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志士とケチャンとありがとう

こんばんは。
大根ぬきクラブのHARu🐸です。

もう皆様、お馴染みになりつつありますが(お馴染みになってててほしい)、『にこいちファンクラブ』というグループで、市民雪像に参加しました。今日は、『にこいちファンクラブ』の活動を超個人的に振り返させてください。

市民雪像の作り方については、大根ぬきクラブのマガジンで連載しております。全5回連載(予定)。3回まで公開中です。そちらでは、市民雪像の制作過程を知ってもらいたく、主に体験を元に時系列で報告を更新しています。今日の私の個人記事では、非常に私的でとっても長くなるであろう感想。拙いでしょうが、もしよろしければ、お付き合いください。


『最初は勢いだった』

そもそも、私は11月にSAKiと一緒に『大根ぬきクラブ』というグループを結成しました。大人だけど子供みたいに遊びたい、大人だから遊べることもしたい、どこかに記録したい。私はそんな気持ちでした。そして、数日後RENaが加わり3人で活動することとなりました。

その結成して間もない話し合いで、

『雪まつりで雪像作ってみたい~!』

なんて能天気に言ったアホが私です。
ほんとに能天気に言った。


『私と幕末志士』

超プライベートな事情ですが、去年から私は人生で初めて闇の中にずっといるくらい落ち込んでいます。が、そこでハマったのが『幕末志士』。

元々、私の弟が幕末志士の大ファン。弟の代わりにチャンネル会員になっていただけの、形だけ幕末志士ch会員でした。弟も自力でch会員になったものの、解約せずに毎月会員費をなんとなく払ってました。

そんな中、私に数日間の無職期間が訪れます。

お金は使いたくないけど、
何にもすることないなぁ~…

そこで、会員費だけ払っている幕末志士の動画を漁り始めたのです。全体公開されている実況動画はいくつか見たことがあったので、ラジオのアーカイブを聞き始めました。

おもしろいことおもしろいこと。一人暮らしの寒い寒い部屋の中で、人生どうにでもなっちゃえモードで暮らしていた人間が、普通に笑っちゃうんです。不思議。

こうなっちゃったら止まらない。全動画見ました。楽しかった。悲しいこととか、落ち込むこととかそんなこと考えさせる暇がない時間でした。

今まで、会員限定動画は見ていなかったものの、札幌に住んでいて、地下鉄南北線ユーザーゲーム実況者という情報は持ってた私。放送内で出てくるお店や出来事が、札幌育ちの私には簡単に想像できてしまうのも楽しかった。


『雪まつりの思い出がない』

地元民あるあるなのか、私の世代あるあるなのか、それとも私の周りだけあるあるなのかは分かりませんが、実は雪まつりって地元の人間は、あんまり行かないんです。

小学生の1回くらいしか、行った記憶がないくらい。なんとなく観光客の方々用の催し物っていうイメージなんです。学生の頃は、インフルエンザをもらってきて定期テストさよならイベント、という認識が周りでは普通でした。雪もわざわざ見に行くほど珍しくないし。

それだけ興味の距離が離れていた雪まつり。大人になったからこそちゃんと行ってみたいよなぁ、楽しんでみたいよなぁという気持ちが膨れ上がった結果。

能天気アホ🐸
『雪まつりで雪像作ってみたい~!』

幕末志士の会員動画もばっちり履修済み。つまり、市民雪像という概念をちょうど持っていたのです。会員動画をチェックしていなかったら、『普段行かない雪まつりで、色んな雪像見てみたいね☺️』くらいで終わってた気がします。


『とりあえず雪像つくれたらいいね』


調べてみると、そんな話題があがった数日後から申込がスタートするではありませんか!こりゃあ、とりあえず応募するしかないしょ!

と勢いだけで応募してしまいました。もちろん、大根ぬきクラブの3人だけでは制作できそうになかったので、HARuの数少ないお友だちに声をかけ、参加できそうな人を探して応募しました。それが後の『にこいちファンクラブ』。

みんな人が好すぎるのか、なんなのか。作りたいものはないけど、市民雪像は作ってみたい。なんだか面白そうだからいいよ。そんな友だちばかりでした。

私の弟やら高校やら大学やらバイト先の友だちってだけで、制作現場に誰が来るのか分からないロシアンルーレット状態にも関わらず、信頼して一緒に楽しみたいと言ってくれた友だちには感謝でいっぱいです。

私も特に作りたいものはなく。
ただ、幕末志士の動画で思い付いたんだから

強いて言うなら幕末志士かなぁ…雪まつり回で坂ちゃんが言ってたルールみたいなのが正解だったら、既に法人化してしまった本人たちが宣伝になるような雪像は作れないんだろうなぁ…じゃあ、本人たちはもう作らないのかなぁ…

