大阪杯 血統解説2022‼️🔥
こんばちわ!!
先週の高松宮記念では出走馬中最高評価のA+を付けたロータスランドが2着に好走も、実際には本命を打っておらず、、、
少し悔しい一戦となってしまいました。
今週は大阪杯!!
4歳世代の注目の対決もありますし、しっかりと血統面を見極めたい所です。
それでは今週もよろしくお願い致します‼️🔥
〜〜阪神・芝2000mコース解説〜〜
*画像はnetkeibaより抜粋
小回りめなコース形態ではありますが、スタートしてからある程度余裕のある直線で先行争いが行われます。スタートしてすぐに坂があるためか前半はそれほど速いペースにならないのが特徴。
1〜2コーナー過ぎでは先行馬が徐々にピッチを上げ始める為、縦長の隊列になる事が多い。そこから、3コーナー入り口にかけて後続が徐々に追い付いていく為に、下り坂もある3〜4コーナーの加速地点では一団になり各馬が早めに仕掛けるシチュエーションが起こります。好位〜差しの馬たちは後半の持続力勝負になる事が多く、後方待機の追込み馬は届かないケースが多いです。
〜〜大阪杯・好走血統〜〜
✅Bold Ruler>Danzig・In Reality
大前提としてこのコースは🇺🇸色の強いスピード血統が◎。理由としては中盤〜後半にかけて加速が続き、質の高いスピードの持続力が問われる為。当然、馬場に左右される所はあるが、基本的には後半のスピード勝負になる傾向にあります。
そう言ったシチュエーションに強いのがスピード型Northern Dancer系でもあるStorm CatやDanzigにVice Regent。更にスピード色の強いBold RulerやIn Realityなど血統要素。
その中でもこのコースではBold Rulerの適性の高さが目立ちます。Bold Rulerは追走力が豊富で徐々に加速していくようなシチュエーションに強いですし、そう言った流れになりやすい小回り気味のレースに強い。また、スピードの持続力にも富んでおり、このコースへ求められる能力にドンピシャと言っても過言では無い。
このレースでは母方にSeattle slewを持っている馬が一昨年まで3連覇(Seattle slew→Bold Ruler系)しているように、相性の良さが結果にも出ています。
🔴2021年
3着コントレイル 1番人気
(母方Seattle song持ち(Seattle Slew後継))
🔴2020年
1着ラッキーライラック 2番人気
(母母父Seattle slew)
🔴2019年
1着アルアイン 9番人気
(母父A.P.Indy系→A.P.Indyの父がSeattle slew)
🔴2018年
1着スワーヴリチャード 1番人気
(母母父Seattle slew系)
母方に前述したスピード血統を持っている馬は概ね評価可能かと思いますが、(ほとんどの馬が持っているかとは思いますが、、😅)その中でもBold Ruler持ち、更にSeattle slew持ち、と言うのがこのレースではベストになるでしょう。
✅父主流血統
これもほぼ大前提になってしまいますが、、、
前述もしているように、このコースは後半のスピード比べになる傾向にあるため、根本的にスピードを発揮できない馬場どうしても劣ってしまう傾向にあります。
特にG1に昇格してから5年と歴が浅いですが、G1になった事もあり、より上質なスピードが求められる傾向になったのも関係して来ていると思います。そう言った点から主流血統として取り上げたい父サンデー系やキンカメ系、両血統を活かしたタイプの血統構成は大前提レベルで見ておきたいと思います。
どちらかと言うと主流血統と言われる所からやや外れているタイプを軽視する方向で。
🔴2020年
7着ブラストワンピース 3番人気
(父Danzig系、ハービンジャー)
🔴2019年
