学芸大学『世界一』おばあちゃんのニラ玉と思い出の小皿
その昔、東横線の学芸大学駅から徒歩3分ほどの場所に『世界一』という名の焼きとり屋さんがあった。日本一ではなく世界一。なんともだいそれたネーミングである。
いつだったか友人が気になる店があるというので「じゃあ行ってみよう」とこのお店に初めて訪れた。狭いバス通りの角地。入り口がそれぞれの通りにあって、それぞれの入り口に世界一という暖簾が掛かっていた。
暖簾の隙間からお店の中を覗く。
誰も居ない…。
恐る恐るガラスの引き戸を滑らせてみるが、建付けが悪いのか中々開かない。強引