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第4話 アメリカでのアパートの契約更新@コロナ禍

アメリカでの生活が1年を超えました。COVID-19とともに始まった赴任生活、色々あったのですが、今回のアパートの契約更新が衝撃的だったのでそれについて記します。

私の住んでいるアパートは、ベイエリアと呼ばれるサンフランシスコ~シリコンバレーあたりにあります。会社の近くなので。
このエリアのアパートは家賃が尋常ではなく高く、会社の補助がなければ住めません。リアルに数十万円/月です。このエリアではワンルームでも、十万を切ることは絶対ないです。しかも、COVID-19以前は毎年5%ずつくらい家賃があがっていったそうです。
そんなこともあり、私はアパートの家賃が家賃補助上限よりちょい下のところを選びまして、仮に契約更新時に家賃が上がっても吸収できるようにしていました。

そしていよいよ初めて契約更新がやってきました。
アパートの管理会社から更新後の家賃等が記載されたPDFが届き、これでよければサインして返却、納得できなければ交渉ということになります。
恐る恐るPDFを開いて、家賃額の欄をみると…


下がってる。
しかも今の家賃から15%くらい下がってる。
しかも更新後の1ヶ月は家賃無料。無料。無料。

うええええええええ最高やんけえええええ

即サインして返却しました。


この値下げにはわけがあって、COVID-19が1年近く続いた中で、アパートから引っ越ししていく人が続いたのですね。
隣の家族も引っ越していったし、空き部屋が目に付くようになりました。
そもそもこのエリアから他州への流出も相次いているそうで、アパートの管理会社も危機感を抱いていたのでしょう。
まぁ私はそもそも出ていく意志はなかったので、完全に棚ぼたです。

そんなこんなでラッキー以外の何物でもなかったのですが、次の日1通のメールが届きました。
「1年間家賃を遅滞なく支払ってくれたので、家賃1ヶ月分の小切手をお送りします。」

???

来月の家賃は無料で、さらに家賃1ヶ月分くれるってどういうこと…?
そんなに流出しててヤバいんか、このアパート…

わけがわかりませんでしたが、その後本当に小切手が送られてきました。
銀行に小切手から自分の口座へ入金しに言ったとき、銀行窓口の人にその話をしたら意味がわからないという顔をされました。


ちなみに他の日本人の駐在員に話を聞いたところ、うちほどの大盤振る舞いはなかったらしく、家賃が5%くらい下がったのと、1ヶ月分無料だけだったとのこと。もしかしたら、うちのアパートは流出が激しかったのかもしれないですね。

ちなみに、5月中旬にベイエリア周辺の家賃は急上昇しているというニュースがありました。本当に人が戻ってきているのか…また来年の契約更新を楽しみにしようと思います。

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