6着ブラストワンピース 1番人気
11着ペルシアンナイト 3番人気
(父ハービンジャー)
🔴2017年
6着サトノクラウン 3番人気
(父Marju)
と、このように人気どころでも平気で飛んで行きまので、大前提として見ておきたい所です。
〜〜大阪杯・出走馬血統解説〜〜
*今回から血統評価をA〜Dで評価していきたいと思います。たまにSが出てきます。笑
基準は下記の通り。
の以上4点。加えて、そこからその他条件がついて回り、それが良い方に出そうか、悪い方に出そうか、その辺りを±を付けて評価していきたいと思います。
✅エフフォーリア
有馬記念1着から臨みます。
父はRoberto系のエピファネイアでそこに晩成感のあるトニービン内包のハーツクライが母父。アドマイヤムーンやヒシアマゾンと言ったパワーとスピードが持ち味のKaties牝系出身の血統馬です。字面で見るとやや重さのある配合にも見えますが、そこはサンデーの3×4やKatiesの基礎スピードの高さ。そして、マルゼンスキーが内包しているTom Fool≒Flaming PageのTeddyが掛かっているニアリークロスとハーツクライの牝系であるMy Bupersが内包しているBusinesslike≒Revokedの同じくTeddyが掛かっているニアリークロスによって、Blue LarkspurやBlack Toneyと言った軽いスピードが引き出されるDomino血脈が刺激されている字面以上に軽めのスピードを持つ血統構成。
言うまでも無く地力は申し分無い。瞬発力勝負から持続力勝負まで、また、小回りコース大箱コース問わず、欠点の少ない所は同馬の強みの一つと言える。
懸念を挙げるならば今回が初の関西遠征という事くらいでしょうか。また、極端に渋った馬場になった際は隙を見せそうなものですが、今週は好天の予報。この父系が大阪杯(阪神2000m)に対してあまり実績があるものでは無いので控えめのB+を付けていますが、前述の通りに軽いスピードが引き出されているタイプ。自分の走りが出来れば問題は無いかと思います。
✅ジャックドール
金鯱賞1着から臨みます。
父はRoberto系のモーリス。母父はミスプロ系の中でも早さのあるFappiano系のUnbridled’s song。Roberto×ミスプロのNashuaクロスによってスピードの持続力が出る配合系。また、ラヴァリーノはミスプロの4×3持ち。そこに相性の良いNijinskyを持つことで前向きなスピードが助長されたタイプ。また、欧州G1馬のBlanchineやストーミングホーム、Musicul Chimes、Sovereign、更にドバイワールドCを連破しているサンダースノーや、主流コースの重賞で活躍したショウナンマイティやゴーフォザサミットらを輩出したA Wind Is Rising牝系出身の良血馬。広いコースで実績のある一族で、総じて大箱コースでのスピードの持続力に特化した血統構成です。
父モーリス、父父スクリーンヒーロー共に古馬になってから本格化を遂げ、条件戦→重賞→G1とクリアして来た背景があり、このジャックドールの連勝もそんな勢いを感じる。ここまで東京や阪神、中京などで実績があるように、スピードに乗りやすい大箱コースで前から持続力を発揮する事で高いパフォーマンスを発揮してきた。阪神2000mも内回りではありますが、3~4コーナーの下り坂を含め非常にスピードに乗りやすく持続力を発揮しやすいコース形態である。これまでと同様の競馬が出来る前提なら適性は問題無いと言える。
懸念を挙げるとすれば、同型との兼ね合いと中2週というローテ。特に後者については”Robertoの短期疲労”なんて言葉もあるように、疲労が溜まりやすい系統でもある。特にコースレコードで駆けた後だけに反動は注意したい所です。過去に中2週で1着→1着と好走していますが、条件戦時ですしあまり参考にならないと感じます。
