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POISON GIRL BAND 20240219 一夜明けて

僕が生まれ育った町『荻窪』にできた『The Top Beat Club』というライブハウスで「POISON GIRL BAND 」をバンド形式で見せる漫才ライブの第二弾でした。
(どんなライブかと言いますと、何人かの漫才師さんにその日だけ加入してもらって「◯月◯日のPOISON GIRL BAND」という形でその日限りのPOISON GIRL BANDをBAND形態の漫才で見せるライブです。)

今回のバンドメンバーは、ポイズン吉田・2丁拳銃さん・おしみんまるさん、そして、シークレットゲストに大西ライオンとムーディ勝山でした。
今回も前回同様のメンバーで考えていたのですが、東京ダイナマイト松田さんのスケジュールが合わず。
開催のご協力をしていただいている『オフィス石川』の石川さんから「全員が揃うとなると3月になりますが、どうしますか?」と連絡があり、少し悩んで「4人+シークレットゲスト2.3人ほどの編成でやります」と答えました。

シークレットゲストを決めてから、1人で構成を考えました。
今回は前回の反省点「曲中の手持ち無沙汰感」「修士さんがボケた人を叩くツッコミを入れる」の2点を考慮しながら組み立てていきました。
結論から言うと「曲中は1人がピンスポで口パク」「漫才によっては修士さんとボケが1本のマイクを挟む」という形にしました。
これは、概ねよかったんではないでしょうか。
そして、今回は僕の大好きな小沢健二さんの楽曲を元に漫才を作っていきました。
実は前回のライブ後に「次にやるとしたら、このアーティストかな…」というアーティストがいたのですが、年末年始に世間で起こったいろんなマイナスな出来事を目の当たりにして小沢健二さんに変更しました。
なぜ、小沢健二さんにしたのかはライブでお話しした通りです。(ちゃんと喋れていたかは不安ですが。)
簡単に言うと、小沢健二さんのポジティブパワーや肯定力に頼りたかったんです。

そして、本番当日。
『The Top Beat Club』に到着し、THE NEATBEATSのMR.PANさん(眞鍋さん)にご挨拶。
眞鍋さんに「なんか、この前来てくれてたらしいね」と言っていただき、感動。
そうなんです、この9日前の2月10日に開催された『The Top Beat Club 1st anniversary』のTHE NEATBEATSのライブを1人で観にきていました。
ちなみに、このライブでニートビーツはめちゃくちゃカッコいいロックンロールの演奏以外に超絶面白トークで爆笑をとっていて「おいおい、俺も9日後にここでお笑いやるんだけど…」と不安になりました。
メンバーも続々と到着し、リハへ。
リハでは漫才中の動きや、シークレットゲストのタイミングの確認。
そして、音響さん照明さんにギリギリまで調整してもらい「音楽」と「漫才」の世界観の切り替えをとても丁寧に作っていただきました。大感謝です。
リハ後、一番の問題だった1本目の漫才の練習へ。
実は今回は事前の読み合わせはなく、僕の方から楽曲リストと漫才のフリとボケの方向性しか伝えていませんでした。
ただ、1本目だけ「お、今回はちゃんと作ってきたな」と思わせるために短めのテンポのいい漫才を書きました。
リハで合わせたら、あまり元の楽曲を聴いていなかった小堀さんと押見さんがグダグダになり、なおかつ修士さんにも「吉田、このボケだけ俺も分からへん」という箇所があり、「〇〇ということです」と説明。
「そういうことか!吉田、なに書いとんねんて思たわ」と、笑いながら合わせていきました。

そして、本番。
どんな感じだったかは、みなさんで感想をポストしてくれると嬉しいです。
1本目の漫才もテンポ良くできたんではないでしょうか。
ちなみに、楽屋で控えていたライオンとムーディは1本目が2分で終わったことに驚いて「やばい、俺らの出番すぐやぞ!」と慌てて準備したみたいです。
今回は曲と漫才のメリハリもあって、いい意味で融合できたかなと思っていますが…どうでしたでしょうか?

前回とは打って変わって探り探り感がなくなり、みんなのびのび!


個人的な今回の反省点は、90分に収められなかったことです。
今回は松田さんが不在なので前回より1本の漫才のボケが3つほど減るから、ショートしてしまうと思っていたんです。
「もしかしたら、70分くらいで終わっちゃうかも…」と。
なので、小堀さんと押見さんには「前回より多めにボケてください」と、修士さんには「ここだ!と思ったとこで『もうええねん』で締めてください」と伝えました。
先輩に対してですが、ただのパワハラですね(笑)
ただ、3人とも快く「オッケー」と返してくれました。
本当に芸人さんてカッコいいっすよね…。
そして、本番ではみなさん楽しくやっていただき、結果は15分くらいオーバーしてしまいました。
ライオンとムーディも盛り上げてくれて、本当に助けられました。

大西ライオンとムーディ勝山の必殺仕事人のような活躍に感謝

終わってからのこと。
終わりで会場で打ち上げ。
小堀さんに「どれくらいのペースで考えてるの?」と言われ、「前回から4ヶ月だったんで、そんな感じですかね?」と返すと「もうちょい巻きでやろうや」と嬉しいお言葉。
まあ、ここはペースを決めずにまたやりたくなったら動きます!
眞鍋さんからも「次はどのアーティストか、もう決めてるの?」と、これまた嬉しいお言葉。
本当は「めちゃくちゃカッコいいロックンロールでやって、漫才とダンスホールの融合が今の究極の理想系です。お客さんが踊ってくれたら最高です。」と、返したかったんですが、心の中で誓いました。

ライオンのせいでBANDというより劇団っぽくねぇ!?