そんなぼやーっとした考えが膨らみ、
誰も思い付かなかったら幕末志士にしよー!
抽選当たるかも分かんないし!と、みんなに話してました。

抽選も奇跡だったんです。みんな社会人だし、急に有休を使えるような身分でもないし、平日の抽選会なんて参加できない人間ばかり。私の高校のソウルメイトが唯一お休みだったので、そのソウルメイトに抽選を託しました。

そしたら当ててきちゃうんだなぁ!
そういう運を持ってるやつなんです。


『のほほん族』

このまんま誰も雪像案ないなら、
幕末志士になっちゃうけど…
いいのかい!?

何回も確認しました。なんてったって、声をかけた友だちの半分くらいは幕末志士どころか、ゲーム実況そのものを見ない人間だったんです。

本人たちの地元らしいし、そのまま地元で頑張ってる人たちだし。いいんでないかい!?雪まつりに毎年行く人たちなのかは知らんけど、たまたま通りかかって見つけてもらえたら最高だね~☺️

のほほん族かな?
こういう時って、ファンよりもそうじゃない人たちの方がのほほんとしますよね。

幕末志士ファンはもちろんのこと、のほほん族の意見も一致し、本当に幕末志士雪像を制作することになったのです。


『志士とケチャン』

デザインは幕末志士ファンチームで決めました。決めたというよりも、これしかない感。初心者なので確実に完成しそうなものにしようという簡潔な話し合い。やっぱり、ミケも入れたいなぁ。と、頭に乗っけました。坂ちゃんの反応を聞いて、ミケも入れて良かったなぁって思いました。

ここからは私の闘い。雪像タイトルと雪像説明文とグループ名。雪像説明文の詳細は決めてはいませんでしたが、なんとなく彼らの説明というよりもメッセージっぽいものにしたいなぁ、とは考えてました。

そして一貫して、はっきり幕末志士とは書かないこと。これも決めてました。なんとなく、あるじゃないですか。オタク特有の暗黙のルールとポリシー。何も分からない人には伝わらないけど、同じ界隈の人には伝わるよなぁレベルを目指しました。

最初に決めたのは雪像説明文。

元気でいてくれればそれでいい。
いつも楽しい時間をありがとう!
やったでおい!

2行目と3行目はすぐに決まりました。本人たちが直接見なくても、どこかで写真が視界に入ったときに伝わったらいいなぁ。動画ネタも入れたいなぁ。幕末志士のことを知らない人が見ても、どこか温かみあるよなぁ。そんな文章にしたかったんです。

1行目は年明けに決めました。そう思わざるを得なかったタイミングでした。もちろん、動画も大好きなんですけど。2人やその周囲の関係性というか、世界もまるごと素敵なチームなので、動画を撮ったり、何かを作ったりする土台が、『元気でいること』であってほしいなと改めて思うタイミングでした。

次に決まったのがグループ名。

にこいちファンクラブ

そもそも、大根ぬきクラブの活動を考えてたときに思い付いた企画だったし、かわいいので「~クラブ」にする気満々でした。かわいいもん「~クラブ」。

あとはもう語感です。頭に急にやって来た「ニコイチマグカップ」と「君、僕のファン」。全部カタカナよりひらがなも混ぜた方がまるっこい!よし!にこいちファンクラブ!

最後に決まったのが雪像タイトル。

志士とケチャン

もうどうにも思い付かず、ストレート勝負。志士とケチャンになりました。おかげさまで、多方面から「ケチャン…?」と聞かれました。ネコちゃんです。


『分かってもらえた!』

トータル2日間しか作業できなかった私たちの初日の活動。ほとんどの作業が終わりつつも、看板がなくても「これ、分かってもらえるかね?」な心境。そのまんまその日は解散しました。

すると、「これってもしかして…!?」というツイートをしてくれた方を発見。私たちはその方のツイートで救われました。分かってもらえるんだー!やったー!

そのテンションで、2日目という名の仕上げ作業日。100円ショップの大根おろし機とチーズ削りで正解が分からぬ仕上げ作業をちまちま…この日が雪まつり全体の作業最終日でもあったので、翌日に看板が建てられました。


「突然すぎる展開」

翌日の月曜日に看板が設置され、火曜日から雪まつりは本格スタート。市民雪像エリアは、開催前から普通に通行できるのでエゴサしていると、ちょっとだけ気付いてくれてる方がいるみたい。嬉しいねぇ☺️とのほほん族。

すると急に。一般の方のツイートが伸び始める。どういうこった!?