とはいえ、前走通りの走りを出来ればここでも好走は可能な印象。状態・展開面の精査をしたい所です。
✅レイパパレ
金鯱賞2着から臨みます。
父ディープインパクトに母父クロフネという配合で、阪神内回りの重賞を勝っているベストアクターや同コースのレースを勝っているアドマイヤダイオウやアドマイヤロブソンなどがいる配合で、クロフネの系統でもあるVice Regentのダート的なパワーとスピードにより追走力も補完され直線の急坂も問題ないタイプの血統構成です。
また、下り坂血統のPrincely Giftを内包している点からも加速地点が下り主体の阪神内回りコースへの適性は高いと感じます。
前走は控える競馬を敢行。ジャックドールには離されたが地力は見せた一戦だったように感じます。前回は4番手での競馬と控える形でしたがしっかり上がりを使ってきた点は評価できるかと思います。昨年の大阪杯の時もそうでしたが、パワーを要するシチュエーションで前に行きつつ終いもしっかりしているのが同馬の強みと言えるかと思います。
当然、ジャックドールなどを制して久々の逃げとなれば期待は出来る。個人的には溜める競馬も見てみたいが、昨年の覇者として勝負駆けを期待したい所。
✅アカイイト
金鯱賞3着から臨みます。
父はディープインパクト後継のキズナ。母父シンボリクリスエスに奥にはミスプロと持続力を助長するNashuaクロス持ち。基本的には追走しつつ徐々に加速していきながら長く脚を使うシチュエーションを得意としている血統構成。同父×母父にはソングライン(富士S1着・NHKマイルC2着馬)が出ているように、トップスピードに優れたタイプというよりは、速い脚を持続的に使うシチュエーションが良いタイプでしょう。
母父シンボリクリスエスという事もあり字面はやや重さを感じるかもしれませんが、Seattle Slewやミスプロ×Nijinsky、Tom Fool等軽めのスピード要素も十分持っており、速い時計の持続力勝負でもそこまで苦にしないのは好印象です。
あまり器用に加減速できるタイプでも無いので、中盤が極端に緩むなどの流れになった際は他馬にトップスピードで劣る可能性が高いですが、このコースのデフォルトである後半4~5Fの上がり勝負なら適性としては高い印象です。あとは前走のジャックドールやレイパパレに付けられた差がどう埋まるかの精査になるでしょう。
✅ヒシイグアス
香港C2着から臨みます。
父ハーツクライに母父Storm Cat系のBernsteinという血統。ハーツクライのスピード源を刺激した好相性の配合です。母のラリズは🇦🇷の牝系ですが、どちらかというとダート的な速さを持ちつつ、南米牝系らしい豊富な体力を出すタイプ。兄弟のミッキーシーガル、スミレらのダート短距離実績からもそういった面が見て取れるかと思います。ハーツクライ×Storm Bird系という配合ではウインバリアシオンやワンダープチュック、ステラロッサなどがおり、Stome Birdからくる馬場融通の広さが特徴になる馬が多いのも一つの傾向です。
前走は香港Cを使いましたが、同馬も関西圏の輸送は初でその辺りは一つ懸念になるでしょう。
近走の内容は目を見張るものがある。2走前の天皇賞秋は超ハイレベル戦で約8ヶ月ぶりに加えて、初の58キロと課題があり、しかも外枠という不利もありながら5着と健闘。前走はBCターフを制したラヴズオンリーユーと小差。この2走以前は4連勝と内容は濃い。
追走ができるようになったハーツクライ産駒という事で充実期に入っている印象ですし、ようやく同馬の基礎スピードの高さが開花して来た印象。ハーツクライのスピード源を刺激するという意味ではエフフォーリアとも共通点がある血統構成。せっかくならセットで来ても、、、?
