なんて過酷にコンクール
もう今更になっちゃったけど、書いておく。
ショパン国際ピアノコンクール、お疲れ様でした。いや、全部見たわけじゃないんだけど、思ったよりずっと配信が高画質高音質で驚いた。手元もよく見えたし、ステージに上がる前後まで映っていて面白かった。会場のホールが思ったよりこぢんまりしていて、結果発表もそれ?みたいにあっさりしていたのが印象的だった。今まで何をやっていたのかさっぱりわからなかったのが、現地の人の反応含め全世界に無料で配信とかえらい時代になったものだと感心する。
それに、コンクールってこんなに長丁場で過酷なんだと、これまた驚いた。こんなにたくさんの曲を全部頭の中に入れて演奏するのかと、なんというか本当に同じ地球の上でやっていることなのかと疑ったくらい。
小林さん、反田さんかっこよかった。入賞おめでとうございます。おばさんのポンコツ耳じゃファイナリストの差なんてどれも素晴らしくて全然分からないけどね。出場者はそれぞれ海外に留学したりして、何年も研鑽を積みこの日に向けて準備してきた人たちなんだ。
そこへ切り込んでいった角野さん。
自分のチャンネルでは、ジャズやら流行りの曲のピアノアレンジに加え、トイピアノや鍵盤ハーモニカを演奏したりルーパー使ったり、なんだか大道芸的なことをやってたりする。それがクラシックの本場のコンクールで堂々とセミファイナルまで進み、東大?ユーチューバー?は?みたいな反応をしていたクラシック音楽に一家言ある人たちを完全に黙らせたと思う(あくまでも個人の見解です)。
予選では紀尾井ホールで弾いてくれた曲を全部?披露できて良かったなと思う。一次、二次は台所でiPad開いて見てたけど、さすがにセミファイナルは夜中だったのでPCにヘッドホンをつないで気合を入れて見た。
「葬送」が良かったなー。やっぱり同じ曲でも反田さんと弾き方が違うんだなって思った。冒頭は全然鍵盤を見てなくて、なんだか冥界の入り口を見ているような表情をしていたのが印象的だった。
すべての演奏はもう神がかっていたというか、ショパンを降ろしていたというか
素敵でしたねー。
この記事にも書いたけど、私はポケットウィズのピアノドッキリ動画から彼を知ったクチなので、何も考えずにこの演奏会に行って心底驚いたのである。招待者席が近かったので、このときに「来年はショパンコンクールに挑戦されるそうですよ」と話している声が聞こえて、ええそういう人なの?と衝撃を受けたのである。
休憩時間にトイレに並んでいたときも、「わたくしはぞんじあげませんが…」とか「パリに長く住んでおりましたので…」とか自分の身近では絶対に聞かないような言葉遣いや内容の会話をしている人がいて
住んでいる階層が違う!
と思ったものだ。
娘の友人に音大のピアノ科へ進学した子がいる。彼女は角野さんのことを“異次元”と表現したそうだ。ピアノを弾ける人から見ても異次元なんだ。
やっぱりもともと彼はこういう高さにいて、ちょっと降りてきてクラシック音楽の裾野を広げて、また元の高さに戻っていったような気がする。クラシック音楽を巨木に例えると、彼は大きな枝の梢にいたのが一度幹に戻ってきて、さらに上を目指して成長し始めたという感じかな。
先日、子供のころの演奏にコンクールの演奏を被せた動画がアップされたけど、ずっと彼はこういう世界にいた人なんだ。
その高みからはどんな景色が見えているのだろう。
今回のコンクール、ファイナルまでは行けなかったけれどご本人も満足したようだし、箔もついたし、くろいおっきな目の日本人が全世界に放ったインパクトは絶大だった模様。音楽は見た目も大事。一気に世界的に有名になっちゃって、そのうち海外に拠点を移してしまいそうだなー(って帰国便に乗り損ねているのが彼らしい?やっぱりうっかりさん)。
今後の活躍が、ますます楽しみ。
★★★
彼のホロスコープをちょっと覗いたら、出生の海王星に現行の冥王星が再度重なっている。そして去年の春ごろから出生の太陽に現行の海王星がトラインの位置をうろうろ。海王星はよく夢を見ている状態みたいに言われる。それと、海王星はネット上の目に見えないオーディエンスでもあると個人的に解釈しているので、それらのエネルギーが流れ込んでいる状態なんじゃないかな?
海王星は“雪崩のようにやってくる”らしいからね。スタインウェイとかカシオとか、スーツケースのメーカーまで関わってくるものを味方(スポンサー)にしちゃう流れもそうかもね。
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