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弥生賞・出走馬血統解説‼️



こんばちわ!!!


今週の血統解説は弥生賞!!
皐月賞トライアルにもなっているレースですが、今年はダノンザキッドを除くとやや低調気味のメンバー😭😭

週中にも雨も降りそうですし、その辺りも触れていければと思います!

ここ2週は解説段階の印で、フェブラリーSが◎→無→○、中山記念が△→○→△→☆と割りかし好調😊

今週もしっかり評価していきたいと思います!


それでは今週もよろしくお願いします‼️





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中山芝2000m、コース解説


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*netkeibaより抜粋


内回りを使用します。スタートしてから第1コーナーまで約400mあるためゆとりのある先行争いが鍵になります。その為スピードに乗った状態で1コーナーを迎える為、前傾ラップや均一的なラップになることが多く見られます。

2コーナーにかけて上り坂があり単騎で先行したい馬にとっては詰められたくない為、ここでラップを落としたくないという騎手心理も働くのでしょう。バックストレッチは残り1000mまで緩やかな下り坂の為、ここまでは基本的にペースが落ちにくいです。

後半1000mは直線の急坂までほぼ平坦。下り坂で乗ったスピードが徐々に失われてくるので3コーナー前後からラップが落ち始め馬群が詰まり始めるのでここからはよりスタミナを問われる持続力勝負。直線では急坂に耐えられるパワーも問われることになります。

総じて、小回りにも対応できる器用さに加えて道中のペースアップについていける追走力急坂に対応できるパワー後半の持続力を求められる、非常に総合力を問われるコース形態となっています。







弥生賞、好走血統



✅主流血統




好走血統としてはこれくらいしか出てくるものが無いかと思います。😅

というのも、前哨戦で出走馬のレベルに差がある事が多々ある為です。馬場が渋ったりすれば当然そこに合わせた血統をチョイスする事になりますが、良馬場であれば基本的に基礎スピードを求められる為、サンデー系やキングマンボ系を初めとした主流血統に適性が向く傾向になります。

それ以上に、まだ経験の少ない馬たちの勝負になる事がほとんどですので、それぞれのキャラを重視しつつ、解説をしていきたいと思います。








〜〜弥生賞出走馬血統解説〜〜

✅人気馬解説(想定1〜4番人気)

ダノンザキッド

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ホープフルS1着から臨みます。

母のエピックラヴは🇫🇷の1800m重賞を勝利した🇫🇷牝系の馬。兄弟にはミッキーブリランテやオールザワールドなどがいるように、スムーズに末脚を活かすような競馬がハマるタイプと見て間違いないと思います。

Danehill持ちはDanzigらしい気分屋加減な面や、不器用なタイプが多い事から揉まれ弱いタイプの子が多く、前述した兄弟のレースぶりからも同馬もその影響は出ていると感じます。(サリオス、サラキア兄妹や、ワーケアなどはその代表かと思います。)

実績的にもほぼここは抜けてますし抗える馬がいるかというと、、、という存在にはなってしまいますが、

懸念があるとすれば、早期に仕上げたジャスタウェイ産駒はどこかしらでプツンと切れたように走らなくなる傾向があるので、、、(分かり易いところがヴェロックス)その点は不安材料。ただ、前走のパドックなどを見ても現状での完成度は抜けている存在。普通にロスなく回ってくれば勝ち負けの存在と見て間違いないかと思います。








シュネルマイスター

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ひいらぎ賞1着から臨みます。

生産はNorthern Farmとありますが、その実は🇩🇪生産馬というやや異質な存在。父のkingmanは🇫🇷の直線マイルG1であるジャック・ル・マロワ賞などを含めた1400〜1600mのG1で活躍した馬で、現役時代は追い込み競馬を得意としていた。シュネルマイスターもkingmanのそういった所が受け継がれている様子で、ここ2走とも上がり最速を使って勝利しています。

マイラー種牡馬の産駒とあって、距離の懸念はあるかと思いますが、昨年の凱旋門賞では同じkingman産駒のペルシアンキングという馬が3着に入って来ているように対応可能と見ています。現役時代はあくまで前向きさが強かった為にマイルで追い込む競馬をしていましたが、調教の仕方や気性次第では中距離も対応可能だったと思います。

また、昨日、エネイブルと交配されたというニュースもありました。生産側の意図になってしまいますが、エネイブルの子供にはまた凱旋門賞を勝たせたいと思うでしょうし、ただの一介のマイラーをつけるとは思えません。そう考えると生産者表としてはマイラーに留めてないはず。*まぁシンプルにSadler's wellsを持ってない欧州種牡馬がいなかったと考える事もできますが、、、😅

そう推理するとkingmanのイメージ以上に距離が持つ可能はあるかと思います。母は🇩🇪オークス馬のセリエンホルデで、サリオスやサラキアの母であるサロミナにも繋がる牝系出身ですし、仮に良でもタフなコース設定である同コースは合うと思います。