なんとめざましテレビの中継で、たまたま志士とケチャンが映ったらしい。なんてこった!びっくりだ!真相を確かめるべく色んな方々が検索して、一般の方のツイートにたどり着き、拡散されてゆく…すごい、Twitter。

元々、雪まつり期間中については、一切雪像関連発信はするつもりじゃなかった私たちも考え直しました。雪まつりとは、なかなか縁がなかった方々の所にまで届いているこの現象!万が一、関係ないところに問い合わせが行ってしまっては申し訳なさすぎる!

後日談と来年への糧として、市民雪像奮闘記を特集するつもりだった大根ぬきクラブ関連のアカウントで発信しよう。ごく普通の一般人が、市民雪像の枠で作りました。この事実をはっきりさせよう。

そんなこんなで、ああなったのです。


『なまら大変なことになった』

エゴサが捗ること捗ること。たくさんエゴサさせていただきました。自分探しの旅巡礼や聖地巡礼のタイミングにも重なったのか、たくさんのファンの方が実際に雪像をご覧になってくださっていて、とっても嬉しかった。中には、イラストにして下さる方もいて、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

正直、ビビってたんです。作ったは良いものの、ファンの人たちはどう思うのかなぁ、と。だからこそ、SNSは封印してました。でも、そんなこと吹き飛んじゃうくらい温かい方が多く、私たちはとても温かい気持ちでいっぱいでした。ありがとうございます。

坂本さんも現地入りして下さったらしく、Twitterに写真が上がった時には、にこいちファンクラブLINEは大混乱。めちゃくちゃ嬉しいけど、雪が…!!!! と。あらかじめ、雪まつり運営の方に連絡をし、雪ほろいOKとのことだったので、交代交代でほろいに行ってたのですが、間に合わず。なんかでも、坂ちゃんらしいねと笑ってました。

生放送では、楽しそうにお話してくれました。たぶん、その時が一番作って良かったなぁって思いました。どんなにエゴサしても、文章や写真でしか反応が見れてなかったので…ちょっとの不安もなくなりました。本当に作って良かったなぁ。

雪像裁判事件は、たぶん私たちの設計ミスです…何度か雪ほろいに行きましたが、明らかに降り積もったさらっと雪。雪玉の雪ではなかった…自慢のレーシックアイを守れる設計ができてなかった。ごめんなさい。


『来年に向けて』

雪像が完成した頃は、「来年は誰がテーマ決めようかぁ」なんてのほほん族ばかりでしたが、ご本人やファンの方の言葉を見て、来年は有休を駆使してもっとかわいく作ろうモードです。今回をきっかけに、のほほん族たちも幕末志士の動画デビューし始めました。

市民雪像、とっても楽しかったです。きっと、何を作っても楽しいです。久しぶりに高校生の気分になりました。青春です。

雪像制作には参加できなかった友だちが、わざわざ観に行ってきたよ報告をしてくれたり、足が悪くなってしまった祖父母が雪像の前まで行って撮った写真を送ってくれたり。作業中は寒くて寒くてゾンビみたいな状態でしたが、温かい出来事ばかりでした。

市民雪像は、初心者グループはあまりいないみたいです。私たちは少数派でした。それでも、運営の方々はもちろん、経験グループの方々も手助けしてくださいました。倍率は上がっちゃうかもしれないけど、まだ触れたことのない人にも触れてみてもらいたい世界でした。触れてみてもらいたいからこそ、連載記事を始めました。

きっと私たちは次もまた、抽選会に参加します。また『にこいちファンクラブ』として頑張りたいなぁというのが今の私の気持ちです。


『最後に』

平々凡々な私の拙い文章を読んでくださり、ありがとうございました。とっても長くなっちゃいました。

たくさんの方に雪像を見てもらえたこと、看板の言葉に共感してもらえたこと、『やったでおい!』とツイートいていただけたこと。全部嬉しくて、どこかに残しておきたくなったのでした。

雪まつり以外にも北海道にはたくさん、イベントがあります。幕末志士のおかげで、家電やさんや居酒屋が私にとっては聖地にまでなってしまっています。

道産子は道産子のことが大好きな人が多いです。有名になっても、北海道での活動をしている人がより大好きな人が多いです。そして、北海道が好きだという人のことが大好きな人もたくさんいます。結構チョロいですが、でも私もその一人です。

だからこそ、北海道で発信し続けている幕末志士のことがより一層大好きになるし、そのファンの方たちもより一層大好きになるし、もう大好きです。

何の話か分からなくなってしまったけど、ぜひいつか、北海道に遊びに来てください🗾一緒に北海道神宮でおみくじでも引きましょう!