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【フロッキン狭小壁】設計マニュアル

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「フロッキン狭小壁」の設計に関する記事を集めました。 採用事例はこちらのマガジンから!https://note.com/daidohant_8700/m/m0c530829020b
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#柱

17.柱長さの適用範囲-「フロッキン狭小壁」

フロッキン狭小壁の柱長さは2,200mm以上3,000mm以下で設定し、柱長さに応じた許容せん断耐力にて構造設計してください。(1階の場合。2、3階の場合は2,300mm以上2,800mm以下。) フロッキン狭小壁の専用面材2枚は、柱高の中央に取り付けます。 柱に合板用の欠き込みがありますので、欠き込みに面材を乗せ、更に上に2枚目の面材を乗せる形となり、最終的に合板上と柱の欠き込みの間に約5mmのクリアランスが残ります。 こちらのクリアランスが無いと、所定の壁せん断耐力が出

18.柱の間隔、断面寸法違い、土台材について-「フロッキン狭小壁」

■柱の間隔と断面寸法違い フロッキン狭小壁の柱間隔、柱芯~芯間距離は350mm限定となります。 柱径が大きくなった場合も、柱芯~芯寸法は原則350mmとしてください。 柱材が120角や150角などの場合でも下の絵の様に柱芯間距離を350mmに原則設定してください。 ■土台材 土台材はフロッキン狭小壁の評価の対象外となっています。 基礎パッキンなどの有無によって土台設置高さを調整ください。 また、土台材と柱材が干渉する部分については、柱材を切り欠かず、土台材を短くしたり土

19.配置計画-「フロッキン狭小壁」

フロッキン狭小壁の柱は、他の耐力壁の柱と共有できません。 他の耐力壁がフロッキン狭小壁に隣接する場合は、他の耐力壁用の柱を別途、抱かせるか、離して建てるかしてください。 フロッキン狭小壁と直交する壁を耐力壁とする場合も同様に、フロッキン狭小壁と他の耐力壁の柱を共有せず、他の耐力壁用の柱を別途設けてください。 フロッキン狭小壁を同一鉛直構面に連続しての配置はできません。ただし、フロッキン狭小壁同士の隙間を15mm以上空けることで配置することができます。 フロッキン狭小壁を