2014年3月8日 POISON GIRL BAND単独+60分漫才@ルミネ

はい、ど〜も
阿部「8年ぶりの単独ということで」
吉田「そんなにやってなかったんですね」
阿部「8年前っていうと、お前の耳が聞こえなくなったくらいですか?」
吉田「違いますよ、ずっと聞こえてますよ」
阿部「耳が聞こえないっていうキャラにしただけか」
吉田「違います、誰かと間違えないでください」
阿部「俺にメールしてきたじゃん『これからは、耳が聞こえないキャラでいくから』って」
吉田「してねえよ」
阿部「『耳が聞こえないキャラでいくから(笑)』って」
吉田「(笑)なんてつけるわけねえだろ」
阿部「『耳が聞こえないキャラでいくけえのぉ』だっけ」
吉田「広島弁にするな、完全にあの人になるから」

(メールボケのパターンをいくつか)

阿部「で『俺は鼻が匂わないキャラでいきます』って返信したじゃん」
吉田「そんなやり取りはしてません、なんだそのキャラ、分かりにくい」
阿部「だから、8年前からネタ書いてないんだろ?」
吉田「書いてるよ」
阿部「ガッキーに書かせてんだろ?」
吉田「新垣さんをガッキーって言うな」
阿部「まあ、俺も共犯だからな」
吉田「大丈夫だよ、誰にも書かせてないから」
阿部「大丈夫ね?本当に吉田河内が書いてるのね?」
吉田「吉田河内って言うな」
阿部「阿部河内、騙されてない?」
吉田「なんで、お前も河内つくんだよ」
阿部「阿部河内、鼻が悪いから騙されてない?」
吉田「鼻、関係ねえだろ、8年前も今も変わってません」
阿部「でも、8年前ってちょうど俺らが、いいともレギュラーだった頃か」
吉田「そんな時期なかったよ」
阿部「土曜日レギュラーやってたじゃん」
吉田「2つの意味でやってねえよ」
阿部「二人で、青年隊頑張ってたじゃん」
吉田「青年隊かよ、レギュラーじゃないじゃんか、なんだ、土曜日のいいとも青年隊って」
阿部「あの時のダンス、覚えてる?」
吉田「覚えてねえよ、やってないんだから」
阿部「♪お昼休みは〜♪って、やってたじゃん」
吉田「土曜日にそれやってたら、ただの不法侵入だよ」

(♪お昼休みは〜♪で動きボケを足しても)

阿部「♪お昼休みはウキウキウォッチングあっちこっちそっちこっちいいとも〜タラタッタッタン♪で、俺が登場してさ」
吉田「なんで、お前がタモリさんのタイミングで出てくんだよ、邪魔だよ」
阿部「俺がサングラスして登場してさ」
吉田「みうらじゅんじゃねえか、お前がサングラスしたら」
阿部「『そうですね!』って、やってたじゃん」
吉田「何がだよ」
阿部「1時間ずっと『そうですね!』って、やってたじゃん」
吉田「1時間もやらねえよ、で何が『そうですね!』なんだよ」
阿部「何がとかじゃなくて、『そうですね!』ってやってたじゃん」
吉田「あれ、タモリさんの言葉に対して『そうですね!』ってやってんだよ」
阿部「でも土曜日って、そういうんじゃなかったじゃん、もう『そうですね!』の日みたいな感じだったじゃん」
吉田「怖いよ」
阿部「泣きながら言ってる人とかいたじゃん」
吉田「だから怖い、宗教じゃん」
阿部「久しぶりにやります?今日」
吉田「やらねえよ」
阿部「簡単ですから『そうですね!』って言い続けるだけです」
吉田「簡単だけど、しんどいよ」
阿部「1時間で終わりますから」
吉田「1時間の漫才観に来てんだよ、なんで『そうですね!』を言わされなきゃいけないんだよ」
阿部「どうする?お前のダンスから始める?」
吉田「始めないよ、どうせサングラスのお前が出てくるんだろ?」
阿部「そう、そこで『そうですね!』」
吉田「何がだよ!」
阿部「いきましょうか、8年ぶりに」
吉田「いかねえよ、たぶん物飛んでくるよ」
阿部「懐かしいと思うんだけどな」
吉田「誰も懐かしくねえよ、8年間、幻の中にいたんじゃないの?」