当日の状態は注意したい。
✅アリーヴォ
小倉大賞典1着から臨みます。
父はキンカメ後継のドゥラメンテ。母エスメラルディーナは地方交流の関東オークス勝ち馬で、ダート色の血統構成。ミスプロ≒Raise a Pennyの3×4を持つなどから前向きさや万能さを補給し、母方のStorm Cat(Storm Bird)を含めた馬場融通の広さやスピードの持続に富んだ血統構成です。
ここまで馬券圏内を外したのはダート戦と長距離戦のみで、芝中距離では馬場状態や展開問わずに馬券圏内を外していない安定・万能型の一頭です。前走も外伸び・馬力を要する馬場と言った特殊条件でしたが、物ともせず重賞初勝利。特殊条件を苦にしない安定感は評価するべき点でしょう。
ただこう言ったタイプは上級条件の純粋な地力比べでは劣る傾向にあり、コースレイアウト上純粋な地力比べになりやすい同コースでは分が悪い印象を受けます。
馬場が渋る等の他馬がパフォーマンスを落とすシチュエーションが欲しい所です。
✅ポタジェ
金鯱賞4着から臨みます。
父はディープインパクトで、母はジンジャーパンチ。半姉に重賞2勝のルージュバックがいる良血馬。ディープ×Vice Regentという配合はレイパパレやマカヒキ、ショウナンパンドラなど。ディープ産駒の中では、急坂にも対応できるようなパワーを有している配合で、同馬の場合は奥にBold Rulerや 豊富なHyperion、Teddyなどを抱え、よりパワーや持続力に特化した血統構成。基本的には上がりが掛かった方が良い血統と言えるでしょう。
前走は控える形を取り後方から運んで上がり最速をマーク。パワーを求められる中京コースで上がりを使って来た辺り、Vice Regentのパワーが効いたパワータイプのディープ産駒になって来たのかな?という印象を持ちます。この手のディープ産駒は基本上がりが掛かるシチュエーションに強いので、後半に速い上がりを求められるこのコースはやや分が悪い印象です。
ただ、前走のラスト1Fの脚を見ても、しっかり脚を使って来れる能力はあるので、乗り方次第では着を拾ってくるのかな?とも感じます。イメージとしては2019年のマカヒキの4着の感じです。金子さんのディープ×Vice Regent配合にして友道先生という共通点がありますね。
✅ウインマリリン
エリザベス女王杯16着から臨みます。
父がRoberto系のスクリーンヒーローで、母父にはミスプロ系のFusaichi PegasusでNashuaの追走力が補完されているタイプ。更にそこにBold RulerなどのNasrullahを多く含んだ追走力増し増し血統。父単体で見れば広いコースの方が適性としては向きやすいのは確かですが、安定タイプとも言われる血統構成で、比較的色んなコースをこなす適性がある血統と感じます。
前述の通り、追走力と持続力、更にDanzigクロスの一本調子感などが効いた血統構成で、基本的には大箱コースや自分のペースで淡々と運ぶシチュエーションを好むタイプ。故に馬群が密集しやすく、後半に質の高い上がりを求められる後傾ラップになりやすい同コース(レース)はやや相性が悪い印象です。
休み明けというのも血統的にはあまり好ましくない。内を引いて内ラチに頼りながら自分のペースを守れるようなら一考。
✅アフリカンゴールド
京都記念1着から臨みます。
父はサンデー系の中でも欧州的なタフさ・前向きさのあるステイゴールド。母方にはミスプロの中でも強烈なスピードを持つGone WestとDanzig系のDanehillを持ち、前向きなスピード要素を助長。米国指向・欧州方面の両面の前向きさを活かして積極的な競馬が合う一頭。
近走は前々から運ぶ競馬が板に付いてきており、血統通り前向きさを活かした競馬をして好走。今回も引き続き同様の競馬が出来るかどうかがポイントになるかと思います。
同型との兼ね合い、一気の相手強化と好走へのハードルは高そうですが、コース相性自体はそこまで低くないタイプだけに展開面で恵まれればチャンスはありそう。
✅キングオブコージ
AJCC1着から臨みます。
父はキンカメ後継のロードカナロア。母父がSadler`s Wells系のGalileoで近親には欧州G1を多数勝っているGhaiyyathやアイルランド1000ギニーを勝ったNightimeなどを輩出した欧州牝系出身馬。同産駒のNureyev≒Sadler`s WellsのSpecialクロス持ちではパンサラッサやサートゥルナーリア、ダノンスコーピオンなどがいるように中距離レースでも活躍できるタイプが多く、同馬もその傾向に振れている一頭。
