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ミニ四駆レースの運営をするときに気をつけるべきこと

自分でレースを開催してみたいと思ってる方や今現在レース運営に携わってる方に向けて、レース運営のここに気をつけたら参加者の多くは満足してくれるよっていう内容の紹介です。

1. レースに参加する基準って何?

レースに参加する基準って何?ってことですが、レースメインでミニ四駆を楽しんでる方はレースがどこかで開催されるかどうか、SNSなどでチェックしていると思います。

参加したいレースの基準って何かというと、その場所に行きたい・その場所のコースを走らせてみたい・その場所に来る参加者と交流したい・とにかくレースに出たいの4点でしょうか。

そこでどの項目が重視されているのか、下記のアンケートを実施しました。

結果はとにかくレースに出たいが一番多くて順に来る人と交流、ついでコース、場所の順でした。

今の状況下では自由にレースが行えない状況であり、レースに行きたいけど開催されているところが少ないっていうのが大きいのですね。
幸い東海圏は感染予防しつつ毎週末どこかでレースが開催されているのでとても恵まれていますね。

ただレースを開催する側としては考えるべきことは、参加者が楽しめること・また来たいなと思ってもらえるようにと思っています。

個人的に思うに人気のあるショップレースやプライベートレースはレイアウト発表前に参加者を募集することがありますが、募集前もしくは募集時に以下の4点①開催場所②日時③参加費④レイアウトを告知した方が参加者の判断基準になりやすいと思っています。

レースエントリーしたけど、コースレイアウトが好みじゃなかった!!ってなるのは嫌ですよね。

エントリー募集前もしくは募集時に上記の4点が告知出来たら、次はタイムスケジュール・レース方式・レースに参加する際の注意事項などの情報を発信していったほうがいいでしょう。

各種レースの情報はSNSなどで探せば色々出てくるので参考にしてみるのがいいと思います。

2. コースの設営とは何?

コースの設営とは何?ってことですが、まず使われているコースがどのような物なのか知る必要があります。

そこでタミヤのサイトから引用してきました。

ジャパンカップジュニアサーキット・・・通称3レーンと呼んだりします。
ミニ四駆の競技をエキサイトさせる専用の組立式コースです。レイアウトは基本的なオーバルコース。カーブ、ストレート、ブリッジなど合計16のセクションを組み合わせます。ジョイント部分は組立、分解がしやすく、しかもコースの段差が少ない高精度なもの。材質は丈夫なABS樹脂製です。

タミヤの説明によればABS樹脂製のコースの段差が少ないとありますが、ミニ四駆が走行中はコースに負荷がかかるため、コースのつなぎ目で引っかかる可能性があるので壁には養生テープを貼るのが一般的です。

ただし現在の主流のレイアウトは、スロープセクションやバンクセクションを組み合わせて、ジャンプしたりバンクを駆け上がりながらコースを走ったりします。

走っているミニ四駆はかなりのスピードなので、つなぎ目の壁に養生テープを貼って床に置いただけでは、走行の負荷でコースが徐々に動いてしまいずれてしまいます。

設営の詳細を紹介すると長くなるので、簡単に要点だけを説明したいと思います。

1)ミニ四駆が走行中引っかかるもとになるので、コースのつなぎ目の壁すべてに養生テープを貼る。

2)スロープセクションがまっすぐ設置されているか確認する。

3)設置したコースのスロープセクションの水平を合わせる。

4)上記3点が完了したら、ミニ四駆を走らせてみて挙動を確認する。

5)ずれそうな箇所にはコースと接地面の床や土台を養生テープで貼って固定する。

1.の項目でレースに参加する基準にコースレイアウトとありましたが、次に設営がしっかりされているかどうかも参加基準になる場合があります。

つなぎ目の壁のテープが外れていてミニ四駆がダメージ受けたり、スロープセクションがまっすぐ設置されてない状態でミニ四駆がジャンプしても、よれてコースアウトしたりすると、走らせても楽しくないですよね。

しかしながら設営状況に応じて、ミニ四駆のセッティングをすることはテクニックのひとつですが、あまりにもコースの設営が悪い場合は参加者のセッティングの幅を縮めることになるので、できる限り設営状況は良い状態にして参加者には気持ちよく走ってもらいたいと思っています。

3. レースのタイムスケジュールは守る

タイムスケジュールが守れないパターン
1)レース進行が遅い。
2)トーナメント方式のときに出番になっても参加者がなかなか来ない。
3)レースの合間で休憩を取ったときに運営している方がいつまでたっても戻ってこない。

上記の3点が守れないときの主な原因だと思います。

では守るためにはどうするか?運営の意識を変えるしかありません。

具体的には運営の中で進行役・時間を把握する役・その他の役など役割分担をして進行役を助ける形をとること、時間通りにいかないレース方式ならば他のレース方式に変えてみる。