阿部「いや、産まれてからずっと幻の中ですよ」
吉田「なんだそれ」
阿部「俺なんか、幻みたいな存在ですから」
吉田「ダセーよ」
阿部「子供の頃なんか、あだ名『幻』でしたから」
吉田「うそつけ」
阿部「マーボーとか」
吉田「幻のマボで?」
阿部「親にも『幻』って呼ばれてたし」
吉田「それ、問題だよ」
阿部「34年間、幻やらせてもらってますから」
吉田「どういうことなの?」
阿部「宮城県が産んだ幻と言えば俺、みたいなね」
吉田「何、言ってんの?」
阿部「宮城県産の幻ね」
吉田「宮城県産の幻って、米みたいじゃん」
阿部「米ではないですよ」
吉田「分かってるよ」
阿部「俺が米だったら、漫才できないから」
吉田「だから、分かってんだよ」
阿部「そもそも吉本、米とらないから」
吉田「分かってんだよ、しつこいな」
阿部「それにお前、米とコンビ組まねえだろ?」
吉田「組まねえよ」
阿部「だから、俺は米じゃないんだよ」
吉田「だから、分かったって、『宮城県産の幻』って名前の例えで言ったんだよ」
阿部「『はい、ど〜も』で米が出てきても、お客さん見えないから」
吉田「もういいよ、分かったから」
阿部「まして、米は喋らないし」
吉田「ああ、しつこい」
阿部「お前、米にネタ書かないだろ?」
吉田「書かないよ」
阿部「米にネタって寿司じゃないんだから」
吉田「マジでしつこいわ」
阿部「お前、米と漫才やってたらアウトだよ」
吉田「だから、やらねえって言ってんだよ」
阿部「親、心配するぜ」
吉田「分かってるよ」
阿部「息子が米と漫才やってたら近所に言えないもん」
吉田「しつこいわ・・・」

(『もし俺が米だったら』で広げても)

阿部「だから俺は米じゃないの」
吉田「分かってんだよ」
阿部「俺は幻なの」
吉田「だから、それもなんなんだよ」
阿部「宮城県産の幻です」
吉田「妖怪とか、そういう類い?」
阿部「妖怪ではないの」
吉田「もう、分かんねえよ」
阿部「だいたいお前、水木しげるの漫画で俺みたいなの見たことある?」
吉田「あるよ」
阿部「でも、それは人間だっただろ」
吉田「まあね」
阿部「じゃあ、妖怪じゃないじゃん」
吉田「じゃあ、なんなんだよ」
阿部「俺が妖怪だったら、吉本入れねえもん」
吉田「分かったよ」
阿部「だいたい、名字阿部だよ、水木じゃねえし」
吉田「妖怪の名字水木なんてルールないよ」
阿部「水木しげる作なんだから、名字水木だろ」
吉田「水木しげる作じゃなくて、あの人、妖怪に詳しいだけだろ」
阿部「でも、妖怪が人間界にまぎれる時は名字水木だから」
吉田「そうなの?」
阿部「観月ありさは違うよ」
吉田「字が違うからね」
阿部「観月ありさが妖怪だったらtoo shy shy boyなんて歌わねえから」
吉田「それは分かんないだろ」

(『もし観月ありさが妖怪だったら』で広げても)

阿部「ただ、水木一郎は妖怪だから」
吉田「なんで言い切れるんだよ」
阿部「名字、水に木で水木だから」
吉田「なんなの、そのルール」
阿部「あの人、たぶん『ぬらりひょん』じゃねえかな」
吉田「怒られるよ」
阿部「もしくは、『妖怪アニソン歌い』」
吉田「完全に現代版じゃんか」
阿部「俺は阿部だから、妖怪じゃないの、幻なの」

