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24.施工方法-「フロッキン狭小壁」

フロッキン狭小壁の施工方法をご紹介します。

※基礎打設済という前提で、柱脚金物を設置する工程からのフロッキン狭小壁の施工方法の説明となります。
アンカーボルト設置の芯‐芯距離 350ミリ、基礎天端からの出幅 55ミリ~65ミリを確認してください。

■手順Ⅰ
基礎の上に専用柱脚金物をじかに置き、丸座金を二枚設置します。      その後、丸座金を介して六角ナットを締め付け、ダブルナットで締め付けます。

この工程で、注意点が2点あります。
① 柱脚金物の直下には基礎パッキンなどの換気部材は設置しないでください。
② 柱脚金物の羽根の方向に注意してください。羽根の方向はフロッキン狭小壁の耐力面材方向と平行になります。


柱脚金物については、座金をU字形状にしたり、金物底盤の孔径を大きくしたりと半径10mmまでのアンカーズレに対応していますので、他社の柱脚金物よりも施工誤差に配慮しています。

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■手順Ⅱ
柱の柱頭部に専用柱頭金物を設置し、ドリフトピンで留め付けます。
その後、柱を専用柱脚金物の上に設置し、ドリフトピンで留め付けます。

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■手順Ⅲ
上階の梁を専用柱頭金物のホゾ部分にあわせて設置しドリフトピンで留め付けます。

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これで構造の躯体が完成しました。

補足ですが、柱頭金物がホゾ形状になっていることで、一般的な在来軸組工法に近い感覚で梁の設置が出来るようになっています。また、柱頭柱脚金物の柱側がスリット形状となっているので、ホゾパイプの様に柱が回転することが無く、ガタツキが少なくなるように配慮しています。


■手順Ⅳ
上棟後の面材取付作業になります。
ここから先の施工は、一般的な構造合板に近い形で簡単施工が出来るように配慮しています。

柱脚側(下側)から柱の切り欠き部分に1枚目の面材をのせ、フロッキン専用ビス28本を先孔に添って打ち込み固定します。面材にはあらかじめビス打設用の先孔があいています。

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■手順Ⅴ
先ほど固定した一枚目の面材の上に二枚目の面材をのせ、フロッキン専用ビス28本を先孔に添って打ち込み固定します。

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以上で施工完了です。
(柱の切り欠きの上に面材を置き、下孔に添ってビス打ち、その後更に面材一枚を上に置きビス打ちするだけで簡単に施工が出来ます。)

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