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★家庭内占星術

(今年の桜はひっそりと満開になって、ひっそりと散ってなんだかかわいそう)

まついなつきさんのことを書いた記事が、思ったより読まれていてびっくりしている。あんな文章でも記録を残しておいてよかったなと思う。

子供が小さかったころ、私は自分でウェブサイトを作っていた。サイトじゃなくてホームページと言っていたな。当時ブログなどというものはまだ無くて、契約していたプロバイダのサーバ上に置いていた。
自分で本を買ってきて、HTMLを打ち込んでFTPでアップロードしていた。掲示板のCGIも設置していた。バブル世代は、意外とPCを使いこなすおばちゃんが多いのである。入力はqwerty配列のほうが楽なのである。

そこまでやって作っているのは、ほとんどが日記なんだけど。私はサイトのコンテンツとして、西洋占星術のページを作っていた。そのページのタイトルが「家庭内占星術」であった。まあ、ほとんどが自分ちのことなので、たいしたことはないんだけど。星の動きは自分(と家族)で検証する、それで家庭内占星術というわけだ。

女子ならたいてい占いの本の一冊や二冊ふつうに読んでいると思うけど、私が西洋占星術にはまったのは松村潔さんの本をたまたま見つけたからだった。まだできたばかりのアキバの書泉ブックタワーに、「占星術研究会」(1995年発行・絶版)が平積みされていたのを手にしたのであった。
当時サターンリターンの時期で、土星が12室魚にある私はそれからいろいろと本を読むことになった。秋津さんのStargazerもPCに入れた。
松村先生には、20年くらい前に朝日カルチャーセンターの初心者向けの通信講座を受けたことがある。当時はまだ原稿用紙に手書きでレポートを書いて郵送していた。後日先生の添削が入れられて返送されてくる。今となっては先生の直筆は貴重なんじゃないか。

ネットでも占星術のサイトをよく読んでいた。「修行中なので、ホロスコープただで読みます」みたいな人にメールを送って読んでもらったこともある。その人は今ではすっかり有名になった。石井ゆかりさんである。
自分でも他人のホロスコープを読んで勉強しようかなと思い、準備のページを置いておいたのだが、準備中にもかかわらずメールを送ってよこす人がちらほらと。本を調べながら時間をかけて読んでいたが、その中の一人が友人も読んでほしい、次はこの人も…という展開になってしまい、やってられなくなってそのページは削除した。占ってちゃん、うざい。
そしてその後見つけたのが、まついなつきさんなのであった。まついさんの講座を受けて、その内容を自分のサイトにあげよう、ということでまとめたのが先日の記事なのであった。

前回の記事で書き落としたことがある。まついさんは

子供のホロスコープを読むことは、呪いをかけるに等しい

というようなこともおっしゃっていた。親の先入観に子供を当てはめてはいけない、と前回も書いたけど私もそう思って自分の子供のチャートはあまりきちんと読んではいない。でもほっといてもうちの太陽獅子(二人とも)はちゃんと見栄っ張りに育っている。

占星術に関しては、きちんと講座なりに通って勉強したほうがいいとは思う。何年か前にコピーライターで占星術師の向真希さんに中野ブロードウェイでチャートを見てもらったが、超高速のタロットのスプレッドとマシンガントークに度肝を抜かれたのはいい経験である。そのときに講座にいらっしゃいよ、と言ってくださったがそれっきりになってしまった(ツイートとブログは拝見しております)。
その後PTAとか介護とかパートに出たりとかで、占いどころじゃなくなって完全に放置。なかなか優先順位が上がらず、今に至っている。自分のサイトも無料のブログに移行してしばらく続けていたが、数年前に消してしまった。

最近になってまた昔の本を読み直している。サビアンも今読んでみるとすごく納得できる。それに今じゃ占星術に関するサイトがすごく増えたので、それらを拾い読みしながら(知識は深まることなく)相変わらずマイペースで初心者のままである。
昨今の流行り病についても、いろいろな方が書いてらっしゃるので興味深い。本気出してるのはウイルスじゃなくて、冥王星らしいのだが…そんなネタは普通の会話には出せませんわな。やっぱり。
こんなことになって出勤も減ってしまったので、また「占星術研究会」を読み返そうと思ったら、実家に置きっぱなしだった…。

※向さんの名前を間違えていました。ごめんなさい。



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