見出し画像

景観色彩における色彩の基礎知識

人工要素と自然要素の色彩が共存

人工要素は色彩をコントロールできるが、自然要素はコントロールできない。自然要素に寄り添った形でバランス良く、人工要素を取り入れるのが良い。

ライフサイクルの長い色彩

建築物や橋は、長い期間同じ場所に居続ける。

イメージに沿った橋を建設する必要がある

一時的な流行色や目新しさで個性を主張するのではなく、周辺に調和する色彩の選定が必要となる。

大きな面積を持つ色彩

家や建築物は面積が大きい=周辺の色彩に影響を与える
→色彩の面積効果なども考慮して、周辺の色彩との調和やバランスを意識した色使いが求められる。

太陽光に影響される色彩

季節だけでなく、太陽光のことも考慮に入れる必要がある。
朝・昼・晩それぞれで見せる顔が変わる。
建物は、雨風に常にさらされることになるので、耐久性・対候性に優れた色彩や材料を選定する必要がある。

季節や時間の変化を感じさせる多様な色彩

樹木の葉や花などの色彩は四季折々の色どりを与える。
常緑樹…春:新緑の色→深い緑色へと変化
落葉樹…春:明るい若葉の色→夏に向け徐々に緑色に深み→秋に紅葉や落ち葉になる

大地を作る土や石は変化しないが、天候や地域の違いによって異なる表情を見せる。

自然要素は、目立つものと目立たないものがある。
小さくて短期間のもの(=花)は比較的鮮やかで目立つ
一年を通して変化のないもの(=石)は目立たず穏やかな色。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?