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実例解説!個人事業主が事業再構築補助金を一人でもらうためのマニュアル その① 認定支援機関とGビズID


今話題の事業再構築補助金、補助額がかつてないほどの大規模なものであるため、さまざまな業種の方が補助金セミナーや代筆、申請代行などを行っています。

第一回事業再構築補助金の緊急事態宣言特別枠で採択されたので、このnoteではそこから得た経験のうちのいくつかを無料で共有していけたらいいなと思って補助金についての情報をたらたらと書いていこうと思います。補助金は知ってるけどめんどくさいと考えている個人事業主の方って多そうですからね。たしかにめんどくさいですが、要件満たした書類をかけばお金をもらえると思うと、普段の仕事の労力からしたら何倍もコスパがいいと私は思います。ぜひチャレンジしてみて下さい。

さて、続きです。

企業規模が大きいとコンサルさんなどの代行業のような方たちに何十万何百万払ってもリターンがありますが、企業規模が小さい個人事業主だと、ほとんどお金が残らずかえって本業を圧迫してしまうかもしれません。補助金を貰うことが目的になってはダメなのです。個人事業主が狙うのはあくまで利益の最大化です。

そのため、個人事業主が事業再構築補助金に応募するならば、自分でやるのがベストです。失敗したってまたチャレンジするだけです。応募だけなら無料なのでノーリスクです。成功したら、その経験を活かしてまた別の補助金に応募できます。そうすることで経営資源が増えていき、経営が楽になっていきます。この事業再構築補助金を自分でやるのが難しいのであれば、補助額は少ないけどより簡単な小規模事業者持続化補助金というものもあるので、そちらを狙っていきましょう。

さて、事業再構築補助金を自分でやるには、事業計画書を独力で書くのが大前提ですが、その前にまず絶対にやらなければならないことを書いていきます。

1つ目は認定支援機関を見つけることです。

認定支援機関は無料のものと有料のものがあります。

銀行や信用金庫、商工会議所などに依頼すればほぼ無料です。

一方で中小企業診断士や公認会計士、行政書士、社会保険労務士など士業やコンサルさんなどの認定支援機関に協力を仰ぐとほぼ有料です。

多くの個人事業主さんは銀行の融資を受けているのではないでしょうか?私はコロナ融資で実質無利子だったので地銀さんから1年分の売上程度の融資を受けました。融資を受けている金融機関が有れば書類をくれるくらいの協力は絶対にしてくれるはずです。認定支援機関を探すならまずは銀行に相談しましょう。銀行なら無料でやってくれるはずです。

認定支援機関にも【格】というものがあると思います。個人と法人であれば、法人の方が格が高そうだし、税理士法人と行政書士法人なら税理士法人の方が格が高そうです。中でも銀行は最高格のような気がします。これはあくまで個人的な感覚ですが。ですので、認定支援機関選びはまず銀行からお願いしていきましょう。

銀行以外でも無料でやってくれる所はあります。商工会議所などです。まずはそういった無料で頼める認定支援機関に協力の確約を得ましょう。友人の事例ですが、友人は信用金庫で融資を受けており、この信用金庫の担当者から「一緒に新規事業考えましょうよ!お手伝いしますよ!」なんて言われたらしいです。素敵な担当者さんですね。採択結果の認定支援機関先は信用金庫がけっこう多かったので、信用金庫の社内で支援を積極的にやっていこうというおふれでもあるのかもしれません。もし融資を受けておらず、補助金応募したいなと考えているならば、まずは信用金庫に融資の相談なんかに行かれるのもいいかもしれませんね。

その2はGビズIDを取得することです。

こちらでIDを取得できます。

作業自体は簡単ですが、取得するまで数週間ほどタイムラグがあるので、補助金に応募する意思があるのならば早めに登録しましょう。私は3週間ほどかかりました。

Gビズを取得するためには印鑑証明などを役所に取りにいかなければならないです。この際、コロナ関連だというと発行手続きも無料になったりしますので確認してみてください。

補助金の申請は電子申請のみですのでGビズアカウントは必ず必要です。ちょっとでも補助金応募の気持ちがあるのであれば、まずは取得手続きをしましょう。取得にかかる費用は無料なのでノーリスクです。

認定支援機関とGビズアカウントが作成できれば補助金申請への準備の第一段階は完了です。

今回は以上です。


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