の血統解説はこちらから⬇︎
〜〜中山芝2500mコース解説〜〜
*画像はnetkeibaより抜粋
外回り3コーナー手前辺りからスタートします。スタートしてすぐ3〜4コーナーに当たる為、内枠の馬が好位を取りやすく、また、隊列も出来やすく前半はペースが落ち着きやすい傾向にあります。スタンド前の直線で急坂がありますし、消耗しないように立ち回りたい騎手心理が働く辺りも前半はレースが動きにくい要因の一つかなと思います。
2週目は内回コースを使用。向こう正面の下りに入る辺り(残り1000m前後)からラップが締まり始める傾向にある為、基本的には後傾ラップで長く脚を使う事を求められるスタミナ勝負になりやすいです。また、小回りコースらしく馬群は密集して直線を迎える事がほとんどですので、追い出しやすい位置を確保しながら立ち回る器用さも求められますし、急坂を登るパワーも求められます。
総じて、トップスピードに長けているタイプよりも、小脚を長く使える器用めなパワータイプに適性が向くコースになっています。
〜〜有馬記念・好走血統〜〜
✅special持ち
Nureyevの母であり、Sadler's wellsの母母に当たる名牝special。たびたび好走血統でも取り上げていましたが、タフさを求められるコースにはもってこいの血統要素です。
この要素を語る上で欠かせないのが、トゥザヴィクトリーの存在です。トゥザヴィクトリー自身は2001年の有馬記念で6番人気3着に好走しています。その子供たちであるトゥザグローリーは2010年に14番人気3着、2011年9番人気3着。トゥザワールドは2014年に9番人気2着に好走と母子ともにこのレースで穴を開ける活躍を見せました。
この一族はNureyevの色が強いフェアリードールの牝系で、小回り形状の長く持続的に脚を使う展開に強い特徴があります。特に、トゥザヴィクトリーの子であるトゥザグローリーとトゥザワールドに関してはNureyevの3×4を持って強調されていた辺り、如何に大事な要素かというのが分かるかと思います。
✅ディープインパクトの血
意外に思われるかもしれないのが、このディープインパクトそしてその全兄であるブラックタイドの血です。
2014年のジェンティルドンナを皮切りに、キタサンブラックやサトノダイヤモンドなど。昨年に関してはサラキアが11番人気2着、フィエールマンが3着とディープ産駒の2.3着と好走。馬場改修後から好成績を収めています。
ただ、個人的に大事にしたいのは『なぜディープ産駒が良いのか?』という所。
ディープインパクトは母父系にLyphardを内包しいますが、ディープ産駒の傾向としてこのLyphardを強調する形になるNorthern Dancerを母に持つと、持久力豊富なディープ産駒が生まれる傾向になります。
そのLyphardが内包するLady Juror(Fair Trial)の欧州的なタフさ・前向きさが強調されているタイプがこの有馬記念には有効だ、という事です。
ディープの血が良いよ!とは言いましたが、本当にこの舞台で強調したいのはLyphardのような欧州的なタフさ・前向きさが活きたタイプの血統。このタフさが活きるのには様々なタイプがあるので、注視しながら各馬の解説も進めて行きたいと思います。
〜〜有馬記念・出走馬血統解説〜〜
*ここでは血統評価をA〜Dで評価していきたいと思います。たまにSが出てきます。笑
基準は下記の通り。
の以上4点。加えて、そこからその他条件がついて回り、それが良い方に出そうか、悪い方に出そうか、その辺りを±を付けて評価していきたいと思います。
✅クロノジェネシス
凱旋門賞7着から臨みます。
父は🇫🇷凱旋門賞馬のバゴ。母は高速馬場に強いラスティックベル牝系(同牝系からはフサイチエアデールやノームコア、ビーチサンバなど)で、昨年の宝塚記念や有馬記念の走りからもタフ馬場に強いイメージが強いですが、牝系のお陰で高速馬場にも対応できる基礎スピードを持ち合わせてる血統構成になっています。
