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雑記・円盤愛好家として配信時代に思うこと

先日、アニメ・チェーンソーマンの円盤が人気の割に売れていないという話題がSNS上で見られました。
ぼっち・ざ・ろっく!が好調な売り上げの様で、現在の主流は配信であるという前提を以てしても放送後の商品展開において明暗がクッキリ分かれた格好なのは間違いないみたいですね。
リコリス・リコイルもぼざろ同様のヒットで、円盤市場は作品人気のバロメーターとしてよく挙げられるのが定番の流れですね。

「映像ソフト」への思い

正直、売上云々の話にそこまで関心はないのですが私もよくBlu-rayを買います。かつては「DVDでいいや」派だったのですが、いつの間にか買うならBlu-rayだな…と考えが変わっています。対応ドライブ付きのPCに替えてから、だったと思いますが。
昨今、アニメに限らず映像作品視聴のメインが配信になっており、わざわざ円盤を買わずとも定額料金で大方の作品がいつでも観られるようになりました。私もサブスクサービスを、音楽含めると5つ使っており自分の趣味の範囲をカバーできるようにしてあります。VHSテープの時代からオタクをやっている身としては、信じられない程便利な世の中になりました。正直、テレビを録画する必要がなくなるなんて、学生時代全く想像出来なかったのです。毎月料金がかかるとはいえ、円盤を買うよりはどう考えても安上がりですし経済的にも強い味方だと言えます。

ですが、それでも私は「好きな作品」は絶対、購入して手元に置いておきたいと考える人間で、仮に見放題にあるものでもあえて買いたいと思います。それは映像特典などの付加要素を抜きにしても、です。
私自身、買わないならレンタルするしか選択肢のなかった時代を知っているからかもしれませんが、映像ソフトを所有するという事に対するあくなき渇望があるんですね。
まだ未成年だった頃、地方民でもあったのであまり映像ソフトを買う機会自体がありませんでした。金銭的な問題もありますし、そもそも売っていない。通販はありましたがそれも学生にはハードルが高い。VHSテープ以外だとLD(レーザーディスク)しか無く、こちらは更に敷居が高いという。ですがジャケットも魅力的ですし、映像作品の主である映像をいつでも観られる状態にしておく、というのはある種の夢でもありました。
どうしても嵩張るビデオテープやLDから、保管しやすいDVDの時代になり、アニメのTVシリーズが片手に収まるようになりました。ついで私も成人しいくらか好きに使えるお金も増えた。こうなると色々買うようになるのはもはや必然だったと言えるでしょう。

「映像ソフト」すら、前時代に…

DVDからBlu-ray、こちらは完全に移行したとは言い難いですがこの流れを経て、今や物理メディアそのものが過去のものになりつつありますよね。イベントの申し込み権などを付けるのが定番になっている事から、CDと同じ流れをなぞっているのがありように解ると思います。本編を観るだけなら配信で、本当に好きで付加価値が欲しい人は円盤を買う、が今の情勢だと思います。
個人的には便利さを享受しつつも、寂しさを覚えていたりしますね…。
そんな私の、部屋の一部を晒させていただきますと、

ウルトラマン棚1。別のアニメも写ってますが。


ウルトラマン棚2。昭和ウルトラマンは揃えました。


エヴァ棚。下にはセーラームーンと幽遊白書の夫婦棚(笑)。


夫婦棚&仮面ライダー棚、ライダーは現在更に増えてます。
下には実写版セーラームーンもあります。


ゴジラ棚。デアゴスティーニのやつで揃えました。


映画棚。映画は入りきってません、段ボールに詰まってます(汗)。

年間でも、円盤に使う金額が一番多いです。
今年も既にシンエヴァその他、予約済みのものが数点と買うのが確定しているものがいくつかございます。

円盤大好き人間、棚に並べること、所有する事に喜びを感じています。
あ、勿論買ったものは必ず観ていますよ(笑)。

配信は、いずれ背信に

配信が主流の時代ではありますが、配信は「物が無い、実店舗の無いレンタル」でしかないと思っています。
先日某サービスが終了すると告知され、そこで購入していた作品は観る事も出来なくなってしまうとの話を聞き、オンデマンドの限界を感じました。
実店舗によるレンタルももはや斜陽ですが、配信も言ってしまえばそこを辿る運命ではないでしょうか。いずれ物か、店が無くなってしまえば終わりです。その事情に左右されない映像ソフトを、今後も大事にしていきたいと思います。

メーカーが再生機を作らなくなったら終わり、という弱点はありますがレコードの様に残り続けてくれる事を願い、私は今日もBlu-rayを取り出すのでした。

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