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でんぱ組.incホールツアー感想

今日はでんぱ組.inc全国ホールツアー初日東京公演を観てきた。
6人の新体制で送る二回目のツアーなので、どういうものになるかが当日まで楽しみだった。

というのも、しつこくなってしまうが僕は卒業をした夢眠ねむさんが好きで追っかけてたところがあり、4月に行われた新体制でのライブを心の底から楽しめるのだろうかと、現メンバーがいらっしゃるにも関わらずとても無礼な事を思っていた。(じゃあ行くなよという話はしまっておいてください)

いざ公演が始まったら、そんな果てしなくどうしようもない負の感情が吹き飛び、ステージで歌って踊る6人を必死に目で追っている自分がいた。

なんだよ。あんたら、ずるいよ。そんな笑顔で全力で歌って踊って熱ぶつけられたら、、これは目にゴミが入っただけだい!
気づいたら泣いていた。でんぱ組.incでぽっかり空いた穴をでんぱ組.incが埋めてくれた。

ありがとう、と心の中で伝え、アンコールを待っているとそこで新曲のお披露目があった。
1列に並び、順にワンラーワンラーと謎の呪文を唱え、周りにはパフォーマーの方々が各々の技を披露し、生きることの素晴らしさを歌う。
初見の戸惑いからワクワクのグラデーションがたまらなかった。
タイトルも「いのちのよろこび」と来たもんだ。
この新曲の発売日に合わせてホールツアーの発表があった。
「UHHA! YAAA! TOUR! 2019」(ウッハ!ヤー!)
このウッハヤー!は今回の新曲の中で登場する雄叫びだ。
こんな遊び心の溢れたツアータイトルなんて楽しみでしかない。

と話は現在へ。そして迎えた当日2階の一番後ろという大俯瞰位置での参戦。幸いホールツアーということもあり割りと距離をそこまで感じることがなかった。
むしろステージ全体が見れるので1周して良席ではなかろうか。一番前でみたいです。

ということで、本番始まりはじめからカロリー高い曲でスタートダッシュを切ってきた。うおおおおお。

後半の体力を考えてないだろこれ。
かと思ったら、懐かしいキラチュンのケンカ寸劇が見れて、??また見れるなんてと震えて、「聴かせるパート」という心にしっとり染み込ませる数曲で違う角度から心をつかみ、まさかの夏の新曲披露があり、後半にまた怒濤の攻め曲で追い討ちをかけてきた。おいおいおい、どんだけ駆け抜けるつもりなのよ。
そしてまさかの強い気持ち強い愛。そのサプライズプレゼント贅沢すぎるよ。
いよいよ最後に披露した曲が「秋の葉の原っぱで」。
こちらは「いのちのよろこび」の直後に発表された清竜人さん作詞作曲の「子♥️丑♥️寅♥️卯♥️辰♥️巳」というシングル曲のカップリング曲で歌詞がとても切なくてとても綺麗な楽曲だ。
これを6人が静かに歌い上げる。ファンはその姿を静かに見て聞いていた。
最後後ろの音も止まり6人がセンターに向い合わせで集まる。
みりんちゃんの合図でラストのパートをアカペラで歌いきった6人。
1つ間が空いたあと客席からの拍手の雨。
この曲で公演は締め括られた。
今まではどっちかというと「いろいろ大変だったり嫌なこともあるだろうけど笑い飛ばして前進もう!」的な背中をぐいっと押してくれるような終わり方が多かったように感じたので、今回のようなそっと寄り添う終わり方が新鮮でたまらなかった。
メンバーがみんなの声を浴びながらステージを後にする姿を見て、ふと思ったのは「今のでんぱ組.incの形ができつつある」という事。
まだまだ柔軟にいろんな事を試してみて変化をしていくのだろうけど、
今回の公演を観て、新生でんぱ組.incの「新生」が取れたような気がした。
今のでんぱ組.incが「でんぱ組.inc」なんだという確証が自分の中で府に落ちたというか。

いわゆる推しというものはまだ見つかっていないけどそれでもいいなって。
それより目の前の「でんぱ組.inc」が大好きだから。


箇条書きで申し訳ないけど今回の公演でよかったところ
・ぺろりんが毎フレーム「カワイイ」を体現してた
・ピンキーの低さ
・ねもちゃんのエモ歌声
・りさちーの女性らしい柔らかさに反比例する軸のぶれなさ
・えいちゃんの中MCでの誰よりも一番にポジティブワードを出して先陣切るところ
・みりんちゃんのステージパフォーマンスの高さと開催場所のミス告知の緊張と緩和

このグループを好きになってほんとによかった。

すこしでもいいなと思ったらサポートよろしくお願いします!今後のインプット、自身のレベルアップを経て、皆様に楽しい時間を提供させていただければと思います。