父のバゴは好走血統にも取り上げたNureyevを内包しており欧州種牡馬らしいタフさを持つ。加えて、欧州的な前向きさが強いRed God系統とだけあり有馬記念で求められる能力にも近い、比較的相性の良い種牡馬。特に同馬はミスプロの前向きさや、Haloのクロスなどから日本の馬場にも合うように軽さを助長。前走の凱旋門賞ではその軽さが弊害となりパフォーマンスを発揮しきれませんでしたが、日本で欧州要素を求められるレースという事であれば昨年同様の高パフォーマンスを期待しても良いと感じます。
懸念があるなら、初の大敗によるメンタルダメージか。使える脚の長さからも前走の凱旋門賞は決して合っていた舞台ではありませんでしたし、凡走は仕方ない。まともな状態であれば好勝負可能と見ます。
✅エフフォーリア
天皇賞・秋1着から臨みます。
父はRoberto系のエピファネイアでそこに晩成感のあるトニービン内包のハーツクライが母父。アドマイヤムーンやヒシアマゾンと言ったパワーとスピードが持ち味のKaties牝系出身の血統馬です。字面で見るとやや重さのある配合にも見えますが、そこはサンデーの3×4やKatiesの基礎スピードの高さ。そして、マルゼンスキーが内包しているTom Fool≒Flaming PageのTeddyが掛かっているニアリークロスとハーツクライの牝系であるMy Bupersが内包しているBusinesslike≒Revokedの同じくTeddyが掛かっているニアリークロスによって、Blue LarkspurやBlack Toneyと言った軽いスピードが引き出されるDomino血脈が刺激されている字面以上に軽めのスピードを持つ血統構成。
皐月賞の時点でも『ここまでスロー→瞬発力勝負しか経験して無いものの、本質は持続力豊富で長く脚を使えるタイプなので、揉まれずスムーズにスピードを活かせる展開ならば好走可能な印象です。』と語っていますが、軽いスピードも発揮しつつ、皐月賞のように器用に立ち回れるのが強み。中山内回りも問題なくこなせるタイプかと思います。
懸念としてはやはり距離か。陣営としても菊花賞には目もくれず、天皇賞・秋に狙いを定めた辺り、やはりベストは2000m前後と考えているでしょうし+500mの延長は歓迎では無い印象。ダービーに関して、本人も振り返っていたように確かに武史Jの仕掛けも早かったが、それでも甘さが出たのは距離の原因もあったはず。
そういった意味で、攻めた仕掛けがし辛いのは展開次第でマイナスになるでしょうし、この距離で消耗戦になった際は甘さが出る可能性も高いかなと思います。また、本来は軽めのスピードがあるタイプだけに、この距離でタフさを問われる馬場になった際はやや不安。
距離・馬場の懸念を乗り越えられるかがポイントになるかと思います。皐月賞同様のパフォーマンスができればここでも十分通用するかと思います。
✅タイトルホルダー
菊花賞1着から臨みます。
父は新種牡馬のドゥラメンテ。姉に軽量馬としても人気を博してる長距離レースを制しているメロディーレーンがいる血統。母のメーヴェは丹頂Sを勝つなど芝の中長距離をメインに活躍した欧州血統馬。母方にSadler's wellsやMill Reefと言った欧州的な耐久性に優れた血統を持ちます。牝系を辿ると、大種牡馬サンデーサイレンスにも繋がるRoyal Chargerや大系統になってるNasrullah、更にはFair Trialに繋がる名門牝系出身です。
安定した先行力が持ち味で、自身の得意な逃げの展開に持ち込んでどこまで、ですが今回は同型がいるだけに兼ね合いがポイントでしょうか。個人的には高速馬場<時計の掛かる馬場に適性が向いてると感じてますが、馬場融通は広い方だと分析しています。
