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先輩にツッコんだらクリーンヒット

某スポーツクラブでアルバイトをしていた頃。

会員さん(お客様)とすごい仲良くなったんです。
結構仲良いお客さん多かったのだけど、

そのお客さんは、
男女2人組みのユニットで行動していて
2人とも5つくらい年上のお兄さんお姉さん。

どうやら職場は同じで同僚のようなのですが
交際しているわけではない感じで

20そこそこだった秋山だいふくからすると、
この大人な関係の男女が不思議で仕方なくて
好奇心の目で見ていたところもありました。

男の人の方が、いわゆる完全にボケで
女の人の方が、見守り系のツッコミ

そんな楽しい2人が来店すると、
ワタクシもキャッキャ言いながら接して
楽しく過ごしていました。

スポーツクラブの外でも遊ぶようになって、
お姉さんの方が巨乳だったこともあり、若干お姉さんにムラムラもしながら、焼肉とかカラオケとかに連れて行ってもらってました。

そんなある日。

お兄さんの方から、
「だいふくは、ツッコミだよな!思い切ってツッコんで来てくれてええんやで?」と言われました。

一応、ワタクシの中ではお客さんでもあるし、いくら普段身内の間でツッコミ役をしているとはいえ、先輩に対していつものツッコミなんて出来ねえよと思いながら、受け流していると、

お酒も入って酔っ払っていたのか、お兄さんは
「ええから、いつも通りツッコミしろよー!大丈夫だから!おもしろくするのはこっちだから!な!?ええから!ええから!」とか言い出しました。

お姉さんの方も、「寂しいんやでツッコミ入れたって!」とか言い出して、こっちも酔っ払ってはいたのですが、なんか空気的にツッコミ入れないといけなくなってしまい…

お兄さんの全力の「布団が吹っ飛んだ」に対して、

ワタクシの
「はあ!?何言うとんねん!アホちゃう?!」が、クリーンヒットで顎に入ってしまい…

無言。

そして、沈黙。

とっても気不味くなってしまいました…。

その後、すったもんだがありまして
そのお二人は退会されました…

これ、実は未だにトラウマとしてあって。

秋山だいふくが、なかなかホントに仲良くなるまではツッコミいけないという後遺症を追うことになるのです。

先輩の「ええから、ええから」は、
絶対に信じちゃいけない…!!

覚えとけっ!



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