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一人で完結する人生なんてない

そこには必ず他者の人生がある。他者の価値観がある。他者との繋がりを大切にしない人生は、本当に辛い。だからこそ人は悩み、苦しみ、そして行動する。行動できない人もいる。思考できない人もいる。どのようにやったらいいのかわからない。どうしても何もする事ができない。自分にはできない。そう考える人も大勢いるだろう。


恵まれた時代だからこその悩み。悩みとはある意味贅沢品なんだろう。そんな事を考える暇が無かった時代、食べることに必死だった時代。余裕がない時代に生まれ育った人たちにとっては、そんな悩みはおかしい!という人もいるかもしれない。

しかし、それは価値観が生んでいる差であって、その人たちの最大の悩みは時代の変化とともに移り変わっていく。ただ、目的だけはどの時代でも変わらない。

『幸せに暮らしたい』

という悩み。これだけは、いつの時代においても変わらない、永遠に普遍的な悩みなのではないだろうか。根底に幸せに暮らしたいという欲があり、その欲を満たすための手段が移り変わっていく。悩みの根底だけしっかりと見つめていく事で、全ての悩みを解消する手段にはならないだろうか。

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悩みとの上手な付き合い方をする事ができれば、人は幸せに暮らしていけるだろう。上手な付き合い方をするためにはどのような事をすれば良いのか。自分で解決する知恵を身につける事が、とても大切なのではないだろうか。

知識だけがあってもしょうがない。行動するだけでは行き当たりばったりになるかもしれない。知識と行動を掛け合わせる事で、それは経験になり、人生を生きる知恵になっていく。


行動するために必要な事はなんだろう。知識を蓄えるために必要な事はなんだろう。時間。どんな時代においても、どんな人種であっても、どんな性別、考え方、価値観、思想、必ず平等に存在するのは時間だけ。時間との向き合い方をうまくする事が、人生を幸せに生きていくための手段となるのではないか。


闇雲に使ってはいけない。縛られて使ってはいけない。依存して使ってはいけない。しかし、構造的にこの時間を大切に使う事が出来にくい環境にいる事は事実としてある。その事実に気付いて立ち向かっていった人が、世の成功者と呼ばれる人たちになっていくのだろう。


好きな事をやっている時の時間は、嫌いな事をやっている時の時間と比べて非常に早い。あっという間に時間が過ぎ去っていく。そして、自身の記録や記憶として定着しやすい。ではどのようにしてその好きな事をやる時間を確保する事ができるのか。

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極論、嫌いな事を全て排除するしかない。嫌いな事をやっている時間を1秒たりとも費やしてはならない。自分が好きな事で全ての時間を埋める事ができれば、最高の人生を歩む事ができる一歩眼になるだろう。


そしてその好きな事をやっている時間で他者を助ける事ができるのであれば、それはライフワークになり、最高の人生を送る事ができる時間になるだろう。好きを極めると仕事にする事ができる時代に生きている今。やらない理由はないはずだ。しかしやらない人がまだまだ圧倒的に多いのはなぜだ。

それは怖いから。やった事がないことに挑戦する事が怖すぎてたまらない。そんな気持ちがたくさんあるんだろう。
なぜそのような構造になっているのか。

挑戦してこなかった大人たちの洗脳に近い言葉の数々が、挑戦する意欲を可能性が無限にある子供たちから根こそぎ奪い取ってしまうからに違いないだろう。いや、断定をする事は出来ないが、おそらく遠くない事実としてあるのではないだろうか。


『人は一人では生きていけない』

しかし、一人で考えて行動しなければならないことも間違いなくある。その過程で、他者のやる気や挑戦を奪ってしまう言動が起こるのはなぜだろうか。それは挑戦して、失敗して、いわゆる当たり前の生活をせざるをえない人たちが大勢いるからではないだろうか。

であれば、その大勢の人たちをどのようにして変える事ができるのか?それをする事が気づいた人間の使命になるのではないだろうか。


であれば、今の自分にできる事は、肩書きを手に入れる事。実際に自分はやりたい事を見つけて会社を退職した。10年勤めた飲食店を辞める時、次にいくべき会社というのは見つかっていない状態だった。簡単に振り返ってみる。


・10年勤めた飲食店を退職
・その時の年齢が37歳
・やりたい事というのはWebエンジニア
・会社を辞める時のスキルはゼロ
・貯金もそんなにたくさんあるわけではない


