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ー詩と形而上学ー

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創作している詩をまとめました。お気軽に御覧下さい。
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2021年4月の記事一覧

即興詩/18.0

「具体的」という、即興詩です。

即興詩/12.0

「火星」という即興詩です。

即興詩/14.0

「金曜日」という即興詩です。

即興詩/17.0

「共振」という即興詩です。

即興詩/16.0

珈琲 存在論的な違和感を 受肉した他者としての もう一人のわたしが 珈琲に浮かんでいる 淡い水色の音のない マグカップが 静けさを際立たせては シンクに吸い込まれていく 苦味と酸味と甘み 喉に沁み込んでいく そういえばこの世界も そのような味がする それ その 無意味な 指示代名詞の羅列に この命 指し示されて 未来の葬列に並んでいる カップを空にして 揺蕩う追憶も空にして 深めの呼吸をしては 少し目が覚めた気分になった

即興詩/15.0

ー音速ー 燃え上っていた  薔薇の棘が刺さったまま 土踏まずはすでに  駈け出していた 給水塔に登り  天辺で叫ぶ 叫び慣れていないから  声帯から血が出る 焦がれるように  噛み付くように 動物との境目を  軽々と超えた 音速の残骸の静けさに 心音が跳ねる 椋鳥の羽ばたきに 冷えた珈琲が沸騰する 逆さまになった 地球を抱えて 芝生色の空と 空色の大地 逆さまの十字架を見た きみが不在の神の 留守番をしている 150㎝の天使だとしても