インドで就活

今日店にインド人の男が2人きた。

1人は50歳くらいのおっさんで1人は35歳くらいのおっさん。

明らかに秋平側のお客さんじゃない身なり。

しかし彼らはインド料理の店ではなく、迷わず僕の方へと歩いてきた。




「ここで働かせてください!」

35歳のおっさんは話し始めた。

元々勤めていた会社が倒産して仕事を探している。

洗い物でも掃除でも接客でも何でもする。高い給料も要らない。

とのこと。

インドで「安い給料でいいから働かせくれ」なんて絶対に言うもんじゃないと思う。

とんでもない給料でこき使われそうだ。

私の店がそんな悪魔みたいなことをするわけじゃないけど、インドの会社なら無いとは言えない。

あいにく秋平にはスタッフが揃っていてようやく安定してきたところ。

新しいスタッフは必要ないのだけれど、とりあえず話の続きを聞くことに。

ホンマかよ!

ずっと1人で話し続ける推定35歳。

なんと仕事を探しているのは推定50歳の方だった。

推定35歳は彼の現在の状況を説明したあと彼の良いところまで紹介しだした。

もう結構な年、そんな彼の良いところは、ズバリ

「英語が堪能」

何度も英語が堪能だから雇ってくれとアピールされた。

話を聞いても雇えはしないのだけれど、一応スタッフが必要になったら電話するから。

と電話番号を聞いてお別れした。

自らの足で店を訪問し雇ってくれるところを探すハングリー精神。

私は彼を応援しています!

P.S.

彼らが店に来てから帰るまで、推定50歳が口を開くことは無かった。

「英語が堪能」…。

ホンマかよ!

ひたすら横でしゃべり続けたおっさんは誰だったのでしょうか?

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