進行役は参加者の動きが悪かったら何度もしつこいぐらいにアナウンスする。
運営が時間を気にすれば参加者も気にするようになるはずです。

4. 参加レーサーの目線で

参加レーサーの目線って何?ってことですが、ほぼ運営に携わっている方はミニ四駆のレースに一度は参加したことがある方が多いと思います。

よく揉める原因になるのがCO判定と妨害されたときの判断です。

自分自身がレースに参加したときに、それはないよって判定や判断されたことはありませんか?そういうことが起きるとそのレースは楽しくなくなるし、もうこのレースは行きたくないなって思ってしまいます。

そうならないように参加者の不利益になるようなことは、出来るだけさけていく判断をしていくことがレーサー目線であることだと思います。

なので、COの判定・妨害の判断はあらゆるパターンを想定して運営の中で基準を決めて事前にシミュレーションしておくといいです。

そしてレース開始前のドライバーズミーティングで参加者にわかりやすく説明をして参加者に周知をするとよいかと思います。

5. 参加レーサーのチャンスは平等に

開催されるレースによってレース方式はさまざまで、予選・本戦の方式によってはメリット・デメリットがあるので一概にはいえませんが、できるだけ参加レーサーの走行回数に差異が生じないような方式をとったほうが不平等は生まれないかもしれません。

会場の広さ・参加人数・レース時間・レイアウトを考慮して参加レーサーの不利益になりにくいレース方式を決めるのがよいと思います。

6. ミニ四駆のMCとは

まずはMCって何?って話ですが調べてみました。

マスターオブセレモニー(master of ceremony)の略です。 意味としてはそのままで、セレモニー(イベント)のマスター(支配者)であり、やはり司会進行役がイベント全体を掌握しているということを意味しているのでしょう。
他にはミュージシャンのライブ中のトークのことをMCと言ったりする場合もあります。
これは、英語でマスターオブコンサート(master of concert)の略になります。

上記の引用からミニ四駆のMCとはイベントの進行役のことですね。
ところで、MCしている方ってトークがうまかったりする人がいるんですが、レースの実況に夢中になってる人が多かったり・・・。

なので自分の考えるミニ四駆のMCって特にレースの実況は出来なくても問題なく、スタートの合図とゴールの着順の判断・CO判定・妨害判断が出来れば大丈夫です。

あとはレースの進行状況の把握、参加者の呼び出し、CO率が高ければ完走率を上げるなどのアナウンスが出来ればなお良いです。

もちろん実況出来たほうが当然レースは盛り上がりますが、数をこなせばある程度の実況はいずれ出来るようになります。

レース動画がSNSでUPされたりするのでそういったレース実況を参考にしてみるのもいいと思います。

もしくは余裕あればレースの実況役とレースの進行状況の把握などの役にわけて2人でMCを行うのもいいかと思います。

7. 運営を手伝ってくれる人の確保

例外は除きますが、事前にある程度は運営に携わる方やお手伝いをかってでてくれる方や運営の役割ができる人を確保したり、レース運営の準備する必要があります。

レースの運営に携わってくれる方やお手伝いをしてくれる方はある程度面識がある方を誘うほうがいいと思います。

8. まとめ

1. レースに参加する基準は①開催場所②日時③参加費④レイアウトで特にコースレイアウトはよく判断基準にされる場合が多い。

2. コースの設営はできる限り良い状態にする。

3. レースのタイムスケジュールを守るためには運営の意識を変えることが大事です。

4. 参加者の不利益になるような判断はしないようにする。

5. 参加レーサーの不利益になりにくいレース方式を決めるのがいい。

6. ミニ四駆レースのMCはイベントの進行役であり、レースの実況をするだけではないです。

7. レースの運営に携わってくれる方やお手伝いをしてくれる方はある程度面識がある方を誘うほうがいいと思います。

最後に
ここ最近新しいお店が増えていたり、プライベートレースが増えていたりとまたミニ四駆が盛り上がりはじめてるなぁと感じていました。

自分自身ミニ四駆をはじめてから色んなレースに参加したり、ショップレースの運営やプライベートレースの運営に携わってきて、良いところも悪いところも見てきました。

今回こういった内容の記事を探してみたのですが、ほとんど見つけることができませんでした。

それなら、今までに仲間から得た知識や経験をこれからレース開催してみたいなと思ってる方や、今現在運営に携わっている方々へ少しでも役に立つことが出来ればいいかなと思った次第です。

実際こういう内容はニッチな部分になるかと思いますが、こういう考えでレースの運営をしている人もいるんだよってことを知っていただければ幸いです。

以上 長文になりましたが、ミニ四駆レースの運営をするときに気をつけるべきことでした!

おわりっ!!

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