父ドゥラメンテはトニービンを内包している分、他のミスプロ系よりは長距離に対応してこれる下地があります。また、母方の血統からも距離が伸びて良さが出るタイプあり、特に欧州的な前向きが出る牝系出身という点や、Nureyev≒Sadler`s Wellsなど好走血統にも挙げた要素を持ち合わせている点は評価可能。
ここまでのレース振りからも、逃げるか逃げないかでパフォーマンスがだいぶ変わるタイプだけに逃げれるかどうか。もしくはほぼ単騎のような形でまとめられるか。テン乗りの和生Jがどう乗ってくるかも含め注目したい一頭です。
✅ステラヴェローチェ
菊花賞4着から臨みます。
父は🇫🇷凱旋門賞馬のバゴ。そこに母父ディープインパクトという血統。バゴの父であるNashwanとディープインパクトでHighclereの牝系クロスが発生している好配合で、Highclereの特徴でもある、🇬🇧牝系らしい豊富な体力がしっかり前に出ている印象の血統構成です。また、500キロ前後の馬格があり、母方のRobertoも出ているか。パワーとNashua的な追走力もあると言った印象です。
血統構成からもそうですし、2走前の神戸新聞杯を見ても分かるようにパワーを要するタフな芝でより高いパフォーマンスを発揮するタイプとみていますが、朝日杯FSやダービーの走りからも持続的に足を使う展開ならば高速馬場でも対応可能という所を見せました。そういった意味ではミスプロっぽい万能さがあり、故に極端な瞬発力勝負には弱い背景があると感じます。
故に、持続力を求められやすい、小回りのこのレースは相性が良い印象。同馬が持つHighclereクロス(Height of Fashion≒Burghclere)の持久力が活きてくると思いますし、母方はディープの持久力の面が活きた配合なので、極端な瞬発力勝負にならなければ卒なくこなしてくる可能性が高いと感じます。
前走の菊花賞でも展開不向きの中、大きくパフォーマンスを落とさなかった辺りやはり世代上位の能力を感じますし、ここでも通用する下地はあると思います。個人的にはM.デムーロJとの手も合うのではと思っています。
✅ディープボンド
凱旋門賞14着から臨みます。
キズナ産駒の母方にHalo持ちは同産駒の好相性配合。クリスタルブラックやアブレイズ、ヤシャマルなどがいる配合で、父らしいパワーも助長しつつ比較的休み明けからも走れるキズナの父ディープインパクトらしい所がでてくる配合。母父のキングヘイローから、Sir Ivorの柔らかさやLyphardの欧州的なタフさ・前向きさが刺激された血統構成です。
特にディープ系×Nijinsky+欧州的な柔らかさという並びからは昨年のフィエールマンやサラキアとも共通点のあるタイプで、シンプルなコース適性は高い一頭です。
フランス遠征時、休み明けだったフォワ賞で勝ち、中2週になった凱旋門賞でパフォーマンスを落とした辺り、父系らしく柔らかさや鮮度を保った状態の方が好走してきやすい。そういった意味で間隔を空けて来ているのは好印象。あとは同馬もクロノジェネシス同様にメンタルダメージが無いかどうかでしょう。
✅アカイイト
エリザベス女王杯1着から臨みます。
父はディープインパクト後継のキズナ。母父シンボリクリスエスに奥にはミスプロと持続力を助長するNashuaクロス持ち。基本的には追走しつつ徐々に加速していきながら長く脚を使うシチュエーションを得意としている血統構成に見えます。同父×母父からはソングライン(富士S1着・NHKマイルC2着馬)が出ているように、トップスピードに優れたタイプというよりは、速い脚を持続的に使うシチュエーションになればパフォーマンスを上げてくるタイプです。
前走のエリザベス女王杯は消耗戦になったこともあり、同馬の持続的な上がり性能が活きた印象です。今回もそういった流れになるかが、好走のカギとなるかと思います。
母方は欧州要素が多い分キズナ産駒の中では、休み明け<叩き2戦目の方が良いタイプですが、あまり使い詰めも良くない。故に3戦目がどうかという所。シンプルなレース相性なら上位に当たると思います。