また、Storm Cat≒Blue Birdの3×4を含んだSomethingroyalのクロスも持っており、柔らかさがしっかり出ている印象。中距離の馬力を要するレースでもしっかり上がりを使って来れるタイプの血統構成。
血統中にサンデーを持たない血統構成で、やや母父などの欧州色が強めに出ているタイプ。前走のように溜めて長く脚を使ってくる所を見てもそんなタイプに感じます。
このレースはサンデーの軽さや基礎スピードの速さが肝になる所もあるので、そういった意味で血統面からは評価しづらい一頭。
後半に如何に追走しつつ溜めて脚を使うか。展開面の恩恵が欲しい所でしょう。
✅ジェラルディーナ
京都記念4着から臨みます。
父はRoberto系のモーリス。母はG1を7勝している名牝ジェンティルドンナという良血馬です。同父×母父の組み合わせでは、ルークズネストやディヴィーナ、アルナシームなどがいますが、総じて高速持続戦に強い傾向があり、モーリスから持続力を、ディープから高い基礎スピードを受け継いだような配合になります。牝系を辿るとマジックキャッスル、ロジャーバローズなどを輩出しているスーアの牝系などとも当たるBeau Darlingの牝系。この牝系の特徴としては日本の主流コース+広いコースでパフォーマンスを上げる傾向にあり、総じて大箱コースの持続戦に強いタイプの血統構成と言えます。
故に阪神コースで言えば、外回り>内回りという印象。
*除外。
✅ステラリア
金鯱賞11着から臨みます。
父はディープインパクトの後継キズナ。そこに母父はSadler's wells系のMotivatorという配合。さらに母のポリネイターは🇬🇧芝マイル重賞メイヒルS勝ちの実績を持ち。更に同牝系からは🇮🇪ダービー馬もでるなど、欧州色の強い牝系出身です。また、Storm Cat≒BluebirdとSecretariatの豊富なSomethingroyalやMill Reef、ミスプロなどを持ち合わせた柔らかさに富んだ血統構成。
前走は約4ヶ月ぶりで+8キロと余裕残しに見えた一戦。母父がSadler's wells系などと欧州色が強い事もあり、あまり休み明けから全開!というタイプでは無いのでこの敗戦は致し方が無い印象です。一度使った今回は上積みが見込めるかと思います。
欧州色が強い血統構成の中にも、しっかり追走要素や前向きで速い要素があるので、同コースのレースである忘れな草賞の1:58.0という好タイムの勝利も納得ではある。
コース適性は高い血統構成だけに叩いた上積みでどこまで。後半のスピードの持続力を活かせる展開が欲しい所。
✅マカヒキ
京都記念11着から臨みます。
父ディープインパクトに母父はフレンチデピュティでVice Regent系。タイプは違えどレイパパレやメイショウテンゲンなどと同じように、タフな芝でもしっかり脚を使ってこれるパワータイプのディープ産駒です。
ただ、やはりピークを過ぎたディープインパクト産駒というイメージは拭えず。晩期に入ったディープインパクト産駒はやはり筋肉が固まってきて、ケーアイノーテックやカデナなどのように惰性で上がりを出す、故に差し切るまではいかずというようなレースぶりになってしまう傾向にあります。
昨年勝っているレイパパレ同様にディープ×Vice Regenの配合だけに血統背景は良いのだが、流石にここでは基礎スピード不足の印象。適度に渋った馬場や、前が競り合って上がりが掛かりそうな際は一考したい。
✅レッドジェネシス
京都記念13着から臨みます。
父は前述もしているディープインパクト。そこに母父はStorm Catで、ダービー馬キズナや同舞台オークス勝ちのラヴズオンリーユー、リアルスティール、ラキシスなどを輩出しているニックス配合。
Secretariat≒Sir Gaylordが発生する相性の良い配合で、同馬はそこにHabitatも加わった柔らかさのある血統構成。母方のSadler's Wells〜Habitatというラインからはシーザリオの母方のような雰囲気も感じられます。
母方にSadler`s Wellsを持つディープ産駒はヴァンドギャルドやアドミラブル、マリアライト、スピルバーグ、トーセンラー、サトノルークスなど、やや完成に時間を要する傾向があり、故にこれから充実期を迎えてもおかしくはない一頭。
ただ3歳時にやや使い過ぎた印象でその反動で伸びきらない可能性も高い。今後に繋がる見せ場を作ってほしい所。
