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朝日杯FS・血統解説‼️🔥



こんばちわ!!

先週の阪神JFは唯一のA+評価だったラブリイユアアイズが8番人気2着と大健闘‼️🔥

今週も同様に2歳G1ですので、一波乱あると読みつつしっかり血統面を読み取って行きたいと思います!

それでは今週もよろしくお願いします‼️🔥




〜〜阪神・芝1600mコース解説〜〜

*画像はnetkeibaより抜粋


スタートから3コーナーまでは約450m。長いバックストレッチを使っての先行争いになりますので、隊列が決まりつつペースが落ち着いてからコーナーを向かえるケースが多いです。3〜4コーナーは広くゆったりしたカーブを描いてるため、外の馬も振られずにロスを少なく追走する事が出来ます。また、緩やかな下り坂のため、惰性を付けて加速がしやすい所ではありますが長い直線&急坂に向けて溜めたい所でもありますので、折り合い面も非常に重視されます。

直線は約475mと長いので、基本的には上がりがしっかりしてる馬が台頭しやすいです。






〜〜朝日杯FS・好走血統〜〜



✅Danzig持ち(特にDanehill)
✅スピード型Nasrullah持ち




✅Danzig持ち(特にDanehill持ち)



Danzigといえば、Northern Dancer系の中でも強烈なスピードを持つDomino血脈を母に持ち、その強烈なスピードが受け継がれた系統。

前向きで一本調子感のあるスピードを伝えるとともに、追走力や仕上がりの早期化なども助長する血統要素です。

2歳G1という事で仕上がりの速さを求められるという点。ある程度ペースが流れる傾向にある分追走力を求められる点。この2点からDanzigという血は優位に立ちやすいと言えます。

また、今年に関しては例年より使い込まれており、スピードを求められると共に馬力も合わせて求められる印象。

また、Danzig系の中でもHis Majestyなどのパワー・馬力を助長するDanehillは傾向を辿ると持っている馬が多いですが、今年は特に例年より優位に立つ可能性が高いと言えるでしょう。




🔵2020年
1着:グレナディアガーズ   (7番人気)
→父Frankel(Danehill内包)


🔵2019年
1着:サリオス  (1番人気)
→母母父Danehill系


🔵2018年
2着:クリノガウディー  (9番人気)
→父スクリーンヒーロー(Danzig内包)


🔵2017年
1着:ダノンプレミアム  (1番人気)
→母母父Danehill


🔵2016年
1着:サトノアレス   (5番人気)
→母父Danehill



と、このように、Danzig持ちが5年連続で連対中。傾向も出ている上に、レース質的にも裏付けがあるとなるとやはり相性が良い血統なのかと改めて感じます。







✅スピード型Nasrullah持ち



こちらも役割としては前述のDanzigに近い。

具体的にはBold Ruler、Red God、Princely Giftなど。ただ、ほとんどの競走馬がどれかしらは持っている為、これらの要素が薄い馬を注視していくような方向性で行きたい。







〜〜朝日杯FS・出走馬血統解説〜〜



*ここでは血統評価をA〜Dで評価していきたいと思います。たまにSが出てきます。笑
基準は下記の通り。 


①好走血統に沿っているか。
②そのレースで求められる能力に沿っているか。
③その馬が前走より血統的に条件が良くなるか。
④素質を感じる血統背景であるか。

の以上4点。加えて、そこからその他条件がついて回り、それが良い方に出そうか、悪い方に出そうか、その辺りを±を付けて評価していきたいと思います。





✅セリフォス

血統評価:B

デイリー杯2歳S1着から臨みます。

父はサンデー系の中でも粘り強さのあるダイワメジャー。母父はドイツ血統を内包するLe Havre。母方でRed Godのクロス等、豊富なNasrullahやTom Foolクロスなどを持っており、タフさ・粘り強さも持ちつつ、前向きなスピードを持っているような血統構成。そこにSpecialを母に持つNureyevを持ちやや鈍重にも感じます。将来的にはアドマイヤマーズなどのように1600~2000m辺りのカテゴリーで鈍重な上がりを使い能力を発揮しそうな印象があります。

ここまで上がり上位の脚を使い、ダイワメジャー産駒にしては切れ味があるタイプに感じますが、加速の遅さなどを見ている限り血統通りやや重さのある印象です。個人的に、このタイプは好位から押し切るようなレースの方が良さが出そうなイメージもありますが、現状の競馬でも結果が出ている分、問題は無いでしょう。

懸念としては、前述のように加速が遅いため、如何にスムーズに加速できるか。また、軽い野芝の新潟で結果を出している分、今の馬力を求められる阪神の芝に対応できるかどうかがポイントになるでしょう。