✅アリストテレス
ジャパンC9着から臨みます。
父はRoberto系のエピファネイア。牝系はヴィクトリーやリンカーンなどを輩出しているタフさのあるバレークイーンの牝系。特にspecialを内包しているSadler's wellsの影響が強い牝系ですので、長くを脚を使う事を問われるレース質はピッタリな血統。サンデー3×4やSir ivor≒Habitatのニアリークロス由来の前向きさや柔らかさを持っていて、エピファネイア産駒の中では軽さのあるタイプという事が言えます。
そういった点から、エフフォーリアともやや近いタイプの血統構成と言えます。上がりが掛かる持久戦や菊花賞等の長距離で好走して来たためステイヤーのイメージがある方も居るかと思いますが、個人的には他馬より相対的に得意だっただけで、本質は主流条件で速い上がりを使える能力やタフさを活かす方が血統的には優れている印象です。故に適性としては前走の東京2400m>中山2500mになるか。
軽いスピードを活かせる馬場で、持久力を活かせる展開になれば浮上の可能性ありか。
✅アサマノイタズラ
菊花賞9着から臨みます。
父はサンデー系の中でもダート的なパワーを内包するネオユニヴァースの後継ヴィクトワールピサ。欧州ミスプロのMachiavellianを内包する、パワー・タフさに向いた種牡馬で、牡馬と牝馬でタイプがガラッと変わるタイプの種牡馬でもあります。母型には欧州的な前向きさを出すキングヘイローに奥にはSadler's wells系のオペラハウス内包。総じてミスプロクロスなども合わせた欧州的な前向きさと持久力を併せ持つタイプで、タフな芝やタフな流れで長く脚を使っていくレースを得意とする血統構成です。
また、ヴィクトワールピサ×Lyphard・Sadler's wellsという配合はタフな芝の小回りコースで結果を出しているブレイキングドーンとも同じ配合です。
2走前のセントライト記念の勝ち方が痛烈でしたが、やはりこの時は展開的にハマった所が多く、道中は内をロスなく回れた点や、道中に12.3以下のラップが入らず、緩みがない前には厳しい流れになった点は大きい。追走力が薄い分、今回も後方からになる可能性が高い。今回も前がつぶれるような展開になるかどうかがポイントになるかと思います。
✅キセキ
ジャパンC9着から臨みます。
父ルーラーシップに母父ディープインパクト譲りの大跳びなストライドからくるスピードの持続力と強靭なスタミナが同馬の持ち味。Danzig色のオールフォーロンドン牝系出身で、一本調子感も含めた不器用な感じがあるだけに大味な競馬が合うのも血統的な同馬の特徴です。
前走のJC時にも述べましたが、簡単には失速しないタイプ。故に近走のようなスピードの持続力と耐久性を活かした積極的なレースが形としては合う。
展開予想をする上ではかなり困ったちゃん(笑)なので慎重に査収したい所です。
✅ウインキートス
エリザベス女王杯10着から臨みます。
父はステイゴールド後継のゴールドシップ。母父は仕上がりの早さと小回り的な追走力を助長するボストンハーバー。牝系はアグネスタキオンの母父であるRaja Babaを輩出したMissy Baba牝系出身。母方のダート的な前向きなスピードに父のタフさ、持久力で粘り強さが足されている印象の血統構成です。
シンプルに小回り形状のタフなコースは合う印象。関東圏でレース出来るのも同馬としてはプラスになる印象です。前走は結果的に外枠・外追走が響いた印象ですし全く自身の力を出せていなかった。
前走同様の評価で、実績があるので問題ないかもしれませんが、個人的には下り坂血統であるPrincely Giftクロス持ちのゴールドシップ産駒を急坂コースで評価したく無い。その分低めの評価にはしましたが、枠次第では条件好転と言って良いでしょう。