吉田「全然、分かんねえよ」
阿部「すいませんね、なんかしめっぽい話で」
吉田「いや、しめっぽい話かは分かんないけど」
阿部「ちょっと、除湿してもらいましょうか」
吉田「本当の意味のしめっぽい話なの?」
阿部「大丈夫ですか?みなさん、着替え持ってきてます?」
吉田「持ってきてるわけねえだろ、お笑いライブに」
阿部「湿度100%いっちゃったんじゃないですかね」
吉田「もう、水の中じゃん」
阿部「我慢できなかったら、外の水風呂行ってくださいね」
吉田「ないよ水風呂、サウナじゃないんだから」
阿部「我慢しすぎるのは、よくないですから」
吉田「そこまで暑くないよ」
阿部「露天もありますから」
吉田「だから、ないよ」
阿部「僕なんか、サウナ好きですから何分でも大丈夫ですけど」
吉田「いつからサウナになったんだよ、ここ」
阿部「本当に無理しないでくださいね」
吉田「なんで、サウナで漫才しなくちゃいけないんだよ」
阿部「あと、男性の方はあんまり女性の身体をジロジロ見ないでくださいね」
吉田「服着てるから大丈夫だよ」
阿部「しっかり、身体の毒素出して帰ってくださいね」
吉田「サウナで漫才なんて罰ゲームじゃんか」
阿部「水分補給も各自でお願いします」
吉田「いつ、スーパー銭湯になったんだよ」
阿部「あと、すいません、入れ墨の方はご遠慮くださいね」
吉田「服着てるからいいだろ」
阿部「みなさん、けっこう我慢強いですね」
吉田「こんな広いサウナないよ」
阿部「いや〜、いいですねこの感じ(暑くて辛そうに)」
吉田「お前が一番しんどそうじゃんか」
阿部「大丈夫大丈夫」
吉田「水風呂、行ってこいよ」
阿部「しんどくなってからが、サウナだから」
吉田「危ないよ」
阿部「お前、けっこう強いな」
吉田「全然、暑くないから」
阿部「ああ〜、やばいやばい」
吉田「大丈夫かよ」
阿部「ダメだ、おしっこ出そう」
吉田「なんでだよ」
阿部「おしっこしていい?」
吉田「ダメだよ」
阿部「でも、いいですねこれだけの人数で裸の付き合いっていうのも」
吉田「お客さん、裸にされちゃったよ」
阿部「人間、裸になれば全員一緒ですから」
吉田「何、言ってんの?」
阿部「どんなに着飾ったって、裸になればみんな一緒なの」
吉田「サウナで説教すんなよ」
阿部「ブランド品に身を包んで安心してるようじゃダメよ」
吉田「誰なんだよ」
阿部「おしっこしていい?」
吉田「ダメだよ」
阿部「人はやっぱり心ですよ」
吉田「うるせえよ」
阿部「見た目じゃないの、中身なの」
吉田「下町の銭湯にいるわ、こういう親父」
阿部「人間、裸になれるかどうかで、その人の器が分かるから」
吉田「関係ないよ」
阿部「その点、お前はたいしたもんよ、すぐ裸になるもんな」
吉田「ならねえよ」
阿部「引き締まった、いい身体してんな」
吉田「裸にされちゃったよ」
阿部「メッキなんて簡単に剥がれちゃうの、裸で勝負しなくちゃ」
吉田「言おうとしてることは、分かるけどさ」
阿部「おしっこしていい?」
吉田「だから、ダメだって言ってんだよ」
阿部「学歴、収入、外見、そんなもん裸になれば関係ないから」
吉田「サウナで何言ってんの?」
阿部「みなさん、いい身体してますよ」
吉田「セクハラだよ、最早」
阿部「やっぱり、心の綺麗な人が集まってますから、みんなすぐ脱ぎましたよね」
吉田「お前が脱がしたんだよ」
阿部「どうですか?これだけの人数で裸になるっていうのは」
吉田「最悪の夜だよ」
阿部「明日から、新しい自分に生まれ変わってくださいね」
吉田「長髪がそういうこと言うな、宗教じみてくるから」
阿部「いい顔してますよ、みなさん」
吉田「なにこれ、巨大サウナでなにしてんの?」

(サウナで説教じみた話をして、合間に「おしっこしていい?」を)
(聞いてる人が、狂ったロン毛に裸にされた感覚になれば・・・)

