終わりは突然やって来るかもしれない


先日クロカンのアカウントで『宿が取れなくて阿蘇合宿がなくなった』実業団さんが複数あるツイートをしました。

#個人的死活問題 のハッシュタグを付けたけど、ただ合宿が見れなくなったから悲しいだけでなく、クロカン存続に関わる可能性があると思っています。


もともとクロカンのアカウントを始めたキッカケは、利用者に優しくないよく分からない施設だったからというのがあります。
公式ホームページはあるけど、今だに利用料金がどこにも書いてありません(笑)
普通ありえないでしょ?

それぐらい不親切で特に初めての利用者に優しくないんです。

初めて来た人はまず入口のゲートで戸惑います。

半分以上閉まってるけど勝手に入っていいの?って思いませんか?

他にも挙げればキリがないくらい利用者ファーストではないんです。

その辺の事とか、そもそもお前は何者なんだ?とかはM高史さんのラジオでちょこっと話させてもらったので時間ある時にでも聴いて下さい。

まず、ほとんどの人が知らない前提条件の予備知識として

  1. 阿蘇クロカンは自治体の施設ではなく、山田東部牧場の組合が所有管理する民間の施設です。建設費は自前です。

  2. 組合員の高齢化&後継者不足が進んでいます。牛飼いを続けている人は少ないし、農業をやっていない組合員もいます。主に運営管理をされている役員2名もバリバリ元気だけど高齢者です。クロカンを引き継いでくれる組合員がいるか分かりません。

  3. 組合員はクロカンがあっても無くてもたぶん何も困りません。7月の草刈りをしたくないから無い方が良いと思ってる人もいると思います。

  4. 民間施設だけど阿蘇市から補助金を頂いています。補助金がなければかなりの赤字になります。


これをChatクロカンの主が要約すると、『いつでも無くなる可能性がある』となります。

これまで誰に頼まれた訳でもなく、時間と労力と少しのお金を使って合宿の誘致をやったりSNSを始めたのは、推しチームが見たい願望だけでなく、少しでも利用者を増やして行かないと補助金がなくなる事もあるかもしれないと思ったからです。


昨年末に初めて教えてもらったんですが、実際に数年前に阿蘇市の補助金の打ち切りが決定した事があったらしいです。

その時の組合の対応は、
『分かりました。じゃあクロカンの営業は終了します。』でした。
永遠に赤字が確定している事を続ける意味が1ミリもないから当然の決断です。

なんならちょっと黒字でもやりたくないのが本音だと思います。組合にとってクロカンは副業にもならないオマケ程度の存在です。

この時は旅館組合の猛烈な反発によって補助金が継続になって事なきを得たのですが、そのままクロカンの歴史に幕が下ろされていた可能性も十分にありました。


そして今回の、宿が取れなくて合宿が無くなった問題に目を向けると、観光客が戻った事と単価のより高い観光客を優先する(なんなら合宿を受け入れない)宿泊施設が増えた2つの原因が重なっています。

団体で10〜20連泊とか計算できるメリットはあっても、一般観光客で満室になるならばそちらを選ぶのは普通の経営判断です。誰にも文句を言う権利がありません。

宿が取れるかどうか?が合宿に対する宿の理解と協力、チームと宿のこれまでの関係性がより重要になって来たと思います。

阿蘇合宿に来るのは陸上競技だけではありません。他競技との奪い合いも起こっています。

全体の宿泊者に対する陸上の割合が低下すると、また補助金打ち切りになる時が来るかもしれません。
その時に旅館組合が同じ行動をとってくれる保証はありません。合宿の優先度が下がっている現状からすると、わずかでも可能性が低くなったのは確実です。


あと何年存在しているのか?不安と危機感しか感じません。


終わりが来ない事を願いながら、突然やって来るかもしれない覚悟を持ってこれからも走り続けて行きたいです。

当たり前が当たり前ではない。

いつも組合に文句ばっかり言ってるけど運営を続けてくれている事には感謝しかないです。


1人たった200円です。有料と自覚してる人は料金払って下さい。

夏休み以外は受付けいないのでいくらでも誤魔化せます。受付けいても夏は利用者が多いので誤魔化せます。組合は誤魔化せても休日はクロカンの主にはバレてます。

利用者全員が確実に料金を払ってもそれだけでは絶対に赤字です。

貴方が200円を支払い、受付けに名前を書く行動が利用実績になり補助金継続に少しでも役に立つのです。



最後になりますが、これは部外者の1個人の意見です。

当たり前が当たり前じゃない。
無くなってから後悔したくないので公開します。











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