馬場は渋った方が良いかと思いますが、初の2000mという事を良馬場でスピードを活かせる方向性でも対応可能か。ゆくゆくは凱旋門賞も狙えるバックボーンの馬だと考えてますので、ここは無様なレースをしないで欲しいと思ってます😊








タイトルホルダー

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ホープフルS4着から臨みます。

父は新種牡馬のドゥラメンテ。姉に軽量馬としても人気を博してるメロディーレーンがいる血統。母のメーヴェは丹頂Sを勝つなど芝の中長距離をメインに活躍した欧州血統馬。

牝系を辿ると、大種牡馬サンデーサイレンスにも繋がるRoyal Chargerや大系統になってるNasrullahに繋がる名門牝系。牝系の格だけを言えばかなりの物があると思います。

前走は積極的に前からレースを運びましたが、逸走したランドオブリバティの煽りをほんの少し受ける結果になりました。あれがなければ逆転ができるか、というほどの不利ではなかったと分析していますが、スムーズなレースでなかった事は確か。引き続き体力を求められる同コースでのレースなら適性含めて上位に評価して良い存在かと思います。








タイムトゥヘヴン

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京成杯2着から臨みます。

父はロードカナロア。スピード色が強いイメージがある同産駒ですが、タフめなこのコースは辛いイメージがあるかもしれませんが、意外とこのコースのアベレージは高く成績は良く、むしろプラスになるレベル。(勝率・17.8%/連対率26.7%)

そこに母はトニービンとノーザンテーストという重いタフな要素が詰まっているキストゥヘヴンという配合。この牝系からは先日ダイヤモンドSで5着に入ったヒュミドール(他にはステイヤーズS5着)などがいるように、スタミナを求められるレースになって力を発揮する傾向にあります。

そういった点が牝系引き出し型の父ロードカナロアによって引き出されていると考えれば、自ずとこのコースへの適性は高いと捉える事が出来るかと思います。








✅中人気馬解説(想定5〜7番人気)

テンバガー

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京成杯3着から臨みます。

父はモーリス。そこに天皇賞春を勝っているアドマイヤジュピタや京成杯で好走したアドマイヤブルーなどを輩出した牝系で、総じて豊富なスタミナが持ち味の血統構成。

母父スペシャルウィーク内包のNijinskyからも末脚が安定して長く使えるタイプの血統構成で、後半勝負になりやすいこのコースへの適性は高い部類かと思います。

懸念としては気性面。活躍している兄弟のレジェンドセラーやプライムセラーといった馬たちが居ますが気性面の課題から去勢をしています。テンバガー自身はレース中に掛かった様子は見せませんが遊びながら走ってる様子は見せている点が気になります。なので、引き続きの少頭数のスローペース想定では前走並のパフォーマンスになってしまうのではないかと考えます。

父のモーリスからも上がりが切れるタイプの馬では無いので、自身の適性に合うペースでは無い中で好走できているのは地力の証明になるかと思いますが、将来的に多頭数替わりやハイペース想定で買いたい馬だと個人的には感じます。








ワンデイモア

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同舞台の中山1勝クラス1着から臨みます。

父ドゥラメンテに母方は大きく見ればメジロ牝系という配合。Chanelから始まる、メジロティターンやメジロライアンを輩出した良血のメジロ牝系で、やはり豊富なスタミナが特徴。

前走のようにある程度流れて(前半5F59.5)中盤〜後半にかけての持続力勝負に長けている事が血統からもわかります。

母方に前向きさを強くだすモガミが入ってる辺り、前走より遅く流れた際にキレ負けする危険性、加えて掛かってしまう危険性が見え隠れするので、、、重賞だとはいえ、ペースが上がりそうなメンバー構成でない限りはやや買いにくい印象を持ちます。







ソーヴァリアント

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中山芝2200mの未勝利戦1着から臨みます。

父はこのコース得意のオルフェーヴル。ステイゴールド系の中でもダートや急坂に対応できる部類のパワー豊富な子が多く、引き続きの中山は評価出来るかと思います。

ただ、母はソーマジックで姉妹に昨年の紫苑Sでも好走したマジックキャッスルがいる良血馬ですが、牝系を辿るとロジャーバローズやジェンティルドンナがいるBeau Darlingの牝系。この牝系の特徴としては根幹距離の広いコースが得意である事。2000mに変わることはプラスになるかと思いますが、外回り→内回りになってコンパクトなコース形態になるのはマイナスという印象です。

この頭数ですので、揉まれて加速できずに終わるということは考えにくいですが、最低限の保険として外枠はほしい印象です。

とはいえ、この牝系の質は高いですし、父共々比較的馬場融通広くこなせる辺りは評価できる点だと思います。伸び伸びと末脚を活かすチャンスが有ればこれまでのレースぶりからもこのメンバーなら着争いができる存在と考えます。









