リラリピ大宮を前にした僕の気持ち
6月11日
リラリピツアーがファイナルを迎えた。
たった1人のシンガーソングライターが、どれだけたくさんの人を笑顔にしたんだろう。
たった1人のシンガーソングライターの声を聞いて歌を聴いてどれだけの人が生きる意味を見いだせたのだろう。
僕の5月はものすごくしんどい時期で、学校の課題・サークルの役職・バイト…色々考えることが多くなって、とんでもない寂しさを抱える夜がたくさんあった。大宮公演まで1ヶ月をきっているのに、その日までとても遠い気がして。1日1日がとても長くて。その日にたどり着けない気がしていた。でも当然5月にもツアーはやっていて本人は色んな会場の観光地をめぐり、ファンのみんなはライブの感想を語り…
とても楽しそうだった。
大宮公演の1週間前
チケットを受け取った。
大宮公演の3日前
座席が表示された。
ここからが本当に長かった。
本番はもう目と鼻の先なのに。
あと3日で本番が来るのに。
そんな中でもやることは今まで通り降り掛かってきて。
大宮公演2日前
足に蕁麻疹が出た。
直前なのにすぐに本番が来ないストレスに体が反応していた。
大宮公演前日
考えるのがめんどくさくなった僕は1コマ授業をサボった。相変わらず蕁麻疹は出るし。帰りは爆音でアルバム流しながら人目も気にせず歌って帰った。
やっと明日だ。
明日を全力で楽しむために
高橋優の曲を、声を、聴くために
僕はこの2ヶ月生きてきた。
必死に生きてきた。つらかった。
それが報われる日がやっと来る。
あんなに待ち続けた日の太陽がまた昇った。