読書感想文「出会い系サイトで70人と実際会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」

「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」を読みました。それに伴い、書評とかじゃなくて、自分の記憶に留めるために感想やら諸々を書こうと思います。

まず始めに、一応読書自体を始めたのが一日二日ではないにせよ、実際読んだ本をどう伝えていいかって、僕にとってめちゃめちゃ、難しいことであって、大きな理由の一つに「本の内容を今一つ理解していない」があります。

大事件ですね。

趣味の一つに読書と答える人間とはとても思えない理由です。
映画と違って、本は小説、エッセイ、諸々の実用書みたいなもので興味があるやつを手に取るようにはしています。
学校を出てからの吸収物として、知らないことを教えてもらおうと読んでいる感じです。

ですが、先程もお伝えした通り、今一つ理解力が足りない僕の脳みそでは一冊の3分の1の純粋な文章もどうやら伝わってないようで、面白がって読んだは良いものの、それを人に話す時の僕はずいぶん幼くなってしまいます。
「えっとね~あの人が怖かった~」とか、「想像したら鳥肌たった~」とか「素敵な人たちに囲まれてるなぁとおもった~」とか・・・で、なにが面白いの?と聞かれて「うーん・・・、夢中になって一気に読んじゃったとこ!」と・・・。
少し年齢下げすぎて卒園してないんじゃないか位になってしまいましたが、それに近い位に酷いんです。

ちょくちょく本の感想を目にする機会がありますが、なんでみなさんあんなに、自分の心情と重ねたり、汲み取ることができるのでしょう。
もはやその短い文も読みごたえのあるものとして見ています。

それを考えると、本当に自分には感情ないんじゃないか、はたまた、濃度が薄いんじゃないかと常々感じていますが、本の購入を止めないってことは、本質的に「何か」を欲してるのかなってなんとか腑に落として今も持続している「趣味・読書」でございます。

ではどうして、今回に限ってこのようなことをしているかというと、まず、後輩に「この本が気になってるんです」と教えてもらったんですが、その時はあ、そうなんだ~くらいでした。
で、何ヵ月か経って、地元のTSUTAYAさんに寄った時に、それを見つけて、あ、そういえばあいつ面白いっていってたな~と思いだして、購入することに。

表紙の派手な色と、「出会い系~」の文字から勝手に、色んなタイプの男に振り回されて四苦八苦した事をユーモア交えて書いているんだろうなぁなんて安直な予想だてをして、本を開きました。

僕は本当に薄い人間だなと再確認することに。

なんと言うんでしょうか、この方の、静かにじわじわと道を切り開く様子にごちんとやられたといいますか。自分の持ってるもの一本を信じ続け、これしかないんだと。
内に燃えるものを携えて、様々なタイプの人に会い、大好きな本を武器とし、心の支えとして、面食らいながら、手厳しい事も言われながら、本を薦めて行く姿は総じて少しRPGにも思えるわくわくとドキドキ。

そうして、色んなタイプの人に触れていくことで、自己と向き合い、進んで行動していく(言っても葛藤はありつつ)その姿は、今を生きる人大勢が感化されるに違いない。
今は頭でっかちのまま完結させてしまっているケースが多く(ご多分に漏れず僕自身も)どんな形から入るにしてもまず動く事の大切さを気づかせてくれます。
何かが変わる、その何かは歩みを進めた人にしかわからないんですよね。

回り道のようなことも、軸に自分の信じているものがあれば、それは答えに気づける所まで導いてくれる。
この本を読んでこうして感想やら、それに付随する自分の事を書こうと思ったのも、たぶん現在僕が求めていることにフィットしたからなんだろうなと。

じゃあそれが一体なんなのか、明確で具体的なものとして、出せるものではなく心の何処かで渦巻いて居続けているもので、だからこそこういう行動に移ったと自己分析。

花田さんのことを追いかけたあと、本を閉じて何かをやりたくなる。

僕の場合はこうして自分の頭の中の事を書くことでした。自分に素直な考えをもっと色んな所に発信出来るようになりたい。
ネタもそうで、余計なこと考えて一文字も書けないよりは、まずは、自分の面白いと思うことをノートに吐き出せたらなと・・・。で、またうーんってなったら、その時は合いそうな本を紹介してもらえたらなぁ。なんてことも思ったり・・。

以上前置きのとても長い感想でした。。
振り返ってみて課題が増えました。このカロリー高めの文量のダイエットをすること。。

すこしでもいいなと思ったらサポートよろしくお願いします!今後のインプット、自身のレベルアップを経て、皆様に楽しい時間を提供させていただければと思います。