学習を最大化させる

当社が飛躍的に成長し現在のミッションビジョンバリューを実現し体現するためには、若い組織が故に「学習効果の最大化」をする必要があります。つまり、「1」の経験から「1」だけを学ぶのではなく、「1」の経験から「10」を学ぶ、そしてその学習スピードは他と比べもののならないくらいにしないといけない、ということです。

上記をテーマに、この2週間くらいで私が行ったこととその成果を共有できればと思います。
まず、私が疑問に思ったのは、「1」の経験から「1」しか学べない人もいれば、「1」の経験から「10」学べる人もいる、これはなぜか?ということです。
一旦、私で実験してみようと思い、私自身がAという経験とBという経験でどのように学んでいるか?と今の人事インターンの貝山ちゃんが前にいるので彼女がどのように学んでいるのかを観察してみました。

具体的なエピソードを。
ちょうど昨日、25卒新卒の高学歴層を採用するためのイベントに出店しないか、という商談があったので石黒ちゃんと貝山ちゃんと一緒に参加しました。
内容はいたって普通。相手方も新卒4ヵ月目くらいの、まさに体育会系だな、でもおどおどしている営業マン(見た目は安城)と先方の事業部長の方との商談で「FACがこのイベントにでたら、このくらいの高学歴層と会うことが出来、歩留まりよく採用につなげることが出来ます」という話でした。

まあ私かするとよくある話で、ふむふむ、他の商談と全く一緒で変わり映えはしないなと思いつつ、「いいですね~」と相槌を打ちながら聞いてました。
あとは、先方の事業部長クラッチバックで来ていて、これは何となくの感覚だけどマイナスポイントだな、とかおもって聞いてましたw

一方でインターン生の貝山ちゃん、商談に入る前に名詞の渡し方を練習し、商談は終始緊張気味で相手の話を聞いていた、という面持ちで約30分くらいの商談が終わりました。
私がどうだった?と聞いたところ「とても勉強になりました!」ということでした。

ここで私が思ったのは、この商談という経験において私よりも彼女の方が学びを得たということです。
まあ新しい経験なのでそれは当たり前でしょ、という話にもなるかもしれませんが、私の考えだとちょっと違っています。

どういうことかというと、同じ経験でも、「学ぶを認識する」ということを意識することが大事だということです、
つまり私の場合は過去経験をしたことがあるものなので、過去の経験とリンクさせたが故に新しい学びを認知できなかった、逆に貝山ちゃんの場合は、リンクさせる経験がないので意識的に学びを認知せざるを得なかった、ということです。

もう一つ。サイバーの曽山さんに下記の質問と回答をもらいました。
新原:決断振り返り面談において、「上長のスタンスや意識することは何か?」
曽山さん:基本的には部下が考えた「内省や概念化」が、上司から見て同意できるかどうかが最も大切で、「こういう意味もあるんじゃない?」「こういう風に学んだとも言えると思うよ」など、上司から部下に対して学びの解釈を広げてもらう努力をするだけで、部下の方の学びは増えていきます。

上記の内容だけみると、過去にどこかの本で読んだことのある、誰かから聞いたことのあるものかもしれません。
しかし、今回の私の中では「学び」となっています。これはつまり、自分の中で質問した内容が問題意識として認識が強く、それに対して的確なアドバイスをもらったことが要因だと考えられます。

上記2つのエピソードから「学習を最大化するため」に言えることはまず「学びを意識的に認知する」ことが大事だということです。
経験を学びにするためには、一つ一つの経験を丁寧に振り返り、意識下に上げていくことです。
下記が私が実践している経験学習理論のフォーマットです。これめっちゃいいんで是非真似してみてください。「書く」という行為で学びを強制的に意識できるので!

ちなみに、私はコーチングを学んでいますが
「自分の理想のゴールを常に意識下におくことの手助けをする」がコーチの一つの役割です。
つまり、面談などで話しているときはゴール設定をするものの日常に戻ると、人間の恒常性維持機能(ホメオスタシス)が現状維持してしまうことをいかに乗り越えるか?ということです。結構面白い理論なので、興味ある人はいつでもウェルカムです!

今日は経験学習理論の「認知」についてでした。明日は「内省」について書いていければと思います。

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