ということで、今回のセトリです。
どうぞ!!!

漫才①
小沢健二「今夜はブギーバック」
(吉田 口パクで歌う)
♪ダンスフロアーに華やかな光 僕をそっと包むようなハーモニー
ブギーバック シェイクイットアップ 神様がくれた
甘い甘いミルク&ハニー
クールな僕は まるでヤングアメリカン
そうさ今 君こそがオンリーワン
ブギーバック シェイクイットアップ 夜のはじまりは
とろけるようなファンキーミュージック♪

●スチャダラパーさんのラップをもじった漫才

漫才②
小沢健二「愛し愛されていきるのさ」
(押見さん 口パクで歌う)
♪いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて生きるのさ
それだけがただ僕らを悩める時にも未来の世界へ連れてく
なーんにも見えない夜空仰向けで見てた
そっと手を伸ばせば僕らは手をつなげたさ
けどそんな時はすぎて 大人になりずいぶんたつ♪

●大人になったなと思った瞬間漫才

漫才③
小沢健二「ぼくらが旅に出る理由」
(小堀さん 口パクで歌う)
♪遠くまで旅する恋人に あふれる幸せを祈るよ
ぼくらの住むこの世界では太陽がいつものぼり
喜びと悲しみが時に訪ねる
遠くから届く宇宙の光 街中でつづいてく暮らし
ぼくらの住むこの世界では 旅に出る理由があり
誰もみな手を振ってはしばし別れる♪

●旅先での変な行動漫才

漫才④
小沢健二「流動体について」
(吉田 口パクで歌う)
♪もしも間違いに気がつくことがなかったのなら
並行する世界の僕は どこらへんで暮らしてるのかな
広げた地下鉄の地図を隅々まで見てみるけど
神の手の中にあるのなら その時々にできることは
宇宙の中で良いことを決意するくらい♪

●あの時、ああしてたら漫才

吉田 でも、どんな頃も僕らといったら いつもこんな調子だった
   心のベストテン第1位は こんな曲だった

※ムーディ勝山、登場

ムーディ ♪ちゃらちゃっちゃちゃらちゃ〜
      (右から左へ受け流す曲)

漫才⑤
小沢健二「いちょう並木のセレナーデ」
(押見さん 口パクで歌う)
♪きっと彼女は涙をこらえて 僕のことなど思うだろう
いつか初めて出会った いちょう並木の下から
長い時間を僕らは過ごして 夜中に甘いキッスをして
今は忘れてしまった たくさんの話をした♪

●東京のイメージ漫才

吉田 これから春になって上京の季節ですから
   新しい環境に飛び込む人もいるかと思います
   そんな、すべての人にこんな言葉を差し上げます

※大西ライオン出てきて

大西 心配ないさ〜〜〜!!!

漫才⑥
小沢健二「痛快ウキウキ通り」
(小堀さん 口パクで歌う)
♪プラダの靴が欲しいの そんな君の願いを叶えるため
マフラーを巻いて 街へ出て
恥ずかしいながらもウキウキ通りをいったりきたり
喜びを他の誰かと分かりあう それだけがこの世の中を熱くする
降りしきる雪の中 肝心かなめの夜はまだ
クラクション鳴らして車が走ってく♪

●こんなときにテンション上がっちゃう漫才

漫才⑦
小沢健二「アルペジオ」
(吉田 口パクで歌う)
♪この頃の僕は弱いから 手を握って 友よ 強く
でも魔法のトンネルの先 君と僕の心を愛す人がいる
本当だろうか?幻想だろうか?と思う
僕の彼女は君を嫌う
君からのファックス隠す 雑誌記事も捨てる
その彼女は 僕の古い友と結婚し 子ども産み 育て 離婚したとか聞く
初めて会った時の君 ベレー帽で 少し年上で 言う
「小沢くん、インタビューとかでは何も本当のこと言ってないじゃない」♪

●インタビューの思い出漫才

吉田 まあ、芸人さんはインタビューではあまり真剣には答えないですけど
   ちゃんと、本当のことも言いますね
   今日は来てくれてありがとうございました〜〜〜!!!

※一同、はけ

〜アンコール〜

漫才⑧
小沢健二「恋しくて」
(ライオン&ムーディ 口パクで歌う)
♪お互いのことを知りすぎたけれど嫌じゃないよ今そう思う
ブドウを食べたりキムチラーメンを探して夜遅く出かけた
そんなことの全て 僕らが見た光
眩しすぎて生々しくて痛むよ とりあえず♪

●メンバー紹介漫才

漫才⑨
小沢健二「さよならなんて云えないよ」
(吉田 口パクで歌う)
♪日なたで眠る猫が 背中丸めて並ぶよ
“オッケーよ"なんて強がりばかりを僕も言いながら
本当は思ってる 心にいつか安らぐ時は来るか?と
美しさ oh baby ポケットの中で魔法をかけて
心から oh baby 優しさだけが溢れてくるね
くだらないことばっかみんな喋りあい
嫌になるほど誰かを知ることはもう2度と無い気がしてる
左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる
僕は思う! この瞬間は続くと! いつまでも♪

●締めの言葉漫才

サポートはとても嬉しいですが、お笑いで返すことしかできませんのであしからず。