【商品豆知識】釘の形状と特徴①-頭部
ダイドーハントのメイン商材である「釘」の豆知識を紹介します。 釘と一言で言っても、使用するシーンによって適した形状があります。 今回は、釘の一般的な頭部形状について、特徴や写真を合わせてご紹介 します。
■布目頭
釘の頭に布目を付けている形状です。 ハンマー打ち込み時のスベリ防止に効果があります。 サイディングや外壁材を止める際などに使用します。 構造合板などの固定に使用するN釘は布目頭になります。
■平頭・大平頭
最も一般的な頭形状で円形フラットになっています。 形状をフラットにする事で引っかかりを無くします。 大平頭は平頭より頭径が大きいため平頭より大きな面積で対象物を留める ことができます。 使用例として、瓦留め、防水シート留め等があります。 主に2x4工法の住宅に使用されるCN釘は平頭になります。
■丸頭
釘の頭を目立たす(綺麗に見せる)ための形状です。 錆びないステンレスや真鍮、銅などの素材が多く、化粧として外部から見えるところに使用します。そのまま打ち込むと曲がりやすいので、下穴を開けてから施工する事が多いです。
■カップ頭
主として、サッシ用に使用されています。 頭部の中心のクボミが特徴です。釘を打ち込む時に、このクボミに打ち込み用の工具先端をあてがって打ち込みます。
■羽目頭
一般的に銅板をとめる場合に使用します。
■ケーシング(パネル)
釘を打ち付けると釘の頭上面と板の面が同一になり、板面から釘の頭の 出っ張りが無い状態になります。頭部が小さく、打ち込んだ後に目立ち にくいのも特長です。色数も多いので化粧合板などの色に合わせて使用 します。
■傘頭
頭部に傘がセットしてあり、強度も大きい。 トタン、塩ビ、ポリエステルの各波板に使用します。 波板を取つけるための釘。頭の部分についた傘が雨を通しにくくしています。基本は波板の素材と同じものを選びます。
■L型
釘全体の形状がL字形状に似ているのでL(エル)頭、またはL(エル)釘とも言われます。瓦のズレ防止用として、瓦用に使用します。
次回は釘の胴部について紹介します。
※製品情報、お問い合わせは下記URLよりご覧ください。https://daidohant.com/
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