バットとボールは合わせて1ドル10セントです。バットはボールより1ドル高いです。ではボールはいくらでしょう?

①バットとボールは合わせて1ドル10セントです。バットはボールより1ドル高いです。ではボールはいくらでしょう?
②すべてのバラは花である。一部の花すぐにしおれる。したがって、一部のバラはすぐにしおれる。この論理は正しいか。

熟考せずに「直観」で答えてみてください。

上記引用。

さて上記の問題の答えに行く前に、昨日あったこと(考えたことを)
昨日は、リクロジのロープレ大会を実施し、その面接官を2時間ほど担当しました。リクロジのメンバーは、非常に闊達で前向きで行動量もあるので、商談のスキルが足りていないのかな?という仮説(直観)があり、昨日に挑みました。
蓋を開けてみると、私が感じた課題は「まず商材を知ること」でした。商談のスキルなどは、めちゃくちゃ見劣りをするわけでもありませんでした。ここからは割愛しますが、商談のスキルではなく、「具体的な商材知識」だと感じました。下記が参考画像。

つまり、私の直観は「エラー」を起こしていたのです。では、改めて、下記の問題を見てみてください。

①バットとボールは合わせて1ドル10セントです。バットはボールより1ドル高いです。ではボールはいくらでしょう?
②すべてのバラは花である。一部の花すぐにしおれる。したがって、一部のバラはすぐにしおれる。この論理は正しいか。

直観的に答えてみてくださいね。
では答えを。






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答え
①5セント
②成り立たない。一部の花にバラが含まれるかわからないから。

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ここから考察文(本より引用)

上記正解できた人出来なかった人、それぞれいると思うがおそらく
①の問題では「直観的」に「10セント」
②の問題では「直観的」に「含まれる」

答えがあっていた人でも直観的に10セントと含まれる、という答えが浮かんできたことは間違えない、この合っていた人たちは「直観に何とか抵抗できた」だけである。

この2つの質問の共通点は、すぐに答えが思い浮かぶこと、そしてその答えは直観的で説得力があり
そして「間違っている」ことである。

つまり、我々の脳の「直観」思考は、基本的にエラーが起こり、それを食い止めるのが「理性や論理」思考である。

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ちなみに別の話で「ファーストチェス理論」

というものがあります。
これは選択肢がAとBがあった時に、最初に思い付いた選択肢と熟考した選択肢は大体一緒である、というものですが、上記と異なる点は、「正しい答えがあるかないか」の違いだと考えています。
上記の話は「正しい答えがある」ファーストチェス理論」に関しては正しい選択肢がわからない(メリットデメリット双方ある)ケースです。

直観は直観で大事だと思いますし、論理は論理で大事、ようするに「ここは直観で判断するもの、ここは論理で判断するもの」のそれぞれを使い分ける必要があるということです。


※但し基本的に直観で決める人は、熟考しなければいけない部分を直観で決めてしまいがちで(しかも直観で正しい答えを出せるのは「名人」レベル)、逆に論理で決める人は、そこは直観で決めるべきところにひたすら悩んでしまうということでスピード感にかけてしまう、まあバランス感覚と自分の属性を客観的に理解しておくというのが大事だと思います。

※ちなみに私は直観型に近い。

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