吉田「だいたい、こんな大人数でのツアーないだろ」
阿部「どんなことでも、大人数でやった方が楽しいですから」
吉田「食事とかなら分かるけど、だとしても多すぎるよ」
阿部「漫才もこれくらいの人数でやりたいですよね」
吉田「うるさいだけだよ」
阿部「ツッコミ多いから、ボケるのも楽ですよ」
吉田「一回ボケただけで総攻撃だろ」
阿部「攻撃される前に被せるボケも多いですから」
吉田「ボケツッコミ、半々なの?」
阿部「すごいぶつかり合いになりますよ」
吉田「ただの、与党と野党じゃん、国会中継で観られるよ」
阿部「いいですね、ユニット名も国会で」
吉田「『はい、ど〜も国会です』ってゾロゾロ出てくんの?」
阿部「上下(かみしも)からね」
吉田「どういうネタやるのよ」
阿部「なんでもオッケー、初デートどこ行こうとかでもいいし」
吉田「国会なのに?じゃあ、フリで『今度、初デートなんだけどどこ行ったらいいかな』ってあったら」
阿部「『初デートと言えば定番でしょ、高尾山』」
吉田「『定番じゃねえよ!』『初デートで登山は嫌われるよ』『どうせなら、海だろ!』って総攻撃よ」
阿部「でも、その前に『登りやすいんだよ!』『中央線で一本だぞ!』『都心から一時間!』『天狗に会えるぞ!』ってかぶせるから」
吉田「かぶせてないよ、ボケじゃねえじゃん、高尾山の振興団体じゃん」
阿部「盛り上がるから、大丈夫よ」
吉田「じゃあ、『山じゃなくて、もっと雰囲気のある所がいいな』って続けたら?」
阿部「『雰囲気のある所、一ついい蕎麦屋があるんですよ』」
吉田「『蕎麦屋、いいですね』」
阿部「『高尾山の中腹に・・・』」
吉田「『また、高尾山かい!』『蕎麦だけのために高尾山行きたくねえよ』『近場で教えろ』ってなるよ」
阿部「大丈夫大丈夫『登りやすいんだよ!』『中央線で一本だぞ!』『都心から一時間!』『天狗に会えるぞ!』って、かぶせるから」
吉田「さっきと一緒じゃん、なんなの最後の『天狗に会えるぞ』って、一人ボケでもなんでもないやつ混じってんだよ」
阿部「そいつ、一番後ろにいるから」
吉田「前、出てこいよ」
阿部「声でかいから大丈夫」
吉田「そういう問題じゃねえんだよ、一人だけボケでもなんでもないんだよ」
阿部「でも、絶対ネタ飛ばさないから」
吉田「当たり前だよ『天狗に会えるぞ』しか言ってないんだから」
阿部「いいから続けてください」
吉田「じゃあ『高尾山以外で、デートスポットお願いします』」
阿部「『高尾山以外ね・・・』『天狗に会えるぞ!』」
吉田「おかしい!そこでの『天狗に会えるぞ』は、完全におかしいから」
阿部「ごめんごめん、今のはあいつが悪い」
吉田「でしょ?でしゃばったじゃん」
阿部「俺から注意しとくから」
吉田「頼むよ、改めて『高尾山以外でデートスポットお願いします』」
阿部「『天狗に会えるぞ!』」
吉田「おい!天狗!ちょっと、こっちこい」
(ここから、うっすらコント風)
阿部「すいません」
吉田「そこでの天狗は違うだろ」
阿部「すいません」
吉田「なんで、今『天狗・・・』言った?」
阿部「すいません」
吉田「すいませんじゃねえんだよ、なんで『天狗』って言ったか聞いてんだよ」
阿部「はい、すいません」
吉田「急に『天狗に会えるぞ!』って言われてウケると思ってんのか?」
阿部「はい、すいません」
吉田「二度と言うな」
阿部「はい、気をつけます」
(コント風から戻って)
吉田「『高尾山以外でデートスポットお願いします』」
阿部「『高尾山以外か、映画なんてどうよ』」
吉田「『映画、いいですね、デートの定番ですからね』」
阿部「『天狗に会えないぞ!』」
吉田「おい!天狗!こっちこい!」
(コント風に)
阿部「はい」
吉田「なんだ、『天狗に会えないぞ!』って」
阿部「すいません」
吉田「すいませんじゃねえんだよ、お前なめてんな」
阿部「なめてないです」
吉田「じゃあ、なんで『天狗』って言うんだよ」
阿部「すいません」
吉田「お前、後ろでだまってろ、芸人だけど舞台上でだまってろ」
阿部「はい!」
(戻って)
吉田「『映画は、どういうのがいいですかね』」
阿部「『やっぱり、女の子が好きそうな恋愛ものとかじゃないですか』」
吉田「『なるほど』」

(ここから、また『天狗』遊びあって)

吉田「やりにくいよ、大人数での漫才は」
阿部「そうですね、二人の方が楽ですね」
吉田「当たり前だろ」
阿部「じゃあ、これからも二人で漫才やって、ガッキーにネタ書いてもらって」
吉田「だから、ガッキーに書かせてないよ」
阿部「幻みたいな僕らですけど、よろしくお願いしますね」
吉田「幻は、お前だけだろ」
阿部「ということで、バスの方が15分後に発車となりますので」
吉田「もういいよ」
どうも、ありがとうございました

サポートはとても嬉しいですが、お笑いで返すことしかできませんのであしからず。