✅パンサラッサ
福島記念1着から臨みます。
父はキンカメ後継のロードカナロア。母父にはSadler`s Wells系の欧州の名種牡馬モンジュー、奥にはMill ReefやSpecial(Thatch)の5×5×6、豊富なTeddyなど欧州的なタフさ・馬力に富んだ血統構成。ただ、Domino血脈のスピードも持ち合わせており重さ一辺倒では無いのが好感。近親には欧州G1で活躍したクロコルージュやAli-Royalなどがおり、兄弟にも重賞で活躍したエタンダールやディメンシオンらがいる血統馬です。
ここ2走は逃げて高いパフォーマンスを発揮。以前から逃げの戦法を取る事もありましたが、ここ2走のような後続に脚を使わせる訳では無く溜め逃げに近い物である意味参考外と言っても良いでしょう。特に印象的なのが前走のパフォーマンス。前半5F57.3と2000m戦ではかなりのハイラップを刻んで逃げていましたが、その後一度溜めたとはいえ、L2F目で再度加速し上がりを12.4 - 12.1 - 13.1でまとめる好内容。改めて後続に脚を使わせて、同馬の母方の耐久性を活かすような逃げが合う事を証明したレースとなりました。
今回は+500mの延長、斤量増と目に見えた課題は多いが、引き続き後続を離していくような積極的な逃げが見られるなら面白い存在にはなるか。展開面でも注目の一頭。
✅ペルシアンナイト
チャレンジC3着から臨みます。
父はDanehill系のハービンジャーに母方はゴールドアリュールやゴールスキーを輩出したニキーヤの牝系出身。欧州Danzig系特有のスピードの持続性と母方からくるパワーが持ち味の同馬。また、Aureoleも母方に持っており父系共々、やや揉まれ弱く一本調子感のある血統構成になっています。
今年で7歳を迎えますが、近走でも安定して上がり上位の脚を使う上がり性能と、道中でやや掛かり気味になる前向きさは健在。3歳~4歳時のような爆発力はありませんが、舞台融通広く上がりを使える地力は評価可能として良いでしょう。
昨年は+900mの延長ローテの中、上がり2位の脚を使い0.6差とそれなりの内容。今年は+500mの延長と捉えれば、昨年より延長による負担は軽減される分条件好転か。差し込みが利く展開になればチャンスがあってもと感じます。
✅シャドウディーヴァ
ジャパンカップ7着から臨みます。
父はトニービンを内包するハーツクライ。母父はDanzig系のDansillで、やや不器用さと一本調子感のある配合。サリオスやワーケア、ワンアンドオンリーなどと同じ、ハーツ×Danzigらしく早めから動けるタイプの血統構成です。
一時はそのDanzig系持ちらしい前向きさがややネックになってた所もあり、追走力に欠けていたり、気分屋加減な所がありましたが、近走の安定した上がりの使い方や馬体、更に前走の先行できるようになった点など成長してきた所も見受ける辺り、晩成傾向にあるハーツクライ産駒の二度目の充実期に入って来た可能性も高い。
前走は積極的な先行策で、4角で位置を下げるなど厳しい所もありましたが、それでも直線では盛り返してくるなど見所は大いにあった。ベストは左回りでしょうが、右回りでも上がりをしっかり使えていますし、ある程度の位置につけられるようになった近況ならば距離延長は大いに歓迎。枠・展開の一助があればチャンスあってもと思います。
✅モズベッロ
ジャパンC13着から臨みます。
父はディープインパクト後継のディープブリランテ。ディープブリランテはディープ後継の中でもバブルガムフェローやザッツザプレンティなどを輩出したバブルカンパニーの牝系出身である事やNasrullahの中でもタフさを助長するNever Bendを内包している点からスタミナに向いたタイプの種牡馬。また同馬もそうですが、ディープブリランテ自身がかなり勝ち気な気性で産駒もそういった前向きさ・勝ち気な感じが受け継がれている子が多い。そういった背景から距離短縮した方がパフォーマンスが上がる傾向があります。
今回も距離延長ローテでその点はマイナス要素ではありますが、近走の一定以上のトップスピードを求められる東京コース等はやはり同馬には合わない。持久力を求められる中山コースに替わるのは条件好転。叩いて上積みを見せるタイプでしょうし秋4戦目も問題無い。一雨あれば尚良しか。
✅メロディーレーン
古都S1着から臨みます。
父はステイゴールドの後継であるオルフェーヴル。母は丹頂Sなどの芝中長距離で活躍していたメーヴェ。菊花賞馬のタイトルホルダーの半姉という血統馬。牝系を辿ると、大種牡馬サンデーサイレンスにも繋がるRoyal Chargerや大系統になってるNasrullah、更にはFair Trialに繋がる名門牝系。牝系の格だけを言えばかなりの物がある良血馬で、父・母方から豊富なスタミナと欧州的な前向きさを取り込んだ血統構成です。
同じ阪神3000mの長距離コースを姉弟で制したと話題になった“ステイヤー一族”で、最軽量馬としても話題が上がる馬。血統面だけ切り取ると、スタミナ豊富なこの舞台にもフィットしそうなタイプ。
3勝クラスを勝ち上がったばかりですが、血統面の良さでどこまで。
✅ユーキャンスマイル
ジャパンC12着から臨みます。
父は万能型のキングカメハメハ。母はやや晩成気味のムードインディゴで、母父ダンスインザダークのKey to the Mint由来の耐久性がでたタイプ。一族には牝馬クラシックでも活躍したチャペルコンサートがいる血統馬です。キングカメハメハ産駒らしく、起伏の少ない持続的かつ均一的なラップでの好走歴が多く、そういったレースになるかどうかがパフォーマンスアップの鍵になりそうです。また、母父ダンスインザダークが内包しているNijinskyからもタフさを補給して、より長く持続的な脚を使えるのが同馬の特徴です。また、同産駒らしく他馬がパフォーマンスを落とすシチュエーションでも、万能さからさほど苦にせず走ってこれるタイプです。
近走ずっと述べていますが、近走を見ているとすでにピークが過ぎてしまったのかスピード不足な面が目立ちます。重馬場になった長距離戦の阪神大賞典で好走したのもそういった理由があるように感じます。故に、距離延長やスタミナを求められるシチュエーションは同馬としては歓迎ですがどこまで上積みがあるかと言った所です。
今後含め、他の馬がパフォーマンスを落とすようなシチュエーションで見たい。
〜〜まとめ〜〜
〜〜現状の評価〜〜
現状の◎はステラヴェローチェを指名します。
やはりスピードの持続力・パワーに富んでおり、好走血統にも挙げたspecialのタフさやディープインパクトの持久力の面を刺激した血統構成。加えて、持続戦ならば速い馬場にも対応できる融通性がある。
極端な瞬発力勝負にはなりにくい。かつ、パンサラッサが行き切る流れならば極端に緩む事は無いだろう。それならば◎ステラヴェローチェの持続力が活きる可能性は高いか。枠も人気馬の周辺に入り競馬がしやすい好枠に入ったと感じます。
○は前進見込めるシャドウディーヴァ。引き続き、前目に付けつつ上がりを発揮できればチャンス十分。
▲にはクロノジェネシス。
注意したいのは☆パンサラッサ。距離の懸念はありますが、血統的に持つ下地はあると思っています。流れ・馬場次第では残り目があってもと思います。
本日は以上になります!
最後までご覧頂きありがとうございました😊
ホープフルはどういった形で配信するか分かりませんが、もしかしたらTwitterのスペースでベラベラと喋るかも、、、
そうなったら今年の血統解説はラストになります!
という事で、今年も皆様の的中🎯のお役に立てていれば幸いです😊
(もしかしたら)今年も一年ありがとうございました‼️🔥
あなたのサポートが僕の励みになります!😊😊その励みを力に変えて、役に立つ記事を作成していければと思います👍🔥