✅ジオグリフ

血統評価:B+

札幌2歳S1着から臨みます。

父は新種牡馬のドレフォン。母は牝馬重賞で活躍したアロマティコ。同牝系にはインティライミやアルバート、スマートギア、アンデスクイーンなど中長距離を中心に活躍した馬を輩出している牝系出身の血統馬です。ドレフォン産駒の牡馬という事でダートにも向きそうなタイプですが、父・母方共にNorthern Dancerを豊富に抱え、基礎スピードがある故に芝もしっかりと走れている印象です。ダートも本質的にはこなせそうですし、極端な高速馬場や瞬発力勝負以外は広く対応できそうな血統構成です。

前走の札幌2歳Sは終始緩みが入らず、12秒前後を踏み続ける均一ラップ。その中を早めに動き始めて上がり最速で差し切る好内容。均一的な持続力を活かせる流れになったことや、洋芝の舞台だったことで、ダート的な馬力が活きた形になったとはいえ、評価して良い内容。また、新馬戦でも後半4F45.3の好時計を好位から押し切り、後の重賞2着馬アサヒやL競争3着のアスクビクターモアらを負かすなど内容のあるレースを経験。

今回は距離短縮で初のマイルですが、父の速力が活きた血統構成ですので短縮はむしろプラス。洋芝も問題なくこなせる馬力も今の阪神の芝ではプラスに働くと思います。取りこぼしの少ないタイプでもあると思うのでここは期待できる一頭。









✅ダノンスコーピオン

血統評価:B‐

萩S1着から臨みます。

父はキンカメ後継のロードカナロア。母父にはSadler‘s Wells系のSligo BayでNureyev≒Sadler`s Wellsを持つややタフさ・馬力のある血統構成。母はカナダの芝マイル重賞勝ち馬という血統馬。タイプ的にはパンサラッサをもう少し軽くてしまとまった上がりを使えるようにしたような血統構成

前走の萩Sは後半4F45,3というタイムを好位から差し切る内容。少頭数とは言え、世代上位の能力を持つ(だろう)キラーアビリティを負かす好内容と言えるレースでした。

ここまで好上がりを発揮してのレースを経験していますが、そのイメージよりはもう少し持続力方面に長けたタイプの血統なので、好位を立ち回りスムーズにスピードに乗れるかがポイントになるかと思います。









✅ドウデュース

血統評価:C-

アイビーS1着から臨みます。

父は晩成傾向にあるトニービン内包のハーツクライ。母はアメリカの短距離G1を好走したダストアンドダイヤモンズという血統馬。凱旋門賞馬ダンシングブレーヴを輩出したOlmecの牝系出身で、曽祖母は父がLyphardの分、そのダンシングブレーヴに近い血統と言えます。ただ、ダンシングブレーヴの柔らかさなどは無く、少しパワーに振れたタイプ。それが父ハーツクライには良い方向に出る可能性があるかと思います。総じて追走力を含んだ、比較的早期から動けるタイプのハーツクライ産駒と感じます。

前走は東京コースのL競争を勝っていますが、本質的には中距離の小回り気味のコースで機動力・追走力を活かすレースの方が得意そうな印象です。広いコースのマイルG1ではどうしてもトップスピードで劣ると感じます。機動力を生かし立ち回りでカバーできるかがポイントになるでしょう。









✅ドーブネ

血統評価:B-

ききょうS1着から臨みます。

父ディープインパクトに母父はStorm Cat系のFootsteps in the sand、そこにAlzaoの3×4を持ちSir GaylordのしなやかさやHalo、Turn-toの軽さが活きた血統構成。長く軽い上がりを使えるタイプで、Storm Catの馬場融通の広さも見える非常にバランスの取れたタイプのディープインパクト産駒です。

前述の通り、”バランスの取れた~”という見方をしていますので、悪く言えば決めてに欠ける印象もある。その分、広いコースでトップスピードを発揮しるシチュエーションではやや分が悪い印象。

個人的には馬場が渋ったり、小回り気味のコースなどの方が同馬の良さが活きてくる可能性が高いと感じます。マイルなら中山マイルなどが良さそうな印象を受けます。NZTでお会いしましょう。(藤田さんに届け‼笑)








✅プルパレイ

血統評価:C

デイリー杯4着から臨みます。

父は新種牡馬のイスラボニータ。母父にはミスプロ系の中でもDanzigなどのスピードが出たFusaichi Pegasusという配合。また、曽祖母のラインには強烈なスピードを持つIn Realityを持ち、これがクロスする形。前向きなスピードを重ねた血統構成ですので、本質としては1400mくらいのスピードの持続と終いを求められるようなレースがマッチしそうな印象です。

