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ノンサッチ自警団新聞/Vol.6

【2019年9月28日】Vol.6 お待たせしました>じぶん!ヨーヨーシーリー号

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●ワシントンD.C.でおこなわれるアトランティック誌の“the Atlantic Festival”。この年のゲスト・スピーカーにはナンシー・ペロシ氏やアーノルド・シュワルツネッガー氏らが登壇。という、読んで字のごとく“文化祭”の最強クラスとでも申しましょうか、的な。そういうシンポジウムのキック・オフ・ステージにヨーヨー・マとクリス・シーリーが登場。もともとヨーヨーの場合は、ジェイムズ・テイラーと同様にこういうハイソでアカデミックかつフレンドリーな催し物に呼ばれやすい人ですが、今やシーリーもそういうタイプのミュージシャンになったのですね。ジ・アトランティックのイベントで、ヨーヨー・マと楽しそうにサラッとジャムっちゃうなんてかっこいいじゃありませんか。と、当団としても感無量でありました。

ステージの全編はこちらで見ることができる。

わずか8分余りの短いパフォーマンスだったが、ヨーヨーのバッハ無伴奏チェロ組曲No. 1からの、シーリーの "Rabbit in the Log"からの "リパブリック賛歌" というものすごいメドレー。ヨーヨーは立ったまま笑いながらバッハを弾き、シーリーのブルーグラスでもウルテクでジャムる。ちなみに“リパブリック賛歌”というのは、この歌詞のもとになった詩が初めて掲載されたのが1862年のアトランティック誌だったから、のようだ。うーむ。わかりみが深い(使い方全然間違っています)。

●それはそれとして。このライヴと同じ時期にヨーヨーとエドガー・メイヤーが、どう考えてもジェイムズ・テイラーの“the Barn”にしか見えないスタジオで、見たことある人々と何かをやってるとしか思えない写真を投稿。そして、そのタイミングでヨーヨーとシーリーがワシントンDCくんだりに出没。久しぶりに会ったようには全然見えず、まるで息の合った漫才コンビのようにツーカーな様子で合奏したわけだから、いよいよ懸案のアレの第二弾なのか⁉︎ と、いくらノンサッチ以外の案件だとしても当団が注目しないわけにもいかなかった次第である。というか、振り返ってみると、この時期はノンサッチに限らずいろんな関連ネタを取り上げて行こうという広い視点があったのだったな。知らんけど。

↓シーリーとマイケル・デイヴスのコラボアルバム、1曲目を飾るのが“Rabbit in the Log”。



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