✅穴人気馬解説(想定7〜番人気)

ホウオウサンデー

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同舞台の新馬戦1着から臨みます。

新馬戦後の初重賞では流石に厳しいと思うのが本音ではありますが、、、

父は牝系引き出し傾向のあるキングカメハメハに、母サンデースマイルⅡは🇬🇧で勝ち星を挙げている欧州志向の牝系です。ただ3代母Outstandinglyは🇺🇸の2歳G1であるBCジュヴェナイルフィリーズを勝っていますし、牝系を辿るとBernsteinなども輩出している🇺🇸色の強い牝系で、同馬を含めてフルーキーやルガールカルムと言った兄弟達が新馬など早期の段階から勝ち上がれているのはそういったアメリカ血統特有の仕上がりの速さを出してくれているという印象です。

そういったダートっぽいパワーも内包しているだけに急坂や起伏のあるコースの適性は高いと思いますが、流石にここは経験不足になってしまいそうだと思います。ただ、後々早い段階でOPクラスに入れるくらいの質の血統である事はご提案できたらと思います。








ゴールデンシロップ

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東京1800mの未勝利1着から臨みます。

父Havana Goldはスタミナ豊富なSadler's wells系の種牡馬で、Teofilo(同産駒には同コース重賞の中山金杯3着のテリトーリアルなど)の後継に当たります。

また母方にはNijinskyに加えて、祖母のOnly Royaleが🇮🇪ヨークシャーオークス2勝や🇫🇷フォワ賞などを勝っている欧州牝系という欧州色強目の血統構成になっています。母父には早いダート血統でもあるMr.Greeleyが入っているのでスピードは一定補給されているとはいえ、それでも重いスタミナ色が強い血統という印象を抱きます。

ただ、同馬の場合、ディープ×Storm Catやディープ×Tapitの配合に見られる牝系クロスと同じクロスであるSecretariat×Sir GaylordのSomethingroyalクロスを持っている為に高速時計にもある程度対応できているのだと分析しています。
(Somethingroyal→🇺🇸の年度代表繁殖牝馬にも選ばれた名牝)

ここでは能力的に足りない可能性も十分ありますが、一定程度スピードを求められた馬場で、耐久性を問われるレース質になった場合は面白い存在になるか思います。








タイセイドリーマー

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若駒S4着から臨みます。

父ハーツクライに母父はStorm Cat系のテイルオブザキャットという配合。常々言っていますが、ハーツクライ×Storm Birdという広い括りで言えば、ウインバリアシオンやワンダープチュック、更には先日中山記念を制したヒシイグアスと言った馬達がいる配合で、Storm Birdから来る馬場融通の広さが持ち味。

前走の若駒Sは重馬場でのレースでしたが、そういった面から見ると内容不足に感じてしまいますので、やはり能力面が足りてないと判断せざるを得ません。

同牝系から🇺🇸の2歳G1を勝っているJ.B's.ThunderやCarpe Dimeなどがいる比較的ダート色の強く、仕上がりの早い牝系ではある分、高速馬場の方が適性は高い可能性はありますが、変わり身を見込むなら前走とはまた違う馬場でということになると思います。







〜〜現状の印〜〜




◎シュネルマイスター
○タイトルホルダー
✔︎ダノンザキッド
☆ソーヴァリアント
*☆ゴールデンシロップ




現状としては金曜日〜日曜日にかけて少量ながら降雨がある予報で、先週のような高速時計での決着は見込めない印象。稍重レベルの渋り具合を想定しています。

◎はシュネルマイスターから入ります。
考察にも挙げた通り、🇩🇪牝系という下地から重い芝はプラスになるでしょうし、距離は未知数とはいえこなせる可能性が高いと思います。仮に高速馬場になったとしてもこれまでの走りからこなす可能性は高く、どちらにしてもダノンザキッドの逆転候補として◎に推していたと思います。

○のタイトルホルダーも前走は多少の不利があった分ここは巻き返したい一戦。得意な底力を問われる展開になれば逆転の可能性もあると思います。

☆ソーヴァリアントはどちらに取るか難しい血統ではあると思いますが、オルフェーヴル産駒である事や姉達の走りを見ても比較的重い馬場もこなせるタイプと見ます。揉まれて加速ができないシチュエーションにならなければ十分戦えると思います。

仮に早い時計を求められるならば大穴候補で*☆のゴールデンシロップも頭に入れておきたいと思います。

テンバガーやタイムトゥヘヴンなども血統的には悪く無いですが、前走比では平行線という意味合いでここではノータッチにしてあります。ただ、当日の展開や枠、馬場しだいで印をあげる可能性のある馬達が多いため思って頂けたら、、、







本日は以上になります!

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