✅アドマイヤハダル
中山記念3着から臨みます
父はキンカメ後継のロードカナロア。母方はスイープトウショウやサマンサトウショウ、トウショウバルカン等の重賞ウィナーを輩出しているマーブルトウショウ牝系の出身馬。
この一族は母方のPrincely GiftやKlaironと言った下り坂血統の影響を強く受ける傾向にあり、京都や新潟外回り、さらには阪神と言った加速地点が下り坂主体のコースでじわじわと加速していくようなレースに強いのが特徴。トップスピードには欠け持続力のあるタイプと言えます。
前述している通り、後半が下り主体の阪神コースは比較的相性が良いと感じるコース。3歳時のエリカ賞や若葉Sのように好位からロスの無い競馬に持ち込めれば良さを存分に発揮できそうな印象です。
ただあまり揉まれ強いタイプでもない為、極端に馬群が渋滞するといまいちか。パフォーマンスアップにはそのあたりの塩梅が難しそうな印象です。
*除外
✅スカーフェイス
小倉大賞典5着から臨みます。
父はトニービンを内包するハーツクライ。母父はクロフネ、母方はスズカマンボやダンスパートナー、ダンスインザダークなどの中長距離で活躍した馬たちを輩出してきた名牝Key Pertnerの牝系出身。パワーや耐久性に富んだKey to the Mint(Graustark)のスタミナが活きたタイプで、総じて長く脚を使う上がりが掛かるレースがフィットするタイプの血統構成です。
まず言わせて頂きたいのが、天皇賞・春で見たかった一頭であるという事。阪神の2000mも後半の持続力を求められるコースではありますが、質の高いスピードを求められるという意味ではややスピード不足感が否めない。
馬力を要する馬場で展開が向けばと言った所。
✅ショウナンバルディ
金鯱賞6着から臨みます。
父はドイツの名牝系を内包するKingmanbo系のキングズベスト。母父はDanehill系のRedoute's Choice。Redoute's ChoiceはBest in Show牝系出身馬で、馬力のあるDanehill系の中でもより基礎スピードのあるタイプと言えます。母方にはAureole×Angel Brightなどを含んだ豊富なHyperionを持ち、Danehillの一本調子感などを活かして持久力・スタミナを活かす競馬が合うタイプ。
前走の金鯱賞の解説時にも触れましたが、Ribot系のHis Majestyが効いているDanehillを持つ血統構成だけにパワーを要するコース・シチュエーションが得意。阪神も直線に急坂がありますが、中京コースに比べ高い基礎スピードが求められる。故にスピード不足感が否めない。
馬場が渋った際は一考したい。
✅ヒュミドール
中山記念6着から臨みます。
父はステイゴールド後継のオルフェーヴル。祖母は桜花賞馬のキストゥヘヴンという血統馬でサンデーの3×4と豊富なノーザンテーストを持ち、ノーザンテースト3本に加えてトニービンを内包しているなど、字面では重さの目立つ血統構成ですが、安定して長く上がりを使ってこれるタイプの血統です。
1800mの瞬発力勝負を制したり、2600mのレースを勝ったりと、いまいち走り時が掴みにくいタイプの子ですが、個人的には”加速に時間が掛かるためスムーズに追い出しできるかどうか”、”差しが効く展開””タフさを求められる馬場”この辺りが好走条件になっているように感じます。
ただG3の2着が精一杯の同馬。実力ではどうしても劣ってしまう印象。
〜〜まとめ〜〜
〜〜現状の印〜〜
現状の印はこんな所で行きます!
注目の2強対決の優劣で見ると個人的にはエフフォーリア>ジャックドール。
弱点の少ないエフフォーリアを上に取りたいと思います。
ただ、逆転候補として◎ヒシイグアスを挙げておきたい。前述もしたように輸送の懸念はあるものの、コース適性・地力は十分。また、様々な馬場に対応できる融通性も評価できる点。当日の状態次第では2強の逆転も十分あるかなと思っています。ジャイアントキリングするイメージのある鞍上も魅力的です。
穴で注意したいのは☆ステラリア。阪神内回りの適性が高いキズナ産駒。忘れな草賞を見ても高速時計への対応は問題ありませんし、仮に馬力も要する馬場になっても血統背景から対応可能。叩いた上積みには注意したい一頭です。
本日は以上になります😊‼️
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