8分21秒 後方回転エビ固め

このnoteを書いている今、私はベッドの上で寝転がりながらとあることを考えて、また涙を流しています。

それは、私がこの上なく愛してやまない推し、鈴木志乃の自力初勝利。

正直、試合内容は全然覚えていないし、3カウントを取った瞬間の記憶もほとんどありません。
とにかく今の思いをこのnoteに書きます。

志乃ちゃんへ

第1試合というプレッシャーを背負いながらも、自分らしさを貫いて最後までよく頑張りました。ドロップキック、変形ネックブリーカーに胴締めスリーパーなど、自分が使えるあらゆる技を使って勝利をもぎとったのは本当に感動しました。

2023年の3月6日にデビューしてから早1年と2ヶ月。同じ日にデビューをした凍雅選手とのシングルマッチ。非常に熱い試合でした。

思い返せば、昨年の8月12日、東京プリンセスカップ準決勝の後楽園ホール大会。きっと本人は思い出したくもないでしょう。凍雅選手が志乃ちゃんから3カウントを取って自力初勝利。あれは23年組の6人タッグでしたね。自宅で観戦していた私は、悔しくて泣いたのを今でも覚えています。
この日から少し間が空いた、9月3日。あれは大手町三井ホールでのシングルマッチでした。
「鈴木志乃初勝利か!?」「いや、まだ勝てないだろう」と色々な意見が飛び交って、私としても複雑な気持ちのまま観戦したあの日。気づいたら凍雅選手が3カウントを取って試合が終わりました。悔しかった。それと同時に「いつになったら勝つんだよ…」と邪な気持ちも出てしまったのは事実です。私はなんてことを思ったのだろうか。
でも、あなたは違った。
「勝てない」「悔しい」と言葉にするだけではなく、自分はどうしたら良いのか、自分に足りないものは何なのか、先の見えないトンネルを必死に探りながらどんどん前に進んでいくじゃないですか。そのひたむきな姿を見て、「この人を推してよかった」「ずっと信じてついていくぞ」という気持ちを改めて感じさせてくれました。

そして、時は来た。
2024年5月6日、昨年の興行と同じく同期とのシングルマッチ。(昨年は、vsHIMAWARI)
普段よりも緊張しただろうし、何よりも同年同日デビューの同期に負けたくない、この間の借りを返すという気持ちが強かったと思います。

試合開始のゴングが鳴り、試合を進めていく中で、何度か「これまずいんじゃないか…?」と心配する部分もありました。
でも、この日の志乃ちゃんは何かが違った。
凍雅選手のあらゆる技をかわし、ロープの反動を使ってグルンと丸め込み、そのまま3カウントを奪取。

「勝者 鈴木志乃」

ゴングが鳴った瞬間、私は泣き崩れました。
やっとの思いで掴んだ初勝利。今までずっと苦しんで悩んできた彼女の努力が報われ、ずっと応援してきた私の想いが一気に込み上げ、しばらく泣いてしまいました。
また、後楽園ホールという聖地に轟く入場曲「ワタシノセオリー」の歌詞もハマってしまい、更に泣いてしまいました。
私の周りにいた全く知らないファンの方も
「おめでとうございます」「よかったですね」
と温かい言葉を投げてくれたことで、この勝利は忘れられない良い思い出になりました。

世間一般から見たら、ただの自力初勝利です。
でも、ただの自力初勝利が人々の心を動かすんです。なぜなら志乃ちゃんの努力をみんなが見ているから。
言ってしまえば、ポンコツだし、ファンに対しての愛情が重いし、体も決して大きいわけではない。
でも、それ以前にプロレスに対して全力で打ち込む姿、負けても何度も立ち上がって闘い続ける姿。そんな姿があるからこそ、この自力初勝利がより大きく見えるのです。

長くなりましたが、本当におめでとう。
これからもずっとずっと大好きだよ。
あなたは最高の推しだよ。

全ての愛をこの1,556字に乗せて。

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