ここまで血統通りにスピードの持続を活かした、先行押し切りのレースを経験していますが、前走は決め手でやや劣った印象。マイルではどうしてもある程度溜めながら逃げないと終いが活きないのかなという印象を持ちました。そういった点からどういったペースで先行していくかというのがポイントになりますし、展開の鍵を握るの所でも注目したい一頭。

個人的には1400mへの短縮時に狙いたい。









✅オタルエバー

血統評価:A

秋明菊賞1着から臨みます。

父はキンカメ後継のリオンディーズ。エピファネイア同様のシーザリオの子供で揉まれ弱さのある子が多いが、ハマった際は高い能力を発揮する子が多い。母父はDanehill後継のRedoute's Choiceで、早期から動けるタイプ。また、リオンディーズが内包しているHabitatと相性の良いSir Gaylordを内包ししなやかさや前向きさがある印象の血統構成
また、父リオンディーズ×母Northern Dancer+母非Northern Dancerというのも緊張と緩和が効いた同産駒の好配合と言えます

Northern Dancer色が強く、そのせいかやや前向きさが強い様子が伺える。その分、マイルへの延長が一つポイントになりそう。ただ、新馬戦や前走の秋明菊賞を見ても、積極的に行って後続に脚を使わせるようなラップを踏んで、母父Danehill系の一本調子感を活かす方面で運んだ方が良さは出る。反対に新潟2歳Sや2走前のように溜めながら逃げるような形になるとラストに甘さが出てしまう。

ここは積極的に行けるかどうか、また、積極的に運んで粘り切れる馬場状態になっているかがポイントになるかと思います。好走血統に合致しているところもあり、注視しつつ精査したい一頭。








✅トウシンマカオ

血統評価:C-

京王杯2歳S2着から臨みます。

父はサクラバクシンオー後継のスプリンターであるビッグアーサー。母ユキノマーメイドはNijinskyの4×3持ちで持久力が活きたタイプ。半兄に先行レースを得意としているベステンダンクがいますが、こちらは父がビッグアーサーに変わった事で、もう少し適性距離がマイル以下に寄った前向きなスピードを持ったタイプと言えます。

前走時は本命を打ちましたが、それは父譲りの前向きなスピードが活きるシチュエーションだった為。距離延長に加えて馬力が求められる今の阪神芝というシチュエーションの今回は個人的にやや評価しにくい。

安定した先行力をもとに積極的な立ち回りで母方の持久力を活かす方面でどれだけカバー出来るか









✅アルナシーム

血統評価:B+

東スポ杯2歳S6着から臨みます。

父はRoberto系のモーリス。母ジュベルアリはアルアイン・シャフリヤールの全姉という良血馬。祖母のドバイマジェスティが🇺🇸1400mG1を勝った馬で、ダート的なスピードが底にある血統構成。そこにサンデーの3×4などで軽さを出されていますが、Lyphardのクロスによってモガミの前向きさが併せて出ているタイプと感じます。

前走は掛かり通しになってしまい、レース中盤でハナに立ってしまった内容とかなり強い前向きさが出てしまったレースだった。それだけに距離短縮はプラスになると思います。また、その前走は掛かり通しだったにも関わらず、世代トップクラスのイクイノックスから1.1秒差なら個人的には悲観する必要は無いだろうと感じています。

前走は約4ヶ月ぶりでしたし、+20キロと余裕もあった。一度使って気性のガス抜きが出来た可能性もありますし、父的にも一度使った方が良さが出る傾向がある。距離短縮と一度使った上積みは条件好転の分、活きてくれば上位進出可能と見ています。










✅ヴィアドロローサ

血統評価:C+

京王杯2歳S8着から臨みます。

父はキンカメ後継のロードカナロアに、母ロイヤルストリートは牝馬重賞を中心に活躍したブロードストリートの半妹という血統馬で、その姉に比べてLyphardの4×3からくる持続力のある上がりが特徴。基本的には祖母のラインと父母のラインの前向きなスピードが生きた血統構成です

また、ブロードストリートの子であるサトノウィザードが同じロードカナロア産駒でこちらと7/8同血。近いタイプと考えればある程度軽さのある上がりを使えるのがセールスポイントになるかと思います。

前走は1400mの延長だった事や、スタートで後手を踏んだ事、外枠だった事など悪条件が揃ってしまった。その中でも上がり最速を出したのは同馬の上がり性能の良さと感じます。将来的にマイルへは対応出来ると思いますが、今回の更に+200m延長というローテは一つ課題になるかと思います。

今の阪神は一定以上の上がりを求められる印象があるので、そういった意味で馬場とはマッチしそうな印象ですし先行勢が揃った印象なので展開も合う可能性が高いのはプラスか。スムーズに追い出し出来る枠なら検討したい一頭。







