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新入社員研修を終えて-これからの時代に必要なものとは

【自己紹介】

ダイキアクシスグループ 株式会社トーブ 工藤尚也

今回、ご紹介する新入社員研修とは、新入社員の新入社員による新入社員のための研修として、講師と受講者役を新入社員がおこなった研修であります。

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はじめに、今回の新入社員研修はすべてオンライン形式でおこなった。
次に、研修の流れは
①計画(2~3週間)、②実施(3日間)、③振り返り である。


①計画

・新入社員の15人を3チームに割り振られ、各々で
 新社会人として持つべき目的(主に、スキル・マインド・マナー知識の3つの軸)を考え、自ら学習・計画し、パワーポイント(もしくはグーグルスライド)にて新入社員研修のプレゼン資料を作成。(1日3テーマ、6-7時間分の資料)

②実施

・各チームで計画した研修資料を、オンラインで発表していく。
・1チーム1日行う。全部で3チームあるので、3日間おこなった。
・講師役が1チーム、生徒役が残りの2チームである。


③振り返り

・計画段階や実施での講師役、および生徒役での気づきや考えを共有した。
・これからは人として・社会人として、各々の目的を設定。行動し、実践していく。

以下に気づきの要点をまとめる。

<講師として>

①講義は20~30分、休憩は5~10分が最適時間
目の疲れや人がそばにいる空気感がなく、すぐに疲れてしまう。理解させ、伝えるには20~30分がベストである。

②相手に伝え・行動させることは難しい(聞き手に理解させる+行動を起こさせることが目標。今も実践中。)

単なる理解であれば、本を読んだ方が早い。
ここでは、理解させ次のステップへの架け橋となるべく、どう伝えていくかが肝になる。例えば、データ分析をテーマとすると、ただの紹介や講座的なものでなく、
・なぜ必要なのか(重要性)---データが溢れている、もったない。問題解決に必須。
・なぜ今なのか(優先性)---今、知ったから。今後の時代の変化に対応するため。
・どうしたらできるのか(実現可能性)---エクセルでもできる。まずは第一歩を踏み出す。次のステップへ案内。

という説明をしていく。だがこれで本当に人は動いてくれるのか、一歩踏み出してくれるのか疑問である。

だから、人を動かすという観点では人を知らなければならないし、なぜ動いてくれないのかも考える必要がある。

③一つの画面ですべての受講者が見えるので、一人一人の理解度(顔)を確かめるのには、オンライン型が最適である

④話し方や声によって、さらに人によって内容の伝わり方が変化する(今も思考中)

弱弱しい声、ごもる声、気の強い声、通る声....など様々な声。楽しそうだが台本的な話し方、ありがちな話し方、癖のある話し方、構造化しがちな話し方。声や話し方によって聞き手はその都度、姿勢を変えて情報を得ていく。その姿勢は人によって違うため得ている内容が変化することがある。

例えば、(私の聞く姿勢ならば)
・ごもる声→聞くことに集中するため、長く話されると疲れてしまう。
・楽しそうだが台本的(単調)な話し方→話し手からの情報は得にくく、資料だけをみて情報を得る。

⑤時間調整はある程度のテコ入れを行わなければならない(切り捨てスライドや補足スライドを組み込む)

例としては、講義とワーク(練習・手を動かしてもらう)の2軸で研修を進めており、ワークの時間は一人ひとり動きの速度があるので、その分は講義時間を減らす(切り捨てスライド)や時間を増やす(補足スライド)が必要。


<受講者として>

⑥反応すると、より「リアルな感覚」に近付く。雰囲気がかなり良くなる。
 (反応してあげる)

なんでもいい。チャット、動作、反応ボタンなど。

⑦講義の重要性は個人個人で違いはあるが、講師の目的をくみ取るのが最重要

目的が示されてあればいいのだが、ない場合はとにかく観察。そして互いに話し合う。基本的に何度も出てくるワードや声の抑揚からなんとなく感じられるとおもう。

以上、新入社員研修で得られた気づきのまとめ終了。
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最後に、これまでの長文で何を言っていたのか忘れていると思いますが(笑)、すべてにおいての根本的な考えは"本質を探すこと”であります。
簡単に言えば、「それに対してどう感じているのか」を言葉にするだけです。

どう感じているというのは、「AはBだと思う。なぜならCだから。Cが理由になるのはDだから。Dが...」というこのなぜを繰り返し、最終的に自分なりの考え生み出すことをどう感じているのかということです。

この、"本質を探すこと"はこれからの仕事では最重要であると考えています。

理由は、今までの時代は知識を得て、技術を磨きどんどんストックしていれば、それだけ成長していました。

しかし、今・これからの時代では、知識と技術を持つことが当たり前ラインとして、変化・成長していくために、(憶測ですが)"本質を探し続けること"が必要だと考えております。

本質が見つかれば、変化の方法・方向がなんとなく定まると思います。このなんとなくを知識と技術で埋めていけば変化は可能であると思います。

本質を探すことは、自分なりの考えを生み出すこと。会社にはたくさんの人がいます。

そのため、共有さえできれば、多様な本質を生み出すことができ、多様な変化の方法・方向が自ずとわかると考えられます。

・・・最後に、今回は大変貴重な機会をいただきありがたく存じます。また、この期間を迎え、経験し、新たな気づきを与えてくれた同期に心から感謝いたします。

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