こんな感じ。正直、よくこんな状況で会社を辞めたなーと思う笑
しかし、どうしても挑戦したかった。

一度しかない人生、やりたい事を見つけたのに挑戦しないという選択は本当に嫌だった。そして、少し言い訳かもしれないが、在職中は勉強をする時間が無かった。気力も無かった。毎日10時間以上の肉体労働と、2時間近くの通勤時間。家を出るのが昼ごろ、帰り着くのは深夜。寝る時も本当に秒速で寝ていた。気絶に近い感覚だった。

そんな状況下で、勉強をして次の仕事を決めている余裕が自分には無かった。

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だから先に会社を退職した。ずるずる残っていても、決心が鈍るだけだと考えたから。そして人生で一番大切な時間を手に入れた。

この世の中で本当に大切なのは時間だと、最近になってやっと気づいてきた。思考するための時間。勉強するための時間。この時間を取り戻す事が、遠回りに見えて、実は1番の近道なのではないだろうか。

最高の人生を送るために本当に大切な事。時間をどのように活用するかが、その鍵を握っている。時間は平等で、時に残酷でもある。どんなにアホなことに使っていようと、その時間が帰ってくる事は100%ない。

そして、時間の使い方はある程度その人の采配によって決まる。言い訳なんて簡単にできる。でも、言い訳をしたからと言って時間が帰ってくる事は、同じく100%ない。

となるとやる事は一つ。

自分が好きなことに圧倒的に時間を投下しよう


目指すべきもののために時間を大量投下しよう。
それをする事ができれば、必ず最高の人生が自分を待っている。掴み取る事ができるはずだ。何をやっていいかわからない?

そんな事はどうでも良い。何より優先すべきは、マイナスの値を少しでも小さくする事。自分の人生で、今マイナスだと感じている事を極限まで無くしていけば良い。限りなくプラスに近いものを自分の人生に取り入れていき、それを伸ばしていけば良い。何がプラスになるかはその人次第。


筋トレがプラスになる人。ご飯を作る事がプラスになる人。家族との時間がプラスになる人。ボランティアをする事がプラスになる人。旅行に出かけるのがプラスになる人。何かを作る事がプラスになる人。

人それぞれ違って、その違いに何かを掛け算する事ができればそれはその人の特徴を色濃くしていく。何。難しく考える事はない。加減乗除をする事ができればなんの問題もない。

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今の人生でマイナスのことは何か?
今の人生をプラスにすることは何か?
今までの経験から掛け算にする事ができるものは何か?
今やっている事を根本から辞める事ができることは何か?

引き算を消して、足算をし、それらを掛け算しながら、引き算を超える消し方は何か。思考して、行動して、組み合わせて、仕組み化する。


思考する時間を先に取り戻そう。思考するための時間は何よりも大切だ。自分が本当にやりたい事がわからないまま、次に行ったとしても同じような不幸が待ち構えているかもしれない。


先に時間を手に入れることは怖いかもしれない。だって、収入がゼロになるのはシンプルに怖いからね。
でも、今の日本において、餓死するってことは本当にあるのかな?弱者を守る制度がこれだけ多数ある日本。本当に怖がっていることって、他人の眼なんじゃないの?


「あいつ無職になったってよ。」
「変な夢追っかけてるんじゃないの。」
「宗教にでも入ったのかな。」
「家族がいるのに何考えているんだろ。」
「どうせうまく行きっこないよ。」


心配からくる声。ただの批判や非難の声。自分が挑戦したいと思っていた事を、何の気なしに潰しにかかってくる。出る杭は打たれる状態だろう。普通と違う行動をする人間をよく思わない習性がある。

それが人間。でも落ち着いて考えてみてほしい。
世の成功者はみーんなその道を通ってきている。人に後ろ指刺されて成功している。そしてそれは、成功したら掌を返したかのような態度をとってくる。そんなもんです。それが人間です。受け入れれば良いだけです。


本当に大事なのは他人の目ですか?それとも自分の人生ですか?天秤にかけるまでもないこの問いに、いつまで悩む時間を費やすんですか。そして挑戦する人をいつまで批判するんですか。


人と違っても良い。人と一緒でも良い。どんな人でも、どんな考え方、価値観、それら全てを肯定し、自分は自分の人生を楽しく生きればそれで良い。
他者の批判をせず、自分の好きな事をやっていく人が一人でも多く増えていく事ができれば、それってとても最高のことなんじゃないかなぁ。そう思う今日この頃。

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