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20代に、チャレンジしてみた一人旅 《キューバ》その④野球選手のぼったくりBAR(';')やられました編

 真偽は不明ですが、野球選手だったという男に連れられBARに向かいます。彼の友達の女の子も呼ぶというので、胸を躍らせながら歩いていました。「おお!キューバ女子か!」なんてウキウキしながら、、まあ、、馬鹿ですよね、、完全に彼の罠にはまりました(´◉◞౪◟◉)

盛大にモヒートを飲む

 彼に連れられBARに到着します。カウンター席10、テーブル席2つほどのわりとこじんまりしていました。地元のお客さんがすでに数名飲んでいて、BGMはヒップホップだったか、サルサだったか忘れましたが、居心地は悪くありません。キューバ女子も合流するというので私たちは4人掛けのテーブル席に着きます。                           彼は英語を使えたのであれやこれやと話していると、        「HI~」 キューバ女子の到着です!

 一人は小柄のかわいらしい感じ、もう一人はすらっとした姉さんみたいな感じでかなりかわいい二人組です(^^♪                  「ジローラモやるじゃん!ナイスガイだな!」             残念ながら彼女たちはスペイン語が主で、意思疎通が難しかったのでジローラモ通訳で会話が進みます。                    飲み物はもちろん「モヒート!」 そうですキューバといえばモヒートですね。地球の歩き方で調べました(^^)/

私「じゃあ今日は飲もう!かんぱーい」                皆「かんぱーい」

 お酒が好きなことと、かわいいキューバ女子と(一応ジローラモも)、キューバに来た開放感で飲み進めます。ジローラモも調子が良くて(笑)

 ちなみにモヒート、おいしいですよ。ラム酒に炭酸水、ライムの香りを添えてミントをプラスです!蒸し暑いキューバにぴったりのお酒でした(^^)/

「この娘のモヒートが終わったぞ、もう一杯いいか?」(OK)      「おっ、彼女にももう一杯いいか?」(OK)              「俺もいいか?」(は?)                      「タバコを吸いたい、彼女たちにも注文していいか?」(OK) 

 気分が良くなっていたこともあり、私の「OKOK~」で皆で盛り上がります。「キューバ女子の分くらいは払わないとな~」なんて軽く思っていました、、ジローラモも話がうまくて、楽しかったんですよね。           

お会計でようやく気付くΣ(゚д゚lll)ガーン

 ひとしきり盛り上がったところで、彼女達も遅いので帰るということでお会計をお願いします。1時間くらいは経っていたでしょうか。       店員がお会計の紙切れを持ってきたのですが、、

「は???」

「なにこれ???」

「4万円!!!」(日本円で)

完全にやられたね

 そんなわけないですよね、、、たぶん全員でモヒート10数杯、、タバコだって数本ですよ、、、日本の居酒屋でも数千円ですよ!        「いやだなぁ~、こわいなぁ~」って稲川淳二さんのセリフが浮かんできます。ホントに冷や汗みたいなのも出てきてましたし、、

 その時の持ち合わせは1万円程度、、キューバって、当時はそんなに物価も高くなく、観光客向けのレストランだってせいぜい数千円でしたからね。 「やられた、、ぼったくりだ、、」          

 ここからどうやって切り抜けようかグルグル考えます。ジローラモとキューバ女子と、そして店員だってグルだし、、なんなら飲んでいるお客さんだってそうなんじゃないか、、、焦りましたね。無傷で帰れるのかな、、

トイレへ避難

 「わかった。払うからその前にトイレ行ってくるね(^^)/」トイレにこもり、考えます。素直にトイレに行かせてくれたのも、なんとものほほんとした感じですがね。で、思いつきました💡

 トイレから出た私ですが、すでにジローラモ一行は店内にいません。完全にやられました、、「海外一人旅って孤独、、」

 私は店員さんに告げます。                      「今持ち合わせこれしかないからホテルに行って持ってくるね!」    こんなのって、通らないですよね、きっと。中から怖い人が出てきて、とことん追い詰められそうな状況じゃないですか?、、           「OK、わかった」                          店員さんが言ったのはその一言

「お、おう、じゃ、ちょっと行ってくる」

その時財布にあった中から数千円だけ店員の彼に渡して出口に向かいます。なぜか、怪しまれないようになんて思って背筋を伸ばしてスッスッと歩きます(笑)

無事店外へ

 本当に身の危険を感じながら店外へ向かいましたが、誰も追ってきません、、                              「え?いいのかな?」                        「信じたの?俺このまま帰るよ?」              

 そんなことを考えながら、ジローラモと会った広場へ向かっていきます。ホテルもその方向でしたし。想像していた怖い人たちも来る様子はありません。「大丈夫なのかな??」落ち着いてくると、ふつふつと怒りも沸いてきて、こんな目に合わせられたジローラモを探して文句言ってやろうなんて思ってました。まあ、居ませんけどね。

ホテルへ帰還

 振り返り振り返り、ホテルまで戻った私ですが、ドキドキはおさまりません、、「たぶん大丈夫、、」                      実際、誰かがつけてくることもなく、怖い思いをすることなく帰ってこれたのでした。でも、不安で落ち着かないんですよね、、、そこで

「モヒート下さい!」 

 ホテル1階にはレストランが併設されていたのですが、心を落ち着かせるためにモヒートを飲み、1日を終えた私でした。

皆さん!楽しい一人旅を!



 

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