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短編創作

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長い物語を書く体力がないと実感しています。また長い物語を読む気力もありません。短くて完結するものが好きというのもあります。そんな短編創作をマガジンにしました。
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#創作短編

右の耳

 目が覚めた。時計をみると四時を過ぎたところだった。外はまだ暗い。これは別に珍しいことで…

北原慶昭
1年前

夜会2

 巨大な破裂音が鼓膜を潰し、強い衝撃が全身にのしかかった。静けさがあって、頭のなかを生温…

北原慶昭
1年前

蜘蛛

 水族館の前の広場で、「ウォーン、ウォーン」と大きな声が響いていた。リュックサックを背負…

北原慶昭
1年前

よこはまで

(1) 横浜、よこはま、YOKOHAMA、ヨコハマ。 横浜にはストーリーがよく似合う。物語はいつ…

北原慶昭
1年前

風のはじまり

 昼メシも食ったし、寝っかなと思っていると、廃品回収のアナウンスが、住宅街のはずれからや…

北原慶昭
1年前

死期

 世の中には自分とそっくりなひとが三人いると、誰かがもっともらしくいっていた。そのときは…

北原慶昭
1年前
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金星村

 東京にはいろんな「村」がある。文化村、らーめん村、年越し派遣村などなど、村と名のついたお店やスペース、団体をあちこちに見つけることができる。うちからそう遠くない繁華街のはずれにも「金星村」という一風変わった名前の骨董品屋さんがあって、以前から気にかかっていた。  「金星村」は、大きな通りに面している。いつも車で信号待ちをする場所にあるせいか、どうしても目につく。目につくだけでなく、どうしようもなく吸いつけられてしまう。  ぼくは骨董品にまったく興味がないので、この手の店に

写真三葉

「写真A」 路地でアゲハを見つけた 壁の低いところにとまっている 近くを通り過ぎたが動かな…

北原慶昭
1年前
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