✅スプリットザシー

血統評価:C


阪神マイルの新馬戦1着から臨みます。
 
父ディープインパクトに、母はアメリカの中距離G1でも好走したランドオーバーシーという血統馬。ディープインパクト×Bellamy Roadという配合は菊花賞5着のディープモンスターがいる配合。全体的にアメリカ血統らしい、前向きさを伝える母方ですが、DamascusやNever Bendなど持久力を伝える要素が随所にある事や、ミスプロクロスやSecretariatのクロスなどから柔らかさが目立つ血統。特に牝馬の分これらが活きた印象で、柔らかさを活かして上がりを使う事に向いた血統。追走力が身についてくるのは晩期の印象です。
 
まだ1戦しか走って無いので何とも言えませんが、父らしい綺麗な跳びをしている分やはり現状では、追走しやすい中距離で溜めを作って上がりを活かすのがベストの印象。そういった意味でマイルは本質的にやや忙しいイメージを持ちます。前走は新馬にしては緩みが少なく全体時計も速かったですが、さらに中盤も緩まず追走力を求められるとなると厳しい印象を受けます。

自分の形で運んでどこまで。









✅カジュフェイス

血統評価:D+

もみじS1着から臨みます。
 
父はディープ後継の中でもStorm Catの馬場融通とKey to the Mintの耐久性の影響を受けたエイシンヒカリ。母方はダート的なパワーを多く補給したタイプで、兄弟には交流重賞でも活躍したサミットストーンが居る。牝系を辿るとシンコウラブリイやハッピーパスなどに繋がる名牝系出身です。Haloの3×4を持っている分、やや軽さが混じっている印象です。
 
本質的にはマイル前後の湿った芝や、ダートで自身の耐久性を活かせる流れを作っていくのが理想の印象。そういった意味で、今のやや馬力を要する阪神の芝は同馬には向いている印象です。ただ、同型との兼ね合いや、前から運ぶ分距離延長がどうか等の課題が付きまとう。
 
個人的にはダートでも見てみたい。将来的にダート的な速力が活かせる舞台で買いたい一頭です。
 
 








✅デュガ

血統評価:D

東京芝1400mの1勝クラス1着から臨みます。
 
父はStorm Cat系のPractical Joke。アメリカの2歳G1を制している競走馬で、仕上がりは早いタイプの種牡馬と言えます。母方にはミスプロ系の中でもスピードに富んだGone WestやDanzigを持っており、前向きなスピード要素を多く持つ血統。総じて、仕上がりが早く前向きなスピードが持ち味の一頭です。
 
好走血統にも挙げたDanzigを持っていますが、その他にもスピード要素の強い血統が揃った為、かなり前向きで淡泊は血統の印象。距離延長やペースアップと言った条件悪化には耐えられないと見ます。
 
一度ダート替わりに失敗していますが、本質的にはダートの短距離でもやれる血統。再度のダート替わりで条件が整えば狙いたい
 
 








✅トゥードジボン

血統評価:D

阪神1600mの未勝利1着から臨みます。
 
父は新種牡馬のイスラボニータ。母父はBold Ruler系のYes by jimminy。母のCoppaはアメリカのダート短距離重賞勝ち馬。父を併せてIn Realityを3本持つなどダート的な速力に富んでおり、淡泊な前向きなスピード色が強い血統構成
 
仕上がりが速く、高速馬場にも対応できるタイプの血統ではありますが、その分、あっさりしており今の馬力を求められる阪神の芝にフィットするかがカギになる。また道中のペースが上がり持久力を求められた際にも脆いタイプと見ます。
 
ダート替わり・短縮時に狙いたいと思います。
 
 





〜〜まとめ〜〜






〜〜現状の印〜〜




◎オタルエバー
○ジオグリフ
▲アルナシーム
☆ヴィアドロローサ
△セリフォス




現状の◎はオタルエバーを指名します。

先行勢が揃っており、枠の並び次第で展開が何パターンにも分岐しそうなメンバー構成。ただ、それでも気性的に前に行きたい&二の脚の速さから◎オタルエバーが先行候補の一頭。ある程度強引にでも、締まった流れに持って行けば同馬のDanehillなどを持つ血統の良さが活きる可能性があると感じます。

あとは先行して押し切れる馬場状態にあるかを当日に精査したいと思います。昨年のグレナディアガーズのようなレースを期待したいと思います。

○ジオグリフは安定択な気がします。先週のラブリイユアアイズもそうですが、一般的に力の要る洋芝を経験しているのがプラスに出るのが今の阪神の芝。前走札幌記念を制している経験が生きると思います。

▲アルナシームの距離短縮+叩き2戦目にも期待したいですし、展開・追走が間に合えば☆ヴィアドロローサの差し込みも十分。

△セリフォスはスムーズに追い出せる枠なら。





本日は以上になります!

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