この話を聞こうとしているあなたに、ひとつ断っておきます。
これは、あまり心地のよい話ではありません。
この話を聞いて万が一、霊障と呼ばれる様な、そんな出来事が起こったとしても、私は責任を取ることは出来ません。
それでも良いという方のみ、以下お読みください。

貴方は、「呪い」を知っていますか?
呪いとは、誰かが恨みを持つ相手に間接的な攻撃を下す、呪術…と言えばわかりやすいでしょうか。
呪いは軽いものから、対象の命すら奪えるものまで多岐に渡ります。

さて、呪いには、それを成立させるためのプロセスがあります。
これが上手くいかなければ、呪いは効果を現さなかったり、「自分にその呪いが跳ね返ってきたり」。
今日において、「呪い」が表沙汰にならないのは、殆どがプロセスの失敗で効果を表さないため、「自分に跳ね返ってきたため」、のいずれかに収束するからなんです。

実はこの、自分に返ってきた呪い。
行き場を失った呪いには特徴があります。
見境がない事。
特定の条件を満たせば、誰にだって呪いを移す、いや、押し付ける事ができるんです。
「特定の条件」とは。
例えば…『呪いの存在を知ってしまう事』とか。


如何でしたでしょうか?ここまでお読みになられた方、ありがとうございました。おつかれさまでした。


忠告はしたはずです。

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