馬選びより重要な【レース選定】

【ルール】の章で、『①投資対象レースだけに投資する』重要性を書きました。

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ここでは【レース選定】について掘り下げて書いていこうと思います。

タイトルにも書きましたが、【レース選定】は馬選びより重要だと思います。

唐突ですが『あなたは毎週重賞をやりますか？』今、競馬界は春のクラシックシーズンで大盛り上がりですね！先日も３歳牡馬G1皐月賞がありました。

中央競馬では、１レース〜１２レースまで１日に３開場なら全３６レースあります。その中でも重賞はマスコミも取り上げますし、人気な馬もたくさん出ますから当然馬券の売上もズバ抜けてます。次の表を見て下さい。

これは、先日行われた皐月賞の日の各レースごとの３連単の売上額になります。皐月賞の売上は当日中山競馬の総売上の７割超に当たる５７億円以上もの売上になりました。第１レースの５０倍以上の売上とはすごいですよね。

ここで何が言いたいかと言いますと、メインレースは、注目度が集まり過ぎてライバルも多いので投資レースとしてはあまり向いていないのです。

特にG1ともなりますとトップクラスの馬達が集結してくるので、単勝１倍代の人気馬が馬券外に飛ぶこともありますし、そのまま人気馬通りの決着になることも多々あります。

それでも話題的に馬券を買いたいのであれば、投資レースの３分の１以下に資金を抑えて、シンプルな買い目での購入をおすすめします。

【レース選定】に話を戻します。まず投資レースを決める時に、前章で書いた【回収率100%以上になるロジック】があればその馬が出走するレースにそのままルール通り投資するだけですが、そのロジックがまだない方は、まず自分の得意とするレースを絞りましょう。

JRAには、東京・中山・京都・阪神・新潟・福島・中京・小倉・札幌・函館の１０場があり、さらに障害を除く、芝・ダートを短距離～長距離のコース別に細分化すると８７のコースがあります。

そこに新馬・未勝利・条件戦・特別戦・オープン・重賞のクラス別に掛け合わせると膨大な数に細分化できます。ここに【データ分析】で書いたいくつかのファクターを組み合わせるのです。

例えば『オッズ』について調べていくと面白いことが分かります。オッズについてはたくさんの書籍が出ておりますが、大谷 清文さんが書いた『回収率をあげるオッズ馬券の教科書』シリーズは、オッズについて詳しく書かれているので勉強になります。先程の表に戻ってみてください。

メインレースがズバ抜けて売上が高いのは述べましたが、次に売れてるレースは何でしょうか？本来であれば準メインレースの１０レースあたりかと思われますが、統計をとっても最終レースが２番目に売れてるんですよね。最終レースはほとんどが、平場の条件戦であり、これが売れているというのはメインレースの後に行われるからでしょう。これはJRAの策略ですねｗメインレースでハズレた方や当たった人の心情が表れているのです。そこにオッズの『歪み』が生じるので、ここを狙って調べてみるのは良いと思います。

このように『馬』単体の事は調べても、レースやコース別に調べている人が少ないので、そこに『妙味』があるのです。競馬に関する知識やデータは膨大にありますがこの『妙味』や『オッズの歪み』を見つける事ができれば勝ちに近づくことでしょう。

レース選定を正しく行えば必ず勝てるわけではありませんが、下手なレースに手を出すことは減るため、より利益が出しやすくなります。さらに、レース選定を徹底できれば不的中でもマインドが崩れることはありません。条件が揃ったレースにだけ投資続ければいいのです。自分の得意なレースだけやるのは卑怯でも何でもありません。

逆に、私が絶対に手を出さないレースが２つあります。

新馬戦と障害レースです。これらのレースは、過去のデータが乏しいのと、不確定要素が多すぎるため、私のロジックには合わず、これらのレースを省いた方が、当然的中率、回収率共にアップしました。

ちなみに、私が最も得意としているのが、【未勝利戦】になります。

これは、過去何年間か分析すると、最も的中率と回収率のバランスが良かったため、長期的に投資できるのが、今のところ『未勝利戦』となっているのです。

なので、投資レースの条件をクリアできるレースは、１日に２〜４レース位になります。絞ったレースに、淡々と決められた金額で資金を投資していくだけです。的中でも不的中でもその一定のルールは変わりません。

さらに次の章では、【的中率と回収率】について書いていこうと思います。

長